ゆる大学生のゆるキャン△   作:サメ内くん

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初めてのキャンプでの災難?

「寒っ•••」

 車のドアを開けた瞬間、入ってきた冷たい風に文句を言いながら外に出て美味しい空気を吸う。

「車で来て正解だったな。バイクだと少し辛いかも…」

 風で冷えてしまった道具を下ろし、受付所へ向かう。今回は本栖湖という千円札に描かれてる場所が見たくて、初めてのキャンプをすることになった。

「デイキャンプとかでもいいかなって思ったけど、朝の山の美味しい空気が吸いたかったし、いい経験になるかな」

 受付を済ませて、キャンプ場に向かうとある一つのテントと、読書をしていた女の子がいた。

(先客がいるけど、だいぶ若い女の子だなぁ、中学生かな?)

 ずっと立ち止まって見ていたので、女の子と目があってしまった。少しだけ申し訳ないと思い、軽い挨拶をするために近づいた。

「こんにちは〜」

 

「…こんにちは」

 やはり先ほどの行動があまりよろしくなかったのか、少しだけ警戒しているような感じだった。

(やっぱり、警戒されるよな、さっさと行くか…)

 少しショックで気分が下がりながらも、自分の寝床を作るために前を通り過ぎて、少し離れた場所に作ることにした。

 

 

 テント作りは、家で練習したのもあってか、特に問題なく作ることが出来て、次に寒かったので焚き火をしようと思い、準備をしたのだが少し問題があった。

「あれっ、すぐに消えちゃった?」

 適当に見つけて持ってきた枝と、なんとなく拾った松ぼっくりで火をつけたが、すぐに消えてしまった。

(まぁ、そんな上手くいかないか…)

 火おこしを諦め、適当に買ってきたカイロで体を暖めながら、周りの風景を見た。

 今まで住んでいた場所には、山というような高い場所は無く、湖から聞こえる小さな波の音に、そして何より間近で見たことが無かった富士山にキャンプの心地よさを初めて知った。

「やっぱり都会と比べて静かでいいな〜、富士山に少し雲がかかってるのが残念だけど」

 その後、キャンプでやりたかった森の中での酒を楽しみ、すぐに眠ってしまった。

 

「寒っ」

 周りが暗くなり始めた頃に、外の寒さで起きてしまった。

(もう夜か…、そろそろご飯でも作ろうかな)

 そんな事も思いながらも少しタバコが吸いたくなったので、車の中で吸うために戻ることにした。

(流石に汚すのも嫌だし、中学生の子にも悪影響だしね)

 そんな事を思いながら、軽い会釈をしながら女の子の前を通り車の中に戻った。

「車の中も寒いなぁ、けど外の方が寒かったし最悪こっちで寝ようかな?」

 安いタバコを吸いながらそう考えていると、いつの間にか吸い終わっていたので、キャンプ場に戻ろうと思った瞬間

 

「ぎゃああああああああああああーッ!!!」

車の中からでも聞こえるような悲鳴が静かな森に鳴り響いた。熊でも出たのかと思い、急いで向かおうと車を出た瞬間

「待ってよーーー!」

また別の大きな声が聞こえて、向かってくるとピンクの髪の女の子が倒れていたので声をかけた

「あのー、大丈夫ですか?」

 

(なんだこの状況…)

 先ほどの事件のあと、ピンク髪の女の子を、戻ってきた中学生の子と助けて、キャンプ場の方に戻ってきた。

(しかし、今日はよく若い女の子と会うな〜)

 自分の悪運なのか?と、考えているとあちらの会話は進んでいて、

 ぐうううう、腹の虫が鳴っている音が聞こえた。

「ラーメン食べる?」

「えっ、くれるの?!」

(へー優しいところもあ「1500円」…しっかりとるんだな、しかも高いし…)

「…じゅっ、じゅうごかいばらいでおねがいしまふ…泣」

「嘘だよ」

そんな会話を聞いてて、なんか急に申し訳なくなったのでなにか作ることにした

「ちょっと自分も適当におかず作ってくるので、少し離れますね〜」

「えっ、いいの?!」

 腹の虫が鳴っていた女の子は嬉しそうに言ってくれた。

「いいよ、カレー麺もいいけどなにか一品ある方が健康的だしね」

 そう言って、すぐに自分のテントの方に戻り食材と料理器具を手に取った。

(まぁ、酒のおつまみのあまりって感じだけど…)

 実際、同じようにカップラーメンを持ってきていたのと、昼に楽しんだ酒のおつまみの余りを夜ご飯にしようと思っていたので特に問題も無かった。

(適当にジャガイモと玉ねぎを炒めて、塩胡椒で味付けしたのでいいかな?)

