戦闘シーン書くの難しすぎんよ〜^今回も雑かも。許して
アンケート取ってるから協力してくだちぃ
(うーん……困ったね。隙が無い)
小鳥遊ホシノは、目の前で刀を握っている少年の立ち姿を見てそう判断した。彼女がこれまでの戦いの中には、ギリギリで勝利できたものもあった。まさしく死闘。そんな戦いにより、小鳥遊ホシノには、他の者とは一線を画す程の経験がある
(……)
空崎ヒナも同様だ。ゲヘナ学園の最強である彼女も、その座に着くまで、幾度と無く戦場へと足を運んだ。行った戦闘の数は、このキヴォトスでも最上位と言っても良いだろう
……だが、そんな彼女達をもってしても、目の前にいる青年には、付け入る隙が無いと判断してしまう。まさしく、これまで戦ってきた中でも最強の敵
(……なるほどね。やっぱりこのレベルになるとさっきみたいに遊んでたら流石に危ないかな)
対する乙骨憂太も、目の前の少女達は、これまでの者達とは違うという事を感じていた。故に、ここからの彼に油断は無い。“本気“で彼女達を倒しにかかるだろう
「……!」
((来るっ!))
先程と同様、まず動き出したのは乙骨憂太。一瞬のうちに二人の懐に入り込み、両方の腹に向けて掌底を叩き込む。
彼の強みは、その底無しの神秘により裏打ちされた、規格外の身体能力である。彼の身体能力は、キヴォトスの者達とは一線を画す。そんな彼の攻撃は、全てが速く、全てが重い
(重……!)
(くっ……!)
辛うじて、ホシノは盾で、ヒナは腕をクロスさせて防いだ。だが、衝撃は殺せず、二人ともが別方向に吹き飛ばされる
乙骨が追撃に向かうのは……
「っ!私か!」
小鳥遊ホシノだ。乙骨は、小鳥遊ホシノの神秘の量が、他の生徒とは比べ物にならない量である事を理解していた。そして、その神秘を全て防御に回されたら、自分でも面倒である事も。そのため一先ずは、目に見えて厄介な方を潰す事にした
「ふっ!」
「がっ……!」
吹き飛ばされているホシノに対し、乙骨は上空から地面に向けて刀を振り下ろす。またしてもホシノは盾で防ぐが、そのまま地面へと叩き付けられる。痛みは少ないが、衝撃は大きい。少しの間隙を見せてしまう。時間にしたら1秒にも満たない程度。だが、乙骨にしてみたら、その隙は大きすぎる
「よっ……」
(マズっ……)
乙骨からしたら、それなりに神秘を込めた程度の攻撃。だが、他の者からしたら、致命傷になるという事は容易く想像できる。硬直している間にホシノへと迫ってくる攻撃。盾を使い防ごうとするが、防御より先に攻撃が当たる……
「ッ!」
事は無く、乙骨はその場から飛び退く。そのすぐ後、先程まで乙骨が立っていた場所へ銃弾が降り注ぐ
それと同時に、ホシノの横へヒナが着地する
「大丈夫?小鳥遊ホシノ」
「助かったよ委員長さん。……あれを貰ってたらマズかった」
彼女達が見つめる先には、涼しい顔で刀の具合を確かめている乙骨が
「……まあけど、何となく速さは分かった。確かに速いけど、対応出来ない程じゃない」
「そう。……なら、今度はこちらから仕掛けるわよ」
「おっけー」
ホシノの返事と同時、二人は乙骨に向けて駆け出していく
……
…………
………………
(強いな……)
乙骨が思ったのは、純粋な賞賛であった。二人とは言え、自分の“本気“をここまで耐えられたのは初めての事だったのだ。
故に、賞賛
ならば……と
(もう少しギアを上げよう)
そう、乙骨は確かに“本気“ではあった。ただし、“全力“では無かったのだ
「はっ!」
「「ッ!」」
刀を地面へと突き刺し、自分の周りの地面を隆起させる事で、二人を引かせる
「久しぶりだよ。ここまでやるのはさ……だから、僕ももう少し力をだそうかな」
((?!))
