悪い事って良い事以上に連鎖爆発すると思うんですの(人類史)
1921年。
極東で起きた大災害を境に、世界は良い意味でも悪い意味でも変化していた。
この災害で世界経済は深刻なダメージを受けた。もっと正確に言えば、世界の半分が深刻な経済危機と大不況の煽りをモロに受けた。
東西に限らず、大戦に参加した欧州諸国は膨れ上がった軍事費による財政圧迫、徴兵による労働人口と消費者人口の減少、第一次産業の衰退、いずれかが原因の経済的危機にせっつかれていた。
列強と呼ばれた国家群が疲弊する程に戦争が長引いた原因は、単純に大陸国家である帝国連合に通商破壊や海上封鎖と言った類の効果がほぼ限定された結果、帝国の経済に何ら影響を与えることができなかった事(なお他の加盟国)
もう一つはフランスとプロイセンと言うグレートミートウォールを保有し、その後ろで植民地人を使って徴収した工業力を使って物資と兵力を提供し続けるエディンバラ、そのエディンバラに生活必需品と足りない資源を、他の欧州国家に武器弾薬と生活必需品を貿易で提供し続ける新大陸勢力が居る事だった。なお帝国は帝国で陸路で連邦と貿易していたので新大陸組にとやかく言う事はなかったらしい。偉いね♡(畜生)
これだけ見たら大日本帝国連邦とステイツやコロンビアの代理戦争だが、強いて言うなら新大陸組は協商には余り興味を抱いていない。むしろ貿易と援助はしているが、それは単に経済的に利益があるからと言うだけで、本音は「死ぬ寸前まで殺し合っててくれ」(要約、死ね)と言うものだった。
国家体制は根本で異なるものの、君主を祭る国家としては国民感情的に欧州で起きた事件がきっかけで日本は帝国寄りの姿勢だった。故にパナマ運河の使用権も大幅に帝国に譲歩したし、制限付きではあるが
そして意図は無かったり違ったりしたが、外野から支援して間接的に欧州を火達磨と地獄にしていた当の新大陸と大日本帝国連邦は実に親密な外交関係を持っていた。
お互い欧州の戦争には不干渉、ただし貿易はするし向こうから
欧州は、帝国も協商もお互い潜水艦を使った無差別的な通商破壊は控えていた。どっちかでも殴った場合、世界最大の海軍と世界最大の陸軍を伴った2つの覚醒帝国が西と東から押し寄せてくるのだ。Stellarisだったらリセマラ不可避である。
お互い経済的にも食糧的にも危機的状況を迎えないが、逆にステイツも日本も無関心な為、お互い第三国から全く助力を得られないせいで無駄に戦争が長引き、結果として欧州列強だけが疲弊する結果となった。
遂に迎えた終戦も実に虚しいものだった。失ったものに対して得たのが飛躍的に進化した軍事技術と無駄に整備された鉄道網だけだった。
結果的に領土を割譲できた帝国側も、その領土と言うのは砲弾や銃弾による鉛や化学兵器による土壌と水質汚染。プロイセンが整備していた農業用水路の多くは破壊され、農地だった多くの土地が戦地となり長年幾多の砲爆撃に晒された結果、湿地帯となり多くの不発弾が眠る不毛の大地となっていた。
が、流石にここまで殴り合うとは考えていなかった外野2名が、流石にこの状況を見かねて支援策を掲示、
社会インフラや雇用問題に関しては日本が担当し、鉄屑や鋼材、建築資材などを優先的に欧州へ回したりと手厚い支援(介護)が行われていた。
なお何故かガリアから日本へ謎の支払いが発生していたが、半世紀近くは何が原因で支払いが発生しているのかは明かされる事は無かった。
なおここまでの長ったらしい内容を詰め込むとこうなる。
ステイツ
「やっぱ欧州ってのはクソだよクソ!」(極まるモンロー)
コロンビア
「製造ライン増やさないで民需売ってるから高値になりますけどそれでも買ってくれる(買うしかない)から欧州さんには頭が上がらないですわよ^〜!(嘲笑)
ついでにヒスパニア人も死んでくれてラッキーですわ!そのまま西ゴート王国の様に歴史上の存在になってイスラームに滅ぼされるまで進むといいですわよ!」(畜生)
エディカス
「なんか昔より植民地儲からない……儲からなくない?(植民地パージフラグ)
まぁその分ヒスパニア人から色々絞るか。陣営の条約破ったんだから当たり前だよなぁ?」(正論パンチ)
ヒスパニア
「んほ^〜!!!!!!!!!!」
フランス
