「正座して並べやァ!天才共がよォ!」
びっこ引きながら飛鳥と姫咲先輩肩を貸してもらい、マッドの白衣で乱雑に顔を拭われながら天才共をツバを飛ばして叱咤する。
あちょ、ちょまっ!つよっ!強い!拭う力が強いって!?もう押し付けてんじゃん!痛い!痛いって!洗浄!洗浄液が目に入る!!
「君が汚れるからだろう…血はそこそこ落ちにくいんだ。血の汚れはオキシドール等で落とすことができるが目や鼻の粘膜に付着すれば有害だ。幸い、かけられてすぐだからこうやって念入りに擦れば…!落ちるだろう。我慢してくれたまえ」
もはや顔面降ろしされてる状態で、ぶえっぶえっ言いながら天才共を見やる。さて…
教室の床に正座(一部平然と突っ立ったままだったり、崩して絵を描いていたり)する天才共は、反省の色すら見せず我が道をドラッグカーで突っ走るがごとくのようだ。反省ってわかる?
「私達から最も遠い言葉だねぇ」
「シャラップぶえっ飛鳥。お前は大人ぶえっしくしてなさい」
「はーい…大人しく拭き終わってから話せば?」
「シャラ―ッぶえっ」
マッドに頬をぐりぐりされながら、余計なお口をチャックだ、チャックとばかりに防ぐ。最悪しまっちゃうおじさんにしまってもらうからな。
とりあえずだ。一人一人、確認のため、記憶のすり合わせをしよう。直接的な面識がなかったりあんまり知らないヤツもいるからな。なぜかって?簡単だよ。俺が対応できる許容人数には限界があるのからだ。
入学が決まってから勉強会やその後の接触なんかは、寄って集られると俺が爆発四散してしまうので、その人数に制限を付けたのだ。アイドルの握手会かな?目の前にモノホンいるけどね?まぁそれはいいとして…
今回の場合で言うなら、俺の入学前勉強会のチケットを勝ち取ったのは会長、借金吹っかけ女、発明オタの三人。それが直接的な面識がある人間だ。あとは電話越しだったりメールやSNS越しだったりで知ってるだけ。こいつらは天才だ。たいていニュースやテレビに出てるので大体把握済みだったりする。今回の場合、賭口先輩が例外だ。あとで聞けば写真に写るの嫌いらしい。そりゃ知らんわ。まぁSNSでひたすらギャンブルのお誘いしてきた人という前情報はあったのだが…。
とりま、どいつがどいつだか確認していこう。
まずコイツ。俺に借金を吹っかけた商業科2年、紫桜 染華。説教すんのに平然と立ちながら馬鹿みてぇにでけぇ片側金髪縦ロールとかいう現代において存在していいのかと思える重量と存在感と、絶対に重心左に寄ってるだろバランス考えろと突っ込みたくなるほどの毛量を携え、首をかしげながら静かに睥睨している。ぜってぇそれ重さで傾いてるだけだろ…。
残念ながら入学前から面識はある。クソババアと家ぐるみで付き合いがあったらしく、デカい出資先の一つ…らしい。よく知らん。ただクソババアが死んだことで出資した研究やらの一部がパーになり、その支払いを俺に要求しているというのが現状だ。あと俺自身の支世学園の入学費も肩代わりしてもらっている。此処学費バカ高いんだよな…。他に出資を提案してきた者も居たが、人生ごと買われそうな奴が大半だったので、長らく面識があった紫桜に頼んだのだ。借金苦となり、なんとか稼ぎとなる仕事を探しているが天才に邪魔ばっかりの現状、どうせ俺がバイトなんてできないと高を括っているんだろうが…生憎俺だって考えはあるんだ。なんとか借金返させてもらうぜ…!
