黒い火花だって愛する相手くらい選びたい   作:狐大総統

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作者は前話の前書きでロリ以外の可能性を提示したわけですが…
黒い火花の性別、女とは名言してないんですよね…
小汚い太ったおっさん、もしくはヨボヨボの爺さんがあの喋り口調の可能性はまだ死んでないですよ…?

アニメの真人と虎杖みたいに、狼と兎になったら神秘的だと思うんですよ。もちろん、虎杖が兎でオッサンが狼です。

真人みたいな顔して必死に逃げる虎杖…想像しただけで抱腹絶倒モノですよね!




黒い火花の挙式

No side

 

五条悟を含む教師陣が伊地知からの報告を聞いている頃、グラウンドでは虎杖と東堂による黒閃の意図的な発現を試みていた。

 

そこには伏黒の見舞いに行った際に付いてきた釘崎と伏黒、途中ですれ違った際に面白そうだからという理由で付いてきた東京校2年生陣がいた。

 

京都校のものは京都校校訓にある『ハイテンションな東堂に近づくことなかれ』に従い、不参加だった。

 

東堂と虎杖が校庭の中央で特訓の準備を行っている際、伏黒達は二人からは少し離れたところで会話していた。

 

「なぁ、黒閃を狙って出すなんてこと、本当にできんのか?」

「おかか」

「分からん。そもそも、俺も棘も出せたことないしな」

呪力操作のできない真希が棘とパンダへと聞くと、返ってきたのは不明ということだけだった。

 

「ていうか、伏黒。黒閃って何なのよ」

黒閃について、よく知らない釘崎は伏黒へと尋ねた。

 

「打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した瞬間に起こる現象のことだ。そのとき、空間は歪んで呪力は黒く光るらしい。その威力は平均で通常時の2.5乗だとか」

「は?2.5倍じゃなくて?」

そういうとき、普通は倍で増えていくものだろうとばかりに釘崎は確認する。

 

「ああ、俺も経験したことはねぇし、実際に見た事があるわけじゃねぇけどな」

伏黒の説明に、釘崎は威力の2.5乗とは?と頭を悩ませた。

 

「まあ、とんでもない威力を持った攻撃ってことだ。経験者の憂太が言うには、世界が一変するらしいぞ」

「あぁ、そういやアイツそんなこと言ってたな。忘れちまってたけど」

「明太子」

いまいちピンと来ていない釘崎へパンダがざっくりと噛み砕いて説明する。

 

「世界が変わるってどういうこと?」

「黒閃を経験すると呪力への理解度が大幅に変化するらしい。実際、黒閃を成功させた後から、憂太の呪力操作のレベルは格段に上がってたぞ」

 

去年、呪詛師夏油傑による未曾有の呪術テロ『新宿京都百鬼夜行』があった。その戦いで、乙骨憂太は黒閃に目覚めている。

 

「まあ、一級以上の呪術師は基本的に黒閃は経験してるだろうな」

実際、身近でいえば一級呪術師である七海健人、東堂葵、特級である乙骨、五条は経験者だ。

逆に、至っていないものでいうと京都校教師である準一級呪術師 庵歌姫などが挙げられる。

 

「で、ここからが本題だ。そんな黒閃は本来は狙って出すことができない」

「五条でも?」

「ああ、悟もだ」

最強であり六眼持ちの五条悟でさえ、狙って出すことはできないのだ。

 

「んで、そんなモンを悠仁は狙って出せる可能性があるわけだ。超面白そうだろ?」

真希はニヒルに笑って言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ブラザー、意図的な発動の前に確かめておかねばならないことがある」

「確かめとくこと?」

東堂は改まって虎杖へと向き合った。

 

「五条悟は適したときのみオートバリアが発生する。それは現在のブラザーには当てはまらないのかということだ」

「え、けど、黒閃の静電気みたいなの出てねーよ?」

虎杖は東堂に問われるも、自身を確認するも先ほどの戦闘中のように黒閃がバチバチと発生し続けていないことを挙げる。

 

「念のための確認さ。今からこの木刀でブラザーに攻撃を行う。ブラザーは防御をしてくれ。その際の呪力の反応を見よう」

東堂は大きな袋から木刀を引き抜きながら言う。

 

「良くわかんねーけど、受ければ良いんだよな?」

「ああ」

 

虎杖が防御の構えをとると、東堂は虎杖が構えている腕へと木刀を振り抜く。

当たる瞬間、黒い火花が爆ぜた。

 

 

「…出た」

「よし、次はこの消しゴムだ」

 

