アウラを人類と共存させてみた   作:やわら烏

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分割した残りをいざ書き込んだら文字数少なすぎて尻切れ蜻蛉かよと感じましたが
おまけです
特に意味は無い話です


後日譚10.異名+@

翌朝、三人は再び銅像前に集まる。

 

「それじゃ草毟りといくか」

 

「……えぇ、根本から取りのぞかなきゃね」

 

「じゃあ私はデカい雑草用の鎌を持ってくるねー」

 

「……戻ってくるまで手で抜ける小さい雑草をある程度処理しとこうか」

 

「そうね」

 

ラオベンが戻ってくるまでになるべく作業を進めようと

腕捲りをしたフリーレンはアウラと共に台座付近にしゃがんだ。

 

「…………あら?」

 

「どうしたのアウラ?」

 

「いえ、台座のところに"こんなの"が」

 

何かに気がついたアウラが台座の一部分を指差し、そこへフリーレンも覗き込む。

 

「これは……古エルフ語だね。しかもかなり古い頃の……半分くらい象形文字に近いやつだ」

 

台座に彫り込まれていた文字は古エルフ語で

それもかなり古い時代に用いられていたものらしい。

地面スレスレに彫り込まれたソレは、先日清掃をした際にはフリーレンも全く気が付かなかった。

 

「……読めるの?」

 

「文字量が少ないから問題ないけど……魔導書を読む為にちょっと齧ったくらいじゃ難しい代物だね」

 

依頼がまだ終わっていないのだから余計な事をしている場合ではない、とは思いつつも

 

「(銅像に名前とか文章が添えられるのは珍しくも……いや、明らかに掘り方が乱雑すぎる。職人以外の素人が後から入れたものか)」

 

銅像の依頼者が頼んだ内容外のものと思われる落書き。

しかし、落書きというにはあまりに高難度な文字。

そのチグハグさが気になって仕方がないフリーレンは

解読の方を優先した。

 

「えっと……どれどれ?『ア』……ら……いや、『ル』か」

 

エルフであるフリーレンですらスラスラとは読めない超古代文字。

 

「(私も常用したことないやつだな……多分もっと昔の世代……書き込んだのはゼーリエとかか?)」

 

眉を顰めながら、さながら暗号を読み解くように文章を頭の中で翻訳する。

 

そして、開始から凡そ3分が経ち、

 

「……よし、解読終了だ」

 

全ての文字を現代の物に変換し終えたフリーレンは

バラバラに解読したそれらを連続した文章に戻した。

 

「(ゼーリエだとしたら小言とかな気もするけど……暇だったのかな)」

 

文字の使用者が限られているからか

半ばワクワクする様な内容ではないだろう、と思いながら

脳内で翻訳したそれを読み上げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アルムちゃんをお願いします!』

 

そう、短く書かれた文章。

フリーレンはその内容の意味を頭の中で咀嚼する。

 

 

「………………言われるまでもないよ」

 

「ねぇ、何が書かれていたの?」

 

「いや、大した内容じゃなかったよ。それじゃあ作業に戻ろうか」

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