ゆったりペースですがご了承ください。
月日が経ち、5月を迎えた頃。
僕はいつも通り、しーちゃんやアヤネちゃんと過ごしている。
そんなある日の昼食中、いつもの中庭でしーちゃんからこんな話が入った。
白羽「ねえ2人とも!週末、ラウファス行かない?」
真黒「ラウファスかぁ。」
アヤネ「…唐突だな。」
ラウファスとはラウンドファーストの略で、ゲーセンやスポーツ、カラオケなどが一斉に集まったような施設(※ラウンド○ンみたいなイメージで大丈夫です)。
小さい頃、しーちゃんと遊びに行った事がある。
白羽「せっかくこうして3人とも仲良くなれたし、遊びに行こうかなって!」
アヤネ「まあ、アタシは良いけどよ。週末は暇だし。」
真黒「僕もバイトの予定無いから、全然良いよ。」
白羽「決まり!じゃあ週末駅集合ね!」
これで週末の予定は決まった。
それにしてもラウファスかぁ。しばらく行ってないなぁ。
楽しみだな。
~週末、朝~
目が覚めた。
今日はしーちゃんやアヤネちゃんとラウファスに行く日だ。
そんな日のせいか、目覚めが良い。
真黒(支度しよ。)
洗面所で洗顔し、歯磨きし、朝食を食べ、外に出る準備をする。
久しぶりに遠出するから、しっかり準備していかないとね。
~白羽視点~
若葉「忘れもんねえな?」
白羽「大丈夫だよ。ママは心配性だなー。」
若葉「いやぁ、娘が遠出するって聞いてついな。前にあんな事もあったろうに。」
白羽「それはもう忘れてよ…。」
ほんとママは心配性だなぁ。
アタシはもう過ちは繰り返す歳じゃないのに(←※自覚無し)。
若葉「今日は真黒ちゃん達とラウファス行くんだろ?」
白羽「まあね。」
それにしても、黒ちゃんと遊びに行くの久しぶりだなぁ。
最近だと他の友達と一緒に行ってたりもする。
黒ちゃんと最後に遊んだのは、それこそ小4の時かな。
白羽「じゃ、行ってきまーす!」
若葉「おう、気を付けてなー。」
アタシは玄関を開き、外に出た。
と、その矢先に─────。
真黒「あ、しーちゃん。」
同じタイミングで出てきたのか、黒ちゃんがいた。
白羽「黒ちゃん!今出てきたの?」
真黒「うん。本当に丁度良いタイミングだね。」
若葉「何だ?誰かいんのか?」
聞こえてたのか、ママが顔を出してきた。
真黒「おはようございます、おばさん。」
若葉「おお、真黒ちゃんじゃねえか!相変わらず元気そうだ。」
真黒「ええ。お陰様で。」
実は前にアタシん家に黒ちゃんが来た事がある。
入学式の翌日に、「挨拶をしたいから」という理由でね。
若葉「今日は白羽の事よろしくな、真黒ちゃん。」
真黒「わかりました。」
若葉「白羽も、あまり真黒ちゃんやアヤちゃんに迷惑かけるんじゃないぞ?」
白羽「わかってるってば!んじゃ!」
アタシと黒ちゃんは、駅に向かうためバス停へと歩いた。
~真黒視点~
しーちゃんは私服も大人っぽい。
深緑のジャケットに紫のキャミソール、黒のスカートを身に付けたしーちゃんの姿。
肩出しで胸の谷間も少し見えていてセクシーだった。
やっぱりギャルってこういうのを着るのかな。
話を戻すけど、今日行くラウファスは甘竹にある所。
少し遠いけど、駅から電車1本で行ける距離である。
真黒「そういえばさ、アヤネちゃんはどこに住んでるの?」
白羽「あやちーは駅近くの商店街に住んでるんだって!学校ではいつもチャリ通っぽいんだよね。」
商店街に住んでるって事は、イベントではさぞかし賑やかなんだろうなぁ。
『次は、駅前、駅前。』
と、そう話しているうちに着くみたい。
真黒「降りる準備しよっか。」
~駅内~
ステンドグラスの前でしーちゃんと2人きりの中、アヤネちゃんが来るのを待っていた。
白羽「あやちー、もうちょいで着くって!」
真黒「了解。」
しーちゃんはアヤネちゃんとメッセージでやり取りしていた。
一応、グループは作ってある。
僕と、しーちゃんと、アヤネちゃんの3人が入っている。
白羽「あ!あやちー来た!おーい!」
そうこうしている間に、アヤネちゃんがこっちに向かってくるのが見えた。
アヤネ「よお。」
白羽「全員揃ったね!早速だけど切符買いに行こっか!」
…と、しーちゃんが提案する。
真黒「じゃあ、僕は近くで待ってるね。」
白羽「え?切符は?」
真黒「大丈夫、Melon使うから。」
切符が無くても、僕は
遠出する時はいつもこれを使っている。
アヤネ「…用意周到だな…。」
白羽「じゃあアタシらは切符買ってくるね!」
そう言って、しーちゃん達は切符売り場へ行った。
~白羽視点~
アヤネ「なあ、シロ。」
白羽「ん?」
切符を買ってる時、あやちーから話しかけられた。
アヤネ「お前さ、クロの事どう思ってる?」
白羽「…というと?」
アヤネ「クロの事好きなのかって話よ。」
白羽「…!!」
え?まさかの恋バナ!?