自動で出たことに驚いている虎杖と次の確認のステップへ進むべく落ち着いた様子の東堂。

東堂は虎杖の消しゴムを頭へ軽く放ると、先ほどとは違い黒閃は発生せず、虎杖の頭へコツンと当たった。

 

これにより、虎杖は物理的な攻撃による不意打ちへの防御は常に展開されていることと同義であることが判明した。

 

東堂はさすがはブラザー!!と内心感じつつも、努めて冷静に次の確認へと移る。東堂は妙なところでカッコつけだった。

 

「ブラザー、本命の意図的な発動へと移ろう。いよいよ打撃による攻撃で黒閃を発動させるぞ☆」

そう言って、東堂は袋から丸太を取り出して呪力を込めた。

丸太まで入るとは、その袋は四次元ポケッ○かなにかだろうか。

 

「ああ、そいつに攻撃を叩き込めばいいんだな?」

「そういうことだ」

 

東堂から返答を受けると、虎杖は自身と同じ背丈ほどの丸太へと向き合い、拳を叩き込んだ。

その先で弾ける黒い火花、黒閃。

 

「問題無さそうだな」

「おう、けどこのままだと体術の特訓とかできなさそうな気がしてきたな…」

虎杖は少し悩まし気に言う。

 

「そのあたりもコントロールするための特訓さ」

東堂のその言葉に、虎杖は頼り甲斐を感じた。

虎杖のブラザー?は伊達ではないのだ。

 

「さて、次は黒閃による砲撃だな」

「…東堂、今ならできる気がする」

虎杖は周囲が分かるほどの集中力を発揮していた。

今の虎杖であれば、確実に成功させる予感を感じさせるほどに。

 

(ふむ。度重なる黒閃の発動によって、呪力への理解力が更に深まったか。それによって、あの砲撃への感覚も掴むことを可能とした…?)

東堂は虎杖の成長ぶりに思わず笑みを浮かべた。

 

「魅せてみろ!ブラザー!」

 

東堂の言葉に答えるべく、虎杖は拳を握り構えると、思い切り上空へと振りかぶり、拳を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒閃波!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、上空へと黒雷のような砲撃が放たれた。

その威力は、先ほど花御へと放った砲撃以上の出力だった。

黒閃の性質を持った砲撃は、砲撃が途切れるまで上空の空間を歪ませ続ける。

 

「good、ブラザー」

東堂葵は歓喜した。

予想以上の虎杖の成長速度に、思わず鼻水とよだれが出てしまうほどだった。

漢の意地で涙は出さなかった。

結局、汚いことには変わりないというのに。

 

「…東堂、木刀ってまだあるか?」

「ああ、俺は準備の良い男だからな。」

 

その点さえ確認できれば、もう言葉は必要ない。

東堂は虎杖が何をしたいかを完全に理解している。

なにせ、いまの東堂は虎杖の女房役だ。

妻が夫を助けるが如く、特訓の主役である虎杖を完璧に補佐する。

 

東堂は木刀を構え、虎杖は受けの姿勢を取る。

木刀が振り抜かれ、攻撃が虎杖へと迫る。

 

 

 

ガチンッ

 

 

 

「うし!受けられた!」

虎杖はオートバリアを意識的に発生させないことに成功した。

この時点で、虎杖のなかにさきほど生まれた、体術の特訓等が難しくなってしまうことへの懸念が消えた。

一応、後ほど攻撃での黒閃を発動させないことも確認するが、恐らく問題無いだろう。

 

「パーフェクトだ、ブラザー」

 

 

◇◇

 

黒い火花は悶えていた。

虎杖悠仁のカッコよさに。

 

「かっ、カッコ良いのぉ〜」

 

黒い火花は部屋?の全ての壁?に貼り付けられている虎杖の写真?画像?に包まれていた。

完全に限界オタクの部屋だった。

 

「悠くんの黒閃バリアを日常生活では攻撃のみ発動するようにしておいて正解だったわい。悠くんもストレス無く黒閃による防御を受け入れられておるようじゃし」

 

黒い火花は、黒閃に関することであれば虎杖の思考を読むことができる。このため、常に虎杖の黒閃は改良が加えられ続けているのだ。

勿論、改良は虎杖の成長次第で虎杖自身も行うことができる。

 

「あぁ、あのキショクの悪いパイナップル頭との特訓で、どんどん花開いていくのぅ」

 

黒い火花は虎杖に熟れていく果実を幻視していた。

なんなら、食べ頃はいつになるかのぅという目で見ていた。

完全に性犯罪者である。

 