「取り敢えずヒスパニアとアフリカから絞るだけ絞るか!」
ヒスパニア&イスラーム&黒人s
「んほ〜^!!!!!」
サルディニア
「旧領も奪還できないし労働人口と消費者人口減って育ち盛りが死にまくったせいで経済が死ぬぅ⁉︎経済が死ぬねんこんなんじゃ‼︎」(要介護者)
プロイセン
「(帝国は)殺す」(殺意)
共和国(ポーランド=リトアニア共和国枠)
「わりぃ、俺死んだ!」(ポーランド、リトアニア分裂)
二重帝国
「宗主国様ぁ‼︎ 助けてくださいましぃ〜‼︎国体が残るならどんな乱暴狼藉も見なかった事にするので軍隊派遣して暴徒抹殺手伝ってくださいまし^〜‼︎」(主にセルビア人)
セルビア人
「ざけんじゃねぇぞマジャル人もどきと近親相姦野郎どもが‼︎」(国辱)
帝国
「(皇帝が病床に伏して先が長くないってのに)あぁもうめちゃくちゃだよ!」(割と被害者)
日本
「プハァ!」(胃薬を飲む外務省の図)
アジアs
「今日もいい
帝国
「死の商人かな?」(批判)
日本
「不介入を掲げた中立国に侵攻するのはいけないと思うんだ!」(ど正論)
という訳で、復興に足の引っ張り合いもないという事で、まずはお互い世紀の大戦争と言う人災からの復興を目指してレールを敷き始めた頃、そのレールを手動で引いていた国家の首都で
これ自体は前々からあらゆる対策や施策を施してきた為、日本経済に深刻なダメージを与えるものではなかった。
煽りを受けたのは大体海外勢で、特に影響を受けたのは欧州…………ではなくステイツだった。
その日のうちにまず対日貿易に関わっていた企業の株価が下落した。最初こそ数人が売りに出す程度だったが、正午を回る頃には市場は売り一色になり、気がつけば株価の大暴落を引き起こしていた。
それ以前に戦災後の欧州に借款と言う形で米国市場から資金を流出させていた事、事前の政策金利で平均株価が400ドルを超えて膨れ上がっていた事、ロンドンやパリの銀行が金利を引き上げた為にステイツの資金が国外に流れていた事、言ってしまえば何もかもタイミングが悪く連鎖爆発したのだ。
暴落が大々的に報道され、その影響を受けて飛ぶ鳥を落とす勢いで急落する事になる。一時は投資家や株主による買い支えで歯止めを掛けようと目論んでいたが、それも焼け石に水で買い支え後はすぐに急降下していく事になる。
また暴落から5日後にそれ以上の大暴落が発生した為に、ステイツ株式は市場を閉鎖。暴落が起こった火曜日、そしてそれ以上の暴落が発生した翌週の木曜日までは、投機による身投げや投資家の自殺、自暴自棄による犯罪が相次いだ為、ステイツでは「惨劇の5日間」と呼ばれる様になる。
それで止まればいいものの、次から次に連鎖爆発が起こる為に、見かねたコロンビアと日本が工業製品を中心に米国製品の受け入れを行ったり、運河使用料の割引や期限付きの免除措置や、ステイツの為替介入を積極的に受け入れるなどの応急措置を取ったりしている。
見るも無惨に弾け飛んだステイツの恐慌は欧州に波及。戦後経済をステイツからの援助に頼ろうとしていた西側では、大西洋の対岸で爆発した影響をモロに受けた。
戦後間も無く国土は荒れ果て、国家も国民も困窮していたプロイセンでは、終結後の再建プログラムにステイツから借款として資金を援助してもらおうと言うほど、ステイツの経済援助を当てにしていた。その全てが紙屑と成り果て、自国の金だけが流出していく事になった。
なおエディンバラやフランス等の植民地を持つ国家が独自にブロック経済を組織し、プロイセンだけが弾かれた結果、時限爆弾のタイマーが起動したのはまた別の話。
あとサルディニアはまたシチリアとかサルディーニャとかジェノバとかトリノとかトスカーナとかモデナとかルッカとか教皇領ローマとかに分裂しそうなのもまた別の話。(ほぼ爆発四散)
ステイツ
「死にました^〜‼︎」
コロンビア
「アカンこのままじゃ(ステイツと運河利権で経済ズブズブなウチまで)死ぬぅ‼︎ 患者(お互い)が死ぬねんこんなんじゃ‼︎」
エディンバラ
「もう(ブロック経済しか)ないじゃん……」
フランス
「ほなワイもブロックやで^〜」
プロイセン
「あ ほ く さ」
サルディニア
「ガリバルディー‼︎ガリバルディー(祖国の惨状)見てるかぁ⁉︎ 教皇様有難う!(神権政治) フラッシュ‼︎(内閣総辞職)」
