カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

今日も学校で俺の周りにアサヲ達がやって来て、何時もの様に会話をしていた。

今回、アサヲが俺等にモテ度診断と言うアプリを見せてきて、これをやろうぜと言ってきた。

 

それで、それぞれ自分がモテ度高いと発言する。

そして俺等の中で誰が一番モテるのか白黒つけるそうだ。

 

は!なめるなよ!!俺のモテ度は0だ!!

 

つまり!俺が一番モテない!!ビリの座は貰った!!

っと言ったらヒサメ達の方から消しゴムが飛んできた。

 

酷いな~。

 

そして俺等と何故かヒサメやミキとノリコも参加し、回答用の紙を用意してモテ診断が開始された。

 

 

第1問

「一目惚れされた経験はある?」

 

1:よく一目惚れされる(5pt)

2:多分ある(3pt)

3:わからない(4pt)

4:おそらくないと思う(2pt)

5:そんな経験は一度もない(1pt)

 

アサヲ達は2

俺とノリコは5

ヒサメとミキは4

 

いやいや、お前ら嘘書くなよ。

アサヲ達は良くても3にしておけよ。

惚れられた所なんざ見た事ねぇよ。

 

そしてノリコ。オメーさん彼氏いるんだから5ではないでしょ。

そしてヒサメとミキは1と書き直せ。

 

「カゲも2か3に書き直した方が良い。」

 

いやいや。俺は5だから。これだけは絶対に譲れん。

 

おいアサヲ。女子がお前に見てた熱い視線って言うのは、どちらかと言うと蔑ますような目で見てるんだよ。

 

チダイ。女子がお前に黒板消しを頼むのはお前が身長が高いからだ。

 

ルイ。多分お前が合コンに会った女性はマルチ商法だ。ID聞いてお得の買い物できる資料を渡されるとか怪しいだろ。俺心配だぞ。

 

マチャソ。服屋の女性店員は褒めて買わせるように仕向ける訳で別に惚れて褒めてるわけではないからな?営業でやってるからな?

 

「自分で言ってて虚しくならないのかな?」

 

言ってやるな。本人たちが嬉しいなら・・・いいんじゃないかな?

 

 

第2問

「あなたの性格に当てはまるのはどれ?」

 

1:正直者・信頼される・自信(3pt)

2:控えめ・恥ずかしがり屋・律儀(5pt)

3:活発・人懐っこい・繊細(1pt)

4:聡明・リアリスト・独立的(2pt)

5:前向き・情熱がある・才能がある(4pt)

 

ん~。どれも当てはまる物が無いなぁ~。

 

 

俺とルイは5

ヒサメとマチャソは2

チダイは1

アサヲとミキは3

ノリコは4

 

まぁこれに関してはとやかく言うつもりは無い。

もう少し回答を分けて欲しいもんだ。もしくは減らしてほしい。

 

 

第3問

「自分はムードメーカー?」

 

1:自分はムードメーカーです!(5pt)

2:そうだと思う(4pt)

3:ときどきそうかも(3pt)

4:親しい友達と居る時はそうだと思う(2pt)

5:違います(1pt)

 

俺とヒサメとノリコは5

アサヲ達は4

ミキは1

 

まぁヒサメやノリコはどちらかと言うと聞き上手だから納得。

ミキも何となくだが納得。

 

アサヲ達は・・・まぁある意味あってるのかな?知らんけど。

自分がムードメーカーだと醜い主張争いをしだす4人。

誰がムードメーカーだろがどうでもいいよ。

 

おいヒサメ。俺の用紙に3と書き直そうとするんじゃない。

こらミキ。俺の頬に書こうとするんじゃない。それ油性だろうが。

 

 

第4問

「デートするなら、どこで知り合った人が良い?」

 

1:友達からの紹介(2pt)

2:学校や職場(3pt)

3:ネット(1pt)

4:クラブ(4pt)

5:どこで知り合ったかはどうでもいい(5pt)

 

俺とミキは5

ヒサメとノリコとチダイとアサヲは2

マチャソとルイは1

 

意外だな。ヒサメ達は5を選ぶと思ったが。

 

「カゲチヨが5なんていが~い。」

 

別にどこで出会ったなんてどうでもいいだろ。

そいつの事が心底気になるなら別に出会い方なんて何でもいいだろうよ。

 

「・・・確かに」

 

おい、俺の顔を見てどうした?

