ゆる大学生のゆるキャン△   作:サメ内くん

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ふもとっぱらキャンプ場でのお話です。
注意!ここからオリジナル展開が多くなります。苦手な方は、ブラウザバック推奨です!
#タバコは20歳から!


ふもとっぱらと鍋

 初キャンプを無事?に終えて数日が経過し、週末にどこのキャンプ場に行くかを大学の喫煙所で考えていた。

(またキャンプ場でお酒飲みたいし、タバコは…まぁ吸えた方がいいけど、キャンプ場に喫煙所ってあるの?)

 前回の本栖湖キャンプでは色々あったが、とても楽しい時間を過ごせたので、少しずつキャンプにハマり始めていた

(前のキャンプみたいな経験はもうないだろうけど、自然の中のお酒は美味しかったし、料理もちゃんとしたの作りたいな〜)

 家でも料理をよくするわけではないが、キャンプ飯は凝ったものを作りたいと考えてると

「ねぇ、あなた」

「あっ、はい?」

 少しだけ聞いた事のある声に、視線を声の元に送ると

「数日ぶりね、前はお世話になったわ」

 なでしこのお姉さんがいた

「いえいえ、私はそんなに大した事もしてないので…」

「そんな事ないわよ、貴方達がいなければ危ない状況になってたかもしれないし」

 そんな感じで話していると、ふと視線がタバコにいっていることに気づいた。

「タバコ吸うのね…」

「あっ、すみません。すぐ消しますね」

「いえ、特に問題ないわよ。でも…」

「でも…?」

「本当に20歳よね…?」

 見た目が少し幼く、身長も私と同じくらいか、少し低い感じなので、どうしてもアウトにしか絵見えなかった。

「はい、20歳ですよ?学生証見ます?」

「いえ、大丈夫よ…」

 そんなこんなで会話をして

「すいません、そろそろバイトなので…」

「あら、そうなのね、そしたらまた今度ね」

「はい、お疲れ様です」

 立ち話も終わり、車に向かおうとすると

「あっ、ちょっと待って!」

「はい?どうかしましたか?」

 まだなにかあるのかなと、振り返ると

「あなた、名前は?」

「…あぁ、そういえば言ってませんでしたね。相澤 亮(あいざわ りょう)です。」

「そう、私は各務原 桜、よろしくね」

「よろしくお願いします…?」

 

 あの後、桜さんとなぜか連絡先を交換し、バイトも特に問題なく終えて家に帰り、またキャンプ場を探していた

「う〜ん、いい所がわからない…」

 キャンプ場をどうやって選べばいいのかわからず、悪戦苦闘していると、あるキャンプ場を見つけた

「ふもとっぱらか…、施設とかもしっかりしていて、綺麗だな」

(それに、芝が生えているから地面に座りながら酒が楽しめる…)

 酒が第一優先で、キャンプ用チェアに座るのもいいが、地面に座りながら飲んでそのまま寝ることが出来るところがとても魅力的に感じて

「ここにしよう!」と即決した亮であった。

 

キャンプ当日〜

「広くて良いところだな〜」

 ふもとっぱらキャンプ場に到着して受付を済ませ、キャンプサイトに行くと、あたりは芝一面広がっておりとても明るい場所になっていた。

「どこに車を止めようかな?タバコを吸うからなるべく人がいない方がいいな〜」

 そんな感じで見ていると周りに人があまりいない場所があり、車を停めてテントを建てることにした。

「少し風が強いな…」

 冷たい風が体を冷ましてくることに文句を言いながら、テントと芝に座るためのシートと、ブランケットと荷物をテントの中に入れて少し休憩していた。

「タバコは、なるべく車で隠れられるように吸おう。」

 やはり休日っていうのもあるのか子連れの子も多くて、ときどき遠くで子供達が走り回っているのが見えた。

「子供は元気でいいな〜」

 そんな事を考えながら、これからどうするか悩んでいると、キャンプサイト借りた時のお金を思い出した。

(流石に今から酒を楽しんでもいいけど、周りを見ないで終わるのも勿体無いな〜)

 タバコを吸い終わったら、シーツを飛ばないように畳んでテントの中に入れて、周りを見ることにした。

(結構色々あるな〜、トイレの場所には一回騙されたけど…)

 料理場から、趣?のある建物、動物達のフン…を見て回っていくと、2匹の柴犬と戯れている、見たことのある女の子がいた。

「あっ、こんにちは〜」

 挨拶をすると、女の子はこっちを向いてびっくりした顔でこっちを見ていた。

「お久しぶりです。…えっと…」

 女の子は少しあたふたしていて、どうしたのかなと思って見ていたら

「すみません、この前お名前書いていなかったので…」

「あーそうでしたよね…、相澤亮です」

「相澤さんですね、私は志摩リンです。」

 …少し気まずい雰囲気が流れたので他の話をして紛らわそうとした

「志摩さんは、キャンプは結構しているんですか?」

「はい、おじいちゃんがキャンプが好きで、道具をもらってそれからずっと続けている感じですね。相澤さんは?」

「自分は本栖湖でのキャンプが初めてで、外で食べるのが好きなので、今週もそれをしようと思って」

 そんな感じで、2人は犬を撫でながら話しをしていた。

 

