黒と白の甘い日々   作:ヤガミ

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やる事が多くて全然投稿できなかったけど、ようやく出せました。
ゆったりペースですがご了承ください。


幼馴染と親睦会

 月日が経ち、5月を迎えた頃。

 僕はいつも通り、しーちゃんやアヤネちゃんと過ごしている。

 そんなある日の昼食中、いつもの中庭でしーちゃんからこんな話が入った。

 

 

 

 白羽「ねえ2人とも!週末、ラウファス行かない?」

 真黒「ラウファスかぁ。」

 アヤネ「…唐突だな。」

 

 ラウファスとはラウンドファーストの略で、ゲーセンやスポーツ、カラオケなどが一斉に集まったような施設(※ラウンド○ンみたいなイメージで大丈夫です)。

 小さい頃、しーちゃんと遊びに行った事がある。

 

 白羽「せっかくこうして3人とも仲良くなれたし、遊びに行こうかなって!」

 アヤネ「まあ、アタシは良いけどよ。週末は暇だし。」

 真黒「僕もバイトの予定無いから、全然良いよ。」

 白羽「決まり!じゃあ週末駅集合ね!」

 

 これで週末の予定は決まった。

 それにしてもラウファスかぁ。しばらく行ってないなぁ。

 楽しみだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~週末、朝~

 目が覚めた。

 今日はしーちゃんやアヤネちゃんとラウファスに行く日だ。

 そんな日のせいか、目覚めが良い。

 

 真黒(支度しよ。)

 

 

 

 洗面所で洗顔し、歯磨きし、朝食を食べ、外に出る準備をする。

 久しぶりに遠出するから、しっかり準備していかないとね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~白羽視点~

 若葉「忘れもんねえな?」

 白羽「大丈夫だよ。ママは心配性だなー。」

 若葉「いやぁ、娘が遠出するって聞いてついな。前にあんな事もあったろうに。」

 白羽「それはもう忘れてよ…。」

 

 ほんとママは心配性だなぁ。

 アタシはもう過ちは繰り返す歳じゃないのに(←※自覚無し)。

 

 若葉「今日は真黒ちゃん達とラウファス行くんだろ?」

 白羽「まあね。」

 

 それにしても、黒ちゃんと遊びに行くの久しぶりだなぁ。

 最近だと他の友達と一緒に行ってたりもする。

 黒ちゃんと最後に遊んだのは、それこそ小4の時かな。

 

 白羽「じゃ、行ってきまーす!」

 若葉「おう、気を付けてなー。」

 

 アタシは玄関を開き、外に出た。

 

 

 

 

 

 と、その矢先に─────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真黒「あ、しーちゃん。」

 

 同じタイミングで出てきたのか、黒ちゃんがいた。

 

 白羽「黒ちゃん!今出てきたの?」

 真黒「うん。本当に丁度良いタイミングだね。」

 

 

 

 

 

 若葉「何だ?誰かいんのか?」

 

 聞こえてたのか、ママが顔を出してきた。

 

 真黒「おはようございます、おばさん。」

 若葉「おお、真黒ちゃんじゃねえか!相変わらず元気そうだ。」

 真黒「ええ。お陰様で。」

 

 実は前にアタシん家に黒ちゃんが来た事がある。

 入学式の翌日に、「挨拶をしたいから」という理由でね。

 

 若葉「今日は白羽の事よろしくな、真黒ちゃん。」

 真黒「わかりました。」

 若葉「白羽も、あまり真黒ちゃんやアヤちゃんに迷惑かけるんじゃないぞ?」

 白羽「わかってるってば!んじゃ!」

 

 アタシと黒ちゃんは、駅に向かうためバス停へと歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~真黒視点~

 しーちゃんは私服も大人っぽい。

 深緑のジャケットに紫のキャミソール、黒のスカートを身に付けたしーちゃんの姿。

 肩出しで胸の谷間も少し見えていてセクシーだった。

 やっぱりギャルってこういうのを着るのかな。

 

 話を戻すけど、今日行くラウファスは甘竹にある所。

 少し遠いけど、駅から電車1本で行ける距離である。

 

