評価をしてくれる人が沢山いておじさんうれしいよ。
今回ちょっと強引かも、許して
「うーん!やっぱり醤油も美味しい!大将が作るのは全部美味しいね!」
「うれしい事言ってくれるじゃねぇか!」
今日も今日とて柴関ラーメンに来ている一般転生者です。ここって何度来ても飽きないんですよね。それに加えて、店主さんの人柄も良いし、バイトの子の接客も良い!最高だね!
……あれ?そういえば……
「今日はセリカちゃん居ないの?」
いつも来ると居るのにな……
「ん?はは。そりゃあ、あの子も学生さ。何時でも来れる訳じゃないだろ」
「……ま、それもそっか」
自分が学校に通ってないから忘れてたよ……
ーガラガラガラ
あ、お客さん来た。珍しい……ここら辺人少ないからなぁ
「大将さーん!柴関ラーメン4つお願いできる?」
「おお!あの時の嬢ちゃん達か!あいよ!」
ん……?どこかで見たことあるな……特にあの……なんかコート羽織ってる子……
「……あら?」
「……あ」
思い出した。確か……
「……え?!ゆ、憂太さん?!」
「陸八魔さんか」
「何でここに?!」
「何でって……そりゃラーメン食べに来たんだよ。結構前から来てるよ」
「そ、そうなの……」
懐かしいなぁ……前にブラックマーケットで助けてあげたんだよね。何年前だったかな?……にしても
「随分イメチェンしたんだね」
「え、ええ」
「似合ってると思うよ」
「そうかしら……?」
「うん。前のも良いと思うけどね」
「その時の事はあんまり話さないで欲しいわ……!」
「あはは。ごめんね」
僕は前の眼鏡をかけてた方も可愛いと思うんだけどな
「社長、知り合い?」
「あ、話したこと無かったわね。この人は乙骨憂太さん。以前に助けてもらったのよ」
「よろしくね」
手を振りながら挨拶をするが……他の3人は僕の方を見て固まってしまっている。……うーん。やっぱり僕の噂だけ聞いてると怖いよね
「乙骨憂太……って、まさかあの?」
「悪い噂がいっぱい流れてる方を指してるなら僕であってるよ」
「えぇ……アルちゃんどんな人と知り合いなの……」
「……?」
「ア、アル様凄いです……!」
「そ、そうかしら?」
「おっと、話してるとこ悪いな。ラーメン出来たぞ」
あ、それなりに時間が経ってたみたい
「まあとりあえず食べなよ。今日は僕も普通に食事に来ただけだしさ」
「……まあ、確かに」
「それもそうだねー。いただきまーす!」
白髪の子が食べ始めたのを見て、他の子達も食べ始めていく。食べ進めていくと、段々と顔が笑顔になっていくことから、みんな良い子達なんだろうなと感じる
……が、そんな雰囲気も、長くは続かなかった。突然、遠くの方で大きな音が鳴ったかと思うと、そのすぐ後に、天井から何かが突き破ってきて、そのまま、建物毎僕達を押し潰した
……
…………
………………
「いったた……何が起こったの?」
「けほっ……みんな大丈夫?」
「は、はい……」
「私も大丈夫よ……そうだ!憂太さんと店長は?!」
「僕も無事。店長は今のうちに遠くに連れていった」
便利屋の後方から声をかけたのは、先程まで清潔であった服が煤などで酷く汚れてしまっている憂太だった
……しかし
「ゆ、憂太さん……?」
見た目のみすぼらしさとは違い、彼の発する気配は、先程までとは全く違う。先程までのゆったりとした雰囲気とはうって変わり、今の憂太から感じる雰囲気は、戦場で感じる物と同じだ。
その、先程までとは違う雰囲気に、便利屋は声を上手く発せない。しかし、アルだけは、憂太に声をかける
「その……何があったの?」
「ああ……どうやら、ゲヘナの風紀委員会が出しゃばってきたみたい。多分、名目上は君たちを捕らえるためじゃないかな?」
「え?!」
自分達のせいで、関係のない人間が被害を受けたと思ったアルは、顔を青くするが……憂太はそんなアルを手で制す