まあでも、あやちーが何を言いたいかは把握できたけど!
アヤネ「で?実際どうなんだ?」
白羽「…好きだよ///でなかったらこうやって遊びに行くの誘わないし…///」
アヤネ「お前はクロの何処が好きなんだ?」
白羽「…可愛くて優しい所とかかな…///後は、何をしても子供っぽいというか、すごく愛嬌があって…///」
アタシは、黒ちゃんが好き。
幼馴染としてではなく、異性として。
でも、まだ告白は早いと思うんだ。
長い付き合いとはいえ、黒ちゃんが引っ越す前に告白しようとはしていた。
でも、アタシにはそんな勇気が無かった。
だから、ああやってアプローチしているの。
アヤネ「ま、アタシには恋愛には疎いから、その辺のフォローとかはできねえけど。」
白羽「いやいや、大丈夫だよ。あやちーだからこそこんな事言えたし。」
アヤネ「そう。まあ頑張れや。」
いつかはまだわからないけど、この気持ち、黒ちゃんに伝えられたら良いな。
~真黒視点~
何やら2人とも楽しそうに話しているな。
内容までは聞こえないけど、2人の様子を見てわかる。
白羽「黒ちゃん、お待たせ!」
真黒「そんなに待ってないよ。じゃあ行こっか。」
僕達は改札に入る。
僕はMelonを添え、しーちゃんとアヤネちゃんは切符入れた。
しばらくして、甘竹に着いた。
今日行くラウファスは、甘竹駅近くの所だ。
白羽「とうちゃーく!」
所々色が剥げて塗り足したのか、ここでずっと建てられていたのが感じられる。
真黒「…なんだか、歴史を感じるな。」
アヤネ「急にどうした笑」
白羽「さ、行こ!何から遊ぼっかな~!」
しーちゃんは楽しそうに施設に入っていった。
今日は目一杯楽しもうかな。
~ボウリングエリア~
真黒「最初はボウリングに決まったんだ。」
白羽「まあね!色々考えたけど、やっぱり定番のボウリングだけは外せなくてね~。」
僕達が今来ているのはボウリングエリア。
ピンが倒れる重厚な音が響いている。
白羽「とりまレンタルシューズ取りに行こっか!」
そうして、レンタルシューズ置き場へと向かった。
レンタルシューズに履き替えた僕は、レーンの上に立つ。
この感覚、久しぶりだな。
子供の頃に立った記憶が一瞬で蘇る。
一応順番としては、
僕→しーちゃん→アヤネちゃん
となる。
入る前に話し合った結果がこれ。
ボールは僕が10ポンド、しーちゃんが11ポンド、アヤネちゃんが13ポンドである。
アヤネちゃん、思いっきし重いの選んだな…。
さて、そろそろ投げようか。
狙いを定めて…。
投げる!
ドンッ!
ガラガラッ!
真黒「あ、4本残っちゃった…。」
途中で左カーブしてしまったため、右側に4本残った。
やっぱり直線を狙うのは難しいな。
白羽「すご。黒ちゃん、いきなり6ピン取っちゃったよ?」
アヤネ「へえ、案外やるじゃん。」
戻ってきたボールを取りに行く。
今度は右を狙ってみよう。
勢いをつけて…、投げる!
ドンッ!
ガタンッ!
