カゲチヨ日記   作:yakyo

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続・別世界のカレコレ屋PART4

依頼人の発明のせいで、また別世界に来てしまったチヨことカゲチヨは、壊れた発明品の修理が終わるまでしばらく別世界のカレコレ屋に住む事になった。

 

 

チヨside

 

さて、俺とヒサメとシディで旅行場所であろう館にやってきた。

 

 

チヨ「おぉ~またご立派ぁ!な館だな。」

 

ヒサメ「何でご立派を強調するの?でも確かに雰囲気ある建物だね!!」

 

シディ「うむ。」

 

ヒサメ「カゲも来ればよかったのにねー。」

 

シディ「そうだな。カゲチヨも予定が無ければ一緒に来れたんだけどな。」

 

 

しゅんとして落ち込むシディには悪いが・・・。

 

 

チヨ「用事って言ってもリセマラだろ?どーせ行くのが面倒だから適当な理由つけたんだろ。」

 

ヒサメ「ダメ人間かよ。」

 

 

カレコレ屋からここまで新幹線の駅から電車で5時間も掛かる。正直、ケツ痛かったしな。痔になってな~い?

 

まぁぶっちゃけ今いる場所は田舎だからあいつも来たがらないだろう。

 

 

ヒサメ「チヨとは正反対だね。」

 

 

チヨ「どーせカレコレ屋に残っても暇だしな。まぁせっかくだし、旅行気分でも味わおっかなぁ~っと思ってね。」

 

 

それに、なんだか嫌な予感するしね。この旅行。

 

 

 

 

 

 

 

建物の中に入ると、ロビー周りが騒がしかった。

 

 

ヒサメ「なんか人が沢山いるね・・・。」

 

シディ「何だろうな?」

 

チヨ「マジックショーか何かか?」

 

ヒサメ「ちょっと見てみよ!」

 

 

俺等は人が集まっている場所に近づくと、そこにはガラス張りの箱に入った人形が入っていた。

 

 

ヒサメ「人形・・・?」

 

シディ「皆これを見ていたのか。何故だ・・・?」

 

チヨ(この人形・・・何か違和感が・・・。)

 

「アナベル人形っすよ。」

 

 

俺達に語り掛けてきたのは、大学生っぽい3人組。この3人はオカルト研究部らしく、金髪のチャラそうな奴は原田、女性の方は小川、眼鏡かけたインテリ男子は柏と言うらしい。

 

 

シディ「アナベル人形とは何だ?」

 

柏「・・・アナベル人形は呪いの人形です。」

 

ヒサメ「え!?呪いの人形!?」

 

柏「数十年前、両親を失った少女が叔母家族に引き取られました。彼女の宝物は両親から貰った電池で動く人形。」

 

チヨ「それがあの人形って訳ね。」

 

柏「はい。彼女はその人形をアナベルと名付け大切に持ってました。しかし叔母の娘は電池で動くその人形と人形を溺愛する少女を気持ち悪がりました。叔母の娘は、アナベル人形を燃やしてしまいました。このことを知った少女は泣きながら焼却炉に飛び込み、焼け死んでしまった。その後、叔母の家族は不可解の死を迎えました。全ての事件現場には何故か燃やしたはずのアナベル人形があったそうです。」

 

 

柏の話を聞いて、こういう話が苦手なヒサメは怯えながら俺の腕を掴んで後ろに隠れる。

 

 

ヒサメ「う、うそ・・・。それがこのアナベル人形何ですか・・・?」

 

原田「怖がり過ぎですよ!!ただの都市伝説!!燃やした人形が残ってる訳無いでしょ!!」

 

チヨ「それ、オカルト研究部の人が言う事ですか?しかも言い方がフラグっぽいし。」

 

原田「いや、所詮大学のサークルだし。」

 

小川「あれ?なんか変な臭いしない?」

 

 

小川と言う女性がそう言い出す。確かに変な臭いがする・・・これはタバコの匂いか?

