カゲチヨ日記   作:yakyo

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続・別世界のカレコレ屋PART1

カレコレ屋にて、依頼人である科学者から、別世界に行き来できる機械が出来たから実験台になってほしいと言ってきた。

 

 

カゲチヨ「お断りだぜ。」

 

「そこを何とか!!これさえできれば私がモテる世界に行けるはずなんです!!」

 

 

その発言にヒサメはしら~っと軽蔑の眼差しで依頼人を見る。

 

現在、机の前に滅茶苦茶ゴテついた置時計型の機械が置いてあった。

 

 

シディ「別世界か・・・そーいえばカゲチヨも事故とはいえ別世界に行ってきたんだよな。」

 

カゲチヨ「まぁな。まさか半年以上も帰れなかったしな。」

 

ヒサメ「私達にとっては一ヶ月間だったけどね。もう、あの時の辛い思いしたくないよ。」

 

 

そう言ってカゲチヨの裾をぎゅっと掴むヒサメに、カゲチヨはヒサメの頭を撫でた。

 

 

「きぃ~!!イチャイチャしやがって!!ずっと研究に没頭して青春を送れなかった私への当てつけですか!!」

 

ヒサメ「い、イチャイチャって・・・!!////」

 

カゲチヨ「ちょ、暴れないでくれます?」

 

「私だってね!モテたくて今まで研究を頑張って来たんですよ!なのに女は私をオタクだとなんなのと言い出す始末!もうパラレル世界に行くしかないんです!」

 

カゲチヨ「動機が下らないなオイ。」

 

「同じモテないカゲチヨさんならと思ったのにあなたもそっち側ですか!!」

 

カゲチヨ「そっち側ってなんだよ。モテ無いのは認めるがモテたいとは思ってないからな。」

 

「見損ないましたよカゲチヨさん!」

 

カゲチヨ「俺の何がわかるんだよ。」

 

ヒサメ「と言うか暴れないでください!」

 

シディ「いったん落ち着こう。」

 

カゲチヨ「っと!」

 

依頼人が暴れたせいで、机がひっくり返り、置いてあった機械が落ちそうだった所をカゲチヨがキャッチしたが・・・

 

 

 

 

 

ポチッ

 

 

 

 

 

『あ。』

 

 

 

キャッチした拍子でボタンを押してしまった。

 

その瞬間、ピカッと部屋全体を光り、しばらくしてカゲチヨが居なくなってしまった。

 

 

 

 

 

ヒサメ「ま、またなのぉ~~~~~~~~~!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本家カレコレ屋にて。

 

 

カゲチヨ「あぁ~。何かYouTubeのネタねぇかな~。ヒーちゃんの水着紹介でもやる?」

 

ヒサメ「サイテー。ヒーちゃん言うな。「女子が嫌がってるあだ名で呼べる俺」カッコイイとか思ってんの?マジ痛いから止めた方が良いよ。」

 

カゲチヨ「・・・反撃強くね?」

 

ヒサメ「・・・・・・」

 

カゲチヨ「今度は無視!!ア”ー、なんか面白い事ねぇかなー。」

 

ヒサメ(まったく。もう少しはチヨみたいにしっかりして欲しいよ。チヨ元気してるかな~。)

 

 

2人は各々と過ごしていたら突然部屋中に光が差した。

 

 

カゲチヨ「な、何だ!?突然光ったぞ!?」

 

ヒサメ「あ、あれ?何か前も似たような事が・・・。」

 

 

室内の天井から唐突に現れたカゲチヨ事チヨが重力に逆らえず床へと落ちて来た。

 

※ここからは名前表記はカゲチヨ→チヨに変更。

 

 

チヨ「いててて・・・。」

 

カゲチヨ「お、お前・・・。」

 

ヒサメ「もしかして・・・。」

 

 

『チヨ!?』

 

 

チヨ「あ~・・・はははは~・・・。また事故って別世界に来ちゃいました~。」

 

 

 

 

 

 

 

 

