依頼人の発明のせいで、また別世界に来てしまったチヨことカゲチヨは、壊れた発明品の修理が終わるまでしばらく別世界のカレコレ屋に住む事になった。
チヨside
カゲチヨとヒサメのカレコレ屋解散事件から数週間。
色々の事が置き過ぎてぶっちゃけ気疲れしてしまった。
カゲチヨとヒサメが子供化したり、カゲチヨの彼女同棲ドッキリだったり、男女でスマホ交換したり、マンションPR用の同棲動画を撮る羽目になったりと、色々と起き過ぎだろ。
大半はカゲチヨとヒサメ関連だったし。
んで、今回俺は、美少女デスゲームと言うクソゲームに参加してる。もちろんイエローテンパランスみたいに女性に変装してだ。参加者にはヒサメも参加してる。
俺の場合は、依頼人からこういうゲームに行方い不明だった妹が出てから帰って来ないから助けてほしいと来たからだ。
俺は依頼人に変装して、行方不明になった場所をふらつくと、後ろから布を押し付けられたからわざと気絶してゲーム会場に連れて行ってもらったという事だ。
睡眠薬とか俺には効かんよ。
いやぁ~それにしても、まさかふらついたら向こうから来るかな~って気楽に考えてたら本当に向こうから来てビックリしたよ。偶然も馬鹿にできないな。
ヒサメは多分俺と似た様な感じで気絶し気付いたらこのゲーム会場に来てしまったっと言う事だ。
「全国の紳士淑女の皆様!此度もお楽しみの時間がやってまいりました!」
ヒサメ(ここはどこ?一体何をするつもりなの・・・?)
「参加者の皆様には、人生を賭けた鬼ごっこをしてもらいます。」
チヨ(人生を賭けたか。気弱そうな女性誘拐しておいて大層な事言いやがる。しかし、一見周りは近くにある公園っぽいが、何故か上に人の気配が複数もある。もしかして、今居る場所は地下か?何とも無駄に金がかかった設備だな。)
「鬼は私の後ろに並んだ彼らです!そして貴方達は捕まった時点で・・・。いえ、これは捕まってからのお楽しみにしましょう。あぁそうだ。これを見ればやる気を出してもらえるかもしれませんね。」
そう言って、天井から檻に入ったボロイ衣装を着た女性達が降りて来た。
その中には依頼人の妹さんが居た。
「これが捕まった後の貴方達の姿です。」
チヨ(奴隷・・・って事か。)
ヒサメ「っ!?」
「こうなりたくなければ、どうすればいいか。わかりますねぇ~?最後の1人になって自由を掴み取るんです!」
ヒサメ(本気で言ってるの・・・!?)
俺はそのまま檻の前に立ち、依頼者の妹を見た。
妹さんは俺の姿を見て姉が捕まったんだと涙を流し叫ぶ。
「お、姉ちゃん?・・・お姉ちゃん!!」
チヨ「大丈夫?」
「お願い!お姉ちゃんここから逃げて!!」
チヨ「安心して。私はあなたを助けに来たの。」
「え・・・。」
俺の言葉に妹さんは目を見開いた。そして俺の後ろの司会者は一瞬ぽかんとしてニヤつき顔で司会を続ける。
「なんという姉妹愛!捕まった妹さんを助けるため、このゲームを勝ち残らなければならない!勝って生き残り無事、妹さんを助けられることが出来るのでしょうか!是非とも応援しましょう!」
チヨ「ゲーム開始前に一ついいかしら?なんで私はこの場に連れてこられたのかしら?」
「それは、あなたがそこの女性のお姉さんだと知っての事ですよ。妹のためなら本気でやってくれそうだと思いましてね。」
チヨ「それで誘拐したと。自分が捕まった理由が知れてスッキリしたわ。」
ガギャン!!
『!?』
理由もわかったことだし、俺は血の能力で檻を切断した。
「な!?う、嘘だろ!?どんな能力でも壊れない檻を・・・。」
チヨ「俺等が助かる方法はもう一つある。それもシンプルにな。」
能力で作った変装を解き、正体を明かした。これが俺のハンサム顔だ!・・・なんつってな。
チヨ「それはテメェら全員ぶっ倒す事だ。」
ヒサメ「チヨ!!」
「な!?お、男だと!?」
チヨ「鬼ごっこなら俺も参加させてくれよ。まぁ追いかける側は俺だがな。」
「お、お前ら!!この男をやっちまえ!!」
警棒スタンガンで複数人俺に叩きつけるガスマスク付けた鬼ども。
俺は動かずにわざと電流を喰らう。
ヒサメ「チヨー!!」
「いいぞ!!そいつを叩き潰せ!!」
さ~て充電完了。
チヨ「お前らから貰った電気返してやるよ。」
バリバリバリバリバリ!!