 

 

原田「ん?そうか?あっ!!そうださっき柏がタバコ吸ったからじゃね?」

 

小川「え!?柏君吸うの?」

 

原田「この間の飲み会から始めたんだよな?」

 

柏「う、うん・・・。」

 

 

3人がそう話してる横目に俺ははヒサメを安心させるように頭を撫でた。

 

 

チヨ「大丈夫だ。怖がる必要はない。」

 

ヒサメ「そ、そうだよね・・・。都市伝説・・・噂話だもんね・・・。」

 

 

一概にそうとは限らないな〜。世の中何が起きるか分かんないし、噂話も馬鹿には出来ない。まぁわざわざ怖がってる奴に言う事じゃないから、心の中で留めておこう。

 

どっかの幼女だったら「立ちました!」って言って出てきそうだ。

 

・・・もし来たらお帰り願おうかな。

 

 

シディ「何があっても俺達が守ってやるから安心しろ。」

 

カゲチヨ「そーだぞ。お前には俺等が付いてる。怖がる必要は無い。」

 

ヒサメ「う、うん。ありがとうね二人共。」

 

 

俺らの言葉で安心したようで何よりだ。

そう思ってたら、くたびれ顔の男の肩がヒサメの肩にぶつかった。

 

 

「チっ、イチャイチャしやがって。」

 

チヨ「ぶつかっておいてそれは無いんじゃないの?」

 

「こっちは仕事で来てんだよ!!」

 

チヨ「知るかよ。社会人ならきちんと謝罪するのが礼儀だろ?」

 

「うるせぇ!ガキが邪魔すんな!!」

 

チヨ「そんなガキに言われちゃあざまぁないな。」

 

「あぁ!?」

 

ヒサメ「チヨ、いいよ。私もぼーっとしてて悪かったし。もう行こう。」

 

「チッ」

 

 

男は舌打ちしてアナベル人形の方へ言った。

 

 

チヨ「あ~やだやだ。あ~いう大人にはなりたくないね。」

 

ヒサメ「チヨ、ありがとうね。」

 

チヨ「俺はあの男にムカついただけ。他意はないよ。」

 

ヒサメ「ふふ。ハイハイ。」

 

シディ「チヨは優しいな。」

 

 

やかましい!!俺は優しくなんかないやい!!

 

俺等が移動してると、男女の外国人がアナベル人形を見ていた。

 

 

「あれがアナベル人形・・・日本に展示される事があるとはな・・・。」

 

「あなた、そんなまじまじ見ないで・・・。」

 

「これ目的で日本まで来たんだ。見なきゃ・・・。」

 

「カーメロもういいじゃない。」

 

 

どうやら、男性の方はカーメロと言い、あのアナベル人形を見に来たようだ。2人は夫婦っぽいな。女性の方は何処か不安そうにしてる。怖いのか?・・・いや・・・それにしては・・・・。

 

 

シディ「チヨ。どうした?」

 

ヒサメ「置いていくよー!」

 

チヨ「・・・あぁ。」

 

 

館の食堂にて、ビュッフェ形式で俺等は食事をしていた。

 

俺とシディは食べられる平均的な量を、ヒサメは俺等以上の量を料理をテーブルの上に置かれていた。

 

 

ヒサメ「おいしそう!!」

 

シディ「ヒサメ・・・、取る分は食べられる量にした方がいいんじゃないか・・・?」

 

ヒサメ「え?最初だから少なめにしたよ?何回でも取りに行けるのがビュッフェの楽しみだね!!」

 

シディ「そ、そうか・・・。」

 

 

こいつ、さっきまで怖がってたくせに、食欲はあるんだな。まぁこれで元気ならそれでいいか。

 

あぁ~リアルのメシウマ。

 

 

「きゃあああああああああああ!!」

 

 

俺等が食事を楽しんでいたところに女性の悲鳴が部屋中に響いた。

 

 

シディ「む!?なんだ今の声は!?」

 

ヒサメ「ふ、普通じゃないよね?」

 

チヨ「・・・・っ!」

 

ヒサメ「ちょ、チヨ!?」

 

 

悲鳴が出た場所に向かうと、一人の男性が焼かれていた。しかもよく見ると被害者はこの館に居た外国旅行者の男性、確かカーメロという男性だった。

 