っとヒサメに言ったら「何でもない」っと言われ頬を引っ張られた。

 

 

第5問

「ご近所さんの名前を知っている?」

 

1:ほとんどの人の名前を知っている(4pt)

2:何人かは知っている(3pt)

3:挨拶してくれる人の名前を知っている(5pt)

4:挨拶する程度で名前は知らない(2pt)

5:誰一人名前知らない(1pt)

 

俺とヒサメは4

ミキとノリコは3

アサヲ達は5

 

そーいえばご近所にイケメンの人がいたな~。

な?っとヒサメに同意も止めると肯定して頷いた。

 

「もしかしてそのイケメンといい雰囲気だったり~?」

 

っとからかってるミキにヘッドロックをかけるヒサメ。

何時からそんな技覚えた。

 

「カゲの見様見真似」

 

やっべ。変なの覚えさせてしまった。

 

そして結果発表。

 

それぞれの合計ポイント

 

俺とヒサメとルイは13pt

ミキは18pt

ノリコとチダイは12pt

アサヲは10pt

マチャソは11pt

 

23~25ポイントは7人以上。天性の魅力が備わってるらしい。だが周りから高嶺の花と思われるかもしれないため、気になる人には積極的になろうっとの事だ。

 

18~22ポイントは6~7人。多くの人に取って理想の恋人や結婚相手になりえる人。恋人を選ぶのにあまり苦労はしなさそうらしい。

 

14~17ポイントは4~5人。家族や友達思いの優しい自分に惹かれる人は多い。過去に関係を持っていた人も自分の事を好きかもしれないらしい。

 

9~13ポイントは2~3人。親しい人と信頼関係を結ぶ人は、学校や職場で出会った誰かが自分の事を好きになるかもしれないらしい。

 

5~8ポイントは0~1人。親しい間からの人に素を見せる人は、普段から親しくしている友達の中に自分を好きな人が現れるかも知れないとの事らしい。

 

ミキ以外は大体2~3人だ。

 

アサヲ達は勝負って事なのに全員一緒でしかも下から2番って事でへこんでいる。2、3人も居れば十分だろ。

 

診断なんてやっぱ当たらないな。

ヒサメなんて2、3人じゃ収まりきらないほどモテるだろ。

 

「カゲだって人の事言えないクセに。」

 

え、何で不機嫌になってんの?

ちょっと、ミキとノリコ。呆れてないで教えてくんない?

 

学校帰りにコンビニで好きな物奢ったら少しは機嫌よくなった。

現金な奴め。

 

 

 

α月β日

 

散歩の途中でバイト中のスズキに会った。

 

何のバイトしてるのか聞くと「壁ドンカフェ」らしい。

 

なんだそのピンポイントなカフェは。

まぁ頑張れと去ろうとすると肩を掴まれ、お前も手伝えと言ってきた。

こらこら。陰キャを巻き込もうとするんじゃないよ。

 

どうやら一人で心細かったらしい。

お前そんな繊細な心だったか?

 

んで結局俺もスズキのチラシ配りの手伝いをした。

給料の3分の1貰うからなくそぅ。

 

まぁ当然だが俺のチラシを受け取る人はいないわけだ。

逆にスズキのチラシを受け取る人は多い。

結局、人間は顔よ。顔。

 

すると、スズキに絡みつく輩が数人現れた。

どうやらスズキの学校の不良共らしく、スズキがバイトしてる所に来て嫌がらせに来たそうだ。

 

スズキが喧嘩を買おうとした所を俺が止める。

んなところで喧嘩したらクビになるだろうがよ。

こいつ意外と喧嘩っ早いなぁ~。

 

俺はファイズアクセルで不良共の腹を一撃を喰らわせ、叩き伏せた。

不良共を能力で持ち上げ、遠くの公園に捨ててやった。

 

「余計な事するな。・・・まぁ、ありがとうな。」

 

なぁ~に礼なんざいらねぇよ。俺とお前の仲だろ。

 

「そいつら捨てたまま帰るなよ。まだ仕事の途中だからな。」

 

バレたかぁ~。

 

バイト終えた帰り道。

今日はスズキの奢りでラーメン食いに行った。

 

 

 

α月β日

 

俺達は森の中にある洋館に来ていた。

依頼人からリアル脱出ゲームのモニターをやる事になった。

 

正直、この依頼人は胡散臭そうな雰囲気を出していて怪しい。

 

トラップや謎解きがあり、一番奥にあるお宝をゲットして無事に出られたらクリアらしい。

ズルしなように依頼人にスマホを預かる事になった。

 

洋館の中に入った俺等。最初の部屋のドアは空きそうにない。やはり謎を解き鍵を手に入れなけらばいけないようだ。

 