真黒「……あ。」
狙いすぎて、溝に落ちてしまった。
僕の1投目は6点だった。
真黒「全然駄目だったよ~汗」
白羽「ドンマイ!こっから徐々に慣らしてこ!」
しーちゃんは優しいなぁ。
何でも楽しめる子だから、こういう事がはっきり言えるのかな。
アヤネ「次、シロだぞ。」
白羽「はーい!よーし、やるぞー!」
しーちゃんはやる気満々でレーンに立つ。
しーちゃんは運動は得意だし、ボウリングも得意だ。
白羽「よいしょ!」
ドンッ!
しーちゃんはボールを投げた。
フォーム綺麗すぎない?
ガラガラガラッ!
しーちゃんが倒したピンの数は8本だった。
白羽「あっちゃー、スプリットきちゃったか。これ難しいんだよね~汗」
ピンとピンに間ができた。
しかもどっちも1番端にある。
相当上手くないと、同時に倒すのは無理があるだろう。
白羽「狙い定めて~…よいしょ!」
ドンッ!
カランッ
カランッ
真黒「…え?」
そんなしーちゃんはなんと見事スペアを決めてしまったのである。
白羽「やった!スペア取れたー!」ピョンピョン
あんなに空いてるスプリットを簡単に決めてしまうなんて…。
やっぱりしーちゃんはすごいな…。
……と、考えていた矢先─────。
タユンッ…タユンッ…
真黒「……//////」
喜んで跳ねてるしーちゃんだけど、その反動で大きくて豊満なモノ(何がとは言わない)が揺れてるのに目が行ってしまう。
次第に体が熱くなってくるのを感じた。
アヤネ「…目線がやらしいぞ、クロ。」
真黒「ふえ!?そ、そんな、見てないよ///」
アヤネ「はいはい、だがあまり女をそんな目で見るもんじゃないぞ。」
絶対弄ってるな、これ…。
だって仕方ないじゃん!あんなに揺れてるモノがあったら釘付けになっちゃうもん!
…まあ、今更そんな事言ってられないか…。
白羽「次、あやちーだよー!」
アヤネ「はいよ、今行く。」
しーちゃんに呼ばれ、アヤネちゃんはレーンへ向かった。
真黒「…というか、すごいねしーちゃん。あのスプリットは難しいのに決めちゃうなんて。」
白羽「いやあ、アタシも上手く行くとは思わなかったよ笑」
苦笑いしながらしーちゃんはそういう。
まあでも、僕は純粋にすごいとは思っている。
……何がとは言わないけど揺れてたのは置いといて。
白羽「でもさ、あやちーもすごいんだよ?」
真黒「アヤネちゃんも?」
白羽「見てて。」
レーンにいるアヤネちゃんの方を見た。
もう既に投げる寸前だった。
ガラガラガラッ!!
『STRIKE!!』
真黒「えぇ!?」
なんとアヤネちゃんは初手からストライクを決めてしまっていた。
白羽「ね?」
真黒「ほぇー、アヤネちゃんってボウリング得意なんだな……。」
開いた口が塞がらない状態だった。
アヤネ「どうよ?」ドヤッ
真黒「いや、何と言うか…。初手ストライクはすごいとしか言いようがないよ……。」
白羽「あやちー、これでも特技無いって言うんだけどね~。最早これが特技って言っていいと思うよ笑」
アヤネ「それ、よく言われてるわ。」
これで特技が無いんだ…。
ボウリングに関しては本当に天才だと思う。
あれから合計で20レーンやり、結果はこうなった。
僕148点、しーちゃん183点、アヤネちゃん220点。
……いや、アヤネちゃん化け物でしょ…。
全部ストライク取ってて、どれだけボウリング上手いの…?
