「圏外か・・・」
リンと亮は上伊那にあるキャンプ場に向かっていたが、通行止めの道にあたってしまった。
「相澤さんに迷惑かけてしまったなー・・・」
リンは自販機の横にある建物の階段に座り、温かい飲み物を飲みながらあたりを見まわしていた。亮は、タバコを吸うためリンの少し離れていた場所にある喫煙所に行っていた。
「相澤さんは優しいな・・・」
バイクを降りたあと亮は、「大丈夫だよ、タバコも吸いたかったから」と笑いながら言ってくれていたが、リンはキャンプを亮よりも長くしていた先輩みたいなのもあって、少し恥ずかしさのようなものを感じてしまった。
「・・・?なんでこんな車が止まっているんだ?」
脳内で一人反省会をしていたリンは多くの車が止まっていることに気付き、寒さを紛らわすこともついでに
少し探索してみることにした。
「登山する人がきてるのか・・・」
歩いていると、登山口と書かれた案内板と階段を見つけ、他にも熊注意と書かれた看板をみつけた。
(登山する人はこわくないのか・・・?)
「おはようございます」
「えっ!」
突然屋根のある休憩所から挨拶をされたので声のしたほうを見ると、黒髪の女性の方が座っていた。
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「今日は登山に来られたのですか?」
「あっ、いいえ、これからもう一人の方と原付で長野に行くんです」
「そうなんですね。・・・?今は一緒じゃないんですか?」
「はい、少し別の場所で休憩してて・・・。今から登山されるんですか?」
「はいそうなんですけど・・・一緒に登られる知人が「ごめんね~」
リンは偶然知り合った女性と休憩所で話していると前から女性と知っている男性が来た。
「いや~インター乗り間違えちゃって・・・」
「そちらにいらっしゃる男性の方は?」
「さっき偶然会って、今から長野に行くみたいなんだけど・・・あれ、その子は?」
「こちらの方も偶然会いまして、先ほど話していた方ですか?」
「あっそうです。」
「仲のいい兄妹なんですね」
「きょっ?!」
「えー?!恋人かと思ってんだけど、兄妹かー」
「こいびっ?!」
どうやら二人は勘違いをしているらしく、亮はリンを見たが顔を赤くして頭から白い煙を出していた
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「すみません。先ほどは勘違いしてしまって」
あの後、亮の説明によって勘違いを解いた二人と白い煙を出していたリンを落ち着かせて登山用の階段前まで来ていた
「これ持っていってください。よるはかなり冷えますので」
そういって女性から、ほうじ茶をもらった
「ほうじ茶は体を温める効果がありますので」
「ありがとうございます、登山気をつけてください」
「あっありがとうございます!」
二人にお礼を言って見送ると、亮たちも長野へ向かうためにバイクへ向かった
「志摩さんはさっきの人となに話してたの?」
「冬の登山とキャンプの良さについてです」
「へー、冬に登山かー雪が積もってきれいそうだね」
「そっ、そうですね」
リンは先ほどの勘違いの件を思い出し恥ずかしくなっていると
「いやー、まさか恋人と言われると思ってなかったねー」
「?!」
亮は空気を読まないかのように話し始めた
「俺が志摩さんの恋人かー、大学生でタバコ吸っている男なんかと付き合っちゃダメだからね、大体チャラい男なんだから」
「・・・でも相澤さんはそんなことはないと思います・・・」
謎の偏見で自虐する亮に否定をするリンだったが亮は
「でも、恋人と一緒にキャンプっていいかもね!」
「えっ?!」
「うおっ!どうしたの志摩さん?」
「いっ、いや大丈夫です///」
亮のことばに動揺したリンは、亮に心配されながらもフラフラと歩いていき
「志摩さんー、バイクそっちじゃないよー」
また道を間違えていた・・・
改めてお久しぶりです。話の導入で考えていたら一年近くかかってしまいました。本当に申し訳ございません。今のところ次回の更新もいつになるかわからないため少々お待ちください。最後に、長い間お待ちしてくださった方本当にありがとうございます