次、なんかスイッチが入るとねちっこくなる商業科2年、賭口 梓。生粋のギャンブラー、SNSで頻繁にオンラインカジノやらガチのギャンブルのお誘いを頂くも未成年だよバーカとすべてお断りしてきたが全く引かない賭博狂い。おうお前も未成年なのに法律はどうしたと思うが、天才に何言っても効かないので無視だ無視。
起業家で隠されたニーズの発掘に余念がなく新進気鋭のシャッチョさんとして有名らしいが…顔出しもせず、ただ名前だけしか聞いたことがなかったのであんまりイメージがなかった。なんで顔出ししないのかと聞くと、顔出しで情報アドバンテージが減るかららしい。もとより、俺とのおままごとギャンブル(ゲームアプリ等)で所持金全ツッパするようなイカレと認識していたが、ここまでとは…!
床に座りながらも元気よく手を振り回すは工業科2年、閃陽 毬。先ほど俺の顔面に血の花を咲かせた頭イカレポンチは、正座すると足のしびれで死んでしまう可能性があるのでやむなく足を崩して座らせている。コイツは問題児だがそれはそれとして貧弱すぎて無理に放置すれば死んでしまう…要介護人間だ。
コイツは行動力と体力が反比例しているタチなのでやむなく面識がある。おう、自宅の前で倒れてるときは誰か殺したんかと思ったわ。普通に外に出て日光で倒れるとかどんだけか弱いんだよ。お得意の発明で何とかしてくれよ。気分が乗らないんじゃねぇんだよ自分のことだろうがっ!毎回キレ過ぎて一周回って虚無になるのが日常。
次、俺の御顔を容赦なく摩り下ろしている工業科2年、加西 化蓮。マッドサイエンティスト。ボサボサの髪に乱雑にまとめて、白衣に手を突っ込んだ姿はどこぞの天才外科医ですかと言わんばかりのもの。素材は良いのだろうが、目の下にこびりついた隈と頻繁に吐かれるため息によって陰気度が増している。
化学や薬学…薬系にご執心でやばい薬を生み出し続けているタイプの女で、あの最低最悪カス倫理クソババアを1とするなら0.6くらいの知性があるらしい。ちなみに真宵先輩のお母さんに当たる人で0.4だ。あらゆる面でハイスペックなのにまともでこちらを気遣ってくれる真宵先輩を育てた傑物で0.4だ。頭の良さで言うならこの学校でトップクラスだろう。真宵先輩はクソババアと並べるのも失礼なのでどれくらいかは知らないが…。まぁその分、コイツも倫理観をどっかに落としてしまったので、尋常ならざる薬を送ってきたりする。入学前勉強会前日に送られてきた知性向上薬が引き起こした事件は…今はいいだろう。発明オタが一周回って阿呆になってしまったあの事件からは目を逸らしつつ、送られてくる薬の処分に毎回苦悩すんのが日常だ。手間かかるんだからやめろ。ちゃんと特殊な分類で捨てなきゃいけないんだぞ。一回水道に流したら、バカ程怒られたんだからな。ただそれ以外がまともなので、悲しいことに俺の好感度ヒエラルキーでは中位に属している…。
次、水泳部の双子。スポーツ科2年、新城 凛。新城 漣。バリバリフィジカルタイプかつオカルト的なものか互いの心まで通じ合っている節があり、よく言葉がシンクロする。テレビで見た。SNSではひたすら今日の競泳水着姿と称して写真を送ってくる。恵体、足長、身長が190ある双子に接触しようものなら俺は物理的に死んでしまうし、何よりこいつ等は監禁してくるタイプのカスなので俺は全力で拒否した。熱烈過ぎるラブコールもあるし、こいつ等割と知性がアホ寄りだ。よって社会的に俺を抹殺しかけてくるという別方面で怖い存在…。全国中継で俺の名前上げかけるのやめてくんね?普通に晒しなんだよな。あの時だよ。ずっと監視してくるネトストハッキング女たる雷堂に感謝したのは…。それ以来こいつらには全力で言い含めるようにしている。
次、ファーストコンタクトが最悪だった荒ぶる狂犬、剣道部所属のスポーツ科2年、姫咲 立花。ポン刀もとい日本刀をナチュラルに振り回すタイプの狂人…!一番直接的に手を出そうとしているので危険度で言うならダントツだ。しかし、うまく手綱を握ればこうして守ってくれることもあるので最終評価は鎖で繋がれたピットブル。獰猛が過ぎるだろ…!だが、デートと言う名の餌をぶら下げている今は何とか御せることができるだろう。いや御すしかない。じゃないと殺人事件に発展する。目下一番気を付けなきゃいけない手合いだ。頼むからおとなしくしててくれ…!面識がなかったのは、単純に入学するまでの楽しみにしていたらしい。そこは健気なんかい…!
