カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

 

今日もカレコレ屋にて依頼人の女性がやって来た。

 

その女性が言うには、友達と山奥を探索してたら大きい建物を見つけたらしく、そこに友達が入って行ったきり戻ってこないらしい。

 

怪しい建物に入るんじゃないよ。危機感無いなぁ~その友達。っというかそう言うの俺等じゃなくて警察に相談した方が良くない?

 

女性は親たちに知られたくないと言い出す。

叱られるのも人生に大事なもんだ。大人しく叱られなさい。

 

まぁこの子の親の事は置いといて、その建物って言うのが怪しいから依頼を受ける事にした俺達。

 

 

建物がある場所に連れて行ってもらい中に入ると体育館くらいの大きさでドッジボールのコートが書かれていた。

 

そこに、ボールを持った4人の子供達が立っていた。

 

 

「僕達と勝負しよー!」

 

 

いいだろ。じゃあ野球しようぜ!ボールお前な!

 

ヒサメが子供達に依頼人の友達を知らないか?っと聞くが知らないと答え、そんなことよりドッジボールやろうっと言ってくる。勝てばここから出してあげると言う上から目線。

 

躾がなってないお子様だな。このお兄さんが直々に可愛がってやろうか?

 

ドアが開かなくなったため俺等はガキの御遊びに付き合う事になった。

ルールは普通のドッジと同じ当てられたヤツは外野に行き、先に内野がゼロになったら負けって事だ。

暴力禁止でその時点で全員失格だとの事だ。用はグーパンとか蹴りとか能力攻撃とかは禁止って事だな。

あい分かった。

 

ボール持った子供が豪速球でボールを投げ依頼人に当てそうだったため、俺が片手で掴む。

 

おー。子供にしては中々いい球投げるんじゃないの。

 

ボールを取られて、子供達は驚く。

 

さぁ~てこっからは楽しい楽しいドッジボールの開始だ。

俺のあくどい顔に怯える子供達。

 

 

1時間後

 

 

「も、もう俺達の負けでいいから!!」

 

「顔面狙うのやめてぇ~!!」

 

 

やり過ぎちゃった。てへぺろ!

 

シディとヒサメにやり過ぎだと頭を殴られたでやんす。

 

俺は能力でボールに絡みつけて、わざと当てない様に顔面擦れ擦れに豪速球で投げて能力で絡みついてたからこちらに戻って来てまた顔面擦れ擦れに豪速球で投げるの繰り返してたら。最初は楽しんでた子供達が段々と怯え始めた。

 

まぁそっちから始めたデスゲームだし問題あるめ―じゃん。

 

 

「まさかこんな方法で勝つなんて。」

 

 

依頼人がボソッと言い出し、真実を語り出した。

 

どうやら、最初の玉に当たり心臓を一時的に停止させ、子供達を処分する機会をうかがっていたと語り出す。

 

心臓止めるって、お前は承太郎かよ。スタンドとかで心臓止めるの?

 

この子供達は作られた人工生命体で研究所の番犬。子供らの存在意義は侵入してきた人間をすべてに「死のドッジボール」を仕掛けるんだと。

 

「死のドッジボール」って・・・もっと他のネーミングは無かったのか?

 

依頼人もその人工生命体だが唯一エラーが起きてしまって、一人だけ研究所に出たと言う。

 

俺の無茶苦茶な行動で子供達、人工生命体にエラーが起きてしまい全員の感情と思考が芽生えたそうだ。

へーそーなんだ~。

 

んで?お前さんはこの人工生命体を処理するために俺等を利用したと。へーそう・・・。

 

貴様も顔面擦れ擦れにボール投げたろうか?

