墓場より   作:ひノし

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第九話

あの日以来、ねずさんは、よく遊びに来る様になった。

 

パチリ ムシャムシャ パチリ ポリポリ パチリ

居間で柿を齧りながら、親父さんと、ねずさんが将棋を打っている。

俺と鬼太郎は、横で眺めている。

パチリ 

「王手じゃ」

「ぬ!…………あぁ〜〜クソぉ〜」

勝負がついたか。

「強ぇな。親父」

「主もな。ねずみ」

「二人とも強いなぁ!途中から、何が何だか分からなかったよ」

「ホッホッ。慣れじゃよ、水木さん。儂も最初は弱かったしのぅ」

「そんなもんですか?」

「まぁな……うん?…待てよ親父は誰と打ってたんだよ、この強さじゃ、相当やりこんだだろ?」

「うん。友達の妖怪とな。あやつは強かったのぅ、十局やって一度勝てるかどうかじゃった」

「そんな名人が」

「妖怪随一じゃった……もう幾年も会うておらん…まだ、この世におるのかどうかも分からんわ」

…寂しそうだな。

「おぁう〜」

「ん、どうした鬼太郎?」

「うぃ」

すっかり板についた、ハイハイで、ずんずん進む鬼太郎。

小さな手足を一生懸命動かしている。

可愛いなぁ。

「ふふふ。どこにおでかけですか?」

 

「今もおるぞ」

 

!!!!!!!!!!!!

「うおおおおおっ!!?」

鬼太郎の目の前に蓑を着た地蔵が、パッと現れた。

俺は考えるより先に、自分でも驚くべき速度で鬼太郎を確保して、思いっきり後ろに飛んだ。

ズドンッ

居間が揺れる。

まともに頭と背中を壁に打ちつけてしまった。

「ぐぁっ!!」

「おい!大丈夫か!」

「なんじゃ!!」

くらくらする……いけねぇ!鬼太郎は!!

「うお〜!けっけっけ」

……喜んでる…。

「はぁ無事か…」

「どしたんだよ。水木ちゃん」

「ねずさん!親父さん!そこに地蔵が!!急に!!」

未だ、すまし顔で、そこにいる地蔵を指差す。

「「地蔵?」」

二人が地蔵をミつける。

「うぉ!なんだオメェ!」

ねずさんが俺達の前に立ち上がる。

「!?あぁあーーーー!!『油すまし』!!」

……あぶらすまし?親父さん、知っているのか?

 

「久しいな」

 

「水木さん、驚かせてすまん!!此奴は儂の友達の『油すまし』じゃ!」

「友が世話になっている様だ。礼を言う」

『油すまし』は、重たそうな頭を下げる。

「あぁ、いえいえ」

「何だって急に現れたんだよ!曲者かと思ったぜ!!」

「儂のせいじゃ!此奴の在り方を忘れておった!」

「わしは、わしの話をしているモノの前に現れるのだ」

「さっき話した、将棋の友達が、この油すましなんじゃ!」

知れば寄ってくる…か。

「落ち着きなされ。将棋でも打とう」

「誰のせいだよ」

ねずさんが鋭く言った。

 

ねずさんは手土産で持ってきた柿をどっさり置いて帰っていった。

パチリ パチリ パチリ

親父さんと油すましが、対局している。

「……して、その姿は如何したのだ?」

「…体も名も捨てたよ。息子と友の為に」

「………奥方は?」

「…先に逝った…」

「……そうか……そうか。…何故頼ってくれなんだ。爺と婆も心配しておったぞ」

「…すまん」

「…………」

「…息子とはその子か?」

鬼太郎を見つめる油すましさん。

「そうじゃ。鬼太郎と言う名じゃ」

「鬼太郎か。フフフお主にしては良い名だ……目玉の」

「!…フフフ言いおるわい。油の」

「「ハハハハハハハハ」」

 

その後、二人は黙って打ち合っていた。

「王手」

「……参りました」

 

