プロローグ
「先生! もう少しでシャーレに到着します!」
「分かった!」
自分がなぜここに居るのかは分からないが、生徒が困っているなら助けるのが自分の役目だと考えた先生は、状況の把握を後にし、一先ず、占拠されているシャーレのビルを奪還する事にした先生は、その場に居た、早瀬ユウカ、火宮チナツ、羽川ハスミ、守月スズミらと共に戦場へと足を運んでいた
数の不利はあったが、先生の指揮により、その不利は打ち消されていたため、特に苦戦することはなく、順調に目的地へと歩を進めていた
途中、主犯と思われる狐坂ワカモと邂逅する事態になったが、ある程度交戦すると撤退したため、今はシャーレの奪還が優先と判断し、シャーレへと向かっていた
「何?この音」
「これは……?」
シャーレのビルまであと少しという所で、どこからか轟音が聞こえてきた。そして、その音は段々と先生達へと向かってくる
壁が破られると共に姿を表したのは巨大な鉄の塊。そう、戦車だ
「これは、巡航戦車クルセイダー一型!?」
「嘘でしょ!? 何でそんなものをただの不良が持ってるのよ!」
「みんな落ち着いて! とりあえず───」
先生が指示を出そうとした直後だった
ーゾワッ!
と、その場に居た者達に鳥肌が立つ。今まで感じた事のない程、強大な気配。先程戦った、狐坂ワカモとは比べ物にならない、異様な気配
(これは……!?)
(何なのこの気配……! こんなの、感じた事ない! ネル先輩でもここまでじゃないわよ!?)
(まさか、ツルギよりも!?)
(一体何者ですか!)
その場に居た者全員が、本能として感じた。
ー格が違う、と
そこまで感じとった直後、目の前にあった戦車が、上から降ってきた何者かにより潰される。周りに広がる爆炎の中から出てきたのは、1人の少年だった
「──あれ? ヘイロー持ってないってことは、貴女が先生ですか?」
目の前から感じる、圧倒的な存在感。それでも、先生は生徒を怖がることはしない。目の前に現れた少年を見つめ返し、言葉を紡ぐ
「そうだけど……君は?」
「あ、すみません。僕は、乙骨憂太と言います」
その名前を聞いた途端、恐怖に支配されていた4人が、警戒心をむき出しにしながら、先生の前に躍り出る
「みんなどうしたの?」
「ああ、先生はご存知ありませんよね。彼は乙骨憂太。キヴォトスで1番の危険人物です」
「乙骨憂太。学園には所属しておらず、行く先々で問題を起こす問題児。しかし、その実力は本物。彼1人で、キヴォトスを転覆できると言われています。その事から、ついた異名は現代の異能」
その言葉を聞いた時、先生の頭にあったのは、ありえない。と、ただ一言だった。これまでの彼女達の話から察するに、このキヴォトスという都市は、規模からして、1つの国として定めても良い程に広大だ。その都市を1人で転覆するなど、とても人間技では無い
「問題児って、酷いな。そっちが絡んでくるから追い返してるだけなのに」
「ともかく、そんな貴方が、なぜここに?」
「うーん。特に理由は無いかな。たまたま通りがかっただけ」
「では、なぜ先生の事を? 先生が来られたのはいまさっき。情報を仕入れるにしては早すぎると思いますが」
「ん? ああ、あの人から聞いてたんだよ。前からね」
「あの人?」
「うん。連邦生徒会長」
その言葉を聞いた瞬間、全員が驚きを隠せない。キヴォトス一の問題児が、キヴォトスの治安を維持する者と知り合いだったのだ。仕方のないことだろう
「ま、先生も見られたし、今日はもう良いかな」
「……やはり先生が目的でしたか」
「あ……まあいっか。うん、連邦生徒会長が全てを託した大人。それがどんな人なのか気になったけど、貴女なら大丈夫そうだね」
そう言い残し、彼は一瞬で姿を消す。驚きつつも、辺りを見渡しても、彼の姿は既に無かった
「〜〜っ! はぁ! な、何なのよ……あんな気配。初めて感じたわ」
「ええ。……あれが現代の異能。まさしくその名前に相応しいプレッシャーでした」
彼の姿が無くなったのを確認すると、全員が大きな息を吐き出し、それぞれが感じたことを言いあっている
それがひと段落ついた後、作戦を思い出し、再びシャーレを目指して駆け出して行った
……
…………
………………
どうも。転生者です。何か特典とかも貰ったんで楽しくやってます。……特典? 無尽蔵の神秘と模倣です。あ、神秘っていうのはあれね。僕達の中にある力みたいなやつ
そう、ここまで聞いたら分かると思うんですが、明らかに乙骨憂太なんですよね。あの五条悟に次ぐと言われている現代の異能。それと同じ様な力を貰ってしまったんですよ
因みに模倣は結構色んな物行けます。大分範囲広いんだよね
まあそんな力を貰いはしたけど、心は一般人。とりあえず転生先を楽しみたいなって思いながら色んな所を回ってたら、ついた異名は現代の異能
何故だ。たしかに色んな所で絡まれたよ? 見た目が弱そうだし、銃も持ってないからね。撃退もしたけど、そこまでやらかしてないと思うんだけどなぁ……
まあでも、実際は結構嬉しかったりする。乙骨は好きなキャラだったからね。そんなキャラと同じ異名をつけられたのは結構嬉しかったね
……でも
「何か怖がられてるんだよなぁ」
先程あった、ヘイローの無い大人、先生の近くに居た4人の生徒にも、敵意と共に恐怖心も抱かれていた。
ちょっとショック
何にもしてないのになぁ。あ、でも先生は怖がってなかったな。僕の名前を聞いて、マイナスな感情を抱かなかった人は久々に見た。また会ってみたいなぁ……
まあいっか。こんな時は最近ハマってるラーメン屋に行こう
「大将。こんにちは」
「おう! 坊主か!」
「どうも」
やって来たのはアビドスにある柴関ラーメン! ここ美味しいんだよね
「大将、柴関ラーメン、大盛りで」
「はいよ! 柴関ラーメン大盛りな!」
普段少食な僕でも、ここのラーメンは大盛り食べれる。その位美味しい
「はい! お待ちどうさま! 柴関ラーメン大盛りです!」
「ありがとう。……あれ? 店長、バイトの子雇ったの?」
「おう! セリカちゃんって言うんだ! 働き者だぜ?」
「へー。よろしくね」
「はい! よろしくお願いします!」
元気良いなぁ
「ふう。ご馳走様でした。大将! また来るよ!」
「毎度あり!」
「ありがとうございましたー!」
はー、やっぱ美味しかったなぁ。また来よう
神秘で強化してぶん殴る脳筋
ー乙骨憂太(パチモン)
呪術廻戦が好きだった一般人。なんやかんやあって転生した。特典は底なしの神秘と模倣の性質。ちなみに本人はブルアカ知らない
高評価くれたら続くかもよ(小声)