 

ヒサメ「うっ・・・!!」

 

シディ「大丈夫か?」

 

チヨ「馬鹿野郎。何で来た。大人しく部屋に戻ってろ。」

 

ヒサメ「う、うん・・・。」

 

チヨ「シディ、ヒサメを頼む。」

 

シディ「あぁ。行こうヒサメ。」

 

 

まるでドラマでの定番な殺人事件だな。

誰か江戸川君か金田一君に電話してきて~。

 

 

「カーメロ!!カーメロ!!」

 

 

男性と一緒に居た女性が涙を流して男性の名前を連呼する。

大事な人だったんだろう。悲しむのは当然か。

 

いったい誰がこんな事を・・・。

 

 

「何でこんな事に・・・やっぱりこんな場所、来なければ良かったのよ!!」

 

「アナベル人形だ・・・!!アナベル人形の仕業だ・・・!!」

 

 

ヒサメとぶつかった男が嬉しそうに言う。

人が死んだというのに、趣味のワリィおっさんだ。

 

 

「これはすごい!!凄いスクープになるぞ・・・!!」

 

 

何だ。こいつ記者だったのか。性格悪くて不謹慎な奴が記者とは世も末だな。

 

大学生3人も死体を見て気分を害す。特に女性の方は怯えてる様だ。

 

 

チヨ「あんたらも部屋に戻った方が良い。こんなもんじろじろと拝むもんじゃない。」

 

小川「は、はい。」

 

柏「そうするよ。大丈夫?小川さん。」

 

小川「私達サークル旅行楽しもうって来ただけなのに・・・。」

 

柏「大丈夫、大丈夫だから・・・。」

 

 

大学生たちは部屋に戻って行った。

 

さて、俺も警戒しておくかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事件が起きて一時間後。

 

館の従業員、虻川さんが今の現状を話し出した。

 

その人が言うに、大雨の影響で警察は明日の昼頃まで来れないそうだ。

完全に館内に密室された状態って訳か。

 

 

「皆様、今夜はホテルの部屋で鍵をかけて過ごしていただけますと幸いです。何かありました際は、我々従業員までお声がけてください。」

 

 

黙って聞いてた俺等。

 

 

ヒサメ「・・・。」

 

シディ「もう大丈夫か?」

 

ヒサメ「・・・大丈夫。今は怖がってる場合じゃないもん。」

 

シディ「・・・そうか。」

 

ヒサメ「それに私一人じゃないしね。」

 

シディ「ウム。」

 

チヨ「・・・・・・。」

 

 

?ヒサメの雰囲気が違う?それに何処か気配が・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の早朝。

 

今日は皮肉にも目覚めの良い朝・・・。

 

 

「きゃああああああ!!」

 

 

っと思ったら目覚めの良くない悲鳴が聞こえた。

 

着替えて広場に向かうと、大学生の原田が胸にナイフが刺されて亡くなったそうだ。

 

 

記者「はっはー!!こいつはいよいよアナベル人形に仕業だな!!」

 

 

このクソ記者は・・・。アナベル人形に一年間下痢に悩まされる呪いにでも掛かってしまえ。

 

 

虻川「落ち着いてください。死因は首を絞められたことによる窒息死です。」

 

チヨ「つまり、人形じゃなくこの場の誰かがやった、って事だな。」

 

シディ「どーいうことだ?」

 

チヨ「誰かが首を絞め、人形の仕業風にするためにわざわざナイフを刺したって事かもな。俺は探偵じゃないからあくまで予測だけどな。」

 

記者「は!ガキが探偵ごっこかよ。そこのガキどもの部屋は鍵がかかってて密室だったんだろ?やっぱりアナベル人形が殺したんだ!!かぁー、その女って言う説もあるか!!それはそれでスクープに・・・うっ!!は、腹が・・・。」

 

 

男は腹を抱えて走り去っていった。場所はトイレだろう。

なぜ分かるかって?俺がウイルスを体内に入れ込んで、下痢にさせたからだ。

これでうるさいのが去った。

 

