リスタート外伝 バハルス帝国二人旅   作:リセット

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混沌世界

 遥かな空を白金(プラチナ)の煌めきが滑走する。それは人間などより遥かに大きく、色合いや大きな翼と相まってまだ新品の旅客機にも見える。

 

 しかし旅客機などこの世界───サトル達が転移した星には存在しない。ならば天空を飛行する物体はなんなのか……ドラゴン。他種族を遥かに凌ぐ巨体を持ち、自由闊達に空を舞う天空の覇王。それが白金の正体だ。

 

 ドラゴンはこの世界における全種族の頂点だ。飛行能力を有する種族は数あれど、その中でも最速の飛行速度と最長の航続距離を持つ優れた翼。魔法を容易く行使する優れた頭脳。牙は金属を軽くかみ砕き、鋭い爪は強固な岩を簡単に引き裂く。

 

 千年以上の寿命に大質量の巨体。レベル上限が他種族よりも遥かに高く、年齢を積み重ねるだけで種族レベルが上昇して桁違いに強くなる。その上ドラゴン専用の職業まで持ち合わせるのだから、よほどの事が無い限りドラゴンが他種族に脅かされる事はない。

 

 なのに空を行く白金のドラゴンの表情には焦りしかない。

 

 ……ツァインドルクス=ヴァイシオン───通称ツアーはこれ以上ないほど焦燥していた。生涯でここまで心がざわついたのは数えるほどしかない。

 

 もっとはやく───はやく! ──────はやく!! いそげ!!!

 

 羽にありったけの力を集めて、ツアーは夜空を飛行する。とある場所へと全力で突き抜ける。始原の魔法の一つ、『世界移動』は温存する。嫌な予想が的中していた時、始原の魔法は切り札となるからだ。

 

「お願いだ……頼むから予想は外れていてくれ……頼むから!!」

 

 ツアーの声には悲壮な想いが満ち満ちている。なぜ彼がここまで全速力で飛行しているのか。

 

 ───ギルド武器を紛失したのだ。常に自分の傍で保管していた八欲王の遺産。その中でも最上位の危険物が、忽然と住処から姿を消してしまった。

 

 ツアーは生涯で初めて顔が青褪めるのを体験した。ギルド武器は無くなりましたで済むような代物ではない。あれがどこに行ったのか次第で、世界滅亡のカウントダウンが始まってもおかしくないのだ。

 

 とにかくツアーは必死で探した。最初は部屋のどこかに落ちていないか。次に間違って寝ぼけた自分が呑み込んでいないかを確かめるために、口に手を突っ込んで胃の中身を全て吐き出した。

 

 それでもない。

 

 城中を必死で探すがない。見つからない。誰かに盗まれたかと考えたが、寝ているとは言え自分の近くを通過して泥棒できる存在など……その思考に辿り着いた瞬間。ツアーは絶叫した。

 

「プレイヤーか!!!」

 

 時期的にはおかしくないとツアーは叫ぶ。百年の揺り返しが、いつ起こってもおかしくない時期に差し掛かっていた。彼らなら───『ユグドラシル』のプレイヤーなら、竜の近くをすり抜けてもおかしくはない。

 

 そして、もし本当にプレイヤーならば、ギルド武器をどうして持ち出したのかにも検討がつく。なにせあのギルド武器は……

 

 すぐさまツアーは評議国の居城から飛び立ち、南方の天空都市に向かった。普段であれば、中身のない空っぽの鎧を動かして偵察に向かわせる。だが天空都市絡みとなると、もたもたしていては全てが手遅れになってしまうからだ。

 

 ツアーの動きは早かった。誰よりも早く行動に移った。評議国から天空都市まで遠く離れているが、数時間程度で到達してみせたのだから称賛に値するだろう。

 

 それでも遅すぎたが。

 

「最悪だ………………」

 

 天空都市エリュエンティウには何もなかった。……何もないと言えば語弊になる。地上の誰も住んでない都市は残っているが、それを取り囲んでいた魔法結界は姿を消していて、空に浮かんでいた天空城は無くなっていた。

 

 八欲王のNPC達はどこに行ったのか。天空城はどうして姿を消したのか。消えたギルド武器。

 