 真黒「そういえばさ、アヤネちゃんはどこに住んでるの?」

 白羽「あやちーは駅近くの商店街に住んでるんだって!学校ではいつもチャリ通っぽいんだよね。」

 

 商店街に住んでるって事は、イベントではさぞかし賑やかなんだろうなぁ。

 

 『次は、駅前、駅前。』

 

 と、そう話しているうちに着くみたい。

 

 真黒「降りる準備しよっか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~駅内~

 ステンドグラスの前でしーちゃんと2人きりの中、アヤネちゃんが来るのを待っていた。

 

 白羽「あやちー、もうちょいで着くって!」

 真黒「了解。」

 

 しーちゃんはアヤネちゃんとメッセージでやり取りしていた。

 一応、グループは作ってある。

 僕と、しーちゃんと、アヤネちゃんの3人が入っている。

 

 白羽「あ!あやちー来た!おーい!」

 

 そうこうしている間に、アヤネちゃんがこっちに向かってくるのが見えた。

 

 アヤネ「よお。」

 白羽「全員揃ったね!早速だけど切符買いに行こっか!」

 

 …と、しーちゃんが提案する。

 

 真黒「じゃあ、僕は近くで待ってるね。」

 白羽「え?切符は?」

 真黒「大丈夫、Melon使うから。」

 

 切符が無くても、僕はMelon(メロン)という電子マネーを持ってる(※Sui○aみたいなイメージで大丈夫です)。

 遠出する時はいつもこれを使っている。

 

 アヤネ「…用意周到だな…。」

 白羽「じゃあアタシらは切符買ってくるね!」

 

 そう言って、しーちゃん達は切符売り場へ行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~白羽視点~

 アヤネ「なあ、シロ。」

 白羽「ん?」

 

 切符を買ってる時、あやちーから話しかけられた。

 

 アヤネ「お前さ、クロの事どう思ってる?」

 白羽「…というと?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アヤネ「クロの事好きなのかって話よ。」

 

 

 

 

 

 白羽「…!!」

 

 

 

 

 

 え?まさかの恋バナ!?

 まあでも、あやちーが何を言いたいかは把握できたけど!

 

 アヤネ「で?実際どうなんだ?」

 白羽「…好きだよ///でなかったらこうやって遊びに行くの誘わないし…///」

 アヤネ「お前はクロの何処が好きなんだ?」

 白羽「…可愛くて優しい所とかかな…///後は、何をしても子供っぽいというか、すごく愛嬌があって…///」

 

 アタシは、黒ちゃんが好き。

 

 幼馴染としてではなく、異性として。

 

 でも、まだ告白は早いと思うんだ。

 

 長い付き合いとはいえ、黒ちゃんが引っ越す前に告白しようとはしていた。

 

 でも、アタシにはそんな勇気が無かった。

 

 だから、ああやってアプローチしているの。

 

 アヤネ「ま、アタシには恋愛には疎いから、その辺のフォローとかはできねえけど。」

 白羽「いやいや、大丈夫だよ。あやちーだからこそこんな事言えたし。」

 アヤネ「そう。まあ頑張れや。」

 

 いつかはまだわからないけど、この気持ち、黒ちゃんに伝えられたら良いな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~真黒視点~

 何やら2人とも楽しそうに話しているな。

 内容までは聞こえないけど、2人の様子を見てわかる。

 

 白羽「黒ちゃん、お待たせ!」

 真黒「そんなに待ってないよ。じゃあ行こっか。」

 

 僕達は改札に入る。

 僕はMelonを添え、しーちゃんとアヤネちゃんは切符入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しばらくして、甘竹に着いた。

 今日行くラウファスは、甘竹駅近くの所だ。

 

 白羽「とうちゃーく!」

 

 所々色が剥げて塗り足したのか、ここでずっと建てられていたのが感じられる。

 

 真黒「…なんだか、歴史を感じるな。」

 アヤネ「急にどうした笑」

 白羽「さ、行こ!何から遊ぼっかな~!」

 

 しーちゃんは楽しそうに施設に入っていった。

 今日は目一杯楽しもうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ボウリングエリア~

 真黒「最初はボウリングに決まったんだ。」

 白羽「まあね!色々考えたけど、やっぱり定番のボウリングだけは外せなくてね~。」

 

