海賊戦隊の世界で、天下御免の侍戦隊!   作:ウルトラマントリガー

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改変の影響は善悪平等に

「ぐっ!ぐぐぐ!小癪なり!スーパー戦隊共!」

 

援軍に駆けつけた歴代のスーパー戦隊の先輩達の巨大戦力を見て、唸り声をあげた黒十字城は、原作のVシネの様に巨大な再生怪人を出現させた。

 

俺は、てっきり、原作同様にブレドラン軍団や冥府神、蛮機族が出てくるのかと思ったのだが。

 

「ん?あれって?」

 

「………俺の見間違いじゃなければ、12話あたりに出てくる怪人だな」

 

「そうそう!だいたい、最初の強化合体で倒される奴!」

 

Sゴセイレッドの呟きに、俺がそう答えると、Sゴセイレッドは納得という様子で大声を上げた。

 

そんな俺達の目の前には、流星のデレプタ、ウシロブシ、カガミバンキ、ムザンコセ、邪悪竜リンドム、冥獣オーガ、カジメリ星人ベン・G、シャークルマーガレット、ユメバクー師、ブルドーザーオルグが現れていた。

 

「殿?いったい、何の話を?」

 

「何か、妙に仲が良いわね?人見知りの丈瑠が……?」

 

「アラタと会話が噛み合ってる?」

 

「アラタ、彼と知り合いなのか?」

 

「「説明は後で!今は目の前の敵を!」」

 

Sシンケンブルー、Sシンケンピンク、ゴセイピンク、ゴセイブルーの疑問の声を、 お決まりの台詞で誤魔化している間に、先輩達はこんな会話をしていたらしい。

 

「おい!何で、原作と違う奴らが現れたんだ!?しかも、なんか弱くないか!?」

 

「おそらく、原作改変の影響だな。俺達、スーパー戦隊側と同様に、ヴィラン側にとっても、準備期間が不十分だったんだろう」

 

「そうか!原作では、マトリンティスやブラジラの怨念も黒十字王が取り込むはずだったが、今はまだ両方の組織共に健在だ!」

 

「組織2つ分の怨念が無い分、黒十字王の力は原作よりも弱体化していたのね!」

 

ゲキバイオレット先輩にボウケンレッド先輩が、デカマスター先輩にLマジブルー先輩が、そう返す間に、アカレンジャー先輩とビッグワン先輩から、他のスーパー戦隊達に指示が飛んだ。

 

「全員!今召喚された敵を排除した後に、黒十字城へ攻撃!」

 

「飛行可能な者は我々に続いて、先制攻撃だ!」

 

2人の指示の元、グレートイカロスが変形したハイパーハーケン、スーパー隠大将軍、メガウインガーのメガウイングを装備したウイングメガボイジャー、ガオイカロス、デカウイングロボ、アルティメットダイボウケンが飛び上がった。

 

「お前達も行け!」

 

「え!?うちらもですか!?」

 

「お~!良いね~!」

 

俺の指示に驚くテンクウシンケンオーのSシンケンイエローと、面白がっている様子のSシンケングリーン。

 

「みんな!俺も行ってくるね!」

 

「ちょっ!?アラタ!?」

 

「ゴセイレッド!?」

 

Sゴセイレッドはそういうと、驚くゴセイイエローとゴセイグランドをそのままに、ゴセイアルティメットをマシンモードに変形させると、その場を飛び立っていった。

 

「なっ!?出遅れた!?みんな!殿のご指示だ!行くぞ!」

 

「ちょっ!?流ノ介!?」

 

そして、テンクウシンケンオーも、戸惑うSシンケンピンクを無視したSシンケンブルーの操縦で飛び立つのであった。

 

「よし!行くぞ!源太!」

 

「あいよ!丈ちゃん!」

 

「俺達も行くぞ!」

 

「そうだ!ここからこそ、我々のターンだ!」

 

その場に残された俺達だったが、俺の掛け声にイカダイカイオーのシンケンゴールドが、ハイパーゴセイグレートのゴセイブルーの掛け声にゴセイグランドが応えて、黒十字城への進撃を開始したのであった。