 あらゆる要素がツアーの脳内でグルグルと回る。疑問に答えなどでない。厄災の天空城が元々あった空域の中で、一匹のドラゴンは途方に暮れてしまうのであった。

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 ツアーがギルド武器紛失に気づき、エリュエンティウへ向かう直前。<星に願いを>で3つの願いを叶えた二人は、権能を行使して浮遊要塞をとある領域へと隠すことにした。

 

 二人は元々ギルド武器はどこかに保管されていると推測していた。その持ち主はツアーと呼ばれる竜王の可能性が高いとも予測済みだった。

 

 もしツアーが所持していて、どこかに大切に保管していたとしよう。それが無くなったりすれば、竜王はどのような行動に出るのか。まずは浮遊要塞へと探しに来るだろう。

 

 それをサトルは嫌った。残された金貨の関係上、浮遊要塞の防衛設備はまだ完全ではない。そこを襲撃されでもしたら……。そう考えてしまったのだ。

 

 自分達であれば迎撃は容易かも知れないが、まだツアーなる竜王との戦端は開きたくない。

 

 だから隠すのだ。証拠であるギルド武器と浮遊要塞を、自分達以外たどり着けない場所へと神隠しする。帝都にはバルキリーがいるので追求されるかも知れないが、NPCに関しては幾らでも誤魔化しが効く。絶対的な証拠であるギルド武器とギルド拠点さえ隠してしまえば、ツアーが何を言おうが難癖にしかならない。そのためにどう奪い取ったのか分からないように、<星に願いを>での強奪を選んだのだから。

 

「Was für ein wunderbarer Mensch ich an meiner Seite habe! Oh, schöne neue Welt, ich kann nicht glauben, dass es solche Menschen gibt!」

 

 九曜の世界喰いの固有メッセージを捩ったドイツ語をサトルが唱えると、巨大な罅が浮遊要塞上空に出現する。罅は徐々に大きくなり、大気が割れ空間そのものがガラスのように砕けてしまった。

 

 罅の向こう側はこちら側からは覗けない。

 

「浮遊要塞発進なのです!」

 

 アイリスがマスターソースを操作して、浮遊要塞自体を罅割れた空間へと向けて起動させる。数百年ぶりの機能の解放に要塞全体が微かに振動した。

 

 要塞が罅を通過する。砕けた世界の向こう側に広がるのは奇妙な場所だ。

 

 そこは上も下も右も左もない世界。特殊な力持つ存在───例えば権能を持つサトルとアイリスのように、超越者を超えた存在だけが何事もなく踏み込める場所。二人以外には簡単に踏み込めないからこそ、ここは浮遊要塞の隠し場所にぴったりだった。 

 

 なにせここにあるのは混沌。まだこの世に産まれ出ていない可能性が無限にあり、形作られる前の無が広がっている。ここには全てがあり、同時に全てがない。観測者の認識だけが形の方向性を決定する。

 

「ここなら誰にも見つからない……んだよな?」

「ポジティ……ブ?」

 

 サトルの質問に、自信なさげにアイリスは答える。まだまだこの混沌に満たされた空間そのものの検証が済んでいない為、正確な返答は彼女にも不可能だった。

 

「現段階でアイリスが断言できることは、この世界への侵入にはオーナーの持つ力。九曜の権能が必要になります。アイリスも多数の権能を駆使すれば可能かもしれませんが……ちょっと自信がないのです」

「……アイリスに難しいなら、他者にはもっと難しいか」

 

 現状判明しているのは、九曜の権能で無ければここに入れない事だ。この場所があることを認識した二人は権能を使わずに入れるかを試すために、<転移門>を繋げようとしてみたが……結果は不発に終わっている。

 

(位階魔法では入れなくて、アイリスでも単独では繋げるのが難しい場所。……500年以上生きている竜王。例えばツアーのようなドラゴンが使える始原の魔法(ワイルド・マジック)も、五行相克により魔法の法則そのものが歪められたことで大幅に弱体化しているらしいから、恐らくここには来れない。だから現時点では、この混沌世界が一番隠し場所に向いている)

 