油すましさんが勝った。

「腕が鈍ったか?目玉の」

「また、すぐ勘を取り戻すさ」

「フフ。じゃあ、また付き合うてやるわ」

油すましが立ち上がって、俺と俺の隣で寝ている鬼太郎に近寄る。

姿勢を正す。

「……ご芳名は?」

「水木です」

「水木殿」

ゴトと音を立てて、重そうな頭を下げる。

「友と、その御子の事、何卒宜しく頼む申す」

俺も頭を下げる。

「身命を賭して」

「……痛み入ります」

頭を上げると玄関に向かう油すましさん。

「帰るのか?」

「その内また、お邪魔させて貰う。目玉のよ…」

「何じゃ?」

「フフフ。新しいご友人に余りご迷惑をかけるなよ!」

「……目玉に染みておるわ!お主は次から玄関から来い!」

「ハハハハ。ではな」

そうして、親父さんの旧い友人は帰っていった。

 

「お騒がせしましたのぅ」

「いえいえ」

「………すまんのぅ…恩返しするなどと言うて…ずっとお世話になりっぱなしじゃな…」

……………………………。

「……いいーや!友達なら、お互い様だろ?…目玉の親父!」

「へっ!!?」

「……あ…ありがとぅ…みじゅきぃ〜〜」

はらはらと涙を溢す親父。

「ハハハハ!泣くなよ!」

…………俺が言えた事ではないがな。

鼻を啜る。

トントン

膝を叩かれてる。

「お!鬼太郎起きてたか」

「ぁいあい」

トテトテと親父の傍に寄る鬼太郎。

「ぇあ」

「ぐおっ」

親父を鷲掴みする鬼太郎。

そのまま、ほっぺたに、くっつけた。

空いてる手で親父の背中をポンポン叩いている。

慰めてるのか。

……やさしいなぁ……。

「ありがどう。ぎだろお」

「おああ」

ん?

「おぁあ。お…あ…い。おっあい!」

おお!!

「おっあい!おあいっ!」

喋ろうとしてる!!

「頑張れ!!」

「おお!ぎだろぉ〜」

「おっやい!お…やぁいぃ」

おやい?おやい。おやい。………まさか!

「おやい!」

「鬼太郎!じ!じ!じぃ〜!」

「!ぅい!おやし!おっやっし!じ!うぅーん」

「いいぞ!!いいぞ!!」

もう少しだ!!

 

「おっやっ……じ!おっやじ!おやぁじぃ!」

「うぉーーーー!!!よくやった!!鬼太郎!!」

「ぎだろおおおぉぉぉお〜〜〜!!!」

親父は噴水となっていた。

 

「おあじぃ〜、なあぁいで」

なんて優しい子だぁ!父親を慰める為に!!

ボロボロ涙が溢れた。

「おお〜ありがとぅなぁ、ありがとぉ」

当の父親は涙が噴き上がっていた。

……何処から出てくるんだ。

 

「おぅお!」

くるっと鬼太郎がこちらに向いた。

「いいこ。いいこ」

鬼太郎の小さな頭を撫でた。

すると、鬼太郎は俺の手を撫で始めた。

「みっ…みじゅぅいも、なかあいでぇ」

うぐおおおおおおぉぉきたろぉ!!

 

噴水が二つになった。

 

翌日、真っ赤に腫れ上がった目を、そのままにして出社した。

同僚達から割と本気で心配されたが、仕事には支障は無かった。

卒なくこなして残業もせずに、さっさと帰路についた。

「こんばんわ」

「はい。今晩は」

さてさて。今晩は何を作ろうかと頭を捻りながら、ぺたぺた歩く。

「きのこがおいしいよねぇ」

「いいですねぇ」

近いうち、皆でキノコ狩りしようかな。

べとべとさんと別れ、家の近くの森に入る。

もうすっかり、日も短くなり森は真っ暗だ。

念の為、腕時計を手の中に仕込む。

すると、腕時計から提灯に変化してくれた。

オカリナさんは気が利く。

それでも、いつも以上に早足で歩く。

 

何も出んなよぉ〜。

 

幸い、いつも通りに森を抜けた。

が、家の前に誰かいる。

二人いる。

一人は、灰色の着物を着ている老婆だ。

遠目では変わった所は無いと思う。

問題は二人目だ。

禿頭の老爺だが……蓑と金太郎のおべべを着込んでいる。

…変態か?