 僕達が今来ているのはボウリングエリア。

 ピンが倒れる重厚な音が響いている。

 

 白羽「とりまレンタルシューズ取りに行こっか!」

 

 そうして、レンタルシューズ置き場へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レンタルシューズに履き替えた僕は、レーンの上に立つ。

 この感覚、久しぶりだな。

 子供の頃に立った記憶が一瞬で蘇る。

 

 一応順番としては、

 

 僕→しーちゃん→アヤネちゃん

 

 となる。

 入る前に話し合った結果がこれ。

 ボールは僕が10ポンド、しーちゃんが11ポンド、アヤネちゃんが13ポンドである。

 アヤネちゃん、思いっきし重いの選んだな…。

 

 さて、そろそろ投げようか。

 狙いを定めて…。

 

 投げる!

 

 

 

ドンッ!

 

 

 

 

 

ガラガラッ!

 

 真黒「あ、4本残っちゃった…。」

 

 途中で左カーブしてしまったため、右側に4本残った。

 やっぱり直線を狙うのは難しいな。

 

 

 

 白羽「すご。黒ちゃん、いきなり6ピン取っちゃったよ?」

 アヤネ「へえ、案外やるじゃん。」

 

 

 

 戻ってきたボールを取りに行く。

 今度は右を狙ってみよう。

 

 勢いをつけて…、投げる!

 

ドンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガタンッ!

 

 真黒「……あ。」

 

 狙いすぎて、溝に落ちてしまった。

 僕の1投目は6点だった。

 

 

 

 真黒「全然駄目だったよ~汗」

 白羽「ドンマイ!こっから徐々に慣らしてこ!」

 

 しーちゃんは優しいなぁ。

 何でも楽しめる子だから、こういう事がはっきり言えるのかな。

 

 アヤネ「次、シロだぞ。」

 白羽「はーい!よーし、やるぞー!」

 

 しーちゃんはやる気満々でレーンに立つ。

 しーちゃんは運動は得意だし、ボウリングも得意だ。

 

 白羽「よいしょ!」

 

ドンッ!

 

 しーちゃんはボールを投げた。

 フォーム綺麗すぎない?

 

 

 

 

ガラガラガラッ!

 

 しーちゃんが倒したピンの数は8本だった。

 

 白羽「あっちゃー、スプリットきちゃったか。これ難しいんだよね~汗」

 

 ピンとピンに間ができた。

 しかもどっちも1番端にある。

 相当上手くないと、同時に倒すのは無理があるだろう。

 

 白羽「狙い定めて~…よいしょ!」

 

ドンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カランッ

 

 

 

 

 

カランッ

 

 真黒「…え?」

 

 そんなしーちゃんはなんと見事スペアを決めてしまったのである。

 

 白羽「やった!スペア取れたー!」ピョンピョン

 

 あんなに空いてるスプリットを簡単に決めてしまうなんて…。

 やっぱりしーちゃんはすごいな…。

 

 

 

 

 

 ……と、考えていた矢先─────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タユンッ…タユンッ…

 

 

 

 

 

 真黒「……//////」

 

 喜んで跳ねてるしーちゃんだけど、その反動で大きくて豊満なモノ(何がとは言わない)が揺れてるのに目が行ってしまう。

 次第に体が熱くなってくるのを感じた。

 

 アヤネ「…目線がやらしいぞ、クロ。」

 真黒「ふえ!?そ、そんな、見てないよ///」

 アヤネ「はいはい、だがあまり女をそんな目で見るもんじゃないぞ。」

 

 絶対弄ってるな、これ…。

 だって仕方ないじゃん!あんなに揺れてるモノがあったら釘付けになっちゃうもん!