白羽「あー!楽しかったー!」
真黒「次はどこ行く?」
白羽「ゲーセンにでも行こうかなって!ボウリング行った後はゲーセンにも行きたくなるんだよね~。」
なんかわかるかも。
小さい頃も同じように、ボウリングの後はゲーセンにも行ってた。
~ゲームセンター~
中に入ると、色んなアーケードゲームが置いてあった。
どこに行っても賑やかで、学生や大人はもちろん、中には子供連れの家族もいる。
真黒「どれからやろっか?」
僕は2人にそう話した。
白羽「ここは黒ちゃんが決めて良いよ!」
真黒「…え?」
白羽「黒ちゃん、ゲーム好きでしょ?だからアタシは黒ちゃんに着いて行きたい!」
アヤネ「あたしも異論無し。」
しーちゃんからそう提案された。
何だか、申し訳なく思ってしまう。
真黒「…本当に良いの?」
白羽「ジョーブジョーブ!黒ちゃんの気が済むまで付き合ったげる!」
真黒「何それ笑 でもまあ、そこまで言うならお言葉に甘えようかな。」
アヤネ「決まりだな。」
白羽「よーし、こっから黒ちゃんに続いて楽しむぞー!」
そう言って、僕らは足を運んだ。
ここから僕らは、色んなゲームを交代交代でやっていった。
~レースゲーム~
真黒「しーちゃん、バナナあげるよ!」
白羽「あ、ちょっとー!」
真黒「おまけに甲羅!」
白羽「ねえー!追い討ちやめてー!」
アヤネ「容赦ねえな笑」
~シューティングゲーム~
白羽「あやちー!そっち行った!」
アヤネ「任せろ。」
白羽「うわ!全部クリティカル入ってる!」
真黒(はぇー、意外とシューティングゲーム得意なんだな…。)
~UFOキャッチャー~
アヤネ(あ、猫のぬいぐるみ……。)
真黒「欲しいの?」
アヤネ「は?いや別に……。」
白羽「あやちー、欲しいならお願いしたら?せっかく黒ちゃんもいるし、こんな機会なかなか無いかもよ?」ニヤニヤ
アヤネ「……//////」
アヤネ「じゃあクロ…、頼む……//////」
真黒「はい、任された。」
あれから沢山ゲームを楽しんだ。
気が付けばお昼を過ぎていた。
白羽「はー、沢山遊んだらお腹空いてきたー!」
真黒「じゃあそろそろお昼にしよっか。」
そう提案し、僕らはフードコートへ行く事にした。
~フードコート~
フードコートへ行くと、たくさん人が集まっていた。
真黒「やっぱり休日だから混んでるなぁ。」
白羽「色んな食べ物屋さんあるけど、2人はもう決まった?」
アヤネ「アタシはラーメン。」
真黒「僕はホットドッグ。」
白羽「じゃあアタシは焼きそばにしようかな!」
真黒「なら、料理を貰い次第また集合ね。」
白羽「りょ!じゃあ一旦解散!」
しーちゃんがそう言うと、皆それぞれ散らばった。
~フードコート ファーストフード店前~
お店の前まで来たのだけれど…。
やっぱり行列ができてた。
この時間は物凄い混むから、もう少し早めでも良かったね。
真黒(それにしても……。)
楽しそうなしーちゃん、小さい頃もあんな感じだった。
今はお互い成長して、子供心を残しつつも、今を楽しんでる。
これからは、それが当たり前になってくるんだろうな。
…と、そんな事を考えている間に、列がどんどん進んでいった。
店員「いらっしゃいませ!何になさいますか?」
真黒「えっと、ホットドッグをお願いします。」
店員「ホットドッグ単品でよろしいでしょうか?現在セットで注文すると、次回のセット注文で使用できる割引券がありますよ。」
真黒「あ、今そういうのをやってるんですか?」
へえ、今割引期間だったんだ。
ならここはセットで頼もうかな。
もしかしたら、次来る時があるかもしれないし。
真黒「じゃあ、ポテトとドリンクセットでお願いします。」
店員「かしこまりました!少々お待ちください。」
自分で言うのもアレだけど、僕はこう見えて割引やクーポンという言葉に弱い。
なんか、お得な方が良いじゃん?
白羽「あ、黒ちゃーん!こっちこっち!」
料理が届くと、テーブル席にしーちゃんとアヤネちゃんが先に居た。
しーちゃんは焼きそば、アヤネちゃんはラーメンだ。
アヤネちゃんのは見た感じ、赤いから坦々麺かな?
真黒「お待たせ、行列できちゃってて。」
白羽「アタシんとこも同じような感じだったからジョーブ!」
まあそれもそうか。
それじゃあ、集まった事だし…。
真黒「いただこうか!」
白羽、アヤネ「うん!(おう。)」
真黒「しーちゃん、焼きそば1口貰ってもいい?」
白羽「ん、いーよ!」
真黒「じゃあ、箸貸して。」
白羽「…え?」
真黒「ん、美味しい!」
白羽(ちょっと待って…!もしかしてこれ、間接キス…!?//////)
真黒(…?しーちゃん、どうしたんだろ?)
