「遅れてごめーん!」駅で待っていると、なでしこが走ってきた
「ええよええよ、まったり行こかー」
「時間はたっぷりあるしな。さて、冬シュラフは手に入れたし、テントももう一個買い足した。野クル初のキャンプ地、イーストウッドキャンプ場へしゅっぱーつ!」
千明が手を振り上げると、なでしこ、あおいも
「「おーー!」」
同じように手を振り上げていた。
「あきちゃん、今回泊まるキャンプ場ってどんなところなの?」
「よく聞いてくれた、薪代がタダで、温泉が近くて、夜景が綺麗で、一泊千円!っていうナイスなキャンプ場だ!」
「夜景か〜、楽しみ〜!」
「温泉もええねぇ…」
「そうだ、夕飯は任せてって言ってたけどなに作んの?言われた通りパックごはんは持ってきたぞ?」
「ふっふっふっ、キャンプっぽいごはんだよっ、何かは夜のお楽しみ!」
決めポーズと途中、ウインクをしてなにが出るのか隠したなでしこだったが
「カレーとか?」
あおいがいうと
「うっ、ひっひみつだよー…」
隠してはいたが、分かりやすい反応だったので
((カレーだな…))すぐにバレた
「ていうかなでしこちゃん、そんなに荷物背負って大丈夫なん?こういうのあった方が疲れへんよ?これからのぼりやし」
なでしこが荷物をいっぱい背負っている中、いぬこは対照的にキャリー
カートに荷物をまとめていた
「うぅ、大丈夫かな…?」
「仕方ねーな、疲れた時はその荷物私が背負ってやんよ!」
「「きゃー!あきちゃんかっこいいー!」」
車を走らせて、キャンプ場に向かっていた亮
「焚き火のやり方はネットで見たし、練習は…してないけどなんとかなるだろう!」
リベンジの焚き火挑戦にワクワクしていた。すると、ヒッチハイクしている女の子がいた
『笛吹公園までのせてください!!』
顔を丸め待っていた女の子だが、知り合いだったことに気づいて横に車を止めた。
「あっす、千明」
「あっ、先輩どうしているんすか?」
「あっ、相澤さん久しぶりです〜」
「あっす、あおいさん久しぶり〜」
まさか亮とは驚いていた2人だが、亮は特に変わらず話しかけた。
「笛吹公園だろ?あと600メートルぐらいで着くよ?」
「いやー坂を見て、ちとキツくなったという感じで…」
「なるほどー…」
そう言って前を見ると、確かにきつそうな坂があった。しかし、それとなでしこの姿も見えた。
「なでしこは余裕そうだな…」
2人を置いて進んで行ってるなでしこを見ているが、息一つも上がっていない様子を見て、本栖湖を自転車で来た体力なだけはあるなと感じていた
「先輩〜乗せてください〜」
千明はもう諦めかけている様子だったが、車はタバコ臭いのと、荷物も乗せており流石にと思い、どうやったら断れるか考えていると、笛吹公園にあるものがあることを思い出した。
「笛吹公園で休むんでしょ?あっちは確か…疲れた体に染みるものがあるから頑張って!」
「えぇ、先輩乗せてください〜」
なんとしてでも乗りたい千明を無視して、発進した。後ろから「せんぱーいー!」と声が聞こえたが聞こえないようにに少し音楽を大きくかけた。
「まぁ、なんとかなるさ…」
そんな感じですて、ほっとけや温泉に向かった。
「先輩乗せてくれてもいいのにー!」
本気で乗りたかったのか、ぶーぶー言いながら坂を登る千明とあおいだったが、あおいは乗せたくない理由をなんとなく察していた。
(多分相澤さん、タバコの匂いうつすの嫌やったんやろな〜)
窓を開けて話しかけてきたとき、ほのかにタバコの匂いがした。
(前も千明が、目の前でタバコ吸ってくれなかったっていうてたしな〜)
真面目な人だと感じながら、こちらの文句を垂れている千明のケアをするために話しかけた。
「まーまーあきちゃん、笛吹公園になんかいいもんあるとか言うてたし、あとちょっとやけん、頑張ろうな〜」
「まぁ、そうだな。次あったときになにか奢ってもらうか!そしたら、笛吹公園の秘宝を探しに行こー!」
そう言って、亮にやる罰ゲームなどを考えながら、笛吹公園に到着すると、なでしこが見つけたアイスを食べてゆっくりした野クル一行であった。ちなみに、千明はこれを亮が言っていたいいものだと思っていないらしい…
すみません、今回イーストウッドキャンプ場編を全て書くつもりでしたが、体調不良とバイトで少し間に合いそうもなかったので、途中までになりました。
今のところ4話目になるのですが、多くのかたに見てもらいとても感謝しています。まだ初めてというのもありますが、もっと綺麗に文を書けるように頑張りますので、もしやらよろしければ、いいねやお気に入り登録よろしくお願いします。