 

 

まぁ冗談はさておいて、これからどうするんだ?っと聞くが、研究所は地球が異宙に転移した事によって解体されたが、子供達だけは破棄された後も命令に従っているとの事。

 

要するに居場所が無いって事だ。

 

 

俺は、少し考えてあの人に頼むことにした。

 

 

 

数日後

 

俺はサイゴウさんに、依頼人と子供達を施設に住まわしてもらえないだろうかと頼み込んだところ清く了承してもらえた。

 

何でも施設の子供達も大半は実験とかで作られた子や捨てられた子などが多いから特に問題ないそうだ。

 

はは、元気にドッジボールで遊んでらぁ。

 

 

「元気にドッジボールしたら死人が出るのでは・・・。」

 

 

大丈夫だろ。そんな軟じゃないだろここの子供達は。

何せゲンレイの父親だ。自分の身くらい守れるように鍛えさせてるだろ。

 

俺とサイゴウさんと依頼人は子供達を見ながら茶を啜っていた。

 

 

 

α月β日

 

俺等がいつもの様に依頼をやり遂げ、ヒサメは先にカレコレ屋に、俺はちょいと文房具屋に寄って行った。いや~最近の文房具はすごい数が多いな。目移りしてしまう。

 

さて、新しいシャーペンやノートなどを買ってカレコレ屋に戻ったと思えばヒサメが怖がりながら俺の名をあげた。

 

なにやら、物が勝手に動いているだの幽霊の仕業だの騒いでた。

 

いや、落ち着けよ。幽霊絡むと面白キャラになってるぞ君。

 

んで部屋に入り気配確認すると、確かに気配がする。

 

複数人の人間が。

 

なんだなんだ?俺らの部屋に不法侵入か?言っておくが金目の物は無いぞ。

とりあえず俺が3秒以内に出て来るように脅すとぞろぞろと複数人の男女が出てきた。

 

あ~もしもしポリスメン?

 

俺が警察に電話すると複数人に土下座でやめてくれと止められた。

 

どうやらただのカレコレ屋ファンらしい。

丁度帰ってきたシディと困惑するヒサメにファンたちは近寄り思いの丈を話し出す。

 

お前らファンだからって勝手に部屋に入るのは違うだろ。

警察に通報されても文句言えないぞ。反省せい。

 

俺の言葉に、申し訳ない表情をし出す。

まぁ反省してるならいいが。

 

どうやらこやつらはSNSを通じて集まったカレコレ屋ファンで高校生で年が近いからすぐに仲良くなり、リアルで集まろうとなったそうだ。

 

それで、一度カレコレ屋に行ってつい出来心で入ってしまったんだと。

 

数分後ファンたちは気が済んだのか大人しく帰っていった。

ヒサメもシディもファンたちに対して喜んでいた。

確かにこんなにカレコレ屋を好きでいてくれるのは嬉しい・・・・。約一人以外はな。

 

 

夜中、SNSで集まる企画を出した男性がカレコレ屋の部屋の間取りを、怪しい男に手渡したところをとっ捕まえた。基本、部屋に誰も居ない時は鍵をかけてるはずなんだが、ファンたちが入れた。って事は何かしらの方法でカレコレ屋に鍵を入手して、開けた人物が居たって事。

 

さて、男性と密会した奴は、カレコレ屋チャンネルのアンチらしく。爆弾を仕掛けようとしたらしい。間取りを持ってきた奴もファンではなく同じアンチだと言うではないか。

 

キラキラしたシディとヒサメが気に入らなく、そんな容姿をぐちゃぐちゃにしたいがための行動らしい。

 

なるほど。要は醜い嫉妬って事ね。

 

じゃあ、その醜さを更に醜くした顔にしてやろーか。

俺はそいつらをボコボコに、殺人未遂と不法侵入で警察に通報した。

 

俺がチャンネルをやろうって言い出したみたいだからな。

 

誘った責任はあいつらを全力で守る事で取るさ。

 

 

 

α月β日

 

今日も今日とてオーナーのリサイクルショップの手伝いに来た。

 

いや~。相変わらず物多いなぁ~。

うわ、何かダースベーダーみたいなマスク置いてあるんですけど。コーホー言うマスクならウォーズマンのメットを置いてくれよ。買うからさ。

 

俺がフィーアと共に荷物を運んでいると、足に何かが当たってしまった。何か家の模型の様なおもちゃが地面に置いてあり、俺は傷が無いか確認していると、突然模型から煙が立ち、フィーアと共に模型の中へと入ってしまった。そこから女の子の人形が大きめのサイコロを持って出て来た。

 

 

「ようこそ!新婚生活体験ドールハウスへ!」

 

 

この人形はこの家の模型のハウスマスターというらしい。

どうやらここはカップルのイチャコラ生活を疑似体験するものらしい。サイコロを振ってゲームしろとの事だ。お題を全部クリアしないと出れないようだ。

 

模型ぶっ壊せば元に戻るかな?