日本
「どうなっちゃってるんですかこれぇ‼︎」(爆心地)
恐慌の影響は東ヨーロッパにも及んだ。特に戦後不安定化していた共和国はこの大恐慌をキッカケに分裂、連合王国時代から国家の大部分を占めていたポーランド人の国家であるポーランド共和国、そしてバルト地方一帯を統治していたリトアニア共和国へと分裂する事になる。
なお分裂して生き残ったは良いものの、後々になって帝国とメガ進化()したプロイセンに分割される未来が待っている模様。
大戦が発端で国内に大量の不穏分子を抱える事になった二重帝国だが、近代になっても依然、宗教に重きを置く宗教国家。信仰力さえ有れば労働者が湧いて出てきたり、戦艦やMBTやジェット戦闘機が出てくるなんて事はないが、信仰している
宗教勢特有の祈りの力()で大体の不平不満はダルクス人に押し付ければ万事解決で、天災が起こったり人災が起こったり、失政で何十万人が餓死したり病死したりした時、大体ダルクス陰謀論で片が付いていた。
多民族溢れる近代国家の姿か?これが……()
しかし今回ばかりはそれで収まりがつきそうになかった。長い戦争と全てのものを戦場に送り込む国家総動員体制は、国の根幹である国民を大いに疲弊させた。
もはやダルクス人が云々という文句で通せなくなっていた。世論は政府批判へ傾き、それまで鳴りを潜めていた少数民族による独立機運が高まり、それに便乗した暴動も発生し警察隊や駐屯軍との衝突が絶えず行われていた。
もはや復興どころの話ではなくなった為、二重帝国は宗主国である東ヨーロッパ帝国に救援を要請。面子もある為仕方なく二重帝国へ治安維持軍を派遣、その翌週にブダペストで大規模な暴動とストライキが発生、これを二重帝国が軍を動員し多数の死者を出して鎮圧した「ブダペスト動乱」が起こり、その数年後にはプラハで同様の事案が発生するなど、かつての栄光は消え失せ、その後も情勢が回復する事はなくバルカン半島の火薬庫へダウングレードが進む事になる。
おそらく一番割を食っているであろう東ヨーロッパ帝国こと帝国はエディンバラ同様、盟主として戦後処理に追われていた。
皇族は突然殺されるわ戦争には勝ちきれないわで貧乏くじを引く上、国内には名目上戦争は有利に進んでいたと言うしかないし、でも領土を直接奪うのはプロイセンの反感を買うし、かと言って鉛や化学兵器で汚染された土地は欲しくないしと、20世紀に入ってから割と碌な目に遭っていない。
多分因果応報だと思うんですけど(反帝国主義並感)
ただ帝国は帝国で皇帝による大粛清によって、数年間は政治的混乱に悩まされる事になる。
その中で、運良く粛清を免れた皇族の1人が後々の話題になるのはまた別の話。
ポーランド共和国
「うちら、方向性の違いで分裂します!」
リトアニア共和国
「そう言う事なんで」
二重帝国
「んほ^〜‼︎ポーランドでもなんでもいいから助けてくださいまし^〜‼︎」
帝国
「あぁ、もう滅茶苦茶だよ」(諦め)
皇子s
「ワイが正統なる後継者や!」
諸省s
「せやせや!」(便乗)
皇帝
「死ね」(直球)
MKSMRAN皇子
「気が付いたら周りの皇族がウラルの鉱山に消えていってる……」
コミュニスト
「やっぱ王侯貴族や権威主義はクソ、ハッキリわかんだね。
万国の労働者よ! 団結せよ‼︎」
ナチズム
「やっぱ多民族はクソ! 時代は民族自決で純血主義‼︎
と言う事で甥の木村、アップします」
ファシスト
「え、何あいつら怖っ……近づかんとこ……」
勝者と敗者がいないのに変わり果てた欧州、繁栄と栄華は過去のものとなり、既存の世界秩序は崩れつつある。
ヨーロッパは混迷を極めていく中で、この先どうなるかはまだ誰にも分からない。
ただしどっかの国の外務省と財務省は上から下まで美しく死ぬ()
外務省
「今日も帰れないから徹夜カップラーメンか……」
財務省
「ふ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛っ゛
ま゛ん゛そ゛く゛!゛ ま゛ん゛そ゛く゛!゛」
日本
「もう日本人……じゃねぇわ、大和民族だけじゃ仕事が回らねぇ!余裕のある地方(当社比)から人材片っ端から呼び寄せるしかねぇ!」