アヤネ(おいおい、クロ…笑)
アヤネ「……。」ズゾゾー
白羽「あやちー、辛くないの?」
アヤネ「平気。寧ろ好きだし。」
真黒「すごいね…。僕は無理だなぁ…苦笑」
白羽「黒ちゃんはお子ちゃまだもんね~♪」
真黒「う、うるさい…///」
アヤネ(顔真っ赤じゃねえか笑)
白羽「ふぅ、食べた食べたー!」
昼食が終わり、フードコートを出た所。
真黒「それで、次は何処に行くの?」
白羽「やっぱカラオケっしょ!」
アヤネ「出た、定番。」
カラオケかぁ。
最後に行ったのは小学校の時だから、久しぶりに行くな。
~カラオケエリア~
白羽「手続きしてくるから、2人はちょっと待ってて!」
真黒「はーい。」
僕はアヤネちゃんと一緒に近くのソファに座った。
アヤネ「なあ、クロ。」
真黒「ん?」
突然、アヤネちゃんから話しかけられた。
暇潰しかな?
アヤネ「クロはシロの事、どう思ってる?」
真黒「…え?突然どうしたの?」
アヤネ(おっと、そう来るか。)
何だろ?急に。
僕としーちゃんは幼馴染だし、仲良くて当然の事だけれど…?
アヤネ「いや、別に深い意味は無ぇよ。ただ、シロと仲良いから気になってな。」
真黒「ふぅん。らしくないね。」
アヤネ「まあ、クロは胸ばっか見てたもんな。」
真黒「ちょ、急に何て事言うのさ!//////」
いやほんと突然すぎるよ!
まあ否定はしてないけど!
アヤネ「胸に興味あるってんだし、家にグラビア雑誌あるくらいだもんな。」
真黒「いや何で知ってんの!?//////」
アヤネ「シロから聞いた笑」
真黒「しーちゃあぁん!?!?!?//////」
しーちゃんもしーちゃんで何でバラしてんの!
まあでも、今更そんな事言ってられないか……。
白羽「何何?何の話?」
真黒「うわぁ!!」
もう手続き終わってたのか。
全然気付かなかった…。
白羽「ちょ、急に大きい声出さないでよ。びっくりしたじゃん笑」
真黒「あ、ご、ごめん…汗」
アヤネ「別に何でも無ぇよ。シロの方は手続き終わったのか?」
白羽「うん!ドリンクバー込で手続きした所!」
ドリンクバーまで頼んでくれてたのか。
なんか申し訳ないな。
~カラオケルーム~
白羽「さて、何歌おっかなぁ?」
しーちゃんは機械を操作している。
アヤネちゃんはいつも通りスマホを弄っていた…というより、曲名がちらほら見てるから、今のうちに歌う曲を選んでるのかな?
白羽「よし!決まり!じゃ、先歌うね~。」
アヤネ「はいよ。」
しーちゃんはそう言うと立ち上がり、マイクを持った。
白羽「~♪」
真黒「…!」
しーちゃんが歌っている。
歌声は何と言うか…透き通っていて綺麗。
一生懸命練習したのが垣間見える。
真黒「すごいな…。」
一言、声が漏れた。
これは本心だ。嘘はついてない。
白羽「ふぅ、歌いきった!」
真黒「すごいよしーちゃん…!歌ってる時、別人みたいだった!」
白羽「あはは、大袈裟だよ~。」
隣に座って来たしーちゃんに、僕はそう言った。
何でもできてすごいな、しーちゃんは。
白羽「次誰歌う?」
アヤネ「悪ぃ、決まってたけどジュース切らしたから取ってくる。先歌っててくれー。」
白羽「はーい、行ってら!」
アヤネちゃんはそう言い、部屋を出た。
白羽「……行ったね。」
真黒「…?」
しーちゃんが小さく呟いたのが聞こえた。
白羽「ねえ、黒ちゃん?」
真黒「な、何…?」
しーちゃんがジュースを飲んでいた僕に微笑みながら近付いた。
どうしたんだろ…?
白羽「聞いたよ?ボウリングの時、胸見てたって♪」
真黒「ぶっ…!?」
噎せかけた。
え、ちょっと、急に何!?
真黒「もしかして…、さっきの話聞いてた?///」
白羽「んー、全部は聞いてなかったけど、胸がどうとかって話してたからさ♪」
やっぱ聞かれてた!