二人が思うのは驚愕。キヴォトスでも上澄みと言われている自分達を相手どり、さらには拮抗しているというのに、まださらに上があるのか……と
またしても、乙骨の頭上のヘイローの光が増していく……
「憂太!」
が、それは乙骨にかけられる声により中断される
「先生……」
現れたのは先生だった。乙骨も、先生の指揮能力の高さは把握している。また面倒な事になるな……と考えるが、先生が取った行動は……
「憂太……本当にゴメン」
謝罪だった
「ちょ……先生?」
「一体何を……」
「ホシノ、ヒナ。実は……」
そこから、先生は語り始める
「実は、さっき私達の所に便利屋?って子達が来てね」
(陸八魔さん達か……)
「その子達に聞いたんだけど、さっきまで憂太達が居た所のラーメン屋が、風紀委員の子達に潰されちゃったんだって」
「……!」
「……」
「それで……憂太が怒って風紀委員会の所に行ったみたい……そこを、私が無理やり止めさせようとしちゃって……」
合ってるかな?という風に乙骨に視線を向ける先生
「ええ……まあ。恐らく、他の人間が目的だったんでしょうが、何も関係ない一般人までも巻き込むのは違うでしょう」
「はぁ……つまり、私達が原因という事ね……」
自分の組織が原因だということを理解したヒナは、呆れたように溜息をつき、乙骨に向き直る
「……ごめんなさい。乙骨憂太。私達が原因なのに、こんな事になってしまって……謝って許されるかは分からないけど……本当にごめんなさい」
「あー……そのー……私もゴメン。こっちの早とちりだったみたいで……ごめんなさい」
「私からも……本当にごめんなさい、憂太。君の話を最後で聞こうとせずに、勝手に判断して君を傷つけてしまった。私は……大人として失格だ。……本当にごめんなさい」
三人から謝罪を受けた乙骨は、呆れたような溜息を吐く
「はぁ……風紀委員長……空崎さんでしたか?」
「ええ」
「部下の教育はしっかりやって下さいよ。僕が助けたから良かったものの、僕が居なかったら店長は恐らく小さくない怪我を負っていました」
「……その通りだわ。あの子達には私からキツく言っておく。本当にごめんなさい」
「……小鳥遊さん」
「……うん」
「まあ大事な人が傷つけられて怒る気持ちは分かります。しかし、状況把握はちゃんとした方が良いのでは?……まあこれは冷静さを欠いていた僕にも言えますが」
「……そうだね。ごめん」
「……先生」
「……うん」
「先生が止めたくなる気持ちも分かります。傍からみたら一方的でしたから。しかし、少しはこちらの言い分も理解して欲しいです。あちらからやってきたんですから、やり返されても文句は言えないでしょう」
「……そうだね」
「あと、話を聞いて欲しいから暴力に訴え、無力化してから話をするというのはアリなんですか?」
「それは……」
「まあ……良くも悪くもキヴォトスに慣れてきたようで……貴方なら……いや、それは僕の勝手な希望か」
「っ!」
先生が反射的に乙骨の顔を見あげるが……その顔は悲しそうだった
「私……は……」
「まあ今回は僕にも非はあったということで……あ、お店の修繕費は出して下さいよ?」
「……ええ。それは勿論こちらが負担するわ」
「なら大丈夫です。道路とかのお金は……僕にも原因はあるので、こちらが負担します。修繕にかかった費用は……ここまで教えて下さい。僕の連絡先です」
「ん……分かった。ありがとうね」
「いえ……では失礼します」
そう言って、乙骨は去っていく……途中で先生達の方へ振り向き
「僕が怪我をさせてしまった子達に伝えて下さい。すみませんでした。……僕が直接言っても、怖がらせてしまうでしょうから。……では、失礼します」
そう言い残し、今度こそ去っていった
憂太君優しいね!今度アビドスとか風紀委員会とかと会ったらあっちは気まずいだろうね!
次回からは普通に乙骨の一人称に戻ります
感想・誤字報告おまちしてます
高評価くだちぃ
因みに乙骨はまだまだ全力じゃないです。以前ホシノに対して、「自分の神秘の3分の1」とか言ってましたが、まだ抑えていた乙骨の3分の1くらいです。それに加えてまだコピーなんて1度も使ってないからね
乙骨じゃなくて完全体宿儺みたいになってて草。乙骨無双だけどよろしくね!