 何にしろここ以上の隠し場所は思いつかない。あとの候補としては宇宙に逃がすか、月に移動させるか。どれに選ぶにしろ、混沌世界に比べると秘匿性に不安が残るのだ。

 

 二人は浮遊要塞の最奥から地表にまでギルドの指輪で転移する。浮遊要塞の周囲には何もなかった。漆黒の闇だけが存在する。……この漆黒の闇でさえ、サトルかアイリスが観測する無でしかない。無と名付けられた有を見ているのだ。

 

「二度目でも慣れないなぁ……アイリスの体調は問題ないかい?」

「ちょっとネガティブなのです……」

 

 ここで生まれた存在でなければ、混沌が産み出す瘴気に気をやられてしまう。可能性ではない秩序は混沌と相反する。権能を持つアイリスは強固な概念防御を有しているが、生来脆弱な人間種なため影響を受けやすいのか、少しだけ体調を崩していた。

 

 サトルが背中をトントン叩くこと数分。ようやく体が慣れたのか、普段のニコニコ笑顔にアイリスは戻った。

 

「もう体調は大丈夫かい?」

「ポジティブ!」

 

 元気一杯の御返答に、サトルはホッとする。自分の宝物が元気を無くしている姿を見ること以上に、彼が嫌いなものはない。仮にアイリスが瘴気に倒れて動かなくなれば、サトルは自分の持てる全てを使ってでもこの空間を破壊し尽くすつもりだ。

 

 ともかく元気を取り戻したアイリスの手をサトルは握る。恋人繋ぎに指を絡めて力を籠めれば、アイリスも強く握り返してくれる。

 

「……アイリスの準備は万端かい?」

「ポジティブ。いつでも……いつでもオーナーを受け入れられるのですよ」

 

 アイリスの返答に微笑み返し、サトルは権能を解放する。超位魔法の魔法陣に似た幾何学模様の描かれた円球が二人を包む。超位魔法と違うのは、青白い輝きではなく輝きを伴わない漆黒に彩られている点だ。

 

 同時にアイリスも権能を解放。サトルが展開している円球に重なるように、純白の魔法円が絡みつく。

 

 白と黒の球体は数秒ごとに大きさを拡大させていく。最初は直径10m程度だった。すぐに100mになる。次の瞬間には1㎞になり、10kmと急速に膨らむ。

 

 僅かな時間で浮遊要塞より巨大になった円陣は、混沌すら浸食する。二人の認識により秩序が与えられていく。

 

 混沌の世界は認識により形作られる。中に踏み入った誰かが、大地があると認識すればそこは大地になる。海だと思えば海になる。千変万化に変化する世界がここなのだ。

 

 それだけにここの法則は外とは全く違う。仮に大地があると認識し、昼夜の概念を持ち込んだとしても上手く機能はしない。いきなり昼になったり、夜にもなる。時間の流れすらかなり違う。外で数年が経ってもここでは数日しか経っていない事もあれば、ここの数年が外の数日になることすらある。

 

 混沌の領域、あるいは混沌環境。なんにでもなれて、何にでもなれない。秩序が支配していないがゆえに、あっさりと法則が変化してしまう。

 

 ……だから二人は浮遊要塞を隠すにあたり、そのままでは使いにくいので混沌の世界に秩序を与える事にした。自分達に有利なフィールドを作成することにしたのだ。

 

 世界級エネミーは往々にして、自分のテリトリーを保有する。ゲーム内においてはフィールド変化技。ゲームシステムが現実になったこの世界では、領域を形作る権能へと変化している。

 

 混沌にすら形を与える権能を二人で行使。その力は無の領域すら上書きする。計32体分の領域生成。その名を───

 

創世記(ジェネシス)

 

 二人の声がはもり、創世神話が再現される。最初に空ができた。次に大地ができた。形成されるのは一つの世界(ワールド)。無限にも思えるほどの広がりをみせた白黒の円球が姿を消した時には、そこには二人だけの世界が完成してしまった。

 

「おー。本当にできちゃったのですよ……」

「……さすがに疲れたな」

 

 世界級の力を使えば、混沌環境下なら創世神話の再現がし易いとは言え……流石に一個の世界を産み出すのは相当堪えたのか、二人とも座り込んでぐったりしている。

 