 

まず、真っ先にハイパーハーケンが必殺技のハイパーGアタックを発動。再生怪人達に飛び込んでいった。その一撃で、再生怪人達は少なくないダメージを負っていたのだが、そこにさらに、ウイングメガボイジャーのウインガースパルタン、ガオイカロスのイカロスダイナマイト、デカウイングロボが変形したデカウイングキャノンのファイナルバスター、アルティメットダイボウケンのアルティメットブラスターが放たれた。その追撃は、ウォースターの幹部であった流星のデレプタと臨獣殿でもトップクラスの防御力を誇るムザンコセ以外の再生怪人達を全滅させる威力であった。

 

しかし、残ったその2体も、スーパー隠大将軍のフライングフィニッシュとテンクウシンケンオーの天空唐竹割りを受けて、あえなく爆発四散するのであった。

 

「オーバーキル過ぎて……敵に同情するな」

 

その様子を見ていたゴーオンブラック先輩が、そんなことを呟いている間に、他のスーパー戦隊の先輩達は黒十字城への攻撃を開始していた。

 

バトルフィーバーロボの電光剣ロケッター、サンバルカンロボのオーロラプラズマ返しのエネルギーを込めた太陽剣の投擲、ゴーグルロボの地球剣電子銀河ミサイル、ダイナロボの稲妻重力落としのエネルギーを込めた科学剣の投擲、グレートファイブの光電子ライザーオーラパワー、ギャラクシーロボのオーラギャラクシーのエネルギーを込めたギャラクシーアロー、スーパーライブロボのスーパービッグバースト。

 

スーパーターボロボのスーパーミラージュビーム、重甲気伝はそのエネルギーを飛龍棍に込めた大風車、無敵将軍は火炎将軍波、キングピラミッダーバトルフォーメーションはスーパーレジェンドビーム、オーブロッカーはエネルギーだけを飛ばしたツインブロッケンクラッシュ、スーパーギャラクシーメガはスーパーギャラクシーナックル、メガウインガーのウインガーキャノン、マックスビクトリーロボのマックスノバ、グランドライナーのグランドストーム、ビクトリーマーズの全エネルギーを込めたトップジェット。

 

ガオキングのアニマルハート、ガオハンターのビーストハリケーン、リボルバー天雷旋風神のアルティマレインボー、スーパーデカレンジャーロボのエネルギーも加えたデカベースロボのボルカニックバスター、マジレジェンドのファイヤートルネード、トラベリオンのデストラクションファイヤー逆噴射、サイレンビルダーのトリプルリキッドボンバーに、ダイボイジャーのアドベンチャーダブルスクリューの竜巻、サイダイゲキファイヤーはゲキビースト型のエネルギー波、イカダイカイオーは槍烏賊突貫のエネルギーを飛ばし、モウギュウダイオーは猛牛大回転砲、ハイパーゴセイグレートはハイパーヘッダーストライク、ゴセイグランドはイレイザーミサイル。

 

「ぬっ!?ぬおおぉぉぉ!!??貴様ら、いくらなんでもそれはやりすぎではないか!?」

 

「うるせぇ。何度も言わせんな。勝てば良いんだよ、勝てば!」

 

それらの過剰としか言い様のない圧倒的な攻撃の数々を受けて、満身創痍の黒十字城からそんな苦情が入るが、アバレキラー先輩が一蹴してしまう。

 

「シンケンジャー!ゴセイジャー!今だ!」

 

「俺達、ゴレンジャーの大いなる力を使え!」

 

「こ、これは!」

 

ビッグワン先輩とアカレンジャー先輩がそう呼び掛けてきた直後、ゴセイジャーの手元にゴレンジャーの大いなる力が込められたゴセイカードが飛び出してきたらしい。

 

「よし!行くぞ、みんな!これが最後の一撃だ!」

 

今、黒十字王との決戦に終止符が打たれようとしている。

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