依頼人の発明のせいで、また別世界に来てしまったチヨことカゲチヨは、壊れた発明品の修理が終わるまでしばらく別世界のカレコレ屋に住む事になった。
チヨside
カゲチヨ「近くに居るからこそ見えない。そう言う物ってあるよな・・・。」
・・・何言ってんだ?こいつ。
チヨ「確かに見えないな。お前の主人公感が。」
カゲチヨ「う、うるせー!!」
ヒサメ「ど、どうしたの?いきなり・・・。」
チヨ「どーせ頭に蛆か何かわいたんだろ?」
シディ「そうなのか!なら早く取り除かなければ!」
チヨ「んなの居るかよ!!」
ゴホンっと咳払いした後、話を戻す。
カゲチヨ「俺等っていつも近くに居るから意外と分かってない部分あんじゃねーかなって・・・。」
シディ「ウヌ?そうか?」
ヒサメ「割と分かり合ってると思うけど。」
チヨ「いや~、意外と分からない事はあると思うぜ?例えば好きな物って言って今好きな物と昔っから好きな物が違ったり、知らんうちに交流関係が増えてたりとかな。」
シディ「確かに・・・。」
チヨ「少なくとも俺はヒサメのスリーサイズは知らん。」
ヒサメ「知らなくていいよ!!」
おっと、ヒサメに頬を引っ張られたぜ。
カゲチヨ「と、とにかくあるんだよ!!話進まねーから最後まで聞けよ!!」
チヨ「はいはい。言い終わったら呼んでくれ。」
カゲチヨ「聞けって言ってるだろーが!!」
ったく、仕方がないかまってちゃんだ。
カゲチヨ「ってことでお前らにはこれをやってもらう!」
そういって俺等に紙に書いた文字を見せる。
そこには汚い字で「カゲチヨ王」って書いてあった。
チヨ「何だ?いかにその汚い字を綺麗に直す事をすればいいのか?」
カゲチヨ「ちっげーよ!!汚くて悪かったな!!」
ヒサメ「カゲチヨ王?」
シディ「何だ?それは?」
カゲチヨ「今から色んな質問を出すから、俺が何て答えるか予想するゲームだ。」
えぇ~何それ。面倒臭っ。
多分俺とボティスはカゲチヨを理解出来てないと思うぞ。
え?同じ存在だからって?馬鹿だな~。カゲチヨ本人も言ってただろ?「近くに居るからこそ見えない。」ってな。
ヒサメ「えぇ・・・最近依頼が忙しくて今日やっと落ち着いたのに・・・?」
カゲチヨ「いいからやるんだよ!お前らがちゃんと俺のこと理解してるかテストしてやる!ちなみに一番正解した奴には豪華商品も用意してあるぜ!あと質問の回答も取って準備してある。」
ヒサメ「準備万端じゃん・・・。」
チヨ「ちなみにそれは任意制か?」
カゲチヨ「強制だよ!!」
シディ「面白そうだな。早速やろう!」
俺等はカゲチヨが主催するクイズ大会が開催された。
カゲチヨ「ってことで改めてカゲチヨ王~!」
チヨ「ワーパチパチパチ~。」
ヒサメ「棒読み・・・。」
ボティス「なぜワシまで巻き込むんじゃ!」
シディ「ボティスだってカレコレ屋の仲間だ。一緒にカゲチヨ王を目指そう。」
チヨ「いや、普通目指したくないだろ。んな不名誉な王。」
ボティス「そやつの言う通りじゃ!そんなちんけな称号などいらんわ!」
シディ「だが豪華賞品もあるらしいぞ。」
ボティス「カゲ男が用意したものなどいらん!死んでくれるなら別じゃがな!」
カゲチヨ「おういいぜ!ボティスが優勝したら死んでやるよ!」
ヒサメ「え・・・ちょっとカゲ!?」
チヨ「大丈夫だ。どうせ優勝できないよ。ボティスが一番カゲチヨを理解してない。」
もし理解してたら相当好きだろ。
全員フリップを持って問題が出された。
カゲチヨ「じゃあ1問目だな。まずは簡単な物から。」
第1問『誕生日はいつですか?』
ヒサメ「これは流石に間違えないよね。」
シディ「ウヌ!簡単だな。」
ボティス「書けたぞ。」
チヨ「お~れも。」
カゲチヨ「それじゃあフリップを見せてくれ。」
ヒサメとシディ『1月12日』
ボティス『12月31日』
俺『9月15日』
ヒサメ「やっぱりボティスさん・・・間違ってる・・・。」
カゲチヨ「それじゃあ正解VTR流すぜ。」
誕生日はいつですか?