 犬達が撫でられるのに飽き始めていたので、そこで志摩さんと別れ、自分のテントに戻り、酒の準備をしていた。

(富士山の近くで飲むんだからグラスもやっぱり富士山仕様にしないとな〜)

 偶然ネットショップで見つけた底に小さい富士山のオブジェがあるグラスを見つけ、酒が美味しくなりそうな予感がしたので、即購入していた。

「お酒も富士山っぽい色の方がいいよな〜」

 亮の謎のこだわりがあるのかチャイナブルーを作り、適当に買っておいたおつまみを食べて、ときどきタバコを吸って楽しんでいた。

 

「なでしこには悪い事をしてしまったな…」

 チェアに座りながら志摩リンは、先日あった事を思い出していた。なでしこが、野クルサークルでテントを立てていたところを見つけ隠れていたが、ポール折れ事件で仲良くなっていた斎藤にバラされ、一緒に野クルサークルでキャンプしようと勧誘された。しかし、その時に志摩リンは嫌な顔をしてしまった。

(1人キャンプが脅かされるのが嫌で、少し嫌な顔をしてしまったな…)

 そうして考えていくと次第に

「…リンちゃーん!」

 自分の名前を呼ぶなでしこの幻聴が聞こえてきた

「..リンちゃーん!」

「うぅ、分かったって〜」

リンちゃーん!」

「だから分かったって!」

 何回も呼んでくるので、つい大きな声で反応すると

「やっぱり、リンちゃんだ!」

 そこには、本物のなでしこがいてびっくりし、なぜいるのか聞くと

「斉藤さんから、リンちゃんがここでキャンプしてるって聞いたんだよ!」

(おのれ斉藤…)

 お姉ちゃんの車できたなでしこは、前のカレー麺のお返しに鍋を作ってくれるらしいので、ふとその時一緒にいたお兄さんこと、相澤さんがいることに思い出した。

「なでしこ」

「うん?なに?」

「前炒め物してくれた相澤さんいるけ「ほんとう?!、そしたら亮さんも呼ばないと!」

 お兄さんの事を相澤さんと言ってしまい、伝わるかわからなかったが、

どうやら名前を知っていたらしく、急いで靴を履いて呼びに言ってしまった

(なんで名前知っているんだろう?)

 

 なでしこは軽く走り回っているうちに、見覚えのある形のテントがあったので、近くに行ってみると

Zzz

 亮がブランケットに丸まって寝ている姿があり、近くにあった机には、使ったグラスと、青いパッケージのタバコと、おそらく吸い殻を入れるコップのような入れ物があった。

(亮さんタバコ吸うんだ…)

 お姉ちゃんが大学で、亮さんと会った事は聞いていたが、タバコを吸っているとは聞いていなかったので少し驚きながらも、タバコについて少しだけ興味があった。しかし、それよりもその隣で寒そうに丸まっている亮さんを起こそうと思い、体を揺らした

「亮さーん、一緒にご飯食べましょう!」

 

 突然体を揺さぶられて、目を開けてみるとそこにはピンク髪の子がいた

「…なんだ、夢かぁ?」

「夢じゃないよ!一緒にお鍋たべましょう!」

 最初は夢だと思っていたが、次第に脳が活性化して夢じゃない事に気づくと急いで体を起こした。

「あれ、どうして各務原さんがここに…?」

「リンちゃんがここでキャンプしてるって聞いて、前のお礼をしようと思っていたら、亮さんもいるって聞いたから、探したの!」

 なるほどと思いながらも寝ている姿を見られ、少し恥ずかしくなっていたが、志摩さんも待たせていると考えるとすぐに準備した方がいいと、周りを片付けて始めた。

 

 片付けも終わり、リンのテントに到着をすると

「さっきぶりですね」

「ははは…」

 早い再会に挨拶をしながら、敷いてあったシートにお邪魔をすると

「さっそく作るね!」

 なでしこはすぐに準備に取り掛かっていた。

「なにか手伝おうか」

「いいよー、ゆっくり休んでて、切ってぶちこむだけだもん!」

「…すげー不安…」

 そんな会話に少し笑いながらも、なでしこはハサミで手際よく野菜を切り、鍋に入れていく

「ねぇ、まさかここから自転車で来たの?南部町から40キロぐらいあるけど?」

「ううん、お姉ちゃんに車で送ってもらったんだよー」

「あー、キウイのお姉さん…」

「そうなんだよ〜、今日は私も一泊するから、しっかりキャンプをするんだ!」

「桜さんは今どこに行ったの?」

「お姉ちゃんは、富士宮で友達と遊ぶ約束があるみたい。夜ごろには戻ってくる…ヘッ。ヘックシュン」

 なでしこはくしゃみをした後、寒そうに体を丸めた。

「貼るカイロあるけど使う?」

 そう言ってリンはポケットからカイロを出して渡そうとすると

「はっ、せん、1500円…?」

 前のカレー麺の事をおもいだしていたが、特に払わなくていいらしいことに安心していたが、

「でも、貼るカイロってどこに貼ると1番効くのかな?」と聞いてきたのだがリンは、

「両目」とエグい回答をしてきたので亮は

「太い血管がある場所に貼るといいよ」と、自分の体で貼る部分に指をさした。

 なでしこは指を指していた部分に部分に貼っていったが、鳩尾の時にチェック柄のシャツをまくったので、すぐに目を逸らした。

(最近の子はこんなに無防備なのか…?)

