仮面ライダーディケイド ‐ライダーバトルロワイヤル‐ 作:えぐたく
× × ×
私は毎晩同じ夢を見る
そこは知らない場所
辺りは煙と死体
そして地面は生々しい血痕と人間の臓器
私はその場を離れる
走る走る走る
そして足を止める
崖だ
そして崖の下から声が聞こえる
叫び声お雄叫び狂い上がった笑い声悲鳴
そこは地獄としか言いようのない光景
特殊な鎧を身に纏い
剣で刺し
銃で撃ち
蹴りや拳で殺し合う
そして、最後に生き残るのは1人だ
その人物はいつも決まっている
マゼンタ・白・黒のボディーカラー
右手に握られている剣の刃先からは血が垂れており
身体は返り血を浴びている
そして私は呟く
「・・・・・破壊者・・・・ディケイド・・・・・」
そこで夢は終わり、私は泣きながら目を覚ます
× × ×
世界の破壊者『ディケイド』
全てのライダーの敵になり
その瞳は何を見る
× × ×
「んっ・・・・・うーん、もう朝ですか・・・・」
まだだるい身体を起こし、パジャマの袖で涙を拭う。
「・・・ディケイド・・・またあの夢・・・・・何でいつも泣いてしまうのでしょ・・・・・」
涙を拭い、寝起きの身体を無理やりお越し着替える。
私の名前は光 夏海(ひかり なつみ)。
どこにでも居る普通の高校生です。
家は写真館で家族はお爺ちゃんと、私と同じ年の居候が1人、そして私を含めての3人で暮らしています。
制服に着替えた私は急いで朝食と私と居候の分のお弁当を作ります。
30分後、お爺ちゃんが起き一緒に朝食の準備をします。
そして、朝食が出来る5分前に居候が寝ぼけた顔をして食卓に来ます。
「士君、いつももう少し早く起きてと言ってるじゃないですか!」
「昨日カメラが壊れてずっと修理してたんだ、じいさん悪いがちょっと見てくれないか」
そう言い、士君は首にかけている二眼レフのトイカメラをお爺ちゃんに預けコーヒーを飲み始めた。
この常に上から目線の人が居候の門矢 士(かどや つかさ)君。
幼いころ、家の近くで倒れていたところをお爺ちゃんに拾われそのまま一緒に暮らしている。
士君には倒れていた以前の記憶がない。
だからどこから来たのか、以前の自分がどんな感じだったのかわからない。
首にかけている二眼レフのトイカメラはいつも肌身離さず持ち歩いており、よく写真を撮ってます。きっとカメラマンのお爺ちゃんの影響かと私は思います。
朝食を食べ終わり、私と士君は学校に行きます。
「それじゃあ、お爺ちゃん行ってきます」
「行ってくる」
「いってらっしゃい、車に気をつけてね」
学校に行く途中、幼馴染と合流しそこから一緒に学校に行きます。
「士、夏海ちゃん、おはよう」
「ユウスケ、おはようございます」
「相変わらず朝からテンションの高い奴だな」
彼の名前は小野寺 ユウスケ(おのでら ユウスケ)。
私と士君の幼馴染で小学校からの長い付き合いです。
「アレ、士カメラはどうした?」
「お前が昨日壊したんだろうが!」
「あ・・・あれ、そうだっけ?」
「お前、今度同じことしたら八代に言うからな」
「それだけは勘弁して!!」
2人のやり取りについつい笑ってしまいます。この2人のやり取りはいつ見ても飽きません。
「士、来週までには修理間に合うんだよな」
「さあな、じいさんに預けたから大丈夫だろ」
「そういえば、来週は学年行事で遊園地に行くんでしたね」
「ウチの学校太っ腹だね」
「来週が楽しみです」
「おい、早くしないと遅刻するぞ」
そして私たちはいつも通りに学校に行き、授業を受けいつもの日常を送ります。
でも、非日常とは前触れなく訪れるもので私たちの日常は少しずつ終わりを迎えていることを私はまだ知るよしもなかった。
出来たら1週間の1回のペースで頑張ります。