海賊戦隊の世界で、天下御免の侍戦隊! 作:ウルトラマントリガー
この作品を開始した時には、まさか、スーパー戦隊シリーズが終わるとは、夢にも思いませんでした(泣)
宇宙帝国、地球侵攻を決定する
宇宙帝国ザンギャック。皇帝アクドス・ギルの圧倒的なカリスマ性と統率力、そして、戦闘力によってまとめられた超巨大軍事独裁国家。
その本拠地、ザンギャック本星の皇帝の執務室に4人の幹部が集められていた。
皇帝直属の親衛隊より親衛隊長デラツエイガー、同じく親衛隊員の中でもデラツエイガーに近い地位にいるザツリグにダイランドー。
そして、強者揃いのザンギャック帝国軍の中でも、宇宙最強の男と言われる参謀長ダマラス。
彼らは、眉間に皺を寄せながら書類を睨む皇帝アクドスの前に跪きながら、彼の言葉を待っていた。
「新デンジ星、新バイオ星、新アマンガ星、リゲル星、ナビ星、新メルル星、フラッシュ星系、新シドン星、新ハザード星、ガレオン星、ガルコン星、ガリラ星、ガベリック星、ガット星、新タウラス星、新ライノス星、新フェニックス星、新バイタス星、これらの星への侵攻が遅滞しているのは何故だ?」
「それは、それらの星を護るスーパー戦隊という戦士達による妨害を受けているからです」
「ほう?これらの星の半分ほどは、一度滅ぼされた後、生き残りをかき集めて、再興したばかりだとあるが、再興直後にそれほどの戦力を持っているというのか?」
4人を代表して、ダマラスがアクドスの問いに答える。さらに、続けてのアクドスの問いに答えるダマラス。
「その再興した星を護っているのは、滅亡前のロストテクノロジーによる装備を所持している異星人という情報が入っております。さらに、情報によれば、再興した以外の星を護っているスーパー戦隊とやらも、その星の人間ではなく、異星人だとか」
「チョイチョーイ?自分の星でもないのに、その星を護る為に、ミー達に歯向かってるわけ?そいつら、バカなの?」
「酔狂な奴らもいたものだな、理解出来ん」
「まったくだ」
ダマラスの返答を聞いて、ダイランドー、デラツエイガー、ザツリグがその口を開いた。
「そのスーパー戦隊とやらの母星はわかっているのか?」
「はっ!宇宙の辺境の星、地球と報告を受けております。しかしながら……」
「なんだ、ダマラス?何が気になる?」
「その地球には、我々を妨害している者達以外にもスーパー戦隊とやらが複数いるようです。さらに、それらのスーパー戦隊はかつて、ベーダー一族、大星団ゴズマ、改造実験帝国メス、銀帝軍ゾーン、機械帝国バラノイア、宇宙海賊バルバン、災魔一族、宇宙忍群ジャカンジャ、エージェントアブレラ、ハイド・ジーン。直近では宇宙虐滅軍団ウォースターの侵攻を退け、逆に壊滅に追い込んでおります。私は、油断ならない相手かと考えます」
「そういえば、噂には聞いたことがあるな。手を出した組織が、相次いで壊滅している辺境の星があると」
「その噂が本当だとしたらだがな」
「どうせ、デマでしょーヨ!そんな辺境の星にそれほどの強者がいるわけないっショ!」
ダマラス、デラツエイガー、ザツリグ、ダイランドーの言葉を聞いたアクドスは、とある決断を下した。
「よし。次の侵攻目標はその地球とする」
「なっ!?陛下!?」
驚くダマラスに、アクドスは片手を上げながら答えた。
「無論、十分に警戒はする。そうだな?通常の惑星侵攻の十倍の戦力を投入することにしよう。もちろん、援軍として、さらなる派兵の準備もしておく。最後に、侵攻の指揮は親衛隊の者に任せる。デラツエイガー、人選はお前に一任する。優秀な人材を選べよ」
「かしこまりました」
「陛下、それだけの戦力を地球に派遣する目的は、まさか?」
アクドスの指示に、デラツエイガーが答える横で、何かに気付くダマラス。
同じことに気付いたのか、ザツリグとダイランドーは薄く笑みを浮かべた。
「なるほど。そういうことか」
「いくら、おバカさんでも、母星に侵攻されたら、他の星を護っているスーパー戦隊の連中も慌てて帰ってくるチョ!そこを……!」
「地球に侵攻する戦力で、まとめて擦り潰すというわけですね、陛下」
「その通りだ」
デラツエイガーの言葉に、笑みを浮かべながら答えるアクドス。さらに、彼は4人に命令を下した。
「また、今回の派兵による戦力低下を狙って、よからぬことを考える者が出ないとも限らん。お前達4人には、この本星の防衛指揮を命じる」
「「「「はっ!」」」」
こうして、宇宙帝国ザンギャックによる地球侵攻が決定したのであった。