本当に高評価付けられたから続きじゃんね
アビドス自治区の路地裏で、1人の少年と、1人の少女が会話をしている。ただし、少女は座り込んでおり、少年はそんな彼女を見下ろしている。少女の服装は、明らかに不良と呼ばれるものであり、そんな少女の周りには、同じ様な服を着た者たちが倒れ込んでいる
「ま、待ってくれ!頼む。もうこんな事しないからさ!」
「ん〜……許してあげても良いんだけどさ、そっちから襲っておいて何にも無しって訳には行かないでしょ?」
「わ、分かった!何をすればいい?!」
「そう?なら、矯正局に大人しく入ってくれないかな?」
「それだけか……?」
「うん。僕としてはそれで良いかな」
「分かった!」
目の前に座り込んでいる不良生徒がそう答えるのを確認すると、少年は踵を返す。そしてそのまま、大通の方へと消えていった
「なんなんだよ……あいつ……!丸腰だと思ったら急にどっかから銃取り出すなんて聞いてねぇよ!しかも……」
少女は辺りを見渡す。その視界の先には、倒れ込んでいる彼女の仲間達が、全て泡を吹いて気絶している
「何で一撃なんだよ……!ただのハンドガンだろ!それなのに……まさか……あれが……」
「現代の異能……!」
……
…………
………………
どうもー……転生した一般人です。今日も今日とて襲われました。いやー、困っちゃうね。そんなに弱そうかな?……まあ弱そうか。普段は気配抑えてるから分からないだろうしね
んー……せっかくアビドスまで来たんだし、また柴関ラーメン行くか……この前行ったのは1週間前だしね。……あ、今日は違う味も食べてみようかな……
にしても……ちょっとイラついてきた……何でこんなに襲われるんだろ……僕何にもしてないのに……やっぱ銃は携帯しておくべきかなぁ……でも、ホルスターから抜くより直接手に出した方が早いんだよね……
あ、着いた。あのバイトの子居るかなー?あの子を見るとこっちも元気貰えるんだよね
「大将ーやってr」
と、言おうとした瞬間、目の前には銃口があった。……何を言っているのか分からないと思うが、僕にも何を言っているのかは分からない……!
「……君、何者?ここになんの用?」
銃口を僕に向けながら話すのは、ピンクの長い髪をした、オッドアイの少女。……へぇ、結構神秘多いね。僕の3分の1位かな?
……って、この子は何を言ってるんだ?ラーメン屋に来たなら、ラーメンを食べる以外無いでしょ
「……早く答えて。答えないのなら……」
その先は不要とばかりに、引き金に掛けている指に力を込める少女。……怖いなぁ
「ラーメン食べに来たんだよ。それ以外無いでしょ?」
「……そんな気配を出してるのに、信じると思う?」
「気配……?……あ」
こーれはやっちゃったね。さっきちょっとイラついたのが原因かな。神秘が盛れ出してる。……落ち着け落ち着け
「そのー……ゴメンね。ちょっと気が立ってて」
「……ん?あれ?常連さんじゃないですか」
「あ、セリカちゃん。今日もバイト?」
「あ、はい」
「……セリカちゃん、知り合い?」
「良くここに来る人ですよ。常連さんですね」
「……そっかぁ〜」
気の抜けた返事と共に、目の前から銃口が離れる。やっと信じてくれたみたいだ
「ゴメンねー?おじさんの早とちりだったみたい」
おじさん……?
「……あー。僕もすみません。いつもは抑えてるんですが、さっきちょっと襲われて気が立ってて」
「あー、それは災難だったね。いやぁ、本当急にゴメンね?」
「いえ、お気になさらず」
まあ僕の気配って怖いらしいし、しょうがないかな……
はぁ。やっちゃったなぁ、いつもは少しイラついても抑えられるのに……やっぱり連邦生徒会長が居なくなってから襲われる回数増えたし、自分も気づかない内にストレス溜まってたのかなぁ……?
……ま、とりあえずラーメン食べよ
「……あれ、君は」
「ん?」
カウンター席に座ろうとすると、後ろから声をかけられた。振り向くと……あ、この前の
「あ、どうも。お久しぶりです」
「あ、どうも……」
とりあえず挨拶だけ済ませて、ラーメンを頼もうとすると……何故か隣に座ってきた
「隣、良いかな?」
「え……いやもう座って……いや、あっちの方達は良いんですか?」
僕が目を向ける先には、こちらを恨めしそうに見ている2人の少女と、それを宥めている1人の少女。それに加え、さっき僕に銃を向けてきたから少女も居る。……あ、目が合った。……とりあえず会釈でもしとこう
「……良いんですか?凄い見てますけど」
「あー……今は君と話してみたかったからね」
「……そうですか」
この人……大分積極的だな。この前も思ったけど
「……何か聞きたいことでも?……あ、大将、今日は塩で」
「はいよ」
「うーん……君のことを教えてくれないかな?」
「……はあ」
……ナンパみたいだな。……にしても、僕の事かぁ。何言えば良いんだろう
「そう言われても……そちらから質問があるなら、答えますが」
「うーん……何で学園に通ってないの?」
あー……それかぁ。まあ理由は単純で
「入れないんですよ」
「え?」
そう、入らないんじゃなくて、入れないんだ。……何故かって?そりゃあ、僕がこの姿のまま急にこの世界に放り出されたからよ。突然現れて、戸籍なんて無いんだから、そりゃあどこにも入れませんよ
……とは言えないし、まあ適当に誤魔化すかな
「ちょっと事情がありまして……入れないんですよ」
「そっ……か。因みに理由とかは……」
「流石にそれは……」
「あはは……まあそうだよね」
いくらあの人が信用できるって言った人でもこればっかりはね……
っと。もう食べ終わっちゃった。……先生も何か悩んでるっぽいし、そろそろ出るかな
「大将、ご馳走様。お釣りは要らないよ……じゃ、僕はこれで」
カウンターに1万クレジットを置き、店を出る。……あの人、絶対原価取れてないんだよね。たまにはこうやって渡しとかないと
……ま、先生とは多分また会うことになるだろうし、その時まだ何か聞いてくるようなら答えようかな
「憂太……?」
「ああ、どうも、先生」
思ったより早く会いましたね……。ただ、今は質問に答えてる場合じゃないんですよ……
「ッ……!なん……なんだ!お前は!」
「……?乙骨憂太です。よろしくしたくはないですが」
あんな事をしたやつとは仲良くはなれないかな
「憂太………落ち着いて」
「いえ、僕は落ち着いてますよ。落ち着いてるから、今から彼女達をボコすんですよ」
「っ……!いや、君は落ち着いていない」
「はあ……後から来た癖にごちゃごちゃ言わないで下さい。これは僕がやるべき事です」
コイツらだけは……許せない
続きました。次もあります
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高評価くだちぃ