ふもとっぱらでのキャンプが終わり、次のキャンプ場を探して…いるのではなく、使ったお金分以上稼ぎ、次のキャンプをするための資金を集めようとバイトに明け暮れていた。
「ふーっ、重たかった〜」
亮はある酒屋で働いており、今はP箱に入っている多くの酒を運んでいた。お客様自体は少ないので、特に忙しいというわけでもないが、やはり何かの行事が近くなると忙しくなるので、特にずっと暇というわけでもない。それに、最近入ってきた女の子のおかげで最近はあんまり暇だとは思わなくなっていた。
「先輩お疲れ様っす」
「千明ちゃんお疲れ〜」
短い前髪と長いツインテールが特徴的な大垣千明は店長曰く、面接の時にP箱にハマり、それが面白くて採用したらしい。自分もその話を聞いて、ドジっ子タイプの子かなと思っていたがそんなことはなく、特にミスなく仕事をこなしており、
「先輩、この酒ってなんですか?」
暇な時にはお酒のことをよく聞いてくるのでいつも説明していて、時間を潰せるのでありがたい存在である。
バイトも終わり近くにある喫煙所でタバコを咥え、火をつけようとすると
「あっ、先輩お疲れっす」
偶然通りかかったのか、千明が挨拶をして近づいてきた。亮はタバコに火をつけずに手に持った。
「千明お疲れ様、どうしたの?」
「いやー、タバコ吸ってるところ初めて見たんでつい」
「そうだね、退勤時間とかあんまり被らないもんね…」
千明が高校生なのでなるべく早くに退勤しないといけないので、千明が働き初めて一回も被ってなかったが、今日は同じタイミングで退勤することが出来た。
「それはー、キャメルの10ミリっすよね?」
「うん、よくわかったね」
「うちにも置いてありますから〜、ある程度のものとかは分かるっす。けど、あまり買う人見ない気がするんすけど、どうなんですか?」
「うーんどうなんだろう?僕は、安いから買っている感が強いかな〜」
「へーそうなんすね…」
「そうだ、今週の週末にキャンプ行くんだったよね?」
「そうなんすよ!野クルとしての初のキャンプっす!」
亮は時々、なでしこからメールでやり取りをしていて、今週末にキャンプをすることを聞いていた。他にも
『これが野クルの部員たちです!!』と、写真とかも送られてきたりして、楽しそうにしているなと思っていた。千明は働く前に一度ふもとっぱらキャンプでの写真を見ていて、そこには亮も写っていたので、初めての出勤のときに
「なでしこと仲がいいお兄さんじゃん!」とびっくりしていた。それもあってか、よく話しかけてくれる。
ちなみになでしこから
『今週末のキャンプ一緒に行こー!』とメッセージもきていた。
「先輩どうなんすか?一緒に来ませんか?」
「いやー、流石になー…」
亮も、知っている女の子2人いるとはいえ、キャンプについていくのもなんとなく気まずかった。
「それに、野クルでのキャンプも初めてなんだから3人で行ってらっしゃい。」
「うーん、そうすっよね…、そしたら次は絶対に来てください!」
「ははは…」
そんな感じで誘いを断り、少し話していたが千明も高校生で、周りも暗いので車で送ることにした。
「もしよかったら車で送るけどどうする?」
「いいんすか!?乗ります!」
「それなら、ちょっと待っててね」
車を持ってこようと移動しようとすると
「あっ、友達と一緒に帰る予定だったの忘れてた…。すみません!今日はやっぱ大丈夫っす!」
どうやら友達と一緒に帰る予定だったみたいだが、流石に暗い道を歩かせるのも心配なので
「その友達も一緒に送ろうか?」
「いいんすか?!少し聞いてみます!」
「了解、一応車持ってくるから少し待ってて」
そうして、車を持ってくるために連絡をしようとした千明に、一言言って向かった
「車の中に消臭スプレーかけて…、よし、いい感じだな」
車の中で時々タバコの匂いが少しついていて、もしものために買っておいた消臭スプレーを車中にかけた。
千明の前に到着すると、隣にもう1人見たことのある女の子がいた」
「初めまして〜」
「初めまして、犬山あおいです、よろしくお願いします。相澤さんですよね?」
「そうだよ、君も野クルの子だよね?そしたら、乗ってっていいよー」
軽い挨拶も終わり2人を車に乗せて場所を聞き、車を発進させた。
「まさか、犬山さんも隣で働いてると思わなかった〜」
「あおいでいいですよ〜、あきと一緒に面接に行ったんですよ〜」
「やっぱ、キャンプはお金かかるんで働かないといけないっすよ、なっ、いぬこ?」
「いぬこって言うな」
そんな2人の会話に笑いながら家まで送った
2人を送り終わった後、自宅に帰り1人で晩酌をしていた。
「今週末もキャンプ行こうかな〜」
送ってる途中で、キャンプの話で盛り上がっていたので、亮もキャンプに行きたくなっていた。
「けど、キャンプ行くならどこがいいかな?」
適当にキャンプ場を見ていくと、気になるキャンプ場を見つけた。
「薪が無料…」
本栖湖でキャンプをしたとき、うまく焚き火が出来ず諦めふもとっぱらでも、焚き火が出来なかったので、いつかリベンジしたいと思っていた亮だったので
「行くか…!」
そんな感じで、次に行くキャンプ場が決まった。
「あれ、野クルが行くキャンプ場ってどこなんだろう?」
最後まで読んでいただきありがとうございます。
なんとなく、野クル2人と軽く絡んでいて欲しかったので、今回のオリジナルストーリーを作ってみました。
次の話に出てくるキャンプ場は確か今は、薪が有料になっていた気がするので、気をつけてください!
お気に入り登録等ありがとうございます!これからも頑張っていくので、少々お待ちください!