一旦3人はソファに座り、落ち着いて話をし出した。

 

 

カゲチヨ「んで?今度は何やったんだよ。」

 

チヨ「おいコラ。まるで俺が何かやらかす問題児みたいに言うな。」

 

ヒサメ「でも間違ってないでしょ。」

 

チヨ「・・・どーやら俺に味方は居ないようだ。」

 

 

チヨは別世界のカレコレ屋に来る前の経緯を話し出す。

 

話を聞いた二人は呆れた表情をする。

 

 

カゲチヨ「その依頼人大丈夫かよ。」

 

ヒサメ「巻き込まれて大変だったね。」

 

チヨ「まったくだ。まさかこんな漫画の様な展開になるとは思わなかった。チクショー。俺は主人公って柄じゃないのに・・・。」

 

カゲチヨ「お前相変わらずだな。」

 

ヒサメ「でも、変わって無くて安心したかな?」

 

チヨ「まったくもって成長が無い男だからな!」

 

 

ドヤァ!!っと自信満々に言うチヨに呆れるカゲチヨ。

 

 

カゲチヨ「ドヤ顔でいう事かよ・・・。ってか、俺が言った通り本当に事故って来ちまったみたいだな。」

 

チヨ「そうか。全ての元凶はフラグを立てた貴様か。頭部破壊して失格にするぞ。」

 

カゲチヨ「何でそーなるんだよ!!ってか失格ってなんだよ!?」

 

ヒサメ「また訳分からないボケを・・・。」

 

チヨ「んで?お前らの方は最近どうよ。ジェットストリームアタックくらいはできるようになったか?」

 

カゲチヨ「いや、何だよそれ!?よくわかんねーけど出来ねーよ!!」

 

ヒサメ「私たちもチヨと同じで変わんないよ。相変わらずカゲはキモいこと言うし。」

 

カゲチヨ「ねぇさっきの事まだ根に持ってる?」

 

チヨ「それは一生変わらないだろ。」

 

カゲチヨ「お前ら俺をいじって楽しいか!?泣くぞ!?」

 

 

涙目になりながらツッコむカゲチヨ。何だかんだふざけ合いながらも、3人で楽しい時間を過ごしていた。

 

 

チヨ「さてっと、そろそろ帰ろうかね。」

 

ヒサメ「え、もう行っちゃうの?もう少し居ても・・・。」

 

チヨ「前回のでかなり向こうのお前に心配させちまったしな。帰って安心させないと・・・。」

 

ヒサメ「そっか・・・。」

 

チヨ「すまんな。」

 

 

帰ると聞き若干表情が暗くなっているヒサメの頭を撫でる。

 

 

ヒサメ「や、やめてよ・・・恥ずかしい・・・。」

 

チヨ「ん、そうか。」

 

ヒサメ「あ・・・。」

 

 

スっとヒサメの頭から手を離すチヨだったが、ヒサメは何処か物足りなそうな表情になって、つい声を出してしまった。

 

そんな2人を見たカゲチヨはチヨに嫉妬の眼差しを向けるが、チヨは気にせずに、機械を持ち帰ろうとする。しかし、さっきまで嫉妬の眼差しを向けていたカゲチヨだったが、今度は動揺する表情に変わりチヨが持ってる機械を指差す。

 

 

カゲチヨ「な、なぁ。」

 

チヨ「あ?何だ?」

 

カゲチヨ「なんかそれ・・・煙出てないか?」

 

チヨ「え・・・。」

 

 

 

機械を見たと同時にボンッと軽く爆音がした。チヨは汗を流しながらいじるがまったくもって反応が無い。

 

 

 

 

 

 

・・・つまり壊れたって事だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・・・・』

 

 

しばらくして沈黙した3人。

 

 

チヨ「・・・その・・・しばらく世話になる。」

 

カゲチヨ「お、おう・・・。」

 

ヒサメ「う、うん・・・。」

 

 

チヨ事カゲチヨ。別世界カレコレ屋生活を送る事が決定した瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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