「疲れちゃったのはその通りですが、これで何をしても問題ない遊び場が完成したのです」

「まぁ……な。権能の試験場は必須だった。だからここを創ったわけだし……なら疲れたかいもあったか」

 

 浮遊要塞の隠し場所に混沌世界を選んだのは、何もこの世界への侵入が困難だからだけではない。御供召喚などで権能が機能しているのは判明している。しかしその他の権能の詳細は、実のところあまり良く分かっていないのが実情だ。

 

 <星に願いを>が万能の魔法へと変化したように、数多の能力の仕様が変わってしまっている。サトルが浮遊要塞を移動させるために使った九曜の権能も、『ユグドラシル』時代とは大きく変貌している。こんな混沌と無が支配する、謎の領域に繋げられるような力ではなかった。

 

 二人が持つ権能の力は現地の基準どころか、『ユグドラシル』の基準からしても最上級の力。御供モンスターの経験値の件もそうだが、まだまだ判明していない仕様は山ほどある。分かりやすい部分で言えば攻撃系権能だ。ゲーム時代にはマップ兵器とまで呼称され、フィールド全域に100レベルプレイヤーでも即死させかねない火力権能を世界級エネミーは有していた。

 

 最後のPVNでは周辺被害など考えずに二人は撃ち合いの応酬に興じた。桁違いの能力から生じる破壊力は膨大なデータ量を算出し、アイリスが情報改竄や電子防壁で制御していなければヘルヘイムそのものがデータクラッシュしていた。

 

 そんな大規模火力権能を、地上で使って検証するわけにはいかない。うっかりどこかの領土を消し飛ばし、塵に変えてしまう可能性があるのだから試せなかった。

 

 しかしここなら何の問題もない。サトルとアイリスが創り出した一つの世界。あえて名付けるならばユグドラシルⅡ。この世界に転移する前に、二人で創ろうと約束したゲームの名を冠した世界がこの箱庭だった。

 

 九つのセクター───アースガルズ・アルフヘイム・ヴァナヘイム・ニヴルヘイム・ニダヴェリール・ヘルヘイム・ミズガルズ・ムスペルヘイム・ヨトゥンヘイムに分けられており、全てのセクターを合わせたら地上世界と同等の広さを持たされているここならば、大地を焦土と化してしまうような火力技も問題なく扱える。

 

 それだけでなく、この領域は二人が定めた秩序によって保たれているため、非常に有利な効果がいくつも設定されている。

 

 分かりやすいものであれば、混沌世界の影響を受け付けないになるだろう。この世界では特殊な耐性に守られているか、この世界出身で無ければ気を失い仮死状態になってしまう。仮にロボットを持ち込んだとしても機能が停止する。しかしユグドラシルⅡ内であれば、特殊な耐性が無い者でも気を失わず行動できるのだ。

 

 それ以外にも混沌から可能性を引き出す事で、地上世界の鉱物や木材の自動補充や地形の自動修復など多岐に渡る法則がここには組み込まれている。

 

 その度に大量の魔力を消費するが、一つの世界を形作ることに比べれば些細な消費量だ。

 

 権能を幾らでも行使可能な大規模な箱庭と、それらを管理できるギルド拠点。<星に願いを>の無限使用が可能となっただけでも、凶悪の一言に尽きるのに……誰にも真似できない絶対の環境すらも二人は手に入れてしまったのだ。

 

「ここでなら、誰にも見つかる事なく多数の実験も出来るし……軍団も結成可能だ。きっとジルクニフは喜んでくれるだろうな……」

 

 心の中でこっそりと友達扱いしている皇帝の顔を浮かべながら、サトルはとある未来を思い浮かべる。浮遊要塞の宝物を持ち帰っただけでも、大層驚愕してくれたのだ。

 

 ユグドラシルⅡを最大限に活用すれば、アイリスが確実に何かしらの実験結果を導いてくれる。その間に、自分は帝国を何者からでも守り切れる軍団を用意しておく。それらを全て帝都に持ち帰れば……それはそれはジルクニフの事だから、これでもかと驚いてくれるだろう。

 

