乙骨を……まだ盛って良いのか……?
呪術から技を引っ張ってきても良いのか……?
君たちはどう思う……?
繋ぎです。アンケートによって過程を変えます。結末は変わりません
「━━━━━━!!」
その巨体をうねらせ、乙骨へと突っ込んでくるビナー。恐らく数十メートル程はあるであろう巨体を駆使し、広範囲を巻き込んで迫ってきている。普通の人間なら、何もできずにやられているだろう
「あぶなっ……あれをモロに喰らったら流石に危ないかな」
しかし、相対するは現代の異能。ただ力に任せた突進を避けることなど、彼にとっては児戯に等しい。一瞬の内にビナーの背後に回り、その背中を切りつける
(硬いな……刃は潰してないんだけど……)
今回乙骨が使っているのは、いつもの様な刃を潰した刀ではなく、切れ味抜群の、よく手入れされた刀だ。……だが、それをもってしても、ビナーには小さな切り傷を与える事しかできなかった
「ッ!━━━━!!!」
傷をつけられた事で、自分の敵が自身の後方に回った事を理解したビナーは、体を半回転させ、自身の体を乙骨に叩きつける
「あっ……」
刀の事に気を取られていた乙骨は、その攻撃に反応するのが遅れるが、何とか防御を間に合わせる。だが、乙骨の考え通り、巨体から繰り出される一撃は重く、中途半端な踏ん張りしかできなかった乙骨を吹き飛ばす
「ぐっ……あっぶな……」
十数メートルは吹き飛ばされただろう。しかし、防御は間に合ったため、ダメージは少ない。モロに喰らっていたら危ないという予測は合っていたようだ
「うーん……ちょっと攻撃力が足りないかな。今のままだとジリ貧だ」
先程の攻防で理解したが、今のままではこちら側の攻撃力が足りない。もちろん、今が限界という訳では無い。しかし、乙骨は自身の神秘を段階的に制限している。全ての制限を解除するのには時間がかかるのだ
だが、ビナーが乙骨の変化を見逃すことはしない。少しでも彼に変化が訪れれば、それを阻止するために、その巨体を使用するだろう
しかし、乙骨は1つ勘違いをしていた。今までのビナーはその体を使い、こちらを攻撃してくる、言わば物理攻撃しか行って来なかった。だが、ビナーはその他にも攻撃手段を持っていた
「うわっ!そんな事もできるの?!」
簡単に言えばビーム。今まで乙骨は、インファイトをしかけていた為、ビナーにビームを使う隙を与えていなかった。しかし、吹き飛ばされ、自分の課題を確認している間に、ビナーはチャージを終えていた
そして、それが乙骨へと放たれる
"アツィルトの光"
「マジか!」
予想外の遠距離攻撃。自身の浅慮を悔やみながら、乙骨は光に呑まれていく……
光が収まった頃には、そこには何も無かった。ビナーは自身の敵が居なくなったと考え、先生達の方へと向かう……
事は無い
ビナーは理解していた。あの日、自身を追い詰めた者がこの程度でやられるとは考えていない
「あっぶな……」
ビナーの予想通り、乙骨は未だ健在だった。しかし、その体には傷が付いている
「━━━━━!!」
「元気いっぱいだな!」
自身の敵が健在である事を理解してすぐ、ビナーが乙骨へと突っ込んでいくが……乙骨はそれを避けようとしない
ビナーの突進が乙骨へと直撃する。その威力は凄まじく、乙骨はまた後方へ……とは行かない
乙骨の体は動かず、その場に佇んだままだ
「ッ━━━━!!」
「ふっ!」
全力での突撃。もちろん威力は凄まじい。しかし、その分隙も生まれる。その隙を見逃す訳もなく、乙骨は手に持っていた刀をビナーへと振るう
その威力は先程までの比ではなく、ビナーの体に大きな傷をつけ、それにより体を仰け反らせる
「━━━━━━!!!」
(ふぅ……危なかったな。ギリギリで成功した)
乙骨がやった事は単純明快。ビームを耐えながら自身の神秘の制限を解除していっただけ。まさに脳筋である
「ほら、続きだ」
「━━━━━━━ッッッ!!!」
協力してね♡
次回はしっかり書くので許して下さい