IS二代目ブリュンヒルデ   作:Sylphe

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やっと主人公登場

そしてデータの見方がわからない
これはお気に入りが既に9件あるってことなのかな?
ありがたいです


再会<後篇>

 

教室の中がとてつもなく騒がしい

 

まあ、どうせいつものことで千冬の奴がきゃあきゃあ言われてるだけなんだろうがな

 

相変わらず人気だねぇ

 

本人はうざがっているが

 

人望とかは簡単には手に入らないんだぞ?

 

まあ、俺としてはあんなもん願い下げだがな

 

さて、あんま遅くなるのもあれだし(注、既に十分手遅れ)教室に入りますか

 

「相変わらず人気だな、織斑先生」

 

俺はそう、千冬に声をかける

 

「しょ…しょうにい?」

 

するといきなり誰かからそう呼ばれた

 

この呼び方をするのは

 

俺は思い当たる奴の顔を頭に浮かべながら声のする方に振り向いてみる

 

「よう、一夏。ちゃんと学校まで来れたか」

 

するとやはり、思い描いた通りの人物

 

織斑一夏だった

 

今朝は職員会議とかもろもろ忙しかったから、置手紙だけ残してとっとと来ちまったからな~

 

「しょ、晶兄!なんで、晶兄がここにいるんだよ!」

 

さてと、でも今ここは学校だしな

 

その呼び方はいかんな、ちょいと罰を与えよう

 

ビュッ

 

ガッ「あがっ」

 

「織斑、仕事中だ。東雲先生と呼べ」

 

一夏の額めがけてチョークを抜き打ちで放つ俺

 

天井を仰ぎ見る一夏

 

いろいろとおかしい音が出ているかもしれないが…気にしたら負けだ

 

「はい、東雲先生…」

 

スパァン

 

唐突に響き渡る乾いた音、発生源は俺の頭

 

「東雲先生、なにをやっていたんですか?今更のように教室にやってきて、それと挨拶も満足にできんのか?お前は」

 

いや~流石に誤魔化せませんか?

 

「いや、千冬姉、俺は」

 

スパァン

 

再度叩かれる一夏

 

「織斑先生と呼べ」

 

「はい、織斑先生…」

 

……一夏の奴……さっきおれが同じことで注意したばっかりなのにな…

 

「で?東雲先生、なにをやっていたんですか?」

 

そう言いながら静かに伝家の宝刀(出席簿)をあげ始める千冬

 

「イライラしてきたので屋上でやってました」

 

それに対して指を二本立て口の前で振りながら包み隠さず告げる俺

 

すると額に手を当てため息をつく千冬

 

「はぁ~、またか、あまり強くは言えないですが…次から気を付けてください」

 

そう疲れたようにいってくる千冬

 

「まあ、なるべく授業時間には遅れないようにしますよ」

 

「ええ、そうしてください」

 

そう何事もなく流される会話

 

ちなみにこの会話はけっこうな頻度でなされている

 

相変わらず俺は同じことを繰り返しているがしょうがないだろう

 

だって毎回毎回こんななんだ………

 

「「「「「きゃあああああああああああああ。東雲様よ!」」」」」

 

「初代男でISを操縦できる男の!」

 

「映像でしか見たことないけど実物は三割増しでかっこいいわ!」

 

ほれこの喧しさ

 

毎度毎度よくもまぁ…

 

女三人寄ればなんとやらというが………はんぱじゃないな

 

「ほれ、お前らいい加減静かにしろ、騒がしいままじゃ終わりにできん」

 

「終わりにできないもなにも、まだチャイムすらなっていませんよ東雲先生」

 

そう言ってくる織斑、だがその直後になるチャイム

 

甘いな、俺のタイミングは完璧だ

 

授業は面倒にならない限り時間厳守だ

 

「おし、チャイムも鳴ったな。これでSHRは終わりだ。最後に言っておくがお前らはこれからISに対する基礎知識をつけてもらう。その後実習だ。あと授業中は静かにしろよな」

 

そう早口にまくしたてると教室からそそくさと立ち去る俺

 

あ~めんど

 

とりあえず一夏はお疲れだな

 

俺と同じ目にあうんだからな、周りがみんな女はつらいぞ~

 

 




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