それとも妖怪か?

どちらにせよ、警戒対象だ。

「いざとなったら頼みますよ」

提灯の持ち手が微かに熱くなる。

やる気十分の様だ。

覚悟を決めて、二人に歩み寄る。

「今晩は」

取り敢えず挨拶を。

「こんばんはぁ〜」

ひょいっ、と老爺が頭を下げる。

「挨拶しとる場合か。爺い」

老婆が毒づく。

「其方、(わし)等がミえるのか?」

…妖怪か。

「ええ。はっきり」

「ふむ。と言う事は…其方が水木さんかい?」

おや?

「確かに水木ですが…失礼ですが貴方達は?」

「おお!そうか!いやいや失礼をば。私は『砂かけ婆』と言うモノですのじゃ……ほれ!爺い!挨拶せんか!」

「おぅ!どうも水木さん。儂は『子泣き爺』じゃ!よろしゅうなぁ」

「これはご丁寧に」

『砂かけ婆』に『子泣き爺』か…。

!油すましさんが言ってた、爺と婆かな?

(わし)等の友人がお世話になっとる様で。本に有難う御座います」

「…油すましさんから?」

「そうですじゃ!油のから話を聞いて、居ても立っても居られず、こうして来てしまいましたのじゃ」

「そうですか!どうぞ、上がってって下さい」

玄関を開ける。

「有難う御座います」

「ありがとうのぅ」

 

「親父さーん!ご友人が来られましたよー!」

「失礼するのじゃ」

「しつれーい」

「ちゃんと言わんかい」

親父さんより先にお出迎えがあった。

「み〜じゅ〜き!」

鬼太郎がコロコロ転がって出て来た。

…新しい移動方法だな。

「おおー!ただいま鬼太郎!」

もちもち玉を抱き抱える。

「「おお!!」」

「その子が鬼太郎ちゃんかい?」

「はい。そうです」

「愛いのう!愛いのう!」

「仲良お、やっとるようじゃのう!良がった良がった!」

「みじゅきぃだぁえ?」

「砂かけお婆さんと子泣きお爺さんだよぉ」

「随分丁寧に言ってくれるのぅ」

「じじーじゃよーばぁ〜!」

「ばばぁじゃよーばぁ〜!」

二人共ベロを出して、にらめっこをしている。

「けっけっけっけっ!じー!ばー!けっけっけっけっ!」

ツボにハマったようだ。

 

「鬼太郎〜!!待っとくれぇ〜!!」

小さな足音が近づいて来る。親父さんが来た様だ。

「お〜!おかえりなさい水木さん!」

「ただいま親父さん」

………なんかペラペラしてる気がするが?

…あ…もちもち玉に轢かれたのか………。

「うん?!お主達は!」

「「ばぁ〜うん?」」

「砂かけ婆!!子泣き爺!!久しぶりじゃのう!!」

「あややややや!ほんとに目玉だぁ!」

「…………………」

「うぉ!!しっかりせんか!婆ぁ!」

お婆さんは気が遠くなっていた。

 