 …まあ、今更そんな事言ってられないか…。

 

 白羽「次、あやちーだよー!」

 アヤネ「はいよ、今行く。」

 

 しーちゃんに呼ばれ、アヤネちゃんはレーンへ向かった。

 

 

 

 

 

 真黒「…というか、すごいねしーちゃん。あのスプリットは難しいのに決めちゃうなんて。」

 白羽「いやあ、アタシも上手く行くとは思わなかったよ笑」

 

 苦笑いしながらしーちゃんはそういう。

 まあでも、僕は純粋にすごいとは思っている。

 

 ……何がとは言わないけど揺れてたのは置いといて。

 

 白羽「でもさ、あやちーもすごいんだよ?」

 真黒「アヤネちゃんも?」

 白羽「見てて。」

 

 レーンにいるアヤネちゃんの方を見た。

 もう既に投げる寸前だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラガラガラッ!!

 

 『STRIKE!!』

 

 真黒「えぇ!?」

 

 なんとアヤネちゃんは初手からストライクを決めてしまっていた。

 

 白羽「ね?」

 真黒「ほぇー、アヤネちゃんってボウリング得意なんだな……。」

 

 開いた口が塞がらない状態だった。

 

 アヤネ「どうよ?」ドヤッ

 真黒「いや、何と言うか…。初手ストライクはすごいとしか言いようがないよ……。」

 白羽「あやちー、これでも特技無いって言うんだけどね~。最早これが特技って言っていいと思うよ笑」

 アヤネ「それ、よく言われてるわ。」

 

 これで特技が無いんだ…。

 ボウリングに関しては本当に天才だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから合計で20レーンやり、結果はこうなった。

 僕148点、しーちゃん183点、アヤネちゃん220点。

 

 ……いや、アヤネちゃん化け物でしょ…。

 全部ストライク取ってて、どれだけボウリング上手いの…?

 

 

 

 

 

 白羽「あー!楽しかったー!」

 真黒「次はどこ行く?」

 白羽「ゲーセンにでも行こうかなって!ボウリング行った後はゲーセンにも行きたくなるんだよね~。」

 

 なんかわかるかも。

 小さい頃も同じように、ボウリングの後はゲーセンにも行ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ゲームセンター~

 中に入ると、色んなアーケードゲームが置いてあった。

 どこに行っても賑やかで、学生や大人はもちろん、中には子供連れの家族もいる。

 

 真黒「どれからやろっか?」

 

 僕は2人にそう話した。

 

 白羽「ここは黒ちゃんが決めて良いよ!」

 真黒「…え?」

 白羽「黒ちゃん、ゲーム好きでしょ?だからアタシは黒ちゃんに着いて行きたい!」

 アヤネ「あたしも異論無し。」

 

 しーちゃんからそう提案された。

 何だか、申し訳なく思ってしまう。

 

 真黒「…本当に良いの?」

 白羽「ジョーブジョーブ!黒ちゃんの気が済むまで付き合ったげる!」

 真黒「何それ笑 でもまあ、そこまで言うならお言葉に甘えようかな。」

 アヤネ「決まりだな。」

 白羽「よーし、こっから黒ちゃんに続いて楽しむぞー!」

 

 そう言って、僕らは足を運んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここから僕らは、色んなゲームを交代交代でやっていった。

 

~レースゲーム~

 真黒「しーちゃん、バナナあげるよ!」

 白羽「あ、ちょっとー!」

 真黒「おまけに甲羅!」

 白羽「ねえー!追い討ちやめてー!」

 

 アヤネ「容赦ねえな笑」

 

 

 

 

 

~シューティングゲーム~

 白羽「あやちー!そっち行った!」

 アヤネ「任せろ。」

 白羽「うわ!全部クリティカル入ってる!」

 真黒(はぇー、意外とシューティングゲーム得意なんだな…。)

 

 

 

 

 

~UFOキャッチャー~

 アヤネ(あ、猫のぬいぐるみ……。)

 

 

 

 真黒「欲しいの?」

 アヤネ「は?いや別に……。」

 白羽「あやちー、欲しいならお願いしたら?せっかく黒ちゃんもいるし、こんな機会なかなか無いかもよ?」ニヤニヤ

 アヤネ「……//////」

 

 

 

 

 

 アヤネ「じゃあクロ…、頼む……//////」

 

 

 

 真黒「はい、任された。」

 

 

 

 

 

 あれから沢山ゲームを楽しんだ。

 気が付けばお昼を過ぎていた。

 

 白羽「はー、沢山遊んだらお腹空いてきたー!」

 真黒「じゃあそろそろお昼にしよっか。」

 

