※キャラ崩壊がありますので、ご注意ください
「先輩お疲れ様です」
「大垣、お疲れ様」
リンとの群馬キャンプが終わり、バイト先の喫煙所で一服をしていると千明が話しかけてきた。
「すいません・・・数日風邪で寝込んでしまって・・・」
「全然大丈夫だよ。平日は特に予定ないからね」
「いやー・・・まさか風邪でこんなに苦しむと思ってなかったっすよ・・・」
「はははっ」
「笑い事じゃないっすよ・・・そういえば先輩、クリスマスキャンプ行かないって本当っすか?。しまリンから聞いたんすけど・・・」
「あー・・・うん・・・」
「理由まではきいれないんすけど・・なんか用事でもあるんすか?」
「いや、用事とかではないんだけど・・・」
「?」
千明から理由を聞かれるも、何故か渋る亮に疑問を持つ千明
「どうしたんすか?もしかして本当は言えないことすか・・・?」
「いやっ!全然そんなことはないけど・・・えっとね・・大学生の俺が参加してもなーっていうか・・・」
不安そうな顔をした千明を見て話し始めた亮だったが、しょうもない理由だった
「なんすかその理由!むしろなでしこなんかは亮先輩が参加しないって聞いて落ち込んでたっすよ!」
「なんていうか・・・やっぱり高校生のときの思い出って大事じゃん!。だからそこに自分がいるよりも高校のメンバーだけのほうが・・・ね?」
「・・・はぁー・・・先輩、今日送ってくれるって言ったすよね。行きますよ」
しょうもない理由に呆れた千明は、亮の一服を強制終了させて、車に乗った
「先輩、そんな理由をなでしこに話したらプリプリしながら怒られるっすよ」
「・・・そうだね・・・想像つくよ」
亮は不機嫌そうな千明に言われたことを想像していると、千明の家の近くに着いた
「大垣・・・ごめんね?・・・お疲れ様」
「・・・先輩、最後に」
「ん?」
「今まで一緒にキャンプをした野クルやしまリンの楽しかった思い出に先輩もいることを、忘れないでください。お疲れ様でした」
「・・・」
そう言って静かにドアを閉め家に入っていった千明に亮は、何も言えずただ車を走らせた
___
「どないしたんあき?そんな不機嫌そうな顔して?」
「おぉいぬこ、ちょっとな・・・」
次の日、野クルの部室ではなにも知らないあおいに、昨日の話をした」
「え~そんなの気にせんでもええのに・・・」
「だよな~・・・なのにあの先輩ときたら・・決めた!今回のクリスマスキャンプに絶対来させるぞ!いぬこ!すぐに図書室に行って作戦会議だー!」
「えぇ~?!ちょっと待ってやぁ~!」
昨日のことでイライラした千明は亮を絶対に参加させるため、しまリンを巻き込んで作戦会議をするために図書室へ走っていった
「・・・ってことでよ~。しまリンなんかいい案ねぇか?」
「なんで私に・・・相澤さんなぁ~・・・」
「相澤さん変なところで真面目やしなぁ。そういえば、しまリンは群馬でキャンプしたとき、なんてきいたん?」
「大垣が聞いた理由とあんまり変わらないよ」
「「「ん~・・・」」」
「・・・せやっ!ならついてきてもらうってどう?保護者みたいな立ち位置なら来ると思うんやけど?」
「それだ!でかしたいぬこ!・・・でもそれで先輩はくるかな?」
「それは・・・わかんないかも・・野クルだけやわたしもソロキャンとかやってるから、微妙かも・・・」
「「あ~・・・」」
「誰か説得できる人は・・・」
完全に手づまりなってしまったしまった三人がどうにかして参加させる方法を考えている
「あー!!アキちゃん達こんなとこにいたー!部室にいなくてびっくりしたよ!」
「すまんななでしこ、ちょっと作戦会議をしていたんだ」
「作戦会議?」
千明がなでしこに経緯を説明していると
「そうだ!なでしこ!」
「どうしたのリンちゃん?」
「お願いしたいことがあるんだけど・・・」
___
(はぁ・・・千明を怒らせちゃったなぁ・・・)
亮は大学の授業が終わり、タバコを吸っていると
「あっ桜さん、お疲れ様です」
「お疲れ、亮いま時間ある?」
「大丈夫です」
「ならよかった・・・リンちゃんとキャンプどうだった?」
「結構アクシデントがありましたけど、楽しかったですよ」
「アクシデントのことなでしこから聞いたわよ。たしか・・リンちゃんと一緒に眠っちゃったんだっけ?」
「違いますよ!それはふたりで休憩所の机で突っ伏して寝過ごしただけです!」
「冗談よ・・ふふっ」
「ひどいですよ桜さん・・・」