部屋の中にあるのは、番号付きの金庫、12時30分のまま動いてない時計と観葉植物。番号のヒントになりそうな紙2枚

紙には「Time flies like an arrow」と「12547」と書かれた紙があった。

 

英文の意味は「光陰矢の如し」だ。

「光陰矢の如し」は「月日の過ぎていくのは、飛ぶ矢のように早い」と言う意味。「月日が過ぎていく」、つまり「時間」だから時計。「飛ぶ矢のように早い」はおそらく「時計の針」をさしているのだろう。

 

俺は止まった時計を見て、金庫の番号四ケタ「1230」と押す。時計の針がさした時間だ。

 

 

開いた。

 

俺等は鍵を持って次の部屋に入った。

 

次の部屋もさっきのと似たような部屋だった。

また部屋の鍵を探すようだな。

 

探してる途中変な音が聞こえ、シディも聞こえたらしい。

この脱出ゲームが怪しくなってきたな。

嫌な予感がする。

 

ヒサメが壺の中に入っている鍵を見つけた。しかし、鍵穴に突っ込んだが回らず開かなかった。リアル脱出ならそんな安易に見つかる訳無いか。

 

壁に複数飾ってある絵の一つを退かすと、壁に「4」とその上に「・」が書いてあった。

他の絵を退かすと、金庫と「zndoirutphs」「NEWS」と書いてあった。

 

金庫は6ケタ。アルファベットの打ち込みだ。

 

これは、方角記号だな。

「NEWS」はNORTH、EAST、WEST、SOUTHっという事だ。

つまり「4」の上に「・」があるという事は、「NORTH」を意味する。

「zndoirutphs」の中にある「NORTH」を消すと「zdiups」となる。

 

その単語の6ケタを入力したら金庫が開き、鍵を手に入れた。

 

次の部屋に入ると、壁についてる鍵がぶら下がってることと、反対側にある謎の穴以外は何もない。

しかしこの部屋。うっすらだが血の匂いがする。

 

ますますこれがゲームなのか怪しくなってきた。

 

奥にあるドアに向かい、ヒサメが持ってる鍵を入れてみたが開かず。

そしたら天井から針が飛び出し、こちらへとゆっくりと迫ってきた。

 

シディはぶら下がってる鍵を取ろうとするが壁に固定されて取れず。

固定と言うキーワードでヒサメが反対側の壁にある鍵穴に持ってる鍵を差し込んだら迫ってきた天井が止まった。

 

ヒサメが針を触ろうとしたから俺が止め、かわりに俺が触ると血が出た。

本物の針だったようだ。

シディが言うには、針には血の匂いがするそうだ。

 

つまり、この針で死んでしまった人がいるって事になる。

 

これは俺達。あの依頼人に嵌められたかもしれない。いったい奥に何があるのか・・・。

 

シディが引き返す事を提案するが、入ってきた扉が針のせいで通れない。

 

俺は、依頼人が言うお宝がどういう物か確かめたくなった。

 

どーせ、ゲームじゃないんだ。

だったらぶっ壊しても問題はないよな。

 

謎解きなんざ考えずにグーパンで次々と扉を壊した。

俺ってばのーき~ん。

 

「こんな事していいのかなぁ~?」

 

死人が出ている以上、馬鹿正直に謎解きなんてしなくていいだろ。

 

最後の部屋に着くと、天井から化け物現れたので、ヒサメが氷で凍らせ、俺とシディで燃やして退治した。

溶けた化け物から宝箱が出たため、開けてみてビックリ。

どうやらあの依頼人。俺達を使って「偽札を作れる金型」を手に入れさせたかったのだろう。

 

嘗めやがって。

 

地面から水が溢れだしてきたため、俺は血放弾で天井に穴を空け、ドラゴンの羽を生やし、2人を抱えて脱出した。

 

脱出した俺等は、そのまま依頼人に宝箱を渡した。

 

宝箱だけな。

 

中身は既に俺らの手だ。

依頼人を拘束し、携帯を返してもらい、シディが警察に通報。

 

その間、俺はスタープラチナ風の血の能力で具現しオラオラッシュを決め込む。

 

間接的にとはいえ、人を殺したんだ。

その裁きを受けろ。

 

 

警察に引き渡した後、俺等は死んだ者の墓の前で合掌。

 

「もっと早くここに来ていればこの人達は死ななかったかも・・・」

 

悔やんでも仕方がない。

俺達はスーパーマンじゃねぇんだ。

救えない命だってある。

 

さらに被害が出る事も無くなった。っと思うしかないな。

 

 

 

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