この子、からかってる…!
というか近い!
白羽「やっぱり男の子なんだね♪もしかして意識しちゃった?♪」
真黒「うぅ…//////」
艶っぽい声で問いかけてくる。
女の子特有の良い匂いが漂ってきて、変な感じになる。
もしかして僕、興奮してるの…?
ダメダメ!幼馴染だし!それに異性だし!そんな事考えたらこの作品の対象年齢が上がっちゃうよ!!
白羽「今なら触って良いよ…♪2人きりだし…ね♪」
しーちゃんはそう言い、僕の手を引いて……。
真黒(あ……あ……!!!!!//////)
しーちゃんの胸に……。
「……何やってんだお前ら。」
真黒、白羽「……!?!?!?」
突然声が聞こえ、驚いてしまった。
声の主は、ジュースを取りに戻ってきたであろうアヤネちゃんだった。
白羽「べ、別に!?何もしてないよ!?//////」
アヤネ「嘘つけ。シロは完全に誘惑してたろ。戻ってきてなんか聞こえると思ったら、こんな事してたなんてな…。」
アヤネちゃんはしーちゃんに説教した。
でも助かった…。なんとか理性を保った。
アヤネ「んで?実際どうなんだよ。」
白羽「あはは…、バレた?」
アヤネ「スキンシップもほどほどにしろよ?あくまで公共の場だぞ?弁えろ。」
白羽「へーい…。」
まさか、誘惑してくるとは思わなかったな…。
しーちゃん、恐ろしい子…。
その後は僕もアヤネちゃんも含め、楽しく歌を歌った。
~午後4時~
白羽「あー!楽しかったー!」
時刻は4時を回り、帰りの電車から降りた頃。
外は既に夕方になっていた。
そしてこれから、バスに乗る頃である。
白羽「じゃああやちー!また学校でね!」
アヤネ「おう。クロもな。」
真黒「うん、バイバイ。」
僕としーちゃんは一緒に、アヤネちゃんと別れた。
アヤネちゃんは商店街住みだから、帰り道はバスの途中で分かれる。
アヤネちゃんは手を振り、バスを降りて行った。
白羽「……今日はありがとね、黒ちゃん。」
真黒「…ん?」
しーちゃんからそう言われた。
突然の事で少し驚いた。
白羽「ラウファス行こうって、アタシの我儘聞いてくれてさ。それにありがとうって。」
真黒「ううん、しーちゃんの我儘にはもう慣れてるよ。寧ろこちらこそありがとう。楽しかった。」
白羽「ふふっ、そっか。」
しーちゃんは微笑み、そう言った。
白羽「それとね、黒ちゃん。耳貸して。」
真黒「え?」
僕はそう言われ、しーちゃんの方に耳を傾ける。
白羽「さっきしようとしてた事、あやちーにも皆にも内緒だよ…♪」
真黒「……!!!//////」
あの時のように艶っぽい声で囁いてきた。
いや、絶対からかってるでしょ!
本当にしーちゃん、恐ろしい子……!!
~自宅前~
白羽「じゃあ、学校で!」
真黒「うん。」
そう言って、僕もしーちゃんも解散した。
今日は色々あったな。
数年ぶりのラウファスも楽しかった。
~夜~
僕は今、布団の中にいる。
かなり疲れがあったせいか、ご飯食べて、お風呂入って、歯磨きした後に、電気を消してベッドに横になっていた。
でもその時、とある事が思い浮かんだ。
『クロはシロの事、どう思ってる?』
そう、あの時言われた、アヤネちゃんの言葉。
僕はしーちゃんを友達であり、幼馴染とも思っている。
そして、小さい頃に僕を外の世界へ連れ出してくれた恩人でもある。
あの時アヤネちゃんにああ言われて、こんな事ばかり考えるようになっていた。
真黒(……あれ……?)
しーちゃんの事を考えている内に、鼓動が高鳴っていくのを感じる。
何で僕、こんなにドキドキしてるんだろ…。
しーちゃんの笑顔が見たい、しーちゃんの温もりを感じたい、しーちゃんと離れたくない…。
そんな事を考えていた。
何だろ、この気持ち…。
ひょっとして僕は……。
真黒(しーちゃんに…、恋してるのかな…///)
ああもう、わからないよ。
考えていく内に、だんだん眠くなってきた。
とりあえず、今日はもう疲れたから寝よう……。
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