リサイクルショップにて、チヨは機械を持ってオーナーに直せないかと見せに来ていた。
オーナー「また変な物を持って来たな。」
チヨ「本当、依頼人には困ったもんだよ。」
オーナー「お前にも言える事だからなトラブルメーカー。」
チヨ「好きでトラブってねぇーよ。こーいうのは漫画の主人公の特権だろーが。それで?直せそ?」
オーナー「ん~・・・直せなくはないが時間がかかるな。早くて2、3ヶ月くらい掛かるかも。」
チヨ「直せるんだスッゲー。流石出来る女。」
オーナー「馬鹿にしてるのか?」
チヨ「え?褒めてんですけど?」
時間はかかるが直せると聞いて安堵するチヨだったが、同時にまた2、3ヶ月掛かるのか~っと遠い目になる。またヒサメとシディに泣かれるのは嫌だなっと思いながら引きつった顔で笑う。
チヨ「んじゃまぁ。よろしく頼みますわ。」
オーナー「あぁ。・・・・あーそれとチヨ。」
チヨ「?」
オーナー「今度、飲みに付き合え。」
チヨ「・・・一応学生何で、ソフトドリンクでよろしければ。」
そんな約束を取りつつ機械をオーナーに預けて店から出ると、チヨの前にカゲチヨがダッシュで前を通り過ぎて走り去っていった。
チヨ「なんだあいつ?」
ヒサメ「あ、チヨ!カゲ知らない?」
チヨ「ついさっき俺の前通り過ぎて行ったぞ。何があったんだ?腹の中に便でもたまって今にもケツ結界が崩壊しそうにでもなったか?」
ヒサメ「汚いよ・・・。そーじゃなくて、実はニュースでホルスが地球進行してるらしくて、150時間以内に滅亡するらしいの!」
チヨ「地球滅亡かぁ・・・短い人生だった。さらば向こうの世界のヒサメ達よ。」
ヒサメ「まさかこの世界に来て早々こんなことになるなんて・・・チヨも災難だんね。」
チヨ「いや、ツッコめよ。「諦めるの早くない!?人生と言う名の試合終了する気!?」とか言えないのかよ。それでもツッコミのスペシャリストか?」
ヒサメ「スペシャリストになった覚え無いよ!!もう!!なんでそんなに冷静なのさ!!」
チヨ「地球に向かってるのはホルスなんだろ?だったらシディが何とかできんじゃねぇーの?」
ヒサメ「・・・え?」
チヨ「あいつ、半分はホルスのDNA持っているんだろ?なら可能性はあるだろ。」
ヒサメ「な、なるほど・・・。」
チヨ「俺はシディを探すから、お前はあのバカがこれ以上黒歴史を更新させないように止めてくれ。」
ヒサメ「わ、分かった!」
数時間、チヨはシディを探していたところ、見つけたと思ったら丁度ヒサメとカゲチヨも近くに居た。
チヨ「おう、みんな集まってたか。」
シディ「む、カゲチヨが二人いるぞ!?」
チヨ「あ、オレオレ。チヨ。」
カゲチヨ「なんかオレオレ詐欺みたいな言い方だな。」
シディ「チヨなのか!また事故ってこの世界に来たんだな!嬉しいぞ!」
チヨ「またってなんだよまたって・・・。んで?なんでお前ら二人は顔赤くしてんだ?地球最後の日だからお互いに思いを伝えようとしたのか?」
ヒサメ「そそそそそんなわけないじゃん!?」
カゲチヨ「そそそそうだぜ!!ななななに勘違いしてんだよ!?漫画の読みすぎだって!?」
シディ「?」
チヨ(分かりやすいな~こいつら。)
ヒサメ「そそ、それより、シディはニュース見た!?」
シディ「ニュース?」
カゲチヨ「見てねーのかよ・・・。」
チヨ「どうやらホルスが地球に突っ込んで消滅するかもしれないらしい。同じDNAを持っているお前なら何とかできないかって探してたんだ。」
シディ「そうだったのか・・・。多分だが、お願いすれば引き返してくれるかもしれん。」
カゲチヨ「え!?」
ヒサメ「ホントに!?」
チヨ「マジか。流石シディ。イッケメ~ン。」
やってみようと試みるシディにカゲチヨは待ったをかける。
カゲチヨ「ちょ、ちょっと待て・・・シディ・・・。そんなに本気でお願いしなくても良いからな・・・。」
シディ「ウム?でも地球が滅亡したら困るだろ?」
チヨ「こいつの事は気にせずやっちゃって。どーせさっきまで黒歴史製造してきたんだろーし。」
ヒサメ「チヨ当たり。」
カゲチヨ「うぐっ!」
カゲチヨを無視してシディはホルスに語り掛ける。そのおかげで、地球の危機は去った。
カレコレ屋に戻り、くつろいでいた4人だった。
カゲチヨ「な、何か皆忘れてくれてる・・・。」
PCの前でつぶやくカゲチヨ。
チヨ「お前の馬鹿行動は地球滅亡騒動にかき消されたって訳だ。よかったな~影薄くて。流石陰キャ・オブ・ザ・イヤー」
カゲチヨ「誰が陰キャ・オブ・ザ・イヤーだ!!それでいうと同じ存在のお前もだろーが!!」
チヨ「俺は殿堂入りだからいいの。」
ヒサメ「殿堂入りって・・・。」
チヨはヒサメに近付いて耳元で話しかける。
チヨ「んで?お前はあいつに何言いかけたんだ?お兄さんにこっそり言ってみんしゃい。」
ヒサメ「っ!・・・な、内緒!」
赤面して口元に人差し指を立ててそう答えたヒサメであった。