カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

 

俺とシディは依頼から帰って来たと思ったらすでに居たヒサメが涙を流してた。

 

何事か!?っと思ったら、なにやらゲームをしていたらしく、その内容が俺等の今後がどうなるかというシュミレーションゲームをしていたんだと。

 

何度やっても、俺等が喧嘩して別々になってしまってゲームオーバーになってしまったそうだ。

 

そんな事で泣いてたのかよ。

 

っというかそんな厳しい設定にしてる時点で俺等の今後もクソも無いじゃん。ちょっとそのゲーム会社のクレーム対応の番号どこ?

 

俺等が気にするなと言っても、ヒサメは

 

 

「もしものことがあるかもしれないし・・・私は今のカレコレ屋が無くなるのは嫌だから・・・!」

 

 

俺は少し溜息を吐き、ヒサメの頭を撫でてやった。

 

俺らの事をそこまで考えてるのなら、まだ大丈夫だろ。

 

 

「そうだな。ヒサメが大事にしたいと思って行動してる間はきっと大丈夫だ。」

 

 

そ~言う事。

 

変にため込む前に、一言愚痴ってみろよ。スッキリするかもよ。

 

 

「じゃあ、今度悩みがあったら、カゲに相談しようかな。」

 

 

ふっお断りするぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

うそうそ。ちゃんと聞くから泣きそうな顔で頬引っ張らないで。

 

 

 

 

 

 

α月β日

 

 

 

最近、YouTubeでは、男女二人一組のチームを作り、おんぶして鬼ごっこする「おんぶ鬼」が流行っているようだ。

 

俺が動画視聴してるとアサヲ達は気になったのかこちらに来てスマホを覗き見る。簡単に「おんぶ鬼」について説明すると、女子と密着する部分で興奮してる様だ。

 

まぁ、俺等には一生縁がないがな。

 

所詮は陽キャ専用の遊び。俺等がやると嫌な顔されて避けられて同性で組むのがオチだよ。

 

 

「でも、これはチャンスなんじゃないか?俺達は何故かクラスの女子からキモがられているからな。これはうまく距離を縮められるチャンスだ!」

 

 

他の奴らも同意するが、残念ながらそんなチャンスは無い。何故なら声かけた所で養豚場の豚を見る様な目で見られて避けられるのがオチだよ。

 

そんな会話してると、ミキがこちらにやって来た。

 

・・・嫌な予感がする。

 

 

「おんぶ鬼したいんでしょ?放課後やるから一緒にやる?」

 

 

よかったなアサヲ達。ミキたちがやってくれるって。

 

俺?やらねぇーよ。カメラ係ならやらんでもない。

 

 

「いや、カゲチヨは絶対に参加しなよ。ヒーちゃん寂しさのあまりに泣いちゃうよ?」

 

「泣かないよ!?」

 

 

2人がコントしてるのを傍から見ていたらノリコに肩をポンっと叩かれた。

 

 

「ヒサがこれ以上ミキにいじられたくなかったら参加してあげな。」

 

 

どーいう脅しだよ。ヒサメがミキにいじられるのはいつもの事だろ。

 

 

「じゃあこの話は無かったことにする。あ~あせっかく女子との距離を縮めるチャンスなのに残念だ~。」

 

 

そうわざとらしく言うミキにアサヲ達が俺に参加するぞっと迫って来る。

 

結局、俺も強制的に参加+ヒサメと組む事になった。

 

 

「ふ、不束者ですがよろしくお願いします・・・。」

 

 

違う。使い所違う。

 

 

 

 

放課後となり、俺等とヒサメ達、そしてシディが学校に来て集まり、ノリコからおんぶ鬼のルールを説明された。

 

・ゲーム時間は10分。

・鬼はミキ&シディ。

・逃げる側がスタートしてから3分後に鬼がスタート。

・移動時はおんぶ状態で逃げなければならない。(休憩時は下ろしてもOK)

・鬼側のタッチはミキのみ行える。

・ミッション用紙を見つけて教室に持っていくと、そのミッションを挑戦できる。

・ミッションに成功すると、鬼の動きを1分間止められる。

・ミッション中、鬼はタッチできない。(出待ちはあり)

 

っとなっている。

 

ノリコの合図で、おんぶ鬼はスタートした。

 

俺が少し屈むが、ヒサメは一歩引いた。

 

どした。俺の背中なんかに乗りたくないってか。傷付くわ~。

 

 

「いや・・・ちょっと昨日食べ過ぎたかも。」

 

 

んだよ。そんな事か。大丈夫だから早く乗ってほしい。

それでも気にするおんにゃの子ヒサメに無理矢理おんぶさせて移動。

 

んだよ。軽いじゃないか。こんなの重りにもならんわ。

 

思いっきりぎゅっと掴まれて、顔は俺の背中に隠してる様だ。

まぁ異性に背負わされるのは恥ずかしいよな。

 

もしくは俺が背負ってるのが屈辱だと思って顔を隠してるのか・・・。

やっべ。何かへこんで来た。もうお家帰るぅ~。

 

そんなふざけた考えをした俺をアサヲ達が怨めしそうに見ていた。

 

3分経過する前にふら~っと適当なところに移動。

正直ミッションしなくてもミキとシディから逃げ切る自信はある。

 

いざとなればファイズアクセルを使えばいいのだからな!

 

・・・あ、ダメ。ダメだって。

 

というか、わざと捕まるのは駄目なん?お互いミキに巻き込まれた形だし。

 

 

「・・・できればそれはしたくないかも。ミキはシディと仲良くなりたくて真剣だから・・・」

 

 

あ~・・・仕方がない。あいつの恋を協力しようかね。

 

移動してから6分でアサヲ達が捕まったそうだ。

まぁシディはチートだからな。捕まるのは時間の問題だな。

むしろ6分も持った方だ。

 

匂いを嗅ぎ分けたのか、追いかけて来たシディ達。だが結局、俺等を捕まえられず10分が経ち勝利となった。

 

結局、ミッションとやらは使わなかったな~っと思ってたら

 

 

「せっかくだしミッションやってみたら?」

 

 

っとノリコから提案。いや、ゲーム終わったんですけど。

 

強制的にミッションをする事になった。

 

お題は「お互いの良い所を言い合う。」っと言う物だった。

 

なんだ。簡単じゃないか。

 

ヒサメの良い所は真面目で、友達のために真剣になれる優しい奴。後かわいい。

 

 

「か、カゲの良い所は・・・優しくて、気遣い出来て・・・頼りになる所・・・かな。/////」

 

 

赤面して答えるヒサメ。しかし、俺って優しいか?自分でも頼りになるとは思えないし・・・なんか俺への解釈違くないか?

 

それを聞いてノリコは「はいはい、ご馳走様。」っと呆れ顔で言ってくる。

 

お前が始めた物語だろーが。

 

結局、2人にいじられたヒサメであったとさ。

 

ちゃんちゃん。

 

 

 

 

 

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