 そう提案し、僕らはフードコートへ行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~フードコート~

 フードコートへ行くと、たくさん人が集まっていた。

 

 真黒「やっぱり休日だから混んでるなぁ。」

 白羽「色んな食べ物屋さんあるけど、2人はもう決まった?」

 アヤネ「アタシはラーメン。」

 真黒「僕はホットドッグ。」

 白羽「じゃあアタシは焼きそばにしようかな!」

 真黒「なら、料理を貰い次第また集合ね。」

 白羽「りょ!じゃあ一旦解散!」

 

 しーちゃんがそう言うと、皆それぞれ散らばった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~フードコート ファーストフード店前~

 お店の前まで来たのだけれど…。

 やっぱり行列ができてた。

 この時間は物凄い混むから、もう少し早めでも良かったね。

 

 真黒(それにしても……。)

 

 楽しそうなしーちゃん、小さい頃もあんな感じだった。

 今はお互い成長して、子供心を残しつつも、今を楽しんでる。

 これからは、それが当たり前になってくるんだろうな。

 

 …と、そんな事を考えている間に、列がどんどん進んでいった。

 

 

 

 店員「いらっしゃいませ!何になさいますか?」

 真黒「えっと、ホットドッグをお願いします。」

 店員「ホットドッグ単品でよろしいでしょうか?現在セットで注文すると、次回のセット注文で使用できる割引券がありますよ。」

 真黒「あ、今そういうのをやってるんですか?」

 

 へえ、今割引期間だったんだ。

 ならここはセットで頼もうかな。

 もしかしたら、次来る時があるかもしれないし。

 

 真黒「じゃあ、ポテトとドリンクセットでお願いします。」

 店員「かしこまりました!少々お待ちください。」

 

 自分で言うのもアレだけど、僕はこう見えて割引やクーポンという言葉に弱い。

 なんか、お得な方が良いじゃん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「あ、黒ちゃーん!こっちこっち!」

 

 料理が届くと、テーブル席にしーちゃんとアヤネちゃんが先に居た。

 

 しーちゃんは焼きそば、アヤネちゃんはラーメンだ。

 アヤネちゃんのは見た感じ、赤いから坦々麺かな?

 

 真黒「お待たせ、行列できちゃってて。」

 白羽「アタシんとこも同じような感じだったからジョーブ!」

 

 まあそれもそうか。

 それじゃあ、集まった事だし…。

 

 真黒「いただこうか!」

 白羽、アヤネ「うん!(おう。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真黒「しーちゃん、焼きそば1口貰ってもいい?」

 白羽「ん、いーよ!」

 真黒「じゃあ、箸貸して。」

 白羽「…え?」

 

 

 

 真黒「ん、美味しい!」

 白羽(ちょっと待って…!もしかしてこれ、間接キス…!?//////)

 真黒(…?しーちゃん、どうしたんだろ?)

 アヤネ(おいおい、クロ…笑)

 

 

 

 

 

 アヤネ「……。」ズゾゾー

 白羽「あやちー、辛くないの?」

 アヤネ「平気。寧ろ好きだし。」

 真黒「すごいね…。僕は無理だなぁ…苦笑」

 白羽「黒ちゃんはお子ちゃまだもんね~♪」

 真黒「う、うるさい…///」

 アヤネ(顔真っ赤じゃねえか笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「ふぅ、食べた食べたー!」

 

 昼食が終わり、フードコートを出た所。

 

 真黒「それで、次は何処に行くの?」

 白羽「やっぱカラオケっしょ!」

 アヤネ「出た、定番。」

 

 カラオケかぁ。

 最後に行ったのは小学校の時だから、久しぶりに行くな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~カラオケエリア~

 白羽「手続きしてくるから、2人はちょっと待ってて!」

 真黒「はーい。」

 

 僕はアヤネちゃんと一緒に近くのソファに座った。

 

 アヤネ「なあ、クロ。」

 真黒「ん?」

 

 突然、アヤネちゃんから話しかけられた。

 暇潰しかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アヤネ「クロはシロの事、どう思ってる?」

 

 

 

 

 

 真黒「…え?突然どうしたの?」

 アヤネ(おっと、そう来るか。)

 

 何だろ?急に。

 僕としーちゃんは幼馴染だし、仲良くて当然の事だけれど…?

