らなー:やべぇよ…やべぇよ…
あくま:マンハントの時間だぁ↑↑ 三┌(┌^o^)┐
今回はより独自解釈入り。突然来るぞ!気をつけろ!!
突如王都に現れた炎の壁。そこから無数の──悪魔と呼ばれる生き物が確認された。
王城の一角ではそれを受け、本来対八本指に集められた私兵、そして緊急招集を受けた冒険者が集まっていた。
オリハルコンから
「以上が現在の状況です」
ラナーが状況を口にする。
無数の悪魔が確認された事、炎の壁は出入りが自由である事、触れても熱さは感じられない事。
そして──無数の住民が行方不明になり、徐々にそれが増えている事。
「誰が起こしたのか、何が起こっているかはわかっていません」
だが悪魔が確認された以上、恐らく住民が行方不明となった今、襲われているであろう事は紛れもない事実。
一刻も早く悪魔を討伐しなければならない。
「情報がありません。しかし、手をこまねいて待っているわけにはいきません」
必ず複数のチームで行動する事、危険を感じたら近場のチームに救援要請を送る事。
大きな問題や強大な敵が出現したら合図を送る事──無数の作戦を決めていく。
同席したガゼフは同行できない事──それにより王族貴族への不満が高まっていく。
ラキュースのフォローもあり、表面化は抑える事が出来るが、皆顔を顰めている。
「皆さん、お願いします。どうか、国民の命を御救いください」
話を聞き終わり冒険者や私兵達は街へと駆ける。
巨大な炎の壁へと。
・
「砕けや!」
「おい!誰か居たか?」
「家の中には誰も居ません!」
先頭を駆けるのは蒼の薔薇率いる冒険者。多くの悪魔を滅ぼしながらも進む。
「住民は何処に行きやがったんだ!」
「ガガーラン、気持ちは分かるが先走るな。何が潜んでいるかわからんのだぞ」
イビルアイの諫言に舌打ちしながらも従うのは信頼ゆえの行動である。
わかってる!そう言い放ちながらも奥歯を噛み締める。
「中々の大暴れっぷりじゃないっすかー、私も混ぜてほしいっすー」
気の抜けるような声が背後から響く。
そこには、見覚えのない仮面をつけた女性が立っていた。
・
(ち、ちょっと…だけ…調子に乗ったっすかね…)
「
「
「
(ま、不味いっすね。ちょっと舐め過ぎたっす…雑魚が邪魔…!)
──突如冒険者の中に現れた仮面をつけたメイド。
皆が驚き、…誰?と首を傾げていたのだが…
「あー、やっぱその顔好きっす。それじゃ、お仕事開始っすね」
そう言い放つや一人の冒険者の首が飛んだ。
それが開戦の狼煙となっていた。
突然の光景に固まる冒険者達だったが、歴戦の蒼の薔薇は違った。
即座に状況を理解し、ラキュースの指示の元に行動を開始する。
イビルアイを始めとした、遠距離での攻撃を主力で攻める。
ガガーランを始めとした近距離職は後衛の防御と、メイドの攻撃タイミングを潰す。
長年の経験とチームワークは徐々に戦力差を埋め始めていた。
(一旦離れてまずは雑魚を…!)
メイド──ルプスレギナの能力を持ってすれば十分であるはずだった。
しかし攻撃しようとすれば横槍が入り、振り向けば背後から魔法が飛んでくる。
傷を与えても即死させるか致命傷を与えなければ、神官系冒険者が直ぐに立ち上がらせてくる。
苛立ちが彼女から注意力を失わせていく。
「逃がすかよ!武技<超級連続攻撃>!」
「止める。不動金縛りの術」
周りには多くの冒険者も倒れているが、駆け付けた後続や回復魔法で戦線復帰してしまう。
「おいおい、俺の全力だぜ?どんな頭蓋骨してんだよ」
「あの帽子が固い可能性」
「俺の
「
「させない。爆炎陣」
仮面の下で舌打ちをする。
ちょっと調子に乗り過ぎた。
だが強いのは仮面の子供だけだ。しかし周りが邪魔すぎる。
神官戦士だ。あいつのせいで終わらない。まずはあれを始末する。
「…
「消えたぞ!」
「全員離れろ!
「ここか!ぶっ飛べやぁ!」
砂の流れがおかしい部分に
侮り過ぎた。格下だと少しだけ見くびり過ぎた。もう少し慎重に動くべきだった。
数が多い。
「居ました!
「いい加減邪魔っすよ!!」
「させるかよ!!オラァ!」
「ガガーラン!こっちに飛ばせ!」
くそ!さっきからずっとこれだ!
「
「超技!
