現代の異能(偽)の青春の記録   作:チキ・ヨンハ

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本編と同じ所はなるべく短めに描写していきます


僕は……お兄ちゃんだ

 

 

 

「それで……どうするんですか?先生」

 

「うーん……」

 

そう話している僕と先生の前には、才羽姉妹と戯れている……廃墟から連れてきた少女の姿が

 

「まあ、悪い子では無いだろうし、とりあえずはあの2人に任せて良いんじゃないかな?何かあったらサポートはするけど」

 

「……そうですね」

 

悪い子では無い……というより、未だに善悪の区別がついていない子供の様に感じるが……まあいいか。まだ悪い子じゃないっていうのは事実なんだし

 

「……肯定。本機、アリス」

 

「あはは!ほら、見たか私のネーミングセンス!」

 

「ん?」

 

もう名前が決まったのか。アリスね……まあさっきまでの型番みたいなやつよりは断然良いと思うよ

 

「うーん……本人が気に入ってるなら良いけど」

 

「よーし!じゃあ次なんだけどさ!…… そもそも私達が危険を冒してまでG.Bibleを探してた理由は何だっけ?」

 

「それは・・・・・・良いゲームを作って部活を廃部にさせないためでしょ?」

 

「そう、今一番大事な問題はそれ。良いゲームも作りたいけど、まずは部活の維持が最優先、そのためには二つの条件のうちどっちかをクリアする必要がある、ミレニアムプライスで受賞を狙うのはあくまでその内の一つに過ぎない」

 

「あー……」

 

なんとなく分かった……けど、それって大丈夫なのかな?

 

「……お姉ちゃん……まさか」

 

「……アリス!私達の仲間になって!」

 

「……」

 

あ、またゲーム機食べてる……

 

「あー!これは食べ物じゃないってば!」

 

「……でも、大丈夫なの?1から言語……というか、人との会話を教えるって相当だよ?それに、この子ってミレニアムの生徒じゃないし、生徒の情報とか無いから怪しまれるんじゃない?」

 

「うーん……学生登録とかは私がやってみるから、ミドリ達でアリスに話し方を教えてあげて!」

 

押し付けたな……

 

「ごめんね……憂太。面倒だったら戻っても大丈夫だよ?」

 

「いえ……どうせやる事なんてありませんし。……それに、あの子達が随分楽しそうなので、手伝っても良いかなと」

 

「そっか……ありがとうね」

 

それに……僕もちょっと楽しいしね。ここでこんなに学生みたいな事できると思ってなかったよ。……まあやる事が身分の偽装なのはどうかと思うけど

 

「……?……!……すぐにセッティングするから!」

 

「ん?どうしたの?」

 

「アリスが私達の作ったゲームをやってくれるみたいなので、その準備です!」

 

「なるほど……」

 

この子達の作ったゲームか……僕も少し気になるな

 

……

…………

………………

 

「こ、ろ、し、て……」

 

(まさか……ここまでとは)

 

中々見ないレベルのゲームだったな……これはこれで凄い

 

「ま、まあ、話せる事も増えたみたいだし、なんだかんだ良かったんじゃないかな?」

 

「勇者よ、汝が同意を求めるのならば私はそれを肯定しよう」

 

「勇者か……。僕に勇者は合わないよ。どちらかというと魔王じゃないかな?みんなから怖がられてるし」

 

まあ……砂漠での戦闘で、あんな事できるやつは普通の人からしたら怖いって事を理解したから、特に気にしてないんだけど

 

「何故……?」

 

「何故って……」

 

「私は汝から恐怖は感じない。汝が慈愛の心を持っている事は、私にも理解できる。汝は勇者に相応しいだろう」

 

「……ははっ。そっか……そんな事、言われたのは初めてだよ」

 

本当に……初めてだ

 

「憂太……」

 

……

…………

………………

 

あの後、新しい人が出てきたり……確か部長さんだっけ?……まあその人が出てきたり、アリスちゃんが急に泣いちゃったり色々あったけど、またゲームをする事になった。……まあアリスちゃんがゲームにハマってずっとやってるから、他の人達は寝て、今起きてるのは僕とアリスちゃんだけなんだけど

 

「ゲーム楽しい?」

 

「はい!」

 

「そっか……」

 

その頃には、色んなゲームをやってたからアリスちゃんの言動とかも随分僕達に近づいてきた。……偶に変な喋り方になるけど

 

(……妹が居たら、こんな感じなのかなぁ?)

 

ふと、僕は考えた。普通に考えたら、そんな事考えないんだけど、オールをして全く働いてない脳は普通には考えられなかった

 

「ねぇアリスちゃん」

 

「……?なんでしょうか?」

 

「1回だけ、兄と呼んでくれないかな?」

 

「……?分かりました。……お兄様」

 

「……ッ!」

 

その時僕の脳裏に溢れ出した……存在しない記おk……

 

(はっ……危ない危ない。このままだとただのヤバい奴になる所だった)

 

もうヤバい奴という事は無視し、少し冷静になった今からすれば、随分と気持ち悪いお願いをしてしまったなと思い、アリスちゃんの方に顔を向けると……何だか楽しそうな顔をしていた

 

「……ど、どうしたの?」

 

「お兄様……なんだかしっくり来ます!」

 

「え」

 

「これからもお兄様と呼んでも良いですか?」

 

普通なら、断るべきだった。だけど、少し冷静になったとはいえ、未だに深夜テンションの僕は……

 

「……良いよ!」

 

断れなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






乙骨に「どけ!俺はお兄ちゃんだぞ!」させたかったから強引かも。まあアリスなら大丈夫やろって感じで……

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