シディ「あの男はどーしたんだ?」

 

チヨ「さぁな。食にでも当たったんだろう。」

 

ヒサメ「・・・・。」

 

シディ「ヒサメ、大丈夫か?街まで帰る事も出来るが・・・。」

 

ヒサメ「ううん。自分だけ逃げ出す訳にはいかないもん。」

 

 

やっぱ今日のヒサメは何か違う。まるで何かが取り憑いたような・・・・。まさかアナベル人形が・・・。

 

いや、考えすぎかもしれない。少し泳がしながら警戒するか。

 

 

ヒサメ「二人共。ちょっと力を貸して。」

 

 

俺とシディはヒサメについて行き、外に出てベランダ側に立っていた。

 

 

ヒサメ「ベランダから飛び移る事は出来そうだね。」

 

チヨ「そうだな。余程高い所が嫌いでなければ可能だな。」

 

シディ「ム。」

 

ヒサメ「どうしたの?」

 

シディ「いや、ちょっと臭いがしてな。」

 

チヨ「どの辺からだ?」

 

シディ「あそこの部屋だ。」

 

 

臭いの出先を指差すシディ。確かあそこって・・・。

 

 

チヨ「被害者の部屋だな。」

 

ヒサメ「もしかして・・・。」

 

 

ヒサメは何か閃いたようで、大学生2人の場所へと向かった。

 

 

ヒサメ「原田君と小川さんは付き合っていたの?」

 

柏「え、なんですか?」

 

ヒサメ「いや・・・ちょっと気になって・・・。」

 

小川「はい・・・。」

 

柏「その、そういう話は今は・・・。」

 

小川「いいの。年の近い女の人と喋りたい・・・。」

 

柏「そっか・・・。」

 

ヒサメ「原田君、残念だったね。昨日は特に誰か部屋に着たりはしなかったの?」

 

小川「はい、昨日は誰も・・・。」

 

ヒサメ「そっか・・・。」

 

 

おいおい、まるで探偵の事情聴取じゃないか。なに?いつから頭脳キャラに目覚めたの?

 

 

ヒサメ「あなたは原田君がタバコ吸ってるの知ってた?」

 

小川「え!?そうなんですか!?辞めたって言ってたのに・・・。」

 

 

やっぱりっと呟くヒサメにシディはどういう事か聞き出す。俺は横目でヒサメの推理を聞いた。

 

 

ヒサメ「原田君は小川さんに秘密でタバコを吸っていた。だから小川さんが寝てからこっそりベランダに出て吸っていた。犯人はそのタイミングを狙って彼を襲ったの。その事を知っている可能性があるのは・・・。」

 

 

そう言って、この部屋に居る人物に指を指した。

 

 

ヒサメ「このホテルの中で貴方だけ・・・そうでしょ柏君。」

 

柏「・・・っ!」

 

 

まぁこの部屋には俺等と大学生達しかいない。小川が知らなかったって事は、残るは柏だけになるな。

 

 

ヒサメ「小川さんに隠れてタバコを吸う事を知っていた柏君はベランダに隠れていた。そうとは知らず、タバコを吸いに来た原田君を絞め殺した。その後、ベッドの上に寝かして、部屋の果物ナイフで心臓を刺した。ホテルの鍵は勝手に閉まる仕組みだから、そのまま出れば密室が出来る。」

 

 

下手な探偵顔負けの推理を披露し、違う?っと柏に問いかける。

 

 

柏「・・・違いますよぉ・・・。」

 

 

声を震えながらもどこか狂気じみた表情で否定する柏。

 

 

柏「僕は小川さんをあの悪魔から守っただけなんですよぉ。聞いてください、酷いんですよぉ。あの悪魔ぁ、僕と小川さんの2人で楽しんでたオカルト研究部に入って来て、小川さんを・・・小川さんをぉ。そうだぁ・・・証拠があるんですよぉ。アイツ僕に小川さんとどんなエッチをしたかって教えて来るんですよぉ。悪魔でしょぉぉぉぉ!?」

 

チヨ「うるせー。お前のBSSなんて知るかボケ。」

 