 一応ジルクニフには召喚モンスターを使い、浮遊要塞で皇国騎士団の戦力増強を図る意図自体は伝えてある。サトルとアイリスがやることは全てが出鱈目だが、帝国の事を想い動いてくれているのは事実なので、許可を出したジルクニフ。

 

 ……超越者を超えた世界級がご用意する予定の軍団。それを見た時、理想の上司だとサトルが信じているジルクニフは、どんな反応をしてくれるのだろうか。

 

(ある意味サプライズプレゼント……になるのかな? ……そう言えば、誰かにサプライズをするのなんて、初めてかもしれないな。ふふ……)

 

 人生初かも知れない、誰かに贈るびっくり箱。それを想像したら、自然とサトルの顔に笑みが浮かぶ。規模はどうであれ、サトルの行動にはジルクニフに対する悪意は一切ない。ただこれから行おうとしていることが、ちょっとだけ……世界級規模でちょっと大げさなだけだ。

 

 そんな愛するオーナーを見ながら、驚くとか喜ぶを通り越してジルクニフの心臓が止まるような気がすると思いながらも、アイリスはサトルが楽しそうだから別にいいかとスルーした。仮に心臓が止まっても、<星に願いを>でノーリスクに蘇生できるから問題ない。

 

 それにここでの研究次第では、ジルクニフ当人にも大きな利益が出る可能性が高い。だからサトルの張り切りをアイリスは止めなかった。

 

 ───スレイン法国が持っていた神人の情報のおかげで、この世界の人間にユグドラシルプレイヤーの血が混ざると、種族の限界を超えた才能が開花することは判明している。神人の発生は遺伝によるもの。つまりDNAの研究を進めれば、何が神人の覚醒に繋がるのか分かる。……現存するプレイヤーの子孫の中でも、一番血が濃いのはエルフ王ですね。オーナーにデケムを捕まえて研究しても良いかを聞いてからですが……もしも()()をこの世界でも再現できれば、ジルクニフを()()()()()()()()()()可能性がある。彼はオーナーのお友達ですからね。強くなったり長生きした方が、オーナーもお喜びになるでしょう……

 

「頑張りましょうオーナー! ユグドラシルⅡでの頑張りが、帝国の未来を担うのです!!」

「……ああ。その通りだ!! 頑張ろうな、アイリス!」

 

 誰も知らない知覚出来ない世界で、二人の世界級エネミーが本当のリスタートを始める。

 

 皇帝ジルクニフ。彼の双肩にはこの世界の未来が乗っている……と言うよりも乗せられた。彼の頭皮の未来はアイリスのDNA研究に全てがかかっているのだが……皇帝はまだそんな事実を何一つ知らない。

 

 その後、とりあえず攻撃系権能の仕様試験を行った主従だが……絶対に地上世界では使えないと封印することになった。サトルが使った核神話(アグネヤストラ)を見たアイリスの感想はたった一言───

 

「ツァーリ・ボンバよりやばいのですよ……」

 

 この一言に、権能を封印した理由全てが籠められていたのだった。





オバマスの九曜の神権とかを考慮したらこれぐらいは出来るかも……なお話

核神話(アグネヤストラ):地上で使ってはいけない権能。30d20+300ぐらいのダメージを発生させる

ユグドラシルⅡ:現地世界をベースに混沌環境に生成した世界。九つの違う環境を用意することで多数の実験が行える

今更な二人の世界級エネミー内訳

サトル:セフィラの十天使(王冠・栄光・勝利・峻厳) 七大罪の魔王(強欲・憤怒・暴食・嫉妬・怠惰) 九曜 第六天天主 五色如来(黒) 八竜の内四体

アイリス:セフィラの十天使(理解・知恵・慈悲・美・王国・基礎) 七大罪の魔王(傲慢・色欲) 五色如来(青・黄・白・赤) 八竜の内四体

他の世界級エネミーと違いシリーズではない九曜と第六天はサトルが所持 

九曜と第六天:公式ラスボスとヴァルキュリアの失墜で追加された裏ボスなので他の世界級エネミーより能力が優遇されている

サトルとアイリスの強さ:カタログスペックは九曜と第六天の分サトルの方が大分上。レベル90と100ぐらいの差がある
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