「名目上は、だよ。本命は恐らく別にある。今まで放置してたのに、わざわざ他の自治区にまで侵入するとは考えられない。……考えられるとしたら、アビドスに居る何者かを炙り出すため……かな」
「そ、そう……」
一先ず、自分達が原因では無かったと分かったアルは、安堵の息を吐く
「……じゃ、僕は風紀委員会のところに行ってくるよ」
「え……?な、何をしに?」
「……?決まってるじゃないか」
当然のことだとばかりに、憂太は告げる
「風紀委員会を潰しに行くんだよ。ちょうど近くに居るしね」
……
…………
………………
突然だが、みんなはご飯は好きかな?僕は大好きだ。なんて言ったって、美味しい物を食べれば、幸せな気持ちになるからね
でも、ご飯を食べているところを邪魔されたら、嫌な気分になるだろう?ましてや、食べていたものを無駄にされるなんてされたら尚更だ
しかも、それが好物だったら気分は最悪だ
……つまり、今の僕の気分は最悪ってこと
「ぐうっ……!」
「あがっ!」
「や、やめ……うぐっ!」
「はぁ……せっかく良い気分だったのに、君たちのせいで台無しだよ?どうしてくれるのかな?」
本当に、最悪だ。美味しいご飯を食べて、久しぶりに陸八魔さんに会って、結構良い気分だったのに、コイツらのせいで全てが台無しだ。もし大将に怪我があったらどうするつもりだったんだ?
「クソっ!止まれ!」
「ん?」
僕の目の前に出てきたのは、さっきまでの子達と比べて、何段か強そうな子だった。……まあ
「ぐあっ!」
「関係ないけどね」
先程までと同じように、その子も一撃で沈める……あ、まだ意識があるのか、やっぱりちょっとは強いね。まあ誤差だけど
「クソ……!何なんだ……お前は……!」
「乙骨憂太です。まあ宜しくしたくはないですが」
何者かと聞かれたため、とりあえず自分の名前を答えておく。まあこんな事したやつとは仲良くなれないかな
そう考えながら、這いつくばっている子の意識を落とそうとして……
「憂太……?」
後ろから聞こえた声によって止められる。振り向くと……先生に加えて、この前柴関ラーメンに居た子達が居た
「ああ、どうも、先生。案外早く会いましたね」
「……何をしてるの?」
「?……ああ、ちょっと食事の邪魔をされたので。それに、無関係の一般人を巻き込んだんです。当然では?」
「憂太……落ち着いて」
「いえ、僕は落ち着いてますよ」
ただ……気に入っていたラーメン屋を、下らない理由で潰されたことに怒っているんだ
「っ……!いや、君は落ち着いていない」
……はあ
「後から来た癖にごちゃごちゃ言わないで下さい」
「っ……!」
普段は抑えている神秘を少しだけ解き放つ。それだけで、先生と、周りに居る生徒達の額に汗が浮かんでいる
……が、先生は額の汗を拭い、こちらを見つめ返す。……へぇ、この前も思ったけど、やっばり度胸あるね
「……ふぅ。1度落ち着こう」
……いい加減にしてくれないかなぁ。言いたい事は分かるよ?暴力に訴えるのはあまり褒められた事じゃないさ。……だけど、あっちはそれだけの事をやったんだ。何もなしっていうのは流石に無理だよ
「……僕は落ち着いています」
「……分かった。……みんな、手伝ってくれないかな?」
「ん。柴関を潰したのは許せないけど……今のあの人を放っておいたら不味そう」
「ごめんなさい、常連さん。でも、今の貴方を放ってはおけないわ!」
「はい。1度落ち着いて貰った方が良さそうですね」
『援護は任せて下さい!』
「ありがとう。みんな」
「……」
「……今から君を止めるよ」
「やってみなよ」
出来るものならね
まあこれされたらキレるやろって事で。
因みに今の憂太は放っておいたら人を殺しそうな位の雰囲気だしてます。……これは放ってはおけぬ
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高評価くだちぃ