最高のハッピーエンドに   作:猫は生き続ける

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癒しのひと時〜死体とお守りを添えて〜

やっとじじいが死んでくれた、、、こっからが本編だ。正直映画の内容は何年も経っているので忘れている部分もあるが、ある程度は覚えている。

屋根の上で動物達と静かに休んでいると、見覚えのある顔が見える。

「時くんじゃん?そんな走ってどうしたの?体調は?」

「あっ!守にいちゃん!あのね!あのね!」

屋根にいる俺に大きな声で急いで話そうとする時くんに口角が自然と上がる。

「ゆっくりでいいよ。」

「えっとね、よそ者の人が来たの!!」

「よそ者?」

水木の事だな、にしてももう少し遅れてくるかと思った。

「そう!だから今から見に行くんだけど、守にいちゃんもくる?」

こてんと首を傾げて聞いてくる。うーん可愛い。

「いや、俺はいいよ、いっておいで。」

「うん、分かった!じゃあね!」

また走り出す時くんにコケるなよと一言。子供は元気だなぁ、と思いつつ時くんについて考える。

今の俺にはあのじじいを倒すことは出来ない。あいつは俺よりも高い力をもってやがる。残念なことにな。だから俺は考えた。

時くんの魂と体を縁で繋ぎ、体から出られないようにする。こうすれば、もし乗っ取られても体から出ることはないし、倒す時も、俺が体からじじいの魂を出してゲゲ郎に倒してもらえばいい。

俺の主な力は結ぶ能力。例えば、人の体と遠くの岩と結び、ゴムのように急に距離を縮めて物理攻撃ができたりする。他にも火の玉を出すとか簡単なものは出来るが、妖怪にとって主なダメージにはならないものばかりなのだ。合気道とかは出来るけどね。

頭が良かったらもっと応用がきくんだろうけどなぁ、、、。夢小説とかの奴らはすげぇや。

そんなことを考えていると急に地震がおこる。

「おっっ!?ととと、、、。」

未だに屋根の上でぼぉーっと寝転んでいた俺は、突然のことに屋根から落ちてしまった。

「ひぇーっ。びっくらこいたぁ。」

爺さんみたいなことを言って立ち上がる。

今頃鼠が宿を案内でもしてるのだろうか。

 

 

夜遅くの暗い部屋で俺はお守りを作っていた。時くんにあげる用の繋いでくれるやつな。めっちゃ難しいんだけど、これがプログラミングみたいでめっちゃ楽しい。もうウキウキだよ。

あ、同じ要領で水木の記憶も繋げることできるじゃん。天才かもしれない。

気づいた俺はもう一個、新しくまた作り始めた。

 

 

次の日の朝早く、女の叫び声が聞こえてきたとき、俺は時麿が殺された神社の影で寝転んでいた。

理由はもちろん、物語に介入するため。

ここで俺が水木と一緒に擁護すれば、俺は介入できるだろう。

案外バレないようで、影で寝転んでいてもだれも俺の方を見ず、みんなが集まってきた。もちろん水木もいる。

「ぼっちゃん、、、?」

鼠が言うと時麿の死体がどさりと倒れてくる。1人が祟りだと騒ぎ出し、乙米も呆然としている。みんな死体に釘付けになってるのと、俺が気配消しているお陰で、壁空いた穴から覗いてる俺にも誰も気づいていない。良かったね、時麿。モテモテだよ。

心でバカにしながら見ていると怪しいものが居たので捕まえてきたと、長田がでてきた。

「ほら、早く上がれ!」

図体のでかいやつが叫ぶとカランコロンという下駄の音が聞こえてくる。

さて、仕事開始だ。

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