 

っと脳筋的に言ったらフィーアに止められた。

大丈夫だ。弁償はする。

 

 

「げ、ゲームクリアすれば・・・戻れます。だから・・・一先ず挑戦・・・してみてはどうでしょうか?」

 

 

まぁ・・・何でもかんでも壊して解決ってのは良くないな。

はんせ~い。

 

俺は仕方がなくゲームに参加する事にした。

 

サイコロを振り、出た数字が1。そこに文字が浮かび上がり「食べさせあいっこ」っと書かれた。

 

これはおでんとか出たらわざと頬に当てるダチョウ倶楽部方式だな。

流石にフィーアの顔面に押し当てるのは気が引けるから俺がやられ役か?

 

テーブルの上にオムライスが出て来て、難なく食べさせあいっこした。

おっと、フィーアの鼻にケチャップ着いてしまった。

悪い悪いっと思い。取って舐めた。

 

あれ?なんか顔赤くなってない?大丈夫?

 

次のお題は「膝枕」。

カウントの間、お互いを膝枕しあうんだと。

 

最初は俺から枕役でフィーアは俺の膝の上に頭をのっけた。

 

 

「硬いです。」

 

 

やかましい。悪かったなコンクリート枕で。

 

無意識に頭撫でたらびくっと反応をした。

まずったな。こういう無意識はよくない。だから女子に嫌われるんだろうな。じゃなきゃ伊達にキモ5なんて呼ばれてねぇ。

 

俺の膝枕ターンが終了し、次はフィーアが枕役で俺がフィーアの膝の上に頭をのっける。

 

そーいや。女性に膝枕されるの、何年ぶりだろうか。

俺を引き取った父親代わり(アホ上司)母親代わり(上司の相棒)によくされてたっけ。懐かしい。

 

なぜか、俺のが膝を乗せてからあわあわし出す。

普段、滅多に感情を表に出さないのに珍しい事。

 

そして、俺が寝そうになった所で膝枕クリア。

 

若干気まずい雰囲気がフィーアから感じたが気にせずにサイコロを振ると、「手を繋ぐ」とお題が出た。

ただ手を繋ぐだけじゃなく「恋人つなぎ」である。

 

 

まぁ膝枕よりはマシかと思い俺等は恋人つなぎで手を繋いだ。

 

思ったんだが、プロレスとかの手四つって解釈変えれば一種の恋人つなぎなのでは?

 

そう考えてたら、あっという間に10秒間見つめ合ったらすぐに終わった。

 

 

次のお題はハグ。

 

これ、いつになったら終わるんだろーか。

 

 

「は、ハグ?服を剥ぎ取ればよいのですか?」

 

 

んな訳あるか。

 

混乱してるのか変なこと言い出したよこの子。

服剥いでどーすんだよ。逆にそっちの方が危なくないか?

 

ハグなんて外国では挨拶みたいなもんだろ。

 

俺達がお互いハグをする。

 

 

「フー・・・フー・・・///」

 

 

何か怖いんだが。

 

しかし、ハグだけやけに時間が長いと思ったら人形が寝ていやがった。

おいコラ。その首ねじりきるぞ。

 

お題クリア。

 

次のお題は一緒にお風呂。

ここまでくると流石にアウトだな。

 

 

「し、仕方がありません。クリアしないと・・・クリアしないと出られないと言うのなら・・・///」

 

 

いや、そんな覚悟決めなくていいから。

 

流石にこれは駄目だと思い、能力+気功+ドラゴンの腕で屋敷を殴り消したら脱出し、元の大きさに戻る事が出来た。

 

結局こうなるなら最初っから壊しておけばよかった。

 

オーナーにかくかくしかじかで説明すると納得したが、オーナーが言うにアレは元々店内で置いてあるアイテムじゃなかったとの事だ。オーナーが間違えておいてしまったと言い俺等に謝罪。聞かなかった俺らも悪いしお互い様だろ。それに壊してしまったのも事実だし俺は弁償として定価価格と色を付けた。

 

オーナーは渋い顔してたがな。臨時収入入ったと思えばいいのに。

 

 

「・・・フィーアがやたら赤面して息荒くなってるが・・・・ヤったのか?」

 

 

ヤってねぇーわ。

 

 

 

 

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