次だ!アイドルにあるまじき隠密能力とぽわぽわと掴みどころのない人物たる芸術科2年、灰塚 ゆらぎ。本名で芸能活動を行っているアイドルであり、白髪染めを編み込んだ髪におっとり眉毛とたれ目が印象。歌をメインに活動。それ以外でもバラエティ番組やドラマの出演と手広く活躍している。…活躍を見る限り、コイツはわざとぽわぽわした仕草や言動を行っている節があり、バラエティとドラマでの印象に著しい違いがある。…ようはコイツ、演技なんじゃないかと睨んでいる。化けの皮が果たしてどうなっているのか…世にも恐ろしい怪物なのか…それとも素がこれなのか…。いつの間にか写真に写り込んでいるという心霊写真も真っ青の特技を持つ。その特技から、出会うべくしてであったというか、いつの間にか映り込んでいたのを後から発見してビビったというか…うん。うざいとかカスって評価よりも得体のしれない、怖いという評価が先行するのだ。
次、エキセントリックエゴイスティック我が道しか行けない絵描き。芸術科2年有澤 ベランジェリア。フランス人とのハーフらしい。長い銀髪を一房にまとめて前に下ろし、パステルカラーの虹彩で何を考えているのかわからない顔でこっちを見ている姿に言い知れない不安を感じる。無機質すぎて蟲みたいな視線を送ってくるのだ。あまり瞬きしないのも蟲感を強調させている。ぽそぽそしゃべって自己表現が苦手な癖に自我がこの中で最も強いと言っていい。ナチュラルにすべてを見下して、ナチュラルに自分が神だと思っている。傲慢を絵に描いたようなものなのに、周りの評価はミステリアスだとか、生ける芸術だとか外見に引っ張られたような評価しかない。中身を見ろ中身を。そんなこいつは、俺の生き足搔く姿が好きだという人の不幸を蜜として啜る蟲であり、俺の表情をテーマに作品を書いたりもしているらしい。んなもん見たくもないから敬遠してるが、世では評価されているという。せかいはくるっている…!
次は一番無害で一番胃にやさしいといえる音楽…いや音楽に限らずアニメやらにどっぷりだが音楽の方面でとてつもない才を発揮するので音楽オタクと呼称している芸術科2年、管坂 澄。すみと読むらしいこいつは、アニメの、とりわけアニソンオタクと呼ばれるもので好きと変にとんがった感性のせいでアニソンアレンジをコスプレして演奏する動画を上げるという承認欲求でおかしくなってしまったオタクだ。アニソンは好きとして普通にアニメもがっつり語ってくる。見た目?こいつが一番詐欺だ。少し藍色がかった髪色のショートウルフに前髪ぱっつん。目は切れ長で顔の輪郭がはっきりしている…ちなみに声はハスキーボイスだ。第一印象?王子さまだよ。第二印象?王子様系女子だよ。最終印象?…………王子様の面した陰キャオタクだよっ…!なにをどうしたらその見た目で一人称が
次、スマ〇ラでマッドとリアル乱闘かましたマトモだと思ってた人…文学部所属の普通科2年、左近寺 言羽。長身、クールでメガネを掛けて小説を読む姿はとても絵になる可愛いよりは綺麗と表現される世に名を馳せる女性小説作家…のはずだがリアル乱闘で髪はボサボサ、頬には引っ掻き傷すらあり、それなのに素知らぬ顔で平然としてるんだから、いやいやあーた自分の姿を鏡でみなさいよと言いたくなる。この人もまぁ直接的な接触はなく、自作品を送っては感想を求める人…という印象は全て藻屑と化した。あぁ、無情。
ふぅ〜、今居るのはコレだけか…。さて…
「赤ちゃんカナ!?!??!!?!」
ここ保育園だったっけぇ!?ねぇ、どうしてじっと出来ないのかな!?
