鏡の魔女の騒動から半年、神浜市には平穏が訪れていた。ある者は学校に行き、ある者は働く、何事もない日常である。
「それじゃあやちよさん、行ってきます!」
「いってくるぜ〜!」
「ええ、行ってらっしゃい2人とも」
みんなは平穏じゃない日々を忘れたように平穏な日々を過ごしていた。
「じゃあ行こうっかフェリシアちゃん」
「おう!」
何事もない日常が始まろうとした、その時であった。
「キャッ!」「うお!地震だ!」
この世界がグラっと揺れた。まるで平穏な世界を誰かが壊すかのように。
「フェリシアちゃん大丈夫!?」
「全然へーきだぜ!」
「ふたりとも大丈夫!?」
地震が収まったあと、みかづき荘から慌てふためくやちよさんが出てきた。
「はい、フェリシアちゃんも大丈夫です!」
「良かったわ、2人とも少しみかづき荘にいなさい。結構すごい地震だったから驚いたでしょう?」
「いやでも学校が」「いいのかやちよ!?」
いろはの言葉を遮るようにフェリシアは言った。
「ちゃんと学校には行きなさいよ」
「えぇ〜マジかよ~」
このまま学校を休めると思っていたフェリシアは落胆した。
「そういえば今日の地震はすごかったね」
「なんかドッカーン!みたいな感じだったね!!ふんふん!!」
「ほんっと、アレのせいで遅刻しかけたのよね」
「遅刻しかけたのは、レナちゃんが夜ふかししてたからじゃない?」
「はぁ!?」
「まあまあ、2人とも落ち着きなって〜」
何事もない日常。いつもの喧嘩。何も変わらない日々。
「あっ、次の授業あるのでそろそろ失礼します!」
いつもならもっと話したいところだが今日は無理なのである。
「あ、そっか!次の授業家庭科だもんね、じゃあまた放課後ね〜」
「まったね〜いろはちゃん!!」
「またね、鶴乃ちゃん、ももこさん」
いろはは、彼女らに別れを告げたあと小走りで家庭科室に向かうのだった。
放課後
「少し早くついちゃった」
いろはは、静かにボソッと言った。
今日は運がいいなぁ。そういえば明日の夜ご飯の担当は私だったなぁ。
何を作ろうかな?栄養も考えて作らないと...あ、みんな来たみたい。
「ごめん!おまたせ!」「ごめんね!いろはちゃん!」
「うんうん!大丈夫だよ」
「じゃあ早速魔女退治しますか〜!」
魔女退治に出かけようと学校から出ようとした時であった。
「ちょっと待って!あれって...」
いろはは、学校を指さした。指さした先にあったものを見た時、ももこは驚いた。
それもそのはず、それはももこといろはが会って間もない時にやちよ・ももこ・いろはで倒したはずの
絶交階段のウワサであった
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