カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

最近、学校では脳内メーカー診断が流行ってるらしい。

 

脳内メーカーなんて一昔に流行ったもんだろ。一周回ってまた流行り出したのか。わっかんないもんだな。

 

ヒサメから聞くに、ミキたちも脳内メーカーをやろうと言い出したようだ。

どうやら隣のクラスが流行ってるらしく、噂を聞いたミキがサイトのアドレスを貰ったんだと。

 

ミキはほとんど「食」と「欲」が出たそうだ。

 

ノリコは「友」と「欲」と「遊」と「秘」が出た。

 

ノリコの秘密の所で話が広がり、どうやら告白されたイケメンと水族館に行くらしい。そこから脳内メーカーそっちのけでガールズトークが繰り広げたそうだ。

 

ちなみに俺も、アサヲから脳内メーカー診断をやろうと言い出してきた。

アサヲも隣のクラスからURLを教えて貰ったそうだ。

 

 

・・・わざわざURLを教えるもんか?普通に調べれば出てくるもんじゃないのか?

 

アサヲは「欲」のみ。

 

ルイは「悩」のみ。

 

・・・悩みがあるなら相談に乗るぞ。

 

 

「今一番の悩みは、お風呂上がりの一杯をコーヒー牛乳にするかフルーツ牛乳にするかだね~。」

 

 

・・・さ、次行こう、次。

 

マチャソは「友」と「秘」が出た。

 

チダイは「H」と「遊」と「食」と「嘘」が出た。

 

恐らく4人の中で一番多いな。

チダイの脳内メーカーにHが出た事で興奮するアサヲ達。いや、小学生か。

 

俺はオーナーからメッセージが届いたため4人と別れた。

 

 

 

オーナーの手伝いした後、ヒサメと脳内メーカーについて会話していたところ、シディがその診断に気になったみたいだったので、試しに俺等もカレコレ屋のPCで脳内メーカー診断する事にした。

 

ヒサメは「変」と「悩」と「学」っと出た。

 

 

「学校で変態行為して悩んでるんだな!」

 

 

どういう悩みだ。

ヒサメが珍しくシディの頬を引っ張った。

 

そりゃあそんな事言われたら怒るわ。

 

シディは「嘘」と「怒」と「遊」と「忘」と「私」っと出た。

 

どんだけ脳内怒りで一杯なんだよ。

まぁ遊びだから、実際そうではない事くらいは分かる。

 

だから、信じるんじゃないよシディ。

「俺は嘘付きだったのか。」じゃないよ。

お前は正直者だろーがよ。

 

そもそも実際のお前の脳内は「楽」と「遊」だろ。

 

最後に俺は「謎」と「金」だけである。

 

おいおい「謎」って何だよ「謎」って。

 

 

「まぁカゲはある意味謎だらけだよねぇ~。」

 

 

どこが!こんな見た目から分かりやすい人間はいないだろ!!

 

おい、困った表情するんじゃないよ。泣くぞ。

 

こういう診断を友達同士でワイワイするんだが・・・何故今更脳内メーカー診断が流行り出したんだろ?

 

 

俺の診断結果と同じで謎だ。

 

 

 

α月β日

 

俺とヒサメが一緒に教室に入ると、ミキが大量の菓子をバクバク食っていた。ノリコが俺を押し退けてヒサメに放課後遊びに誘う。しかも毎日と言う始末だ。流石のヒサメもそんなノリコとミキに驚いていた。

 

何か、この二人変だ。・・・いや二人だけじゃない。

 

アサヲ達も変だ。

 

アサヲは俺に消しゴムが欲しいと言い出し、ルイは昼にパンとおにぎりと麺で悩んでおり、机の下でチダイはエロ本読んでいて、マチャソは何やら頭抱えて震えて怯えていた。

 

おかしい。何があったんだ?まるで昨日の脳内診断が出た結果の様な・・・。

 

昼休み、ヒサメと共に校舎裏で今回の出来事を話し合った。

 

6人とも何か変だが、本人たちは気付いてない様子。

俺がもしかしたら、昨日の脳内メーカー診断が原因じゃないか?っと憶測。昨日の診断した結果通りの行動するし、いきなりこの脳内メーカーが流行ってるのも疑問に思う。それに、わざわざ隣のクラスからURLを教えるほどのものなのか?っとヒサメに言った。

 

 

「確かに、考えてみたらちょっと怪しいかも。」

 

 

ヒサメが脳内メーカー診断のサイトをハッキングするが特におかしな所は無いそうだ。っと言う事は、隣のクラスでURLを教えた奴が怪しいと結論付けた。

 

俺等は隣のクラスへと向かおうとしたら、俺らの教室に居るアサヲ達の状況が酷くなった。

 

ミキは汗を浮かべながら食べかすを顔に付けながらも必死に食べ続ける。

ノリコはヒサメを遊びに誘うが、断られると発狂。

マチャソは「探さないでください。」っと書かれた紙を複数枚机に置いたまま消え。

ルイは未だに晩御飯はどうするかで髪を掻きむしりながら悩み。

チダイは他の女子生徒を見て犯罪擦れ擦れで興奮状態。

アサヲに至ってはハサミを持って腕一本寄こせと言ってきた。

 

これは酷いな。

 