(あ、これはちょっと不味──)
・
「やったか…」
糸が切れた人形のように大地に転がる仮面の女。
皆息が上がり肩で呼吸をしている。
「炎の壁が消えていない…こいつが出したんじゃないのか…」
「とどめを…」
「それくらいにして頂きましょうか」
気が付くと
腰から尾が姿を見せているが、その立ち振る舞いは貴族を思わせる。
何処から現れた…?疑問が疑問を呼ぶ。だがそれ以上に感じる物がある。
恐怖だ。
この男はヤバい。それはその場の全員が感じ取り、額からの汗が止まらない。
「──調子に乗り過ぎですよ。全く…ここから先は私が変わりましょう」
男が指を鳴らすと2体の悪魔がグニャリと現れ仮面の女を抱え空へと消えていく。
息を潜めながらイビルアイは小声で口を開く。
「…ラキュースだけでも逃げろ。あれは…圧倒的だ…化け物なんて生温いものじゃない」
それを聞き、意図を理解する。
ここに居れば全員が死ぬ。蘇生魔法を使える彼女だけでも逃げろ。そう言いたいのだ。
ティア、ティナ、ガガーランも小さく顎を引く。
「さて、我々も忙しい身ですので。早速始めましょう」
口調とは裏腹に、凄まじいまでの憎悪と殺意が叩きつけられる。
それだけで股間を濡らす冒険者や腰が抜けてしまう者も居た。
「では参ります。まずは数を減らさせて頂きます。こうも多くては鬱陶しいですから」
「
優雅に振るった腕に続くように背後に背後からの熱波と共に…爆発音。そして巨大な蒸気が上がっていた。
「これはこれは…」
イビルアイ達が慌てて振り返るとそこには、一人の少女が浮いていた。
・
仮面の男──デミウルゴスは目を細め、己の炎を中和した少女を見る。
後ろの冒険者を全て殺す予定だったが…死人が出ていない…。
セバスの言う推定レベルは最低60。
ここに現れるとは想定外──。彼女達は王都を出て行ったと聞いている。
戻ってくるにしては速すぎる。それに視認できない程度に十分な距離を取る時間は待ったはず。
つまり考えられるのは──転移系魔法。そして探知系魔法。
しかし今、何より問題となるのは手を出してはいけない事。
「チ、チビ!?何でここに!」
ガガーランが叫ぶ。他の蒼の薔薇も何が起こったのか分かっていない。
「襲われてる人を助けるのはルール内だからせーふ。
それにガガーランは友だち」
それを聞きデミウルゴスは思考する。
今己のするべき事。
一つずつ確実にそぎ落とす。心の拠り所となる物を。
「皆逃げた方がいい。あれはちょっと強い」
「それは困りますので、まずは転移を阻止させて頂きます。
「さて、貴女はそこで見ていればよいのです」
背中から翼を生やし飛び上がる。
「悪魔の諸相:触腕の翼」
一本一本が鋭利で鋭く薄い触手のような羽が冒険者達に大量に飛来する。
が、届かない。水の膜の様な物に弾かれる。
アレが──アインズ様すらご存知ない魔法ですか。
少女の周りに水の塊が浮かび上がり──
水の塊から大量の紐状の水柱がデミウルゴスへ襲い掛かる。
(無詠唱…そして──早い!)
「
その光景を、まるでマジックショーでも見ているように呆然と冒険者達が眺めている。
…水の柱は蒸発させた。
──
何より手を出す事は許可されていない。
まだこちらにダメージを負わせてくれば考えもするが…
特殊効果があるかもしれない未知の威力の魔法を自ら受けるのは危険。
困りましたね──
・
──王に近寄せるな!!