皆で居間に移動した。

俺はもちもち玉の鬼太郎を手で転がしていた。

「きゃ〜もっあい!もっあい!けっけっ」

愛い。

しかし、横で親父さんは小さな足で正座させられていた。

その前には、鬼の様なお婆さんと目を閉じてるお爺さんが座っていた。

「……………」

「……………」

「……………」

…冷え切ってるなぁ。とても、間には入れなさそうだった。

「どういうつもりだったんじゃ!!」

「…………どういうつもりとは?」

「何故頼らなんだぁ!!!」

声で親父さんが吹き飛びそうだ。

「ぐぇぇ…………不治の病だったしのう……迷惑かけるのも忍びなくてなぁ」

「こんのぉ」

「こんのぉおおおお」

「こんのくそたわけがぁあああああああああああ!!!!!!!迷惑も糞をあるかぁ!!!一体何百年の付き合いじゃと思うておる!!!それに!身重の妻がいながらぁああ!!!大体!!迷惑言うて!!結局水木さんに世話なっとるやないかぁああああああ!!!!一兆歩譲って頼らんでもええわい!!なんだって!!何処に住んどるくらい言わんかったぁああああ!!!お主達に何があったのかと!!こっちがどんだけ心配しとったのか!!!それが分からんのかぁあああああああ!!!」

……大噴火だなぁ。

鬼太郎も、「うぉーーー」と言って真似していた。

「婆さん…また倒れるぞぉ…」

「じゃあかしい!!子泣き爺いぃ!ぬしゃも言いたい事ないんかい!!」

「いや…まぁのう」

「えーと……目玉のぉ」

「………………なんじゃぁ?」

親父さんは真っ白になっていた。

「儂等のぅ本当に死ぬほど…妖怪じゃけど…心配じゃったんじゃ。何があったんだと。何処に行ったのだと。心当たりを全て探し日本全国津々浦々まで、探し尽くしても影も形も無かった。ハッキリ言って、死んだものだと思っとった。悲しかったよ。哀しかった。寂しかった。幽霊族がどうこうなぞ、儂等は知らん!友達の夫婦がいなくなっちまったのが、只管に悲しかった。」

「じゃが、そんなモン全部吹き飛ぶほど嬉しいんじゃ!喜ばしいんじゃ!そんな姿、目玉になっても、また会えた事が嬉しいんじゃよ……岩子さんは本当に無念じゃ。残念じゃ……じゃが、岩子さんは勝ったんじゃ!クソッタレな病に勝ったんじゃ!その証に鬼太郎がおる!!命懸けで産んだんじゃ!!儂等は諦めていた友達の夫婦の夫と!その妻が命と引き換えて産んだ子供と!出会えた!!有難うなぁ!!生きててくれて!!生んでくれて!!生まれてくれて!!有難うなぁ!ありがとうなぁ…ありがとうなぁ」

お爺さんは、さめざめと泣いている。

…………。

「爺…婆…すまんかった」

親父さんもポロポロと涙を落としている。

「たわけじゃあぁ…ぬしゃおおたわけじゃあぁぁ」

お婆さんは力無く呟いていた。

 

「みじゅきぃ〜なかないれ〜なかへった〜」

「おっおう。ご飯にしようなぁ」

「…皆さん。夕食にしませんか?お婆さん、お爺さんも食べてって下さい」

「すまんのぅ」

(わし)は手伝おう」

「……ありがとう…水木ぃ」

 

「さて」

何にしようかなぁ…。

「水木さん。すまんのぅ…煩かったじゃろぉ…」

「ハハハ。大丈夫ですよ!気に病まんで下さい」

「すまんのぅ……あっ!そうじゃ!」

どうしたのだろう?袖をガサゴソと弄り回している。

「何処いったかのう?………うん。あった。あった」

袖から、三幅くらいの風呂敷包みが顔を出した。

……どうやってんだ。

「いや〜、どたばたして忘れておった!!これ土産の茸じゃ!絶品じゃぞぉ〜!」

風呂敷包みを開くと、なんとも言えぬ芳醇な香りが広がった。

「い〜い香りですねぇ」

そうだ!きのこ鍋にしよう!