「あのねぇ…!ぶえっ、お前らホンット自由すぎぶえっ、るんだよォ!なんだってこうぶえっ、自由奔放っつーかぶえっ、ゴーイングマイウェイなんだぶえっ…しゃべってるでしょ!!!!!」
「うるさい。…うん、…うん、大体落ちたよ。ほらご所望通りしゃべるといい」
「あのねぇ…!」
「ダーリン、ほら今は目の前をどうにかしないとだよ」
「怜になれなれしくするな!」
「だぁれがダーリンじゃい!あと姫咲先輩は本当にステイ!終いにゃデートなしだよ!」
「くぅっ…!」
気軽にべたべたしてくる飛鳥の頭をはたき、なんにでも嚙みつく狂犬を風呂屋のババア並みになだめすかす。なんだってこうねぇ…!てか目線がこえぇよぉ!今でけぇ大人二人に吊り下げられてる宇宙人みたいな気持ちだけど、それを見つめる下々の奴らの目が怖すぎる。猛獣もかくやだ。若干数名、ふしゅーふしゅーいってない?獣なの?心まで獣になり下がったの?
マッドはマッドで拭き終わった後はどうでもいいのか。文学部のパイセンと二人でまたスマ〇ラを始めようと…って!
「そこの二人はいい加減ス〇ブラをやめなさい!リアル乱闘に発展するのになんで続けんだよ!」
「23戦11勝11敗リアル乱闘1引き分けだからな。決着をつけないといけん」
「あぁ。どちらがカ〇ヤ使いとしてふさわしいのか決めないといけない。邪魔をするな怜」
「俺は放置ですかそうですか?!アンタらも天才なら
言ってみてから気づいたが、なんて傲慢な言い分なんだ…。自己嫌悪に陥るがだってそうとしか言えないだろうがっ!と切れるしかない。そうなって生まれてしまったのだ。生憎システムを消去できるほどの知能も才も
必死に、必死に目を逸らすしかない。
「そういうのが好みなのか?生憎だが私は最終的に自分の手元にお前がいればいいと思っている。それに、高校生活を自由にしたいのだろう?ならばそれを尊重しよう。鳥かごの鳥が一時の自由を望むなら飼い主として部屋の中に放し飼いしてやるべきだ。無用なストレスを溜められてしまうと困るからな」
マッドが小動物を弄ぶような、嗜虐的な目でこちらを見つめ
「いやなに…どうせ後から搔っ攫えばいいし現状争ったところで利がないからな。無駄なことはしない主義だ。それに、私は君が一人だけのものになるとは思っていない。君は酷く甘く蟲を引き寄せる坩堝のようなもの…一人で扱うには荷が重すぎる。この戦いで上か下かを決着付ければ、どちらの家で君を飼うかを決めることができる。邪魔をしないでくれたまえ」
文学部のパイセンがチェシャ猫のように、にたりと笑う。
「ねぇ俺の人権は!?!??!」
「そんなもの鼻からないだろう。君自身の生まれがそれを否定している。それに私は君を愛おしくも憎くも想っている。私が君に抱く心情としては愛憎というのが正しい。君がひどい目に遭うのは私にとってやぶさかではないことなのだよ」
「君は生まれたときから人権とは真反対の位置にいるだろう?
