好き勝手生きて何が悪い   作:バタートースト

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今回ちょっと短いです


昔の知り合いってばったり会う時あるよね

 

「ふぁ〜ぁ〜寝みぃ…」

『いつもより早く登校してるからな』

「今日一日はあの三人の顔見たくねぇ」

 

 昨日帰った後案の定バチクソ怒られた俺は現在いつもよりも早く登校している。もうね、何回もイングヴァルトとのことゲロるか悩んだよね。

 それくらい怖かったよ、なのはさんが。もういっそ砲撃撃って終わらしてくれた方が嬉しかった。

 

『フェイトさんが寂しがるぞ。休みは今日までなのだろう?』

「寂しいなら俺にもっと優しくてくれても良いだろ」

 

 なのはさんと一緒になって怒りやがってよぉー

 エリオとキャロには過保護だったくせに俺には厳しいんだよなぁあの人。

 

『可愛げがないからじゃないか?』

「ゴミ収集車に突っ込まれてぇのかてめぇは」

『やめんか』

 

 そういうわけでフェイトさんとヴィヴィオが爆睡してる間にとっとと用意して家を出て来た訳だ。出る直前になってなのはさんが起きて来たけど適当に誤魔化して登校して来た。

 朝ごはんはちゃんと食べなさいとかなんとか言ってたけど買って食うから許してください

 

『何を食べる?」

「モーニングハンバーガーにハッシュポテトポテト、それからミルクシェイク」

『モーニングにしか売ってないハンバーガーとポテトは分かるがミルクシェイクは重くないか?』

「甘いもん摂った方がシャキッとするから良いんだよ」

 

 朝に食うハンバーガーってめっちゃ美味いって思うの俺だけ?いやモーニングメニューってものがあるくらいだから俺以外にも人気のはず。

 パンケーキも付けちゃおうかなぁなんて考えて店に入ろうとすると後ろから声をかけられた。

 

「そこの男子生徒くん、ちょっとお話いいかしら」

「職務質問ならお断りでーす。同行してほしいなら令状持って出直してくださーい。逆ナンなら大歓迎」

「そうねー、登校中に買い食いした罪で逮捕」

「もっとまともな罪状作れよ現役執務官」

 

 俺が後ろを振り向くとオレンジ色の髪をした女がいた。

 機動六課時代に同じ部隊にいた戦友で、管理局を辞めた俺とは対照的に今は憧れの執務官になって日夜犯罪者を追いかけ回してるティアナ・ランスターが私服で立ってた。

 

「寝坊助のあんたがこんな朝早くに登校してるなんて珍しいじゃない。今度は何企んでんのよ」

「開口一番でそれかよ…お前こそ油売ってないで仕事しろよ」

「今日は休みよバーカ」

 

 休みの日に朝っぱらからこんなとこ彷徨くなよ暇かよ。

 

「朝ごはん食べて来なかったの?」

「諸事情あってな」

「どうせ叱られて顔合わせたくないだけでしょ」

 

 ちっ、執務官ってやっぱ嫌いだわ。

 

「図星って顔ね」

「うっせ、今から優雅な朝ごはんなんだからどっか行けよ」

「あら、せっかく奢ってあげようと思ったのに」

「さあお姉さんこちらへ!お荷物お持ちしましょうか!?」

『プライド無いのかお前は』

 

 プライドでは腹は膨れねぇんだよ。

 朝早くってこともあってテイクアウトは多かったけどイートインはそれほど混雑しては居なかったからすんなり座ることができた。

 そう言えばこいつと初めて飯食ったのもハンバーガーだっけ。

 

「朝からミルクシェイクって重いもん飲むわね…」

「勉強には糖分使うんだよ」

「どうせ寝てばっかのくせに」

「俺が今更学校で何習うんだよ」

「常識」

「お前に叩き込んでやろうか」

 

 お前だって機動六課時代なのはさん達に噛み付きまくってたじゃねぇか。

 

「そういえばあんたこの辺で起きてる連続傷害事件知ってる?」

「えがっ…!ゲホゲホっ!あー、ギンガから聞いたなぁ」

 

 知ってるどころか昨日犯人と殴り合いしたましたなんて言えないから適当に誤魔化すしか無い。バレたら絶対めんどくさい。

 執務官なのにこんなしょぼい事件調べてんのかよお前…もっと次元犯罪者絡みの事件担当しろよ。

 

「あんた何か知ってるとか無いわよね?」

「無い無い無い無い!俺がそんなめんどくさい事に関わらないの知ってるだろー?」

 

 こいつ怖っ!俺が犯人と戦ったの知ってて鎌掛けにきてんじゃねぇだろうな。

 これ以上聞かれるとめんどくさそうだからとっとと食って学校行こ…

 

「ねぇ、あんたさ…もう管理局に戻る気…無いの?」

「ねぇよーめんどくさい。なんでんなこと聞くんだよ」

「別に?ただ…勿体無いなって思っただけよ…」

 

 ティアナはプイッとそっぽ向きながらドリンクを飲んで居た。

 なんなんだこいつ?

 

「グータラしてるだけだったらバイト代わりに嘱託魔導師として働けばいいのにって」

「それなら普通にバイトするわ」

 

 席は残ってるけど緊急時にしか召集されない予備役だし。

 そもそも大半の事件元を返せば管理局のせいだし、自分たちが原因で起きた事件をただ尻拭いで解決してるだけ。

 市民の平和よりもメンツと上層部の利権しか頭にない。

 そんなんだから俺みたいな奴らを作るんだ。

 

「お前こそ本当にいらねぇの?複造眼」

「要らないって言ったでしょ。何回も言わせないで」

 

 今でこそこうやって軽口を叩き合ってるけど出会った当初俺とティアナの仲は険悪だった。いや、俺が嫌われてたって言った方が正しいか。

 そんな時に任務でティアナがミスって俺が助けた時に一悶着…いや三悶着くらいあったっけ。

 

ーーーー良いわよねあんたは!その眼で見るだけでなんでも出来るんだから!

ーーーー羨ましい?この眼。

 

ーーーーじゃあ俺が死んだらティアナにあげるよ。

 

 まあその後要らないって言われたけどな。

 クロウさんショック〜

 

「ご馳走さん、じゃあ行くわ」

「あっ…待ってクロウ」

 

 店から出て別れようとした時にティアナに呼び止められた。

 なんかもじもじしてるんだけどなに?トイレか?

 

「えっと…あの…ちゃんと野菜も摂りなさいよ?」

「お前までなのはさんみたいなこと言うなよ。じゃあな、仕事頑張れよ社畜」

 

 俺はそのままティアナと別れて学校へ向かう。

 そんなしょうもないこと溜めて言わずにさっさと言えよなぁ…

 

『お前…もう少し女性に対して見識を深めた方が良いと思うぞ』

 

 デバイスに言われたくねぇ。

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