カゲチヨ『1月12日だ。』
ヒサメ「流石にこれは簡単だったね。」
シディ「あぁ・・・。だがチヨはカゲチヨと同じなハズなのに何故違う誕生日を書くんだ?」
チヨ「真面目に書いたらつまらんだろ。」
胸を張って自信満々にドヤる俺氏。
カゲチヨ「ドヤ顔するなよ!!腹立つな!!」
ヒサメ「ちなみにその日付にした理由って何?」
チヨ「混血のカレコレの動画初投稿日。」
カゲチヨ「メタいなおい!!」
シディ「ボティスは何故その日付にしたんだ?」
ボティス「ワシとしたことが勘違いして命日と間違えた。」
カゲチヨ「大晦日に死ぬのかよ俺!」
チヨ「年末最後死亡か。じゃあ次は新年初死亡だな。」
ヒサメ「そんな新年初ヤだよ。」
そう呆れた表情でヒサメにツッコまれた俺氏であった。
カゲチヨ「2問目だな。」
第2問『趣味は何ですか?』
ヒサメ「趣味か・・・。」
シディ「カゲチヨは色んな事をやっているからな当てるのは難しいな。」
チヨ「出来た。」
ヒサメ「って早くない!?」
チヨ「俺の事は俺が一番分かってるからな。」
シディ「おぉ凄いな!」
カゲチヨ(何か嫌な予感・・・。)
ヒサメとシディはフリップに答えを書き終わり、回答を出した。
ヒサメ『YouTubeを見る事。』
シディ『ゲーム。』
ボティス『ボッチ。』
チヨ『エロ画像漁り。』
カゲチヨ「趣味がボッチって何だよ!!てかエロ画像とか漁ってねぇーわ!!」
チヨ「健全な思春期男子ならネットでエロ画像調べるのは当然だってアサヲ達が言ってたような気がした。」
カゲチヨ「曖昧だなおい!!」
ヒサメ「えぇ~・・・カゲ漁ってるの?」
カゲチヨ「漁ってねぇーよ!!だからシラケた目で見るなよ!!」
チヨ「ほら!回答出せ!回答!」
カゲチヨ「誰のせいだと思ってるんだよ!!」
趣味は何ですか?
チヨ『ア”ー・・・YouTube見る事?』
ヒサメだけが正解である。
カゲチヨ「3問目だ。」
第3問『好きな食べ物は何ですか?』
ヒサメ「んー・・・ちょっと難易度上がってきたね。カゲそもそも食に興味なさそうだし。」
シディ「休日は何も食べずにゲームしてるのをよく見るしな。」
ボティス「ワシは分かるぞ!カゲ男の好物は子供の生き血じゃ。いつも血液パックを飲んでるからな。」
カゲチヨ「おまえは俺をどういうキャラにしてーんだよ!あれは動物の血だっつーの!」
ヒサメ「思いつかないから「唐揚げとハンバーグとオムライス」で・・・。」
チヨ「それヒサメの好きな物じゃ~ん!」
ヒサメ「バレたか~!」
カゲチヨ「何2人して漫才してんだよ!」
シディ「俺の答えは「和食」だな。」
ボティス「「子供の生き血」じゃ。」
カゲチヨ「んで、お前の答えはどうなんだよ。」
チヨ「「土方スペシャル」。」
カゲチヨ「・・・何それ?」
チヨ「ご飯の上にマヨネーズを丸々一本ぶっかけた犬のエサ以下の料理だ。」
ヒサメ「う・・・何か胃がもたれそう・・・。」
カゲチヨ「うぇ・・・想像しただけで気持ち悪くなる・・・。」
失礼な奴らだ。この食べ物は一部のマヨラーに愛されてるんだぞ。
俺は絶対に食わんけどな!!
好きな食べ物はなんですか?
