『リン、おはよー』
『お、こんな時間に起きてるなんて珍し』
『今から寝るんですー』
『今日はどこ行ってんのー?』
『今日は相澤さんと上伊那』
『また長野かー寒そー』
『あれ?3人でキャンプの予定じゃなかったっけ?』
ー2日前ー
「南部町にある川辺のキャンプ場なんだけど、自転車で行ける距離のとこ」
「うん!行く行く!亮さんも誘おー!」
「わかった、こっちで誘ってみる」
「うん、ありがと!」
夜、リンはなでしこに次の週末のキャンプの話をしていた。
(こんな近くにもキャンプ場あったんだー)ハックション
なでしこは、冷たい夜の星を眺めながら次のキャンプのことを考えていた。
ー次の日ー
「りんぢゃーん!風邪ひいだー!」
「大丈夫?!」
「ごめんねー!」
「キャンプはまた今度に…」
「ううん!私に構わずキャンプに行ってー!私の屍を乗り越えてー!」
「おい死ぬな」
どうやらなでしこは風邪をひいたらしく、なでしこを抜いたキャンプになるらしく、とりあえず亮に連絡することにした。
…
「…という訳なんです」
「うーん、それは残念だね…どうしよっか」
「…そしたら、私行きたいキャンプ場があるんですが」
「おっ?どこのキャンプ場?」
「長野の上伊那にあるキャンプ場なんですが、だいぶ遠いんですが」
「長野かー、行ったことないし良い機会かも、車出した方がいいかな?」
「いえ全然大丈夫ですよ、原付バイクで行く予定なので」
「なるほど、そしたらこっちもバイクで行こうかな?」
「バイク持ってるんですか?」
「うん、カブ持ってるからそれで行くよ」
「分かりました。そしたら…」
そうして、集合時間等を決めて話が終わった。
(相澤さんと、2人でキャンプかー…)
いつもは、3人で一緒にいたので初めての2人キャンプと考えていると、前回の四尾連湖での事件を思い出し、
(少し気まずいな…、相澤さんは気にしていないのかな?)
そんなことを考えながら、また事件が起きないように入念にキャンプ場のことを調べて寝たリンであった。
ー当日ー
待ち合わせの場所の喫煙所でタバコを吸っていると、バイクの音が聞こえてきたので、タバコを消して近づいた。
「おはよう志摩さん」
「…おはようございます。相澤さん」
少し気まずそうな感じで挨拶をするリンに少し疑問に思いながら、とりあえず渡したいものがあったので、渡すことにした。
「とりあえず、これ渡すね」
「あっ、ありがとうございます…インカム?」
「うん、これがあればスムーズに会話しやすいから渡そうと思って」
亮は、バイクを持ったらインカムで話しながら友達とツーリングをしたいと思っていたが叶わず放置していたので、リンに渡すことに決めていた。
「インカムつけ次第、出発しますか」
リンがインカムを付け終わったので出発させると、久しぶりのバイクというのもあり、冷たい風が体に染みた
「やっぱ冬のバイクはキツイね〜。そう思うと志摩さんは凄いね」
「そんな事ないですよ。休憩中とかに温かいもの飲んだりしてますし、これから太陽も出て少しは暖かくなりますよ」
「そうだね。そしたら南アルプス通過したあたりで休憩しようか」
「わかりました」
そうして、南アルプスを通過しコンビニに到着すると
「あっ、なでしこから電話だ。すみません少し電話しますね」
「了解。タバコ吸っとくから終わったら声かけてね」
そう言って亮は喫煙所に行った
『りんちゃーん!今電話大丈夫だった?』
「大丈夫だよ。どうしたの?」
『いやー、風邪治ったから電話したの』
「えっ、風邪治ったの?!」
『うん。でも今日は家で寝てなさいって言われちゃった….』
「当たり前だろ…今相澤さんと上伊那キャンプ場に向かってるんだ」
『上伊那?』
「そう、長野県の南部にあるとこ」
『へー、亮さんは今近くにいるの?』
「いや、タバコ吸ってるよ」
『えっ!テレビ通話にして映せる?』
「出来るけど…急にどうして?」
『亮さんがタバコ吸ってる所見た事ないから、見てみたい!』
「…確かに、ちょっと待ってて」
リンは、テレビ通話にして喫煙所に行くとタバコを吸ってる亮がいて、こちらには気づいていない。
『うわ〜、いかにも大人って感じでかっこいいね〜』
亮の普段の幼い感じから打って変わって、少し大人ぽく見える姿に違和感を感じてしまう2人は亮に気づかれた。
『あっ、気づかれちゃった』
「だな。なでしこ写真送るからゆっくりしなよ」
『うん、楽しみにしてるね〜』
そういって通話をすると、タバコを消した亮が話しかけてきた
「なでしこどうだった?」
「風邪治ったみたいです」
「おー、それはよかった。そしたらコンビニであったかいもの買いに行こっか〜」
「そうですね」
あったかいものを取り終えた2人はバイクに乗りキャンプ場に向かう途中で
「そうだ、さっきはどうしたの?」
「?さっきですか?」
「そう、こっちにスマホ向けてたでしょ?」
「あー…なでしこが、相澤さんがたばこ吸ってるところが見たかったらしくて…」
「なるほど…なんか恥ずかしいね」
そうしているうちに、リンが事前に調べていたルートを走っていくと
「….通行止め?」
どうやら引き返すことになるみたいだ
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。少し自分にとって書きにくい話に入ってしまい、ネタを考えていく内に、引っ越しと一人暮らし等で忙しい時期に入ってしまい、小説のことを軽く忘れていました。これからも描いていく予定ですが、だいぶ不定期になります。本当にすみません。