 

はふはふ ほふほふ ふぅふぅ

皆んなで鍋をつつく。

鬼太郎は自分でミルクを飲んでいる。

「ぷはぁ。うめ」

…愛い。

「はふはふ。それ親父!食え!沢山食え!食って体を生やせ!」

箸で摘んだ茸を親父さんの口?に、ぐいぐいと押し付けるお婆さん。

「あちゃちゃぁ!生えるかぁ?!」

「生える!生える!生えると思い込め!」

「あちぃ!食べるから!食べるから押し付けるな!熱いんじゃ!」

「へっへっへ!おぅ、いっぱい食え!親父ぃ!」

「フフフ」

仲の良い親子の様だ。

「あちぃと言うとるのに…」

ぼやきながら、目玉を酒の入ったお猪口に浸ける親父さん。

「ぷはぁ!うまいのぅ!」

…おやこだなぁ。

「みじゅきぃ」

ミルクを飲み終えた鬼太郎が、膝の上にちょこんと乗っかっていた。

「なんだい鬼太郎?」

「そえなぁに?」

俺のお椀の茸に興味深々だ。

「……舐めてみるか?」

「ぅん」

箸でとって息を吹き、冷ます。

少し齧り、熱を確認する。

ふぅむ。大丈夫だな。

「はい、ぺろぺろぉ」

「べぇ〜」

ぽかぽかしてるきのこを、ひと舐めする鬼太郎。

口に合うかしらん。

「ん!!」

「どうだい?」

「んまい!!」

「そうか!」

どうやら、気に入ったようだ。くりくりの目がきらきら光っている。

「あ〜」

「はい、あ〜ん」

「うあぁ〜〜ん」

「んなぁあ!?」

突如、鬼太郎のベロがするりと伸びて、きのこを攫って、口ん中に隠してしまった。

お前は蛇かぁっ!?!

「おい鬼太郎!出しなさい!ぺっ!ぺっ!」

喉に詰まったらどうすんだ!!

「ん〜ん」

首を振る鬼太郎。頑固か!

「んぐんぐ」

ごくんっ

呑んじまった!!

「大丈夫か!?」

「んっんっんぅまぁい!!」

ほっぺをもちもち揉んで嬉しそうな鬼太郎。

……………もう食えんのか………。

はぁ!寿命が縮んだぜ。

子供の成長は早い………鬼太郎は突飛して早い事を実感した。

「みじゅき!もっと!もっと!」

「……はいはい。冷ますから、待ってろよぉ」

なるべく小さくして、まん丸な蛇に与えた。

 

「邪魔するぜぇ〜」

ねずさんが来たか。丁度良い、ねずさんにも頂いてもらおう。

茸は、まだまだ鍋で踊っている。

「みずきちゃ〜ん。土産持ってきゲッ!?」

「あんれぇ!ねずみの坊主じゃねぇかぁ。久しいのぅ!」「!ねずみの小僧じゃないか!くたばっておらんかったか!」

「なんでぃ!爺ィと婆ァじゃねぇか!何でいんだぁ!?」

「何じゃ。ねずみ、この二人知っておったのか?」

「ままぁな」

「ナニがまぁなじゃ!!散々世話になったん忘れたんか!こんの恩知らずが!米が食えるなどと抜かして戦争に行ったきり、消えおって!そんまま、くたばりゃ良かったんじゃ!」

「ひでぇ言い草じゃねぇか!悪かったよぉ、婆さんよぉ」

「フンっ!」

「まぁまぁ…というか、ねずみぃ何でこんなとこにおるんじゃあ?」

「水木ちゃんの友達だよ!俺ぁ!」

「ええ。俺の命の恩人です」

「なんとまぁ!ねずみぃ……お前も偶にゃ善い事すんだなぁ!!」

「爺ィ!偶にって何だ!偶にって!」

「ふんっ!!自分の胸に聞きなぁ!!水木さん、こんな男、早々に見限るのが身の為じゃぞ!」

「ハハハ…」

「言いたい放題か!全く!……それより水木ちゃん、土産を持ってきたんだが……ちっ!被っちまったかぁ」

ねずさんは気まずそうに持っている風呂敷を広げる。

格別な香りが広がる。

 

茸の山だった。

 

「うおーぉー!?」

 

両手を挙げて鬼太郎が立った。

 

「「「「「うおおおおぉぉおお!?!」」」」」

 

大正解だよ!ねずさん!!




ご拝読ありがとうございました。
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