「ナチュラルに俺を人じゃない化け物扱いしてんの何!?俺はこうと望んで生まれたわけじゃねぇ!」
ろ、碌なやつらじゃねぇ…。マトモだと思ってた俺が馬鹿みたいだ。いやしかし…、強硬手段を選ぶ奴等と違ってまだマシか…?わからない、もう何もかもわからない…。
「誰が生んでくれと頼んだ~ってやつだね!」
「発オタは黙ってろ!」
「ひぃん…」
クソ、心情7割がまさしく発オタの言う通りという事実が心を荒ませる…!残り3割?諦念とか後悔だよ…。高校生活が早くも暗礁に乗り上げるどころか氷山ぶつかったタイタニックが如く沈んでいく…。救いはないのですか…?
「ともかく…!」
目の前の事実を虱潰しに畳んでいくしかあるまいて…!俺はどうあがいても凡人。出来ないことを悔やむなんて
先ず主犯、共犯はわかった…が、それはそれとしてこの空き教室デスマッチ(仮称)を仕組んだやつがいる…!発明オタはやられた側だ。盗聴か盗撮…どちらかをしているやつがいる…!いっぺん〆るしか快適な学校生活は送れねぇ…!
「このギャンカスの最低最悪な理由はわかった!!然るべき処分を考える!んでもってどうせトイレの話を盗み聞きしたやつぁいんだろ!!誰だ!?」
「あ、それは私だよ〜。雷堂さんに教えてもらったんだ〜」
「お前かアイドル…!」
やはり、コイツが一番怪しい…!謎のつながりを持っているし考えや目的が読めない…!
「お前は後で極刑だ極刑…!次!空き教室でボコボコにする算段を立てたのは誰だ!?」
「それも私だよ〜」
「じゃ、全部お前の計画かいっ!」
「そうだよ〜」
くっ、なんでこんなゆったりしてるんだ…!コイツが全部仕組んでやったのが信じらんねぇくらいだ。
「……どうしてやった?」
妙な汗を垂れるのを感じながら問う。どうしてそうしたのかと。こやつ…灰塚と雷堂との妙なつながりもそうだが、なぜ此処まで動いたのか…。いや違う。
ではなぜ、こうして周りの天才共に教えて態々塩を送るような真似をしたのか…。そこが鍵になる。
いつだって得体のしれないものに触れるのは恐怖がある。道端に落ちている草を被ったナニカ、夜道でこちらに歩いてくる何某…、見たことも聞いたこともないような異国の調味料しかり…、しかし、先人達はそうした得体のしれないものばかりの世界を切り開いたのだ。しからば、末裔たる俺も頑張らねばあるまい…。それがたとえ地獄へ通ずる道だとしても…!
生ぬるい空気が頬を撫でて、瞬時まるで足場がないみたいな不安定さに苛まれた。ロクでもない勘が言う。パンドラが開くと…!
「怜くんのためだよ?怜くんが許さないって言ったから、こうしたほうが一番
「怜くんの言う通りにするのは当たり前だから、怜くんの言葉に従うのは
「怜くんが学校生活をより良くしたいっていうなら
「怜くんがお金に困ったなら
「怜くんに消えてって言われたら自分の手で、怜くんを煩わせることなく消えるのが常識」
「だから、怜くんの言う通り、制裁を与えました〜」
さも当然かのようにそうのたまって、わ〜、パチパチと手を鳴らす。ただ、ただ拍手の音が、静かな、それは静かな空き教室に木霊する。
さしもの、天才共でさえ目の前の生き物が信じられないのだろう。俺もそう。瞬間、空気が停止しあらゆる命が動きを止めた。
えぇーっと、あ〜…なんだっけ。こういうのなんて言うんだったか…。確か〜…
あっ、そう
「宗教?」
「宗教じゃないよ?生活の知恵だよ?」
「せ、生活の知恵か〜〜〜!!!!」
そっか〜!!!!ヤァッバいレベルで浸透してるね〜…!!!!しかもこれワンチャンコイツのシンパにも広がってるよねぇ…!!!てか十中八九そうだよねぇ〜…!!!!
俺は今にも溢れ出そうになる涙を抑えて尻もちつきながら、このカルト教祖的化け物から後ずさるしか無かった。
ホントは前話で書くつもりでしたが長くなったので分けました。評価励みになるので何卒…!