連邦生徒会を襲撃しようとするホシノを止める転生オリ主 作:you are not
夢を見ていた…
俺は動けなくてただ眺めているだけだった。例えるなら画面の外からドラマを眺めている感じに近かった。
その夢の中の人物は俺のよく知る人物…小鳥遊ホシノだった。彼女は怒りに満ちた顔で武装しており、連邦生徒会のいる……サンクトゥムタワーを襲撃していた。辺りは日の海と化し、倒れている人のヘイローは点滅していた。それを俺はただ眺めているだけだった。
――やめろ!
なんどもなんども心の中で叫んだ。だが、所詮は夢。幼馴染が人殺しになるのをながめるだけだった。
やがて青髪の少女がホシノに膝をつかせ、頭に銃を突きつける。そして――
―――
気が付けば、図書館の中にいた。たくさんの本が立ち並び部屋の壁となっていた。
「やぁ、happy…というわけでもないね?」
一人の男が俺に声をかける。そいつは俺のよく知る人物……魔法使いハッピケイオスだ。
「あれは……何だ?」
「さっそくだね。焦るとあの子に嫌われるよ?まぁ、それ以前の話だけど」
「どういうことかって聞いてんだ!!」
俺ははぐらかすケイオスにキレてジャケットに掴みかかる。
「……これは忠告だ鳩山ホリ。その男に危害を加えない方が良い」
俺がケイオスに何かする前に黄色いレインコートを着けた雨の匂いのする男に止められた。刀を首に突き立てられる形で……
「いいところなんだからさ?やめてくれない?黄衣の王」
つまらなそうにケイオスは言う。この男何者だ?
「…お前がやろうとしている事よりはましなことだ。さしずめ痛みで頭を冷やそうと考えたのだろう」
「
「お前があの未来を見せなければ……いや、それだとより悪化するだろうな」
俺を置いて勝手に話が進んでいく。男に対する恐怖が薄れイライラがまた募っていく。
「鳩山ホリ。お前には選択肢が二つある」
黄色い襤褸布のレインコートを着た男が話しかけてくる。
「選択肢…?」
「そう、一つは小鳥遊ホシノの連邦生徒会襲撃を見逃す道。」
「それだとどうなる」
回答は薄々わかっているが恐る恐る問う。
「お前の夢が正夢になる」
「だったら駄目だ。」
俺はユメ先輩を失った。それだけではなくホシノさえ失うなんて受け入れ慣れるわけない。
「悪いニュースなんだけど君たちは生き残ってユメ生徒会長はあの時間で死ぬことが確定してたよ?」
「ケイオス!」
「は…?」
『俺たちが生き残ってユメ先輩は死ぬことが確定してた?』まるで決まっていたような…運命でもあるような言い方じゃないか…
「実際そうだね。決まってた。君がどんなに頑張ってもあれだけは防げなかった」
「そんなことって……」
俺は何のための苦悩だ……何のためにユメ先輩は俺たちの為に犠牲に…
「それを踏まえて第二の
「ホシノを……止める?」
できるのか?俺に…ホシノは強い止められるわけ……
――諦めかけた俺の脳裏によぎったのは去り行くユメ先輩の後ろ姿
「……いいよ…やってやる。どんな犠牲を払ってでもホシノを止めてやる。」
死者に意味を与えるは生者の役割、故に無意味な死だったとしても俺がそれに意味を与えればいいだけ…絶望するのはもう飽き飽きだ。
「いい顔になった…さぁ、交渉の時間といこう。一時的に僕の力を更に引き出せるようにしてあげよう、もちろん代償付きだ。」
「その覚悟に免じて代償は君の体にかかる負荷が倍になるだけにしよう」
そうして二回目の悪魔の契約を行った。
―――
私はユメ先輩の盾を持ちながらベットでうずくまっていた。目を瞑っていても眠れなかった。
日の光が眼に入り、目を開ける。視界に最初に入るのは
連邦生徒会は金を払った。だが、今の私にはお金よりもあの人の命が欲しかった。だんだん私の憤怒と憎悪は暴走していく
――連邦生徒会が依頼さえしなければあの人は死なずに死んだかもしれない
そんな考えが私の脳内を支配する。一種の現実逃避かもしれない。だが、今の私には踏みとどまるだけの余裕はなかった。
深夜、アビドスの街中を歩きサンクトゥムタワーに向かっている途中。
私の前に立ち塞がったのは
「何してるんだよホシノ」
「何って散歩だけど…?」
「そんな武装してか?」
平静を装いながら誤魔化すが、確信めいた目をしながらホリは言い返す。こいつは昔から勘が良い。だから、私の考えもきっとわかってる
「邪魔しないでホリ。お前であっても容赦しない」
私は正常ではないのだろう。正しくもないだろうそれでも止まる理由がなかった。
「だったら、俺が止めてやる」
「ドラゴンインストール」
捕捉
・ドラゴンインストール
ギルティギアでおなじみの必殺技。自身の体をドラゴンに変える魔法。ダイの大冒険の竜魔人とかデビルメイクライの魔人化とかと一緒