カゲチヨ『ア”ー和食だな。』
この問題はシディだけが正解した。
チヨ「中々当んないなぁ~。」
カゲチヨ「当てる気ないクセに何言ってやがるんだよ。おほん!それじゃあ4問目な。」
第4問『自分の好きなところを教えてください。』
カゲチヨ「「自分で思う自分の好きなところは?」だ。」
ボティス「ある訳無いな。ワシがカゲ男に生まれたら何も答えられない。」
ヒサメ「これも難しいなぁ・・・。一般的に見て良い所も少ないし・・・。しかもカゲ変なところで卑屈で変なところで自信かだからなぁ・・・。」
カゲチヨ「お前ら俺でも泣くんからな?言葉は刃物だからな?」
シディ「俺はすぐに思い付いたぞ。」
チヨ「俺はとっくに書けたぞ。」
シディ「やはり「機械に強い」ところだ!俺には全く扱えない機械を簡単に扱える!この前は電卓を使っていて尊敬したぞ!」
カゲチヨ「シディ・・・大体の人間はお前より機会に強いぞ・・・。」
チヨ「俺の回答は「アンチに噛みつく」だな。俺には怖くて出来ねぇーわ。いやぁ~お前の無謀さは尊敬に値するわ。」
カゲチヨ「褒められた気がしねぇー!!」
ヒサメ「うーん・・・「器用な所」かな?」
ボティス「カゲ男には取り柄など何も「ない」じゃろ。」
自分の好きな所を教えてください。
カゲチヨ『ア”ー・・・やっぱ・・・ダークな雰囲気が漂ってカッコイイ所・・・だな。』
自分でそれを言うか?よく自信満々に答えられるな。恥ずかしくない?
カゲチヨ「おいおい全員不正解だぜ。しっかりしてくれよ。」
ボティス「こやつは鏡を知らぬのか?」
チヨ「どーしよ。俺のこの手が光って唸りそうだ。そのドヤ顔を潰せと輝き叫べそうだ。」
ヒサメ「次行こう、次。」
カゲチヨ「なんだよ!文句あるなら言えよ!」
チヨ「お前にダーク雰囲気もカッコイイところもねぇ。厨二は中学生で卒業しやがれ。」
カゲチヨ「マジで言う奴があるか!!」
ヒサメ「いや、自分で文句あるなら言えって言ったじゃん。」
第5問『カレコレ屋メンバーの中で入れ替われるとしたら誰が良いですか?』
チヨ「限定的だな。これじゃボケれんな。」
カゲチヨ「ボケんなよ!!」
シディ「これは3択だから当てられるかもしれないな。」
ヒサメ「いやカゲなら俺は最高だから俺のままで居たいとか言うかもしれないじゃん。」
その手があったか!!くっそ、ボケを潰された・・・っ!!
カゲチヨ「言わねぇーよ!!3択だ!ヒサメ、シディ、ボティスの3択!!」
シディ「ム?チヨ入れないのか?」
チヨ「性格は違えど、俺とカゲチヨは同じ存在だから論外なんだろ。」
んで、その3択の回答がこちら
ヒサメ、俺『シディ』
シディ『ボティス』
ボティス『ヒサ子』
ヒサメ「やっぱりシディかな。強さに憧れてそうだし。」
チヨ「シディになったら女ナンパしまくるんだろうな。そのままホテルで特命係長みたいにフンフンフンよ。」
シディ「俺はボティスだと思う。ボティスは何にも縛られず自由だからな。」
ボティス「カゲ男のことだからどうせヒサ子じゃろ。」
カレコレ屋メンバーの中で入れ替わるとしたら誰が良いですか?
カゲチヨ「・・・ヒサ・・・かもな。」
ボティス「ほらな!人間など欲にまみれた生き物じゃ!異性を選ぶに決まっておる!」
チヨ「つまりエッチな事をしたいって事か。」
ヒサメ「・・・。」
ヒサメはドン引きしながらカゲチヨを見た。
カゲチヨ「ちっげぇよ!!ヒサだったら空飛べたり俺が食えない甘いもんも食えるから面白そうだなって思ったんだよ!」
チヨ「必死過ぎると逆に怪しくなるぞ。」
カゲチヨ「う、うるせー!!」
第6問『得意な授業はなんですか?』
ボティス「カゲ男に得意な授業などあるのか?」
ヒサメ「うーん・・・サボりと寝る事?」
チヨ「ゲームとボッチとかか?」
カゲチヨ「授業だって言ってるだろ!!」
ヒサメ『国語』
シディ『算数』
ボティス『ない』
チヨ『暗殺』
カゲチヨ「「暗殺」って何だよ!!授業だって言ってるだろ!?」
チヨ「いや、これも授業の一環だって。いつか月を破壊できるタコ星人が現れるかもしれないんだろ?」
カゲチヨ「意味わかんねぇーよ!!そんな授業あったとしても受けねぇーよ!!」
得意な授業は何ですか?