「ふふふっ、巷では術式が重視されておるようじゃが甘いのぅ。術式は領域を展開すれば焼き切れる。じゃが!黒閃はあの威力を保っていても、絶対に使えなくなる期間など無い!」

 

黒い火花の言う通り、黒閃は使えなくなるときは無いが、基本発動することもできない。つまり、この言葉は黒い火花のただの身内?贔屓である。本当に器が小さいうえに視野も狭い。

 

「それにしても、妾の力をこんなにも使いこなして…。これはもう夫婦めおとと言っても過言では無いのではないか!?」

 

過言である。

そもそも、虎杖は黒閃はともかく、黒い火花という存在を知らないということに気付いているのだろうか。

 

「そうとなれば!け、けけ、けけけ、結婚式を挙げねばな!」

 

黒い火花は恥じらい?ながら言っているが、恥じらってほしいのは自身の頭の中である。まあ、黒い火花に頭があるのか定かではないが。

 

「ああ、良い、良いのぉ。式が目に浮かぶわい」

 

 

 

 

【存在しない未来】

 

 

 

パパパパーン、パパパパーン…

教会に結婚行進曲が鳴り響く。

 

「新郎、虎杖悠仁。貴方はここにいる黒井火花を、病める時も健やかなる時も、富める時も貧しき時も、妻として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?」

「ああ、誓うよ」

神父の言葉に返答する虎杖。

 

「新婦、黒井火花。 あなたはここにいる虎杖悠仁を、病める時も健やかなる時も、富める時も貧しき時も、夫として愛し、敬い、慈しむ事を誓いますか?」

「ええ、誓いまする」

神父の言葉に返答くる黒い火花。

 

「では、誓いのキスを」

 

神父に促され、虎杖悠仁が黒い火花のベールを外し…

 

 

リンゴーン、リンゴーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《3年後》

 

 

「オギャー、オギャー!」

「おやおや、パパに会えないのが寂しいのかのう」

黒い火花は玄関先で赤ん坊?を腕?に抱いている。

 

「さっさと呪霊を祓って、すぐに帰ってくるからな!良い子で待っててくれよ!」

笑顔で赤ん坊?を撫でる虎杖。

 

「ほれ、パパに行ってらっしゃいって言えるかの?」

「バブゥ、バブゥ」

「行ってきます!」

その言葉とともに、虎杖は扉を開けて外へと出て行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【存在しない未来終了】

 

 

 

 

 

 

 

「んはぁ〜♡スゥ〜、ハァ〜」

黒い火花は興奮した自身を落ち着けるべく、深呼吸?をした。

世界の環境破壊となるため、すぐに辞めていただけないだろうか。

 

 

 

 

 

最っ高…!

 

 

 

 

 

本当におかしくなってしまっている。

これでは、初音◯クと結婚した人達以上ではないか。

 

あまりにも幻覚を見過ぎではないだろうか。

そもそも、苗字が黒井になっているのはなぜなのだろう。同じ苗字の人達に謝罪して欲しい。

 

仮にこのような挙式が現実となったならば、虚式で消し飛ばすべきである。

 

「悠くん、子供は何人欲しいのかのぅ。22人いればサッカーのチーム戦ができるし、そのくらいかのう…!」

 

黒い火花は、ボルテージが上がりすぎて爆ぜまくっていた。

 




私の書き途中作品【トロいわ、悟くん】で好評だった要素を最後にちょっとだけ入れてみました。

一応、黒い火花は少なくとも幼い男の子の姿では無いことはここで明言しておきますね。
ていうか、幼女は出るのにワン◯ースのハンコックみたいなイメージは誰も挙げないのが意外でした。

てっきり、虎杖の好みにも近いし口調も似てるし出るもんかと…
ハンコック自体も貢ぎ癖?みたいなのありますし。
あ、もしかしてハンコック型のセラフィムから幼女イメージ来てる…?

今のところ、黒い火花のイメージの選択肢は以下ですかね
また、増えていく気もしますが。

・のじゃロリ(あくまで一部の読者のイメージ)
・ハンコック(虎杖が喜びそうなのは嫌だなぁ)
・女版楽巌寺学長(人気No.1!)
・加齢臭たっぷりの楽巌寺学長もどき(香り豊かです!)
・デブのオタクおばさん(超オススメ!)
・デブの小汚いおっさん(こだわりました!)

個人的には、選択肢のうち下4つがオススメです。
その方が、虎杖が可哀想なので。
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