 

 アヤネ「いや、別に深い意味は無ぇよ。ただ、シロと仲良いから気になってな。」

 真黒「ふぅん。らしくないね。」

 

 

 

 アヤネ「まあ、クロは胸ばっか見てたもんな。」

 真黒「ちょ、急に何て事言うのさ!//////」

 

 いやほんと突然すぎるよ!

 まあ否定はしてないけど!

 

 アヤネ「胸に興味あるってんだし、家にグラビア雑誌あるくらいだもんな。」

 真黒「いや何で知ってんの!?//////」

 アヤネ「シロから聞いた笑」

 真黒「しーちゃあぁん!?!?!?//////」

 

 しーちゃんもしーちゃんで何でバラしてんの!

 まあでも、今更そんな事言ってられないか……。

 

 

 

 

 

 白羽「何何?何の話?」

 

 真黒「うわぁ!!」

 

 もう手続き終わってたのか。

 全然気付かなかった…。

 

 白羽「ちょ、急に大きい声出さないでよ。びっくりしたじゃん笑」

 真黒「あ、ご、ごめん…汗」

 アヤネ「別に何でも無ぇよ。シロの方は手続き終わったのか?」

 白羽「うん!ドリンクバー込で手続きした所!」

 

 ドリンクバーまで頼んでくれてたのか。

 なんか申し訳ないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~カラオケルーム~

 白羽「さて、何歌おっかなぁ?」

 

 しーちゃんは機械を操作している。

 アヤネちゃんはいつも通りスマホを弄っていた…というより、曲名がちらほら見てるから、今のうちに歌う曲を選んでるのかな?

 

 白羽「よし!決まり!じゃ、先歌うね~。」

 アヤネ「はいよ。」

 

 しーちゃんはそう言うと立ち上がり、マイクを持った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「~♪」

 

 

 

 真黒「…!」

 

 しーちゃんが歌っている。

 

 歌声は何と言うか…透き通っていて綺麗。

 

 一生懸命練習したのが垣間見える。

 

 真黒「すごいな…。」

 

 一言、声が漏れた。

 

 これは本心だ。嘘はついてない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「ふぅ、歌いきった!」

 真黒「すごいよしーちゃん…!歌ってる時、別人みたいだった!」

 白羽「あはは、大袈裟だよ~。」

 

 隣に座って来たしーちゃんに、僕はそう言った。

 何でもできてすごいな、しーちゃんは。

 

 白羽「次誰歌う?」

 アヤネ「悪ぃ、決まってたけどジュース切らしたから取ってくる。先歌っててくれー。」

 白羽「はーい、行ってら!」

 

 アヤネちゃんはそう言い、部屋を出た。

 

 

 

 白羽「……行ったね。」

 

 

 

 真黒「…?」

 

 しーちゃんが小さく呟いたのが聞こえた。

 

 白羽「ねえ、黒ちゃん?」

 真黒「な、何…?」

 

 しーちゃんがジュースを飲んでいた僕に微笑みながら近付いた。

 どうしたんだろ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「聞いたよ?ボウリングの時、胸見てたって♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真黒「ぶっ…!?」

 

 噎せかけた。

 え、ちょっと、急に何!?

 

 真黒「もしかして…、さっきの話聞いてた?///」

 白羽「んー、全部は聞いてなかったけど、胸がどうとかって話してたからさ♪」

 

 やっぱ聞かれてた!

 この子、からかってる…!

 というか近い!

 

 白羽「やっぱり男の子なんだね♪もしかして意識しちゃった?♪」

 真黒「うぅ…//////」

 

 艶っぽい声で問いかけてくる。

 女の子特有の良い匂いが漂ってきて、変な感じになる。

 もしかして僕、興奮してるの…?

 ダメダメ!幼馴染だし!それに異性だし!そんな事考えたらこの作品の対象年齢が上がっちゃうよ!!

