東京-新潟-羽越路殺人ルート   作:新庄雄太郎

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いよいよ、最終章です。


第6章 笹川流れ

「小海、何かわかったのか。」

 

「うん、犯人は別の駅で下車して浜中海岸で遺棄したんですよ。」

 

「そうか、犯人はこの方法で利用したのか。」

 

「そうよ。」

 

「それで、何処で降りたかわかるか。」

 

と、南は小海に言った。

 

「多分、この駅で降りたんだわ。」

 

「羽越本線の鶴岡駅か。」

 

「なるほどね、犯人はこれを利用したって事か。」

 

「そうよ。」

 

早速、時刻表で調べてみた。

 

「確かに鶴岡駅は特急「いなほ」は停車するはずだよな。」

 

「そうか、犯人はこれを利用したって事か。」

 

「ほう、なるほどね。」

 

と、高杉と菅原は言った。

 

「高山君、時刻表を持ってきてくれる。」

 

「はい、小海さん。」

 

高山は、小海に時刻表を渡した。

 

「ありがとう、高山君。」

 

早速時刻表で調べてみる事にした。

 

「犯人は、これを利用したと考えるの。」

 

「ほう。」

 

「つまり犯人は中条と村上ではなく、山形県の鶴岡駅で下車したのよ。」

 

「そうか、犯人は新潟から特急「いなほ3号」に乗った後に鶴岡で下車して浜中海岸で殺害したのか。」

 

と、高杉は言った。

 

「ええ、そうです。」

 

「ほう。」

 

早速、時刻表で調べてみると。

 

特急「いなほ3号」

 

新潟発10時31分 乗車

 

鶴岡着12時20分 下車

 

鶴岡駅で下車して車を擁して、浜中海岸へ向かう。

 

そして、川井昭代を殺害して遺棄した。

 

特急「いなほ12号」

 

鶴岡発15時05分 乗車

 

村上着16時03分 下車

 

「班長、という事は犯人が当日に乗っていたって事になりますね。」

 

「つまり、犯人は村上から新潟へは羽越本線に乗って、新潟から上越新幹線「あさひ322号」に乗って東京へ帰京したんだよ。」

 

「要するに犯人が分かったんですね。」

 

「この方法で犯行は可能なのは、あの人だ。」

 

「わかったんですね犯人が。」

 

と、小海は高杉に言った。

 

「ああ、犯人は磯部健太郎だ。」

 

「そうか、事件に気付いてそこで下車したって事か。」

 

そして、松本と梶山は磯部の自宅へ向かった。

 

「えっ、磯部さんが旅行に。」

 

「ええ、確か新潟県の方へ行くと言って出かけていきましたけど。」

 

「何だって。」

 

梶山は高杉に報告した。

 

「何、磯部が新潟に。」

 

「ええ、昨日の夜から出発して、恐らく村上へ行ったんでしょう。」

 

「そうか。」

 

「今、南と高山と小海がそっちへ向かう。」

 

そして次の日、南と高山と小海は新潟県の村上へ向かった。

 

「という事は、夜に出発したって事はホテルで1泊してそこから上越新幹線に乗って新潟へ向かい、そこから特急に乗って村上へ行ったんだわ。」

 

「もし乗って行ったとしたら、朝の上越新幹線に乗って新潟へ行き、そこから特急に乗って村上へ行ったんだよ。」

 

「もし乗って行ったとしたら、時刻表でわかるか。」

 

「ええ、乗って行ったとしたら、7時36分発の上越新幹線「あさひ1号」に乗車して新潟へは9時16分に到着する、そこからは9時24分発の特急「いなほ1号」青森行に乗車して村上へ向かっていったんだよ。」

 

「そうか、犯人はこれを利用したって事か。」

 

「ええ。」

 

笹川流れ、澄み切った碧い海が美しく、日本屈指の透明度を誇る笹川流れ。11km続く海岸では、日本海の荒波の浸食によりできた奇岩、岩礁や洞窟など、変化に富んだ風景が広がり、豪壮な景観は国指定の名勝及び天然記念物となっています。笹川流れの美しい景色を堪能するなら、遊覧船は外せません。眼鏡岩、恐竜岩といった数々の奇岩が出迎える雄大な造形は圧巻です。約40分間の船旅では、途中カモメに餌付けをすることもでき、お子様も楽しめます。間近に迫るカモメはかなりの迫力。遊覧船は人気のため、比較的空いている朝の時間帯での乗船がおすすめです。夕方の便ではロマンチックな夕景を見ることができます。見やすい席を取りたい方は早めに並ぶと良いかもしれません。乗船前後に利用できる待合所には、おみやげ屋さんや食事処もあり便利です。笹川流れの中心にある眼鏡岩海岸には展望台があり、そこからは雄獅子岩や遠くには粟島が見えます。

 

「やっと、会えたな。」

 

「おい、何でこんなとこに。」

 

「俺をどうするつもりなんだ。」

 

と、磯部はワイヤーロープを取り出した。

 

「悪いが、死んでもらうぜ。」

 

「おい、何をする気なんだ!。」

 

と、そこへ南と高山と小海がやって来た。

 

「やめろ、磯部。」

 

「はっ、何でお前らが。」

 

「磯部、やはり事件の犯人はお前だったのか。」

 

「何で、ここが分かったんだ。」

 

「おい、俺が何をしたっていうんだ。」

 

「磯部健太郎、あなたが乗った車に君の指紋と妻の昭代の血痕が検出されたぞ。」

 

「磯部健太郎、川井昭代殺害容疑でお前を逮捕する。」

 

と、高山は磯部に手錠をかけた。

 

「さすがだよ、小海さんは。」

 

「ええ、ちょっと気になっていてね。」

 

「これで、事件は解決だね。」




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劇中の列車時刻は96年のダイヤを使用しています

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