小太りの男が悲鳴のように命を出す。
蒼の薔薇達と大きく離れた、炎の壁に包まれた王都の一角。
そこは地獄だった。
王を守る。その為に王城に戻ったが、王が出陣すると言ったのだ。
お前達は王を守る兵か、城を守る兵かと問われ、迷わず戦士長達は王に付き従った。
レエブン候と呼ばれる貴族から兵を借り受けた小太りの男──ザナック第二王子は王の側で顔を青く染めている。
王国一の武力と称されるガゼフもこの光景には目を見開いている。
一滴の返り血すら浴びていない1人の女性を目にして。
「あんまり楽しめないわね」
白亜の仮面を付け、純白の布地に銀の刺繍が入った丈の長いドレスを身に纏った、金髪の貴族の様な女性。
近寄る兵の攻撃を小指で弾き、片っ端から首を、腕を切り落としている。
そこからあふれ出る血液は女性の上で球体を形作っている。
「ば、化け物…」
「化け物…?そうね。残酷で冷酷で非道で――それでいて可憐な化物よ」
「王はあなた?」
首を傾げながら王冠を被った老人へ告げる。
見た事のない虫を指すように。何の興味もなさそうに。
「…そうだ。余がリ・エスティーゼ王国、国王のランポッサだ」
老人が口を開く。
それを聞き、満足そうに頷いた女性は告げる。
「そう、それじゃ死んでもらうわ」
「…お前は何者だ?何故我が国を襲う?」
「お話をする必要はないのよ。どうせ死んでしまうのだから」
一歩、また一歩と王へと歩み寄る。
当然兵士達が止めようとするが、何の足止めすら出来ずに転がっていく。
(ああ…いい香り。下等生物でも血の香りだけは最高にいい香りでありんすえ…ああ、ダメダメ。今はお仕事しんせんと)
「それ以上は行かせん」
女性の前に王国の至宝とも呼ばれる装備を身に付けた者。
王国戦士長が立ち塞がる。
「ん?誰?」
「私は王国戦士長ガゼフ・ストロノーフ。王国の剣にして盾。王にはそれ以上近寄らせはしない」
「ふふ…私に勝てると思うの?」
「私は王国戦士長、我が命は王に捧げている。勝ち目が薄い難敵であろうと逃げるような真似はしない」
「可愛いでありんすねぇ…おっと。それで?少しは楽しませてくれるの?」
無言でガゼフは握る剣に力を籠める。敵は難敵。少しの油断もできはしない。
自身の持てる全ての力を…我が人生の全てを…この一刀に。王を守るために。
「準備はできん…ああもう。あなたも中々いい香り。もう長くは待てないの」
「でも少しくらい遊んであげてもいいのよ。準備はできた?」
頼む──頼む!!ザナックは両手を合わせ祈る。
俺はまだ死ねない。父上もまだ死なせるわけにはいかない。
この国を──こんな所で潰すわけにはいかない。
頼む!ガゼフ・ストロノーフ!!王国戦士長!!あの悪魔を殺してくれ!
「準備は出来たと判断するわ。それじゃ、一方的に蹂躙させてくださいな」
コツコツとヒールが石畳を叩く。それはまるで花畑を散歩する淑女のように。
剣を構えるガゼフの方へ、ただただ真っすぐ歩いていく。
──戦気梱封、可能性知覚、流水加速、急所感知
弱点、なし。一つ小さく息を吐き、目を見開く。
──六光連斬!!
「なぁに?ろっこう?剣が六本に増えるとかじゃないの?」
「ば…ばか…馬鹿な…」
白魚のように細く美しい指で優しくつままれ剣が止められる。
その光景に兵も、王、王子も全ての者が固まった。
仮面の下でクスクスと笑う女の赤い瞳が揺らめく。
「バ、バカナ?ふふふふ、アハハハハハ!」
「やっぱり面白いわねぇ!人間は!!アハハハハハハ!!」
「ん?あなた、まだやる気なの?」
剣を必死で押し込もうとするガゼフの瞳に諦めの色はない。
恐ろしい力で抑え込まれている国宝
押し込めさえすれば…或いは…!その一点に賭け全身全霊で押し込むがピクリとも動かない。
大の大人が小柄な淑女の抑える剣を顔を真っ赤にして押し込もうとしている。
「アハハハハハ!最っ高!!最高に面白いわアナタ!!!
後で吸って玩具にしてあげ──」
──ドゴッ
否、表現するならズゴォンだろうか。空から降ってきた"何か"で巨大な土煙が立つ。
何が起こったのかを理解した物は誰一人として居ない。
「がはっ!ごほっ!何だ!?」
突然の爆発のように起こった土埃を払いガゼフは即座に体勢を整え、固まった。
──見知った姿がそこにはあった。
「生きとったかや?」
・
「フェディエル殿…?な、何故…」
「ワムデュスのように申すなら、一宿一飯の礼というやつかや」
「か、彼女は一体…」
続けざまの突然の光景に、王も唖然と疑問を口にする事しかできない。
兵士達も唖然と口を開けてその光景を見つめている。
その状況を変えたのは彼女の一言。
「下がるがよい。死んでおらぬ。いや、死んでおるのか?
ここに居れば主らも死ぬぞ」
その一言で皆が我に返る。
「誰とも分からぬ女性を一人残して逃げるなど…」
王が口を開くもそれを搔き消すようにもう一つの声が上がる。
「父上!彼女は少なくとも戦士長より強者です!引いてください!
おい!お前達!王城まで王を護衛せよ!急げ!」
王の言葉を遮ったザナックのその一言で兵達は一斉に動き出す。
「フェ、フェディエル殿…」
「はよう逃げよ。今度また馳走でも持って参るがよい」
手をひらひらと動かす彼女にガゼフは心からの感謝を告げ、駆ける。
王の元へと。
「…お前、覚悟はできてるんでありんしょうね」
瓦礫からむくりと立ち上がった女性──シャルティアにあった感情は──怒り。
頬に垂れるは血。これは私の…?