「ごめんね・・暗い顔してたからつい。なにかあったの?」
「!えっとそれはー・・・昨日、バイト先の後輩を怒らせちゃって・・・」
亮はどこまで説明するか悩んでいると
「・・・もしかして、クリスマスキャンプの誘い断ったこと?」
「!!どうして・・・?」
「なでしこが話してたのよ。『亮さんもクリスマスキャンプ参加してほしかったな~』ってすごく落ち込んでいたわよ」
「それは申し訳ないことをしましたね・・・」
「・・・私は参加してもいいと思うけど」
「えっ?」
「あの子たちにとって亮は、ただの大学生じゃなくてキャンプメンバーだと思うの」
「・・・」
「そのメンバーの1人が来ないなんて寂しいと思わない?」
「それは・・・」
「それにわたしも助かってるのよ」
「桜さんもですか・・?」
「えぇ、冬にキャンプする人は少ないけど、あの子たちに危険がないとは言い切れないでしょ?だから、あなたがついているだけでも安心できるのよ」
「・・・」
亮は桜からの理由を聞いて考えた後
「・・・そうですね。さんかしようと思います」
「そう?なら、よかったわ」
「ありがとうございます・・・でも一回断ってるし、どう言ったら・・・」
「それなら大丈夫だと思うわよ」
「どうしてですか・・・?」
「みんなこれで聞いてたのよ」
桜は、『通話中』となったスマホを見せた
「・・・えっ?!」
「なでしこたちから頼まれたのよ。亮を説得してほしいって・・・もしもしなでしこ?これでよかったかしら?」
『ありがとうお姉ちゃん!・・亮さんに変われる?』
「ちょっと待ってね・・・なでしこが変わってほしいってさ」
「あっ、はい・・・」
桜は、固まっていた亮に電話を渡した
「えっと、もしもし・・?」
『あっ、亮さん?ごめんなさい!どうしても参加してほしくて・・・』
「いや、大丈夫だよ。こっちもごめんね・・」
『いえ!でも、理由をアキちゃんから聞いたときビックリしたんだからね!亮さんは野クルの一員だからね!!』
「はははっ・・・ありがとう」
『うん!そしたらアキちゃんと変わるね~』
そう言って、電話から千明に渡す音が聞こえてきた
『・・・もしもし、先輩?』
「千明?・・昨日はごめんね?・・」
『ほんとそうっすよ!先輩はみんなのこと思ってでしょうけど、みんなの気持ちは全然考えてない!』
「うぅ、本当にすみません・・・」
『いや!絶対に許さないっす!許してほしかったら、今度のキャンプでなんかおごってくださいよ』
「なんでもおごるから!約束する!」
『・・・約束っすよ?』
電話越しからでも怒っていた千明と約束をすると、優しい口調に変わり
『あっ、あきすごくうれしそうな顔してる~』
『なっ!いぬこ!』
バラされた千明はバラしたあおいを追いかけるためか、『しまリンに代わるっす!』と言って、渡す音が聞こえた
「もしもし?」
『あっ、相澤さん?よかったです。来ないかと思ってました・・・』
「心配かけてごめんね?・・・」
『全然大丈夫です。でも、私には行った方がいいって言って、相澤さんが行かないなんて言ってたのはちょっと許せなかったです』
「あはは・・・そういえばそうだったね。本当にごめんね?」
『まぁ、別にいいですけど・・・そしたらキャンプ楽しみにしてますね”お兄さん”』
またもや、急な”お兄さん”呼びに固まっていると『なでしこに代わりますね』といわれ、なでしこの声が聞こえてきた
『亮さん!キャンプ場とかはメールで送るから!』
「あっ、うんわかった。今日はありがとうね」
亮は、さくらさんに電話を渡すと、少しだけ話して電話を切っていた
「桜さん、今日は本当にありがとうございます」
「はぁ~全く・・自分よりも年下の子たちに心配かけてんじゃないわよ・・本当に手のかかる後輩ね」
「本当にすみません・・・」
「とりあえず、あの子たちをお願いね。”お兄ちゃん”」
「・・・?って桜さんも?!」
急に言われたことにびっくりすると、いつの間にか喫煙所からいなくなっていた
「・・・とりあえずもう一本吸っていくか~」
「ところでリンちゃん?」
「ん?」
「亮さんのこと、お兄さんって呼んでるの~?」
「あっ・・・」
・・・
最後まで読んでいただきありがとうございます。相澤はこういったのを断りそうな雰囲気があるので、こういった話を作ったのですが、なんか面倒くさい男になってしまいました・・・次回はクリキャン会議の話にしようと思います。