 そんな感じで、適当に炒めた料理を持って行った。

「適当に炒めた料理?だけど、大丈夫かな?」

「はい!大丈夫ですよ、ありがとうございます!」

「すいません、ありがとうございます…」

 ひとまず、感謝されただけでも嬉しかったので、やるべきことはやったと思い帰ろうとすると

「あれっ?お兄さんは一緒に食べないんですか?」

「へっ?」

 予想外の言葉に、思わず間抜けな声が出てしまった

「?みんなで食べた方が美味しいですよ!」

「確かにそうだけど、うーん…」

(誘ってくれるのはありがたかったが、年下の女の子2人に囲まれるというのは、なんか犯罪臭が…)

 そんな事を考えていると

「一緒に食べましょう!ねっ、いいよね!」

 積極的に勧誘してくる女の子は、隣にいた子にも急に振ったため

「おっ、おう」

 びっくりしたのか、自然と肯定するような言葉が出ていた

「わかったよ笑ちょっと待っててね」

 とりあえず、一緒に食べることになったので自分のテントに戻り、机と作り終わっていたカップ麺と、作った炒め物を持って、女の子たちの方に向かった。

(まさか、一緒に食べることになるとは、恐るべき女の子の勧誘)

 大学のサークル勧誘を思い出しながら到着すると、女の子達もちょうど完成していたのか、蓋を開けていた

「こっちもちょうど出来たので、早速食べましょう!いただきまーす!」

「「いただきます」」

ピンク髪の女の子が先陣を切るように言って、後から続くように自分たちも言い食べ始めた

途中、急いで食べたからなのかピンク髪の女の子が

「ゔっ!」と、言って下を向いたので、心配で見てみると

「口のなかやけどした〜」

 普通痛そうな顔をするはずなのに、笑顔で言っていたので

((何故嬉しそうなんだ?))

 そう思う2人であったが、同じ考えだったとは後から知ることになる

 

 そうして、スピード感のあった食事も落ち着き始めて、カップ麺のスープを啜り始めてる頃

「ねぇ、あなたどこから来たの?」

「私?、ずーっとしたの方、南部町ってとこ」

南部町と聞いて、思わず話しかけてしまった

「南部町?よく遠いのにどうやって来たの?」

「自転車で!本栖湖の富士山は1000円札の絵にもなってるって、お姉ちゃんに聞いてなが〜い坂登って来たのに…、曇ってて全然見えないだもん…」

 自転車で来たことに感心を覚えながらも、自分と理由が同じことに少し笑顔になりかけた所で、急に明るくなったことに気づき、ふと富士山の方に目を向けた

「聞いてよ奥さん〜」

ピンク髪の女の子は形でいない様子だが、もう1人の女の子の方が気づき微笑みながら

「見えないって?あれが?」

女の子が富士山に指を指すと、ピンクの子は後ろを向いた

「わぁ…」

 月に照らされ、雲に邪魔をされた富士山はしっかりと顔を出しており、

自然と声が漏れるほどに美しかった

 そんな富士山に見惚れていると、急にピンク髪の子が

「あっ!」

 なにかを思い出したかのような声を出して、こちらを向くと

「えへへ、お姉ちゃんの電話番号知ってたよ〜…」

 

「うちのバカ妹が、ほんっとうにお世話になりました。これお詫びです」

「いやっ、別に大したことは…」

 その後、ピンク髪の子のお姉さんが到着して、謝罪とお詫びをもらい、ピンク髪の子は頭に鏡餅のようなたんこぶを抑えていた。

(あんなたんこぶ本当に出来るんだなー)と、バカな事を考えながらもぼーっとしていたら

「あら、あなたは…」

「どうかされましたか?」

「…いえ、なんでもないわ」

「?」

 なにか知っているような感じだったが、特になにもなく車にピンク髪の子を投げ入れて、車に乗っていった。ちなみに、ピンク髪の子を投げ入れた後もやばかったので、隣の子はドン引きした顔で見ていた。

「おやすみなさーい、風邪ひかないでね」

「「おやすみなさーい」」

 車が出発した後に、お詫びの品を確認すると大量のキウイが入っており

「ラーメンがキウイに化けた…」と、女の子が声を漏らしていた。

 そんな女の子に苦笑いしながら見て一緒にキャンプ場に戻ろうとすると

「ちょっと、待って!」

先ほど、車に投げ入れられていたはずのピンク髪の子が息を切らしながら走って来て

「はい!これ私の番号!お姉ちゃんに聞いたんだ!カレー麺と炒め物ありがとう!また今度キャンプしようね!」

 とピンク髪の子の名前と、電話番号が書かれた紙をもらい、車に戻って行った。

 その後、すぐに車は発進していき、トンネルの中に消えていった。

(各務原なでしこか…)

 なでしこからもらった紙を見ていると

「変な人でしたね」

 女の子からそう言われて、少し笑いながら

「そうだね、面白い子だったね」

 女の子に目線を向けてそう言った。

「ぼくは、一回車に戻るから先に戻ってていいよ」

「わかりました。そしたら、こちらでキウイ渡しますね」

 そう言って、女の子がキウイを少し多めに渡そうとしてきたから

「いや、3個ぐらいでいいよ。独り身だし」

 そう言って、キウイを3個もらい車に向かった。

 

「貰い方、強引だったかな?」

 そんな事を思いながら、車の中で富士山を見ながらタバコを吸っていた。

「初めてのキャンプにしては色々あったな〜、一番濃い体験をしたかも…」

 そんな事を考えながら、今日あった事を思い出していくうちに、

「あっ、最初にあった女の子の名前聞いてないやん…」

 少し後悔しながらも、後から聞くのも少し変な気がしたので、また会った時に聞こうと思い、吸い終わったタバコを消して、キャンプ場に戻った。

 

ちなみに、戻った後寒くてあまり眠れず寝坊してしまいチェックアウトギリギリになった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ゆるキャン△の二次創作を読み漁り、書きたくなったので書きました。(ちなみに、山梨に行ったことはないので、これから喫煙場所等出す予定なのですが、あるかわからないです笑)
初めての小説制作なので、不備等ありましたら、コメントいっぱいしてください!
#タバコは20歳になってから!
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