今回、東方projectの二次創作小説を書きます。
下手かもしれませんが、楽しんで読んでいただけると嬉しいです。
幻想郷も、うん十年が過ぎた。
常識と非常識が逆となる幻想郷といえど、時は過ぎる。
うん十年もの時間が経てば、人も妖怪も変わってゆく。
人も妖怪も時が経てば成長し、老いて、そして死ぬ。
たとえそれが何者であっても、だ。
そして今宵、例外もなく。
幻想郷の巫女、博麗霊夢。
九十二歳。
老衰により、博麗神社にて、息を引き取る。
博麗霊夢の死。
博麗の巫女の不在。
それは、幻想郷中に知れ渡る。
博麗の巫女の死が意味するのは、妖怪を退治していた最大の存在の消失を意味し、博麗大結界の管理者の不在を意味する。
つまりは、妖怪達にとっての目的成就の最大のチャンス。
『博麗霊夢』がいなくなった今、次の巫女が力を得る前に。
隠れてこの時を待っていた妖怪達は、それぞれの目的の為に動き出す。
ある妖怪は、幻想郷の支配者となる為。
ある妖怪は、自らの夢を叶える為。
ある妖怪は、結界を壊す為。
数多の妖怪達が、少しずつ、しかし確実に動き出していた。
博麗霊夢は、次の巫女を決めていた。
博麗霊夢の晩年に起きた出来事。
晩年においても、博麗霊夢は妖怪を退治を続けていた。
この時の妖怪は強くなかったが、この時、博麗霊夢の力はすでに弱まっていた。
この戦いによって、博麗霊夢は傷を負った。
普通の妖怪退治ですら苦戦を強いられる。
自ら力が弱まっていることを改めて悟った霊夢。
そんな中、ある妖怪を退治した時。
博麗霊夢が自ら出向いて、妖怪を退治した最後の日の出来事。
その妖怪の住んでいた洞窟には、赤子が1人いた。
きっと先ほど退治した妖怪が、後で喰らおうと何処かから攫ってきたのだろう。
博麗霊夢は、その赤子を助けようと、手を伸ばした。その時であった。
その赤子は、
空に浮かび始めたのだ。
それは、自分と同じ力を、能力を。
その赤子が持っていると言うことであった。
博麗霊夢はすぐさま、神社へとその赤子を連れて帰った。
その後、幻想郷の賢者、八雲紫をはじめとする、幻想郷の重鎮達と相談。
そして決まったのは、その赤子を育て、博麗霊夢の死後。
次の博麗の巫女とすることであった。
博麗霊夢はその赤子を育てることに専念し、
妖怪の退治や、博麗大結界の管理は、一時的に幻想郷各地の者に協力してもらうことで、なんとかしていた。
幸いにも、その子には才能があった。
能力を使い、空を飛べるようになった。
妖怪に対する戦い方も、結界の管理も身につけた。
博麗霊夢が死に、新たな巫女となった少女。
彼女の名は、『博麗霊灯』(はくれいれいとう)。
これは、新たに巫女となった少女。博麗霊灯。
彼女に起こる、異変をはじめとした出来事の物語である。
次回から第一話。
新たに博麗の巫女となった霊灯と、最初の異変の始まり。