 

 白羽「今なら触って良いよ…♪2人きりだし…ね♪」

 

 しーちゃんはそう言い、僕の手を引いて……。

 

 真黒(あ……あ……!!!!!//////)

 

 しーちゃんの胸に……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……何やってんだお前ら。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真黒、白羽「……!?!?!?」

 

 突然声が聞こえ、驚いてしまった。

 

 

 

 

 

 声の主は、ジュースを取りに戻ってきたであろうアヤネちゃんだった。

 

 白羽「べ、別に!?何もしてないよ!?//////」

 アヤネ「嘘つけ。シロは完全に誘惑してたろ。戻ってきてなんか聞こえると思ったら、こんな事してたなんてな…。」

 

 アヤネちゃんはしーちゃんに説教した。

 でも助かった…。なんとか理性を保った。

 

 アヤネ「んで?実際どうなんだよ。」

 白羽「あはは…、バレた?」

 アヤネ「スキンシップもほどほどにしろよ?あくまで公共の場だぞ?弁えろ。」

 白羽「へーい…。」

 

 まさか、誘惑してくるとは思わなかったな…。

 しーちゃん、恐ろしい子…。

 

 

 

 その後は僕もアヤネちゃんも含め、楽しく歌を歌った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~午後4時~

 白羽「あー!楽しかったー!」

 

 時刻は4時を回り、帰りの電車から降りた頃。

 外は既に夕方になっていた。

 そしてこれから、バスに乗る頃である。

 

 

 

 白羽「じゃああやちー!また学校でね!」

 アヤネ「おう。クロもな。」

 真黒「うん、バイバイ。」

 

 僕としーちゃんは一緒に、アヤネちゃんと別れた。

 アヤネちゃんは商店街住みだから、帰り道はバスの途中で分かれる。

 アヤネちゃんは手を振り、バスを降りて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「……今日はありがとね、黒ちゃん。」

 

 

 

 真黒「…ん?」

 

 しーちゃんからそう言われた。

 突然の事で少し驚いた。

 

 白羽「ラウファス行こうって、アタシの我儘聞いてくれてさ。それにありがとうって。」

 真黒「ううん、しーちゃんの我儘にはもう慣れてるよ。寧ろこちらこそありがとう。楽しかった。」

 白羽「ふふっ、そっか。」

 

 しーちゃんは微笑み、そう言った。

 

 白羽「それとね、黒ちゃん。耳貸して。」

 真黒「え?」

 

 僕はそう言われ、しーちゃんの方に耳を傾ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「さっきしようとしてた事、あやちーにも皆にも内緒だよ…♪」

 

 

 

 

 

 真黒「……!!!//////」

 

 あの時のように艶っぽい声で囁いてきた。

 いや、絶対からかってるでしょ!

 本当にしーちゃん、恐ろしい子……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~自宅前~

 白羽「じゃあ、学校で!」

 真黒「うん。」

 

 そう言って、僕もしーちゃんも解散した。

 今日は色々あったな。

 数年ぶりのラウファスも楽しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~夜~

 僕は今、布団の中にいる。

 

 かなり疲れがあったせいか、ご飯食べて、お風呂入って、歯磨きした後に、電気を消してベッドに横になっていた。

 

 でもその時、とある事が思い浮かんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『クロはシロの事、どう思ってる?』

 

 

 

 

 

 そう、あの時言われた、アヤネちゃんの言葉。

 

 僕はしーちゃんを友達であり、幼馴染とも思っている。

 

 そして、小さい頃に僕を外の世界へ連れ出してくれた恩人でもある。

 

 あの時アヤネちゃんにああ言われて、こんな事ばかり考えるようになっていた。

 

 真黒(……あれ……?)

 

 しーちゃんの事を考えている内に、鼓動が高鳴っていくのを感じる。

 

 何で僕、こんなにドキドキしてるんだろ…。

 

 しーちゃんの笑顔が見たい、しーちゃんの温もりを感じたい、しーちゃんと離れたくない…。

 

 そんな事を考えていた。

 

 何だろ、この気持ち…。

 

 ひょっとして僕は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真黒(しーちゃんに…、恋してるのかな…///)

 

 

 

 ああもう、わからないよ。

 

 

 

 考えていく内に、だんだん眠くなってきた。

 

 

 

 とりあえず、今日はもう疲れたから寝よう……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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