『ぎゃああああああああ!!!!』
電気能力を直に喰らった鬼どもは断末魔と共に痺れさせ気絶させる。
ヒサメ「で、電撃能力なんて使えたの!?」
チヨ「おう。落雷喰らって使えるようになった。」
ヒサメ「も、もう何でもありだね・・・。」
「お、鬼を倒したからって調子に乗るなよ!!まだまだ鬼はごまんと居るんだよ!!」
そう司会者が言うと上からガスマスクを付けた鬼どもが現れ女たちを人質に取る。
「これでお前も手も出せない!!」
はぁ~あ。こんなんで俺が焦るとでも?
「さぁ!女共を殺されたくなかったら大人しく・・・。」
『START UP』
「!?」
ファイズアクセルを起動し、俺の髪が白銀になり、闘気がダダ漏れる。
ヒサメ「チヨの髪が銀色に・・・。」
チヨ「10秒でケリを付けてやるよ。」
高速で移動し、女性達を人質に取っていた鬼共を天井に蹴り上げる。
『3』
『2』
『1』
残りのカウントダウンと共に最後の一人を天井にめり込ませる。
『TIME UP』
音声と共に元の姿に戻る。
ほんっと、この機械はマジ便利だわ。
「ひっ!い、いつも間に鬼たちが天井に・・・!!」
ヒサメ「な、何がどうなったの!?」
チヨ「説明は省略させてもらう。さて、残るのはアンタだけだな。」
「ままま、待ってくれ!お、俺はただ視聴者に楽しんでもらおうと・・・。」
チヨ「テメェの性癖趣味の動画なんか知るかよ。」
俺の背後に能力で作った人型のスタンド擬きを出す。
チヨ「テメェは俺が裁くぜ!」
「まぁぁぁっ!!」
チヨ「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリィィィィィィ!!!!」
「ぼぎゃびりゃぁぁぁぁ!!!!」
チヨ「
連打をもろに喰らって、吹き飛ばし、外のハズなのに見えない壁にぶち当たり埋まっていた。周りが外から地下室の部屋へと変わった。どうやら壁が壊れた影響で、公園の映像が消えて元の地下室部屋になったのだ。
このデスゲームは開始する前に解決した。やっぱあれだ。悪・即・斬って奴だな!早い事に越したことはない。
カゲチヨ「ヒサ!!チヨ!!」
シディ「2人共無事か!!」
ヒサメ「うん。チヨが助けてくれたから怪我一つもないよ。」
チヨ「いや~偶然が偶然で偶然を偶然したら偶然が起きたんだよなぁ~。」
カゲチヨ「いや偶然しか言ってねぇーぞ。」
シディ「しかし、訳わからないまま事件が解決したな。」
カゲチヨ「まったくだぜ。」
ヒサメ「私も訳わからないまま誘拐されていつの間にか解決しちゃってよく分からなかったよ。」
チヨ「簡単に説明すると、あの司会者が事の発端者。女性を睡眠ガスやら睡眠薬で誘拐。鬼ごっこ出来るくらいのだだっ広い地下室に監禁。動画配信で視聴再生と賭け金を得るためにデスゲームを開催。敗者は奴隷。勝者は次の大会に繰り越し、そして新たな女性を誘拐して参加させるってことだ。」
シディ「ゲームのために女性を誘拐するとは許せないな。」
ヒサメ「でも、チヨが居てくれてよかったよ。」
カゲチヨ「ってかお前、電気出せたり銀髪になって高速で動いたり人型の物体を出したりいつ出来たんだよ。」
シディ「そうだな。さっきの銀髪は前回見たから知っているが他は初めてだな。」
チヨ「なんやかんやあって出来るようになりました。以上。」
カゲチヨ「いやちゃんと説明しろよぉ!!」
3人がしつこかったので、出来た経緯を説明したら驚いたり呆れられたりされた。
ドラゴンになれるって言ったら海外アニメ見たいに目ん玉飛び出るんじゃねぇーかな?