柏「ふげっ!!」

 

 

余りにも顔と内容と動機が酷かったので、顔面に蹴りを入れた俺は悪くない。眼鏡壊れたけど悪くない。

 

 

チヨ「警察が来るまで気絶してやがれ。」

 

ヒサメ「シディ、チヨ。虻川さん達に柏君を預けて来てもらえる?」

 

シディ「わかった。」

 

チヨ「シディ。先に行ってくれ。俺はやる事がある。」

 

 

シディは首を傾げながらも了承し柏を運んで部屋から出て行った。小川を残し、俺とヒサメは部屋から出た。

 

 

チヨ「いや~。名推理だったな~。まさかスピンオフとか狙っちゃってる?タイトルはアレか?名探偵ヒサメ?それとも氷電少女の事件簿?」

 

ヒサメ「・・・別に狙ってないよ。」

 

チヨ「そうなの?それにしては、さっきの推理は良かったぞ?まるで一部始終を見たかのような感じで。

 

 

俺の言葉にヒサメ・・・の中に入ってる何かが俺を見た。

 

十分に泳がせた。そろそろいいだろ。

 

 

チヨ「お前、ヒサメじゃないな。誰だ。」

 

ヒサメ「ふふ・・・。気付いてたんだ。何で私じゃないって思ったのかなぁ?」

 

 

普段しない狂気じみた表情で俺に笑いかける。

おいおいヒロインがそんな表情していいのかよ。ファンが減っても知らんぞ。

 

まぁ冗談はさておき。

 

 

チヨ「ヒサメは率先して推理するような性格でもねぇ。それに昨日滅茶苦茶怖がってた奴が今日は怖がりもせずにやけに冷静過ぎていた。一日で怖さを克服するほど単純じゃない。考えるとすれば、何かに取り憑かれたって事になる。例えば・・・アナベル人形とかな。」

 

ヒサメ「・・・・。」

 

チヨ「どっかの漫画で人形にも魂が宿るらしい。あの男性外国人を焼いたのお前だろ?」

 

ヒサメ「あぁ~あ。バレちゃったならもいいや。」

 

 

そう言って、ヒサメの身体が糸が切れた様に倒れる所を支える。

どうやら、アナベル人形の魂はヒサメの身体から出て行ったようだ。

 

 

シディ「チヨ!!」

 

チヨ「おう。その様子だと、気付いたか?」

 

シディ「あぁ。ヒサメの様子が変だったからな。ヒサメは大丈夫なのか?」

 

チヨ「あぁ。アナベル人形の魂は抜けていったよ。」

 

シディ「そうか・・・。だが、出て行っただけでまだこの辺りに・・・。」

 

「それは大丈夫だわ。」

 

 

俺らの背後から、外国人の女性がこちらに歩いて近付いてきた。

 

 

「アナベル人形の気配がしないわ。」

 

チヨ「確かにこの館内には居ないな。」

 

シディ「気配?二人共そんなものが分かるのか?」

 

「その子は分からないけど、私はもう30年、アナベル人形から逃げて来てるからね。」

 

シディ「どういうことだ?」

 

「アナベル人形を燃やした愚かな娘、それが私なの。」

 

「「!!」」

 

 

これはビックリ。ただの観光にきた外国人かと思ったら、まさかのアナベル人形の関係者だったとは。

 

 

「私の家族は皆アナベル人形に殺された。私はアナベル人形に怯えながら今まで生き延びて来たわ。けど、怯える生活にも限界が来て、今回夫のカーメロと一緒に人形を始末しようとここに来たんだけど・・・。」

 

チヨ「始末する側が始末されてしまったって訳か。」

 

シディ「じゃあ、キッチンでの殺人は・・・。」

 

チヨ「アナベル人形がやったって事だな。」

 

 

 

 

 

 

その後、ヒサメを背負って街まで移動する際に、アナベル人形が飾ってある箱を見たら、人形の姿が無くなっていた。

どっかの馬鹿が持ち去ったのか、それとも自分で移動したのか・・・・。

 

まぁ、二度と遭遇したくないね。

 

 

 

 

 

 

 

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