久々の朝9時投稿ですわよ!
やっぱ映画館で見るガンダムは良いですわよ^〜(露骨な宣伝)
トチ狂ってSEEDのSS書こうとしましたけどどうせ途中でエタる事確定でしたからモチベ回復も兼ねて休んでましたわよ!
「どうして小国如き一蹴出来んのだ!!」
帝国は停滞した戦線の打開の為、欧州の中立国ガリアへと侵攻した。当初の作戦は国境全域での戦闘に勝利し、ガリア軍が態勢を整える前にバリアス砂漠を抜け一気に中部ガリアを打通。国土を南北に分断し一気に降伏させると言うものだった。
帝国の現有戦力なら不可能では無い。何せ投入したのは開発されてまもない全周砲塔付きの戦車、中欧で幾度となく戦闘を行っていた精鋭まで引き抜いていた。
大戦の片手間とはいえ帝国は大国、その片手間は中小国程度なら難なく擦り潰せる程度に強大ではあった。
侵攻計画も相当綿密に組まれていた、集められた戦力も十分だった、一つ誤算があるとすれば、ガリア軍に
「現状戦力も補給も不足なく用意したはずだ! しかも西部戦線から引き抜いた精鋭も戦車も投入して、ガリア方面軍は何をやっとるんだ!!」
「我々とて最善は尽くしていますよ? しかしです! 装備品、戦力、士気が整っていてもガリア方面軍には火砲が少なすぎる! 碌な支援砲撃すらできず歩兵と戦車の平押しで勝てるとでも思っているのか⁉︎ もう少し野戦砲や砲兵の融通を頂きたい!!」
「それは無理な話だ。西部戦線に供給される砲弾は今でも足りてはいない、それに月ペースで砲兵隊の損害が増えている以上、野砲の一門でも今は惜しいのだよ」
「なら文句は言わないでいただきたい!」
「そもそも何故ガリア程度の陸軍に遅れをとっているんだ!?」
「だからさっきも説明しただろうが豚野郎!!」
「ぶ、豚ッ⁉︎貴様ぁ!!」
「よさんか!!」
議題の内容が戦況から罵倒大会に変わろうとした時、1人の将軍が場を鎮める。
「し、しかし将軍!」
「くだらんメンツにかまけてる暇がある程余裕が有るか!? 貴様もだ中将! 相手を納得させるなら、言葉を選べ‼︎」
「……申し訳ありません」
戦争が始まってはや5年、終わりの目処がつかない戦争にいかに東ヨーロッパを統べる帝国といえど限界があった。
塹壕の防御力に比例して上がっていく兵器の進歩に振り回され、攻勢を行えば塹壕は無限に広がっていく。投入された戦車もヨーロッパ大陸を横断する塹壕が行手を阻む。故に戦場を迂回できず、真正面から突入させるしかないのだが、それはそれで砲兵隊に耕されるのだ。
その為に行われたのが中立国ガリアへの侵攻。ヨーロッパ大陸で唯一塹壕のない緩衝地帯。当然プロイセンとの国境には西部戦線と比べれば、みそっかすレベルの要塞や防衛拠点しか存在しない。領有権も帝国には有るし、欧州有数のラグナイト鉱山もある。
先の見えない戦争の終結と旧領の奪還、リスクよりリターンの方が高かった。
しかし蓋を開けてみれば初戦の戦い以外で勝利を掴めていない。中部ガリアから大西洋に一挙に打通する筈だったのが、占領地での激しいレジスタンスとガリア軍の機動防御に振り回され、進軍どころか停滞し場所によっては押し戻される戦線すら存在する。
だと言うのに現場と後方の意思疎通ができないのはどっかの島国の軍隊だけではない様で、帝国でも現場と後方と意見の相違が見られた。
「負担を無くす為の侵攻が、かえって帝国を苦しめるとはな…………我々にガリアに対する驕りがあったのは確かだ」
「し、しかし将軍! ガリア戦線の兵力は敵を上回っています!! 抵抗の象徴であるランドグリーズさえ手に入れれば我々は……」
「確かにそうだな、貴様の言う通りだ……………………ガリアへ宣戦布告から八ヶ月経って、首都手前にすら辿り着けていない点を除けばな」
威勢のいい言葉で取り繕った所で、事実を言われては押し黙るしかない。
事実帝国軍は総兵力で上回っていながら、中部ガリアや南部の森林地帯、北部の山岳地帯で頑強な抵抗で進むことができず、支配地域ではレジスタンスによる抵抗が強かった。
中部で前進すれば敵は自分たちの全てを把握しているかの如く、精密な砲撃を繰り返し、北部の山岳を進めば高低差を生かした陣地防衛と地下要塞によって苦しめられ、南部では森林地帯でのアンブッシュやゲリラ戦を仕掛けられ、決して無視できない損害を被っていた。
