東京-新潟-羽越路殺人ルート   作:新庄雄太郎

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小海はこの日、休暇を利用して村上温泉と酒田へ行くことになった。


第1章 小海の休暇

「えっ、小海さんが休暇。」

 

と、高山は言った。

 

「そうか、小海は確か3日間休暇するって言っていたな。」

 

「ええ、私は友人と一緒に女子旅するの。」

 

「へぇー。」

 

そしても岩泉は小海に言った。

 

「友人って、誰?。」

 

「うん、私が中学と高校時代の友人とね。」

 

「そうか。」

 

「ここ暫く休暇していなかったから、どこかへ行くんですか。」

 

「やっぱり、鹿児島か金沢、飛騨高山、北海道かな。」

 

「そうね、それは言えないわ。」

 

と、小海は言った。

 

そう言って、小海は公安室を後にして休暇の旅へ行った。

 

小海は、8時17分発の上越新幹線「Maxあさひ303号」に乗って新潟へ向かい、新潟からは羽越本線経由の特急「いなほ」に乗り換えて村上温泉へ行き、次の日に山形県の酒田へ向かう日程である。

 

「久しぶりだね。」

 

「うん、ここ暫く会っていなかったからね。」

 

「そうよ、はるちゃんと一緒に旅行へ行けれるのは。」

 

「そうだね。」

 

10時21分、小海たちが乗った上越新幹線は定刻通り新潟に到着した。

 

「やっと、新潟か。」

 

「そこからは、特急に乗って行くのね。」

 

「そうよ。」

 

そして、10時31分の羽越本線経由の特急「いなほ3号」に乗りこんだ。

 

ファーン

 

と、警笛を鳴らして小海たちが乗った特急「いなほ3号」は定刻通りに新潟を発車した。

 

ところが、1人の男がそわそわしながら走り回っていた。

 

「ん、どうしたまかしら。」

 

「どうしたの、はるか。」

 

「うん、何でもないわ。」

 

「そう。」

 

と、小海は何か事件の匂いがしてきたのだ。

 

「ん、あっ。」

 

男は、トイレを見て驚いた。

 

「どうかしました。」

 

「妻が、妻が。」

 

「死んでるよ。」

 

と、男は車掌を呼びに行った。

 

「どうしました。」

 

「女性が死んでるんです。」

 

「何だって。」

 

そして、小海は様子を見に行くことにした。

 

「私、ちょっと様子を見てくる。」

 

「えっ、すぐ来てよ。」

 

「わかったわ。」

 

そう言って、小海は現場へ向かった。

 

「ここです。」

 

「あれ、死体がない。」

 

と、車掌は驚く。

 

「確かに、ここで死んでいたんです。」

 

「本当に死体を見つけたんですね。」

 

「ええ。」

 

そこへ、小海がやって来た。

 

「どうかしました。」

 

「あっ、大変なんですよ、ここで女性の刺殺死体が発見されたんですよ。」

 

「何ですって。」

 

「トイレへ行こうとしたら死体を発見したんです。」

 

「なるほど。」

 

「あのー、あなたは。」

 

と、車掌は小海に言った。

 

「私は、東京中央鉄道公安室の小海はるかといいます。」

 

と、小海は手帳を見せた。




そして、事件は意外な展開に。
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