短いです
ベアトリーチェが生み出した敵を見据える。数は……三十くらいか
(まあまあ多いな……まあいい。やろう)
目の前の敵に向かって駆け出すと、敵もそれに反応し、攻撃をしてくる
一正面からの一斉掃射………全て刀で防げる
一弾が切れた事による肉弾戦………体術に慣れていないのが見え見え。余裕で殺れる
一一これで二体
一何体かによる背後からの奇襲………僕に弾が届くより、僕の位置の入れ替えの方が早い。後方の一体と位置を入れ替え、戸惑っている内に背後から刀を一振り
一一これで八体
一僕を囲んだ全方位からの弾幕………全力で地面を踏み抜き、隆起させる。衝撃で、僕を囲んでいた奴らが少し浮遊し、隙ができた。その間に、全方位に向けて『模倣:解』を放ち、一掃する
一一これで三十
一先ず目に見える範囲の敵は一掃できた………と思ったが
「…マジか」
なんとビックリ。前を向いたら追加の敵さんが!……めんどくさ
「はぁ………」
もう百体は切り伏せただろうか………。一向に数が減らない敵を見て、思わずため息を吐く
(数が多い……倒した瞬間にまた補充されていく)
そこまで強い訳ではない。ただ、とにかく数が多すぎる。逃げるのは容易いが、あれを正面から突破するのは少々骨が折れる
(奇襲は失敗。正直ここで終わった方が楽だったんだけど……まあしょうがないか。なら想定していた通り、普通に殺ろう)
最初の奇襲で殺れなかったのはまあ良い。想定の範囲内だし。……ただ、今も尚倒しているそばから追加されていくえっぐい服を着ている者達。こいつらは人間では無さそうだし、本当に何者なんだ……?
(……ま、良いか。人間じゃないなら、手加減する必要無いし、適当に流して一度退く。キリがないし)
底が見えない数だし、一度退いて先生と合流するのも手……か。よし
『模倣:解』
とりあえず『解』で一掃して……逃げるか
……
…………
………………
……上手く逃げれたかな?……気配は感じない。足音もしないし……大丈夫そうだね
「……ふぅ」
(さて……これからどうするかな。敵に関しては、一体一体はそこまで。けど……これまでで一番数が多い)
これまで他対一なんて腐るほど経験してきた。けど、今回は相手の底が見えない。数が把握できないのは辛いな……。一人じゃキツイ。……先生と合流して抑えてもらうか
(……といっても、いつ先生が来るか分からないんだけど……)
そう考えたタイミングで、一通の通知がスマホに届いた
(……ナイスタイミング)
確認すると、先生からだった
『アリウススクワッドはなんとか説得できたよ。アツコも無事。そっちは?』
といった内容。秤アツコを保護できたのなら、大分楽になる
(最初の奇襲は失敗。とりあえず最初の想定で動きます……っと)
返信をすると、すぐに返ってきた
『了解。じゃあ私達もそのままそっちに向かうよ』
(助かるな。なら、一先ず先生と合流するまで適当にあしらうか)
今のところ、あいつらに弱点らしい弱点は見当たらない。まあ恐らく、元凶であるベアトリーチェを倒したら収まる……筈だ。分かんないけど
「……ま、なんとかなるだろ」