 そんな事を考えていたが、すぐにリンが

「お前…」と声を漏らしていたことで、そうでもないらしいと安心したが当の本人は

「?」

 気にしていないというか、分かっていないようだった。

 

 カイロと貼り終わり、鍋の完成を待っているとなでしこが

「ねぇ、私も今日キャンプするんだけど、車で泊まるのってキャンプっていうのかな」と、言ってきた。

「いいんじゃない?オートキャンプだと結構車中泊いるよ」

「確かに、ここも結構キャンピングカーとか停まっているよね」

 亮はそう言って周りを見ると、キャンピングカーが停まっているのが見えた。

「キャンプは、いろんな楽しみ方があるし、特に気にしなくていいんじゃない?」とリンが言うと

「確かに…!リンちゃんや亮さんはどんなことしているんですか?」と質問してきた。

「私は本を呼んでいるかな」

「へー、いいねぇ、亮さんは?」

「僕は、今日で2回目だけどお酒を飲んでいるかな、外で飲むと美味しいからかな?」

「大人な楽しみ方だなぁ、グラスも富士山のオブジェがあって可愛かったですもんね!」

 そんなこんなで会話をしていると、鍋が出来上がった。

「さてさて、そろそろいいかな?」

 鍋の蓋を取ると

「「真っ赤だ…」」

 声が漏れるほどに真っ赤なお鍋を見て辛そうと思っていたが

「辛そうで辛くない、少し辛いお鍋だよ奥さん方〜」と言って、茶碗によそって渡してくれた。

「たーんとおあがり〜」と田舎のおばあちゃんのような言葉遣いになっていたなでしこにツッコミを入れながら手を合わせた。

「「いただきます」」

 食べてみると

「美味しい…」

「どうじゃ?体の芯からあったまるじゃろ〜」

田舎のおばあちゃんを気に入ったなでしこに笑いながら、どんどん食べていくと、そこまで辛くはないが、唐辛子のおかげか体がポカポカとしてきて、

「…暑い…!」

 鍋で暑くなった体を冷やすために、上着を脱いだ。リンも、なでしこも熱かったようで上着を脱ぎ始めていた。

「これ全部入れたの?」

 リンが上着を脱ぎかけていると、餃子50個入りと書かれた箱を見つけた。

「そうだよ!美味しいでしょ浜松餃子!」

(各務原さん結構食べるのかな?)

 寝ていたとはいえ、酒とおつまみを楽しんでいた亮は少し不安になっていた。

 

 その後、鍋をしっかりと食べ終わり、ラジオを聞いて夜の富士山を眺めていた。

(ちなみに鍋は気づいたら、無くなっていた…)

「夜の富士山もいいなぁ」

「ねー、綺麗だよね〜」

「この辺りだと、明け方よく霧が出るから、幻想的な富士山が見れるよ」

「…霧が出るのは、春夏だけどね…」

 そんな会話をしていると、ラジオから流れていた曲が終わり、そろそろ自分のテントに帰ることにした。

「そろそろ自分のテントに帰るよ、今日はどうもありがとう」

「全然大丈夫ですよ、また今度鍋キャンプしましょう!」

「そうだね、またやろうね、志摩さんもありがと」

「いえ、自分は特になにもしていないので…」

「ううん、そんなことないよ、志摩さんが各務原さんに伝えてくれたから、一緒に鍋を楽しく食べることができたんだ。それだけでも十分ありがたいよ」

「こちらこそ楽しかったです。」

「それじゃあ、また今度、おやすみ」

「「おやすみなさい」」

 そう言って自分のテントに戻った。

 その後タバコを吸って眠ろうとしたが、昼間眠ったせいか、すぐには眠れず、遅い時間に寝た所為なのか、起きた頃にはすっかりと日が昇っていて早朝の富士山を見ることが出来ずに少しがっかりしたが、桜さんから聞いたのか、なでしこから写真で送られてきたので喜んでいた亮だったが

『私のことは、各務原じゃなくてなでしこと呼んでください!』とメールが来ていて、最近の子はすごいなと感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後まで読んでいただきありがとうござます。主人公のお名前は寝起きですぐ考えたので、なんというか他の人の小説と比べると少し地味なのかなと思ったりしてます笑
今回、キャンプ場の外で吸っていますが、実際だと吸っていいのかわからないので、いく際は、確認をお願いします。
前回のお話に高評価をくれた方、お気に入りに登録してくれた方本当にありがとうございます!
 少しおかしなところとかありましたら、コメントのほうよろしくお願いします。
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