俺はウイルスで6人を眠らせた。

 

俺が隣のクラスに行こうとヒサメに呼び止められる。どうやら、ミキのスマホから脳内メーカー診断のサイトをハッキングして分かったらしい。どうやら、アサヲ達のスマホと俺等のPCでの診断サイトは違ったらしく、偽脳内メーカーで診断すると、スマホを介して催眠電波が飛ぶプログラムになっているそうだ。

 

なるほど。そういう事か。

 

俺のダチ達をこんな目に合わせた野郎を地獄に叩き落さないと気が済まねぇ。

恐らく俺の顔は殺意丸出しだろうな。

 

意外な事にヒサメも、バチバチと電撃を走らせ、怒りの顔で俺と共にその元凶元へと行くそうだ。

俺等は、ハッキング先の偽脳内メーカーを広めた人物の方へと向かった。

 

俺等は元凶であるであろう男子生徒に殺気を出し、呼び止める。

野郎は俺等を見て大量の汗をかき始める。

 

こいつは催眠電波を知っててURLを教え広めている事が分かった。

 

俺等を怖がってたのか謝罪し、小遣い稼ぎだとほざくが、知った事か。

金に目が眩みやがって。テメェの小遣い稼ぎで他の生徒が迷惑掛かってんだよ。

 

 

「そ、それに診断通りに人が変わるなんて面白いし、ちょっとした悪戯って言うか・・・。」

 

 

もういい。喋るな。

 

俺はそいつの口の中に雑巾をねじ込み。腹を一発殴った。

ヒサメは地面に伏せた野郎の髪を掴み上げ指を目の近くに突きつける。

 

こんな事しておいて悪戯で済まそうとすんじゃねぇよ。

 

 

「早く戻して。」

 

 

ヒサメの殺気に男は素直に要求をのんだ。

 

ミキのスマホを再度ハッキングして、元に戻った事を確認。

ヒサメを先に帰させ、俺はスマホ画面を野郎に見せつけ、脳内診断をさせる。

 

今度はお前が診断される番だ。

 

 

さぁ、地獄を楽しみな。

 

 

男の診断結果は「苦」だった。

 

 

 

α月β日

 

最近俺はヒサメの事で悩んでいる。

 

その理由は・・・こいつ、いつまで俺の部屋に居るつもりだ?

っというか、引っ越しする気あるのか?

 

魔法少女ビビンバ・・・だったっけ?の作者の不法侵入事件でしばらく俺の部屋で同居する事になったが・・・あれから3ヶ月くらい経つんだが。

 

俺は正直、この生活に慣れてしまってるからさして問題ないが・・・一応男が部屋に居るんだぞ?いくら知り合いだからって流石にこれは良くないんじゃないか?

 

たまに洗濯籠に下着が放置されていた時とか、最近は薄着でうろつくし、警戒されてないのか、男として見てないのかどっちでもいいが、もうちょい警戒心を持ってほしいもんだ。

 

よかったな。俺がヘタレ野郎で。

 

だから俺は色々安く、近くの物件を探し、資料を机の上に置く作戦を決行した。

 

これを見てくれれば引っ越しの事を思い出してくれるだろう。

 

 

・・・・・普通に捨てられた。

 

何てこったい。少し見て捨てるとかお前、人がせっかく探したのに酷い物だ。

 

次は、いかに安い物件があるとそれとなく話してみるが、「へー」とか「そーなんだ」っという反応しかしない。

 

オイ!

 

もしかして、同居生活に慣れてマヒしてんじゃねぇーか?

 

もう、これは言うしかないな。

俺は意を決してヒサメに引っ越ししないのか?っと言う。

 

 

「・・・?・・・・・はっ!!忘れてた!!」

 

 

そんな大事な事忘れるんじゃないよ。

 

ヒサメはあたふたしたり謝ってきたりと慌てだす。。

まぁ俺も慣れてしまって昨日まで気にしてなかった部分はあるしお互い様ではある。

 

 

「ひ、引っ越さなきゃダメ?」

 

 

流石に恋人じゃないのにずっと同居生活はちょっとなぁ。

薄着で部屋をうろついてたら、俺じゃなかったら理性爆発してヒサメを襲ってエロ同人的な事になるぞ。

 

俺の発言に顔を赤らめ、俺の頬を引っ張った。

 

だが、荷物とかで整理するのは大変だし、どうしたものかと考えた。

こーなったらオーナーに相談するしかないな。

 

 

 

後日

 

オーナーに相談した所、空き部屋を教えてもらいすぐに引っ越す事になった。

・・・俺の隣に。

 

こんな偶然ある?なに?ご都合過ぎない?

 

そう思いながら、俺とシディとヒサメとフィーアで引っ越しの手伝いをした。

 

そして引っ越し終えて、シディが引っ越し祝いとして料理を振る舞った。

引っ越しと言っても隣なんですけどね。

 

 

「お隣同士、これからもよろしくね。」

 

 

おう。よろしくな。

 

 

俺がそう返事し、ヒサメはシディの飯を笑顔で食べ続けている。

そこにフィーアが俺の元に顔を近付き呟いた。

 

 

「これでじっくりエロ本読めるんじゃないですか?」

 

 

ねぇーよ。そんなもん。

 

 

 

 

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