殺す。絶対に殺す。ただそれだけの感情。
アインズ様から手は出すなとは言われた。
──だが反撃するなとは言われてない!
「死ねやぁ!」
踏みしめた地面が砕け、瞬間シャルティアが消える。
恐ろしい速さの拳が腹部へ迫る。
──当たった。小気味いい音と共に骨は砕け、背に大穴が開き、臓物と血液が良い香りを漂わせながら噴水のように飛び散り、虚ろな目をして崩れ落ち──
崩れ落ち──てない。
彼女の拳は包み込むように両手で受け止められている。
は?止められた?私の攻撃が?人間如きに?呆然と視線を顔へと上げる。
──ポタリ
手に暖かい何かを感じる。その感覚で我に戻り飛びのく。
受け止められた。それを再度確認し、瞬間シャルティアは考えを改める。
頭を埋め尽くしていた殺すという感情が抜け落ちる。
アレは自分に無礼を働いた下等生物じゃない。
少なくとも自分の攻撃を止める事が可能な──敵だ。
シャルティアは全身の神経を張り詰め観察する。
人間如きが…私の攻撃を止めた。その事実は驚愕に値する。
が、あの手。皮膚が裂けたか?
自分の拳に目をやる。血。──強かろうが所詮は人間。殺せる。
フェディエルは手をパタパタと振りながら対面する相手を見据え、ポツリと呟く。
「この仮初の器では少し苦労するかや?面白い。少し遊んでやろうぞ」
本日は舞台裏。独自解釈したものとか、独自設定したものとか。
自分語りとか。読まなくても問題ないっすよ。書いたっすからね!
あうら :誰が足止め役かはくじ引きねー
えんとま :なぁにこれぇ?
あるべど :外れくじ。回収と破壊工作係。おやつもなしよー
るぷー :やったす!当たりっす!私っす!遊ぶっす!
デミえもん:程々に↑↑楽しんで↑↓くるといい↑↑
るぷー :やっちまったっす…
筆者はプレアデスでるぷーが一番好き
・魔法やらについて。
皆さんご存知
姿、音、気配まで完璧に消す超便利なアレですが、当たり判定が消えるわけではないっぽいので
周りに負の力とか色々混ざった砂嵐を巻き起こすらしいアレ。
砂嵐で砂が舞ってる所に人型に砂が避けてたらバレるよなぁ?という妄想でルプーは犠牲になりました。酷いっす。
砂の中に砂の流れがおかしい所があれば気付くし、負のエネルギー入りらしいので、流れがおかしい所はイビルアイなら多分気付きそう。気付くよなぁ?気付いて。
多分今後もこんな解釈は多発する。するんか?
・炎と水の解釈について。
デミえもんの炎は、書籍を読んでた時は精神とかを焼くタイプの奴だと思ってました。
アニメだとコンガリしてたから実際の炎だと再解釈しました。
でもよう…炎は止まっても水が蒸発するって事はその水蒸気は物凄い高温なわけで…それに包まれた冒険者達は…あっ(察し)
ワムの特別なお水だから、水蒸気も常温のはずだから(震え声)
・ご都合展開について
仮初の器(人形態)Lv80(グラブル☆4)
マジギレ(竜形態)Lv200
本家のグラブルを無理やりこの世界基準に当てはめると、多分こんな感じ。多分。
じゃあ人形態だとlv80で100もないかと言うと、多分そんな事もないハズ。
やる気出すと多分レベルが上がっていく。気が高まる…溢れるぅ…↑↑↑(レベルの上がる音)
なお、本作に上記がしっかりと適用されているのかは書いてる筆者にもわかりゃん。
lv150の人形態とかにも展開次第でなるかもしれない。なるんか?
多分彼女達の感情と、テンションと、展開で能力値やレベルはブレンドされるんでしょう。多分。
何でそんな設定にしたかと申しますと、じゃないと彼女達が本気パンチしたら皆死ぬから…
お空の世界ではlv80の6人組がlv250倒したりするしへーきへーき(棒読み)
本文内でレベルの表記をする事はないと思います。たぶん。雰囲気で楽しんでください。
え?曖昧な表現とご都合は許せない?ユルシテ。
でもよう、そんな妄想をするのが楽しいじゃろ?楽しくない?アッハイ。
そろそろ書き貯めが尽きそうです。
時間ある時に続きは書いてはいるのですが。
そのうち更新ペースが落ちる可能性があります。こんな作品ですが、楽しんで頂ければ幸い。