カゲチヨ『国語だな。国語の成績はいいからな。』
シディ「流石だなヒサメ。」
ヒサメ「いっつもテスト前に国語以外の教科で泣きついてるから。だから国語かなって。」
チヨ「へー。そーなんだ。」
ヒサメ「チヨは自分で勉強できそうだから泣きつかなそうだよね。」
チヨ「まぁヒサメと一緒に勉強するって所は変わらないかな。」
ヒサメ(多分だけど、向こうの私は勉強会を理由にチヨと一緒に居たかったんだろうなぁ~。)
第7問『カレコレ屋やっていて良かったと思う時はどんな時?』
ボティス「依頼人が不幸になったときじゃろ。人の不幸は蜜の味じゃ。」
カゲチヨ「それはお前だけだ。」
ヒサメ、シディ『依頼人の力になれた時』
ボティス『ない』
チヨ『ヒサメとシディと出会えたおかげで陽キャの仲間入りになった時。』
カゲチヨ「お前の回答はさっきから悪意があるぞ!!」
チヨ「すまん。いいボケが浮かばなかった。このチヨ。一生の不覚!」
ヒサメ「どこに不覚を感じてるの・・・。」
カレコレ屋をやっていてよかったと思う時はどんな時?
カゲチヨ『ア”ー・・・やっぱ俺はめんどくさがりだからな。俺が何もしなくてもシディとヒサが働いてくれる時は最高だな!』
この回答にシディもヒサメも、シラ~っとした目線をカゲチヨに向けた。
俺的には回答の方がボケとして面白かったと思ったがな。
ヒサメ「ないって答えてくれた方がまだマシだったよ。」
シディ「カゲチヨ・・・。」
チヨ「ボケとしてはアリだったぞ。この二人はそーでもないみたいだがな。」
カゲチヨ「ア”ー!!ギャグで言っただけだから!!」
チヨ「まぁお前らそー怒るなよ。こんなん、こいつの照れ隠ししてるよーなもんだろ。本当はお前らと会えたことが一番よかったんだろ?」
カゲチヨ「は、はぁ!?べ、別に照れてねぇーし!!勝手な想像すんなよな!!////」
シディ「そーなのか?」
ヒサメ「へー。私達と会えてよかったと思ってるんだ~。」
カゲチヨ「け、結果発表するぞ!!」
2人の温かい目に耐え切れずに結果発表に入る。
シディ「当てるのが難しかったな。」
ヒサメ「ところどころ意外な答えと残念な答えがあったしね。」
カゲチヨ「第1回カゲチヨ王は・・・ヒサ!お前だ!」
カゲチヨ王という襷を付けられたヒサメ。
まぁそんな気はしてたよ。
チヨ「良かったな。今日からは第1回カゲチヨ王という称号が付けられたな。ウィキペディア載れるぞ。」
ヒサメ「そんな称号いらないよ!?」
シディ「納得の結果だな。やはりヒサメはカゲチヨをよく見てるからな。」
ヒサメ「よく見てるって言うか・・・良く面倒見させられているって言うか・・・。」
ボティス「それで豪華商品とはなんなんじゃ?」
カゲチヨ「カゲチヨ王ってことは俺の大ファンって事だろ?」
そう言って、カゲチヨのサイン入りの色紙が出された。
カゲチヨ「って事で夜なべして考えた俺のサインだ!大事にしろよな!」
「「「「・・・・・・・」」」」
これは流石に予想外だわ・・・。
チヨ「普通にいらねぇーよ。ゴミ箱にでも捨てとけ恥ずかしい。」
カゲチヨ「んだとコラー!!人がせっかく書いた物をゴミ扱いかよ!!」
チヨ「一度、豪華っという言葉を辞書で調べて来いよ。」
俺等が軽く言い争ってるとボティスがシッポで色紙を破き、俺らそっちのけで1人と1匹は喧嘩しだした。
ヒサメ「はぁ・・・何の時間だったんだろ・・・。」
シディ「だがいい時間だったな。チヨも向こうの世界に帰った時、やってみたらどうだ?」
チヨ「お断りするぜ。」
とんだ時間の無駄遣いをしたな。この後、ヒサメに何か奢ってとねだられたので仕方なく飯を奢る事になった。
今日も俺の財布はゆるゆるだった。