ガリア軍がここまで組織的な抵抗を行えているのは、どっかの引き篭もり気味な第三国の影響だった。分隊単位で無線機を所持し、帝国軍の無線を傍受できる通信設備や逆探装備も譲渡されていた。
どこに攻撃が行われるのか、何処の補給拠点から何処を経由して前線に物資が運ばれるのか、或いはどの地区で何が不足しているかなど多岐にわたる情報がガリアには筒抜けだった。
また装備の性能も関わってくる。特に北部では14.5mmの対戦車ライフル弾を使用する
これまたどっかの島国からの入れ知恵で開発に漕ぎつけた戦車でさえ、500m前後なら正面から破壊される可能性すらあるのだ。
塹壕を掘ったところで、高所を確保されている為止まるだけ危険である。かと言って前に進めば顔見知りが文字通り消えてなくなる為、停滞を余儀なくされていた。
「士気の低下も著しく、人員の入れ替えや官給品の配布等で多少は誤魔化していますが……攻勢の時期を間違えれば」
「分かっている。敵が山岳から出てこないのなら、そこに押し込めればいい。幸い北部には纏まった数の砲兵隊が居る事だ、山から出て来れば野砲の火力で押し止める。平地まで後退させ防御線を構築させるんだ」
「ハッ!」
「南部は如何されますか?」
北部で起きているなら南部も同様で、ヴァルキュリア人が開拓する以前の、森林に覆われたヨーロッパ大陸の様に、広大な原生林の森林地帯が広がっている。
北部ほどではないが、それでも2000m級の山々が木々を生やし、幾多もある河川と共に帝国軍の進軍を阻んでいた。
北部同様、膨大な兵力を維持しながら進軍する都合上、ガリア側にある程度進軍ルートを割り出されていた帝国軍は、山岳とは違い視界の開かない森林地帯で昼夜を問わないゲリラ戦と砲撃に悩まされていた。
「南部も同様だ。完全掌握に至らない地域は全て放棄させろ、南北から戦力を抽出し、中部ガリアを攻める」
「しかし、南部には自軍後方で活動するゲリラ部隊の補給拠点がある、との報告もありますが……」
「完全掌握も出来んうちから占領地を広めて負担を増やすくらいなら放っておけ。ただし、河川に架かる架橋は全て破壊しろ」
「分かりました、その様に取り計らいます!」
「閣下!!」
「この際ガリア全土の占領は後回しだ。障害の少ない中部ガリアを突き進み、一挙に西部戦線後方へと浸透する…………まぁ、最早手遅れだと思うがな」
中途半端な攻勢ではなかったが、たかが小国と侮っていた結果がこれだった。攻めるしかないのに攻めたら敗北が決定付けられ、守りに入った所で今度は何百万と言うガリア市民がゲリラ化したガリアで地獄の掃討戦を続ける羽目になる。
かと言って上司に撤退を具申すれば勝つまで帰ってくるなと返答される。兵員と物資を送られるだけマシだが、裏を返せば何かしら成果を出さなければ後退すら許されない所まで来ている。それ程にガリア戦線突破の重要性は高かった。
問題があるとすれば、最早突破した所で現状では戦線に何ら影響を及ぼさないと言う事で、ガリアは完全に轢かれ損である。可哀想(他人事)
「…………方面軍司令部は成果を上げるまで帰ってくるなと言う事だ。この一手で現状を打破を計る。総員奮起せよ!」
「「「「「は!」」」」」
攻めても引き返しても貧乏くじが待っているクソゲーの様な状況に、ガリア方面軍は少しでもマシな結果を出すべく奮闘していく。
ガリア方面軍
「もう(中部突破して無理やり打通するしか)ないじゃん……」
ガリア
「んほぉ^〜! さっさとくたばって下さいまし〜‼︎」
プロイセン
「ガリアが死ぬまでには要塞も完成しそうやな。って事で中立で支援できないけど頑張ってね‼︎」(律儀)
協商
「やっと戦車の備蓄溜まってきたからそろそろ攻め時やな!」(優勢火力&機動戦)
帝国
「徴兵して塹壕掘ってコンクリートで固めるしかないじゃない⁉︎(大量突撃右ルート)
合衆国
「小銃弾が無理なら必需品くらい送ってやれよ……」(ドン引き)
コロンビア
「ビバ!プレジデンテ! 同じ中小国仲間であるガリアに支援を! と世論が沸騰しております‼︎ 勘弁して」(本音)
日本
「同盟国は蝶よ花よとね、育てていくんや」(ODA)
アジア諸国
「あぁ^〜生き返るわ^〜‼︎」(独立する気無し)