カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

 

別世界から帰って来て久々に自分の部屋でぐっすり寝れた今日この頃。

 

さぁ~今日も一日頑張るか~・・・って思ったらヒサメが狼化して俺の頭を甘噛みしてきた。

 

おいおい、頭を噛むな。お前は定春か。頭から血流れてなぁ~い?

 

 

何故こんな事になったのか、シディから聞くに、前日俺が帰った後依頼が来て満月池と言う場所の近くに人狼が目撃されているらしい。依頼人はその付近に住んでおり、まだ事件に放ってないが襲われたらと不安がっていたらしく、2人は依頼を受け夜に調査に行ったそうだ。

 

依頼あったんなら俺を呼べよ。

 

そう言うと、シディは困った表情をして、疲れてるからだと思ってと気を遣ったそうだ。そんな気遣わなくてもいいのに。まだまだ依頼を受ける体力はあったぞ。なんならスーパー戦隊のエンディングダンス踊ってやろうか?キラキラフルルしたろーか?

 

それで夜中に探索した所異常が無く、池の方に向かったそうだ。シディが言うに、その池は月の光が反射していたらしい。ヒサメが池の水を取ってこようとしたが足を滑って濡れてしまったとの事だ。

 

水はオーナーに持って行って調べているようだ。

 

本当オーナーって有能な女性だよなぁ~。何でリサイクルショップで働いてるんだろう?

 

私は不思議でたまらない。

 

 

んで話を戻すが、今日カレコレ屋に来てみたら、ソファで寝っ転がってると思えば俺を見たと思えば飛びついてきたって訳。

 

とりあえず、今は俺の膝に寝っ転がるヒサメの頭を撫でてどうするか考えていた。

 

シディもヒサメが何でこんな状況になってしまったのか分からないそうだ。

 

いや、明らかにお前が話したその依頼先である池が原因だろ。

 

 

水はオーナーが調べてるらしいし、結果が出るまで待つしかないか。

 

シディが念のためオーナーの所に行ってる間、俺はヒサメの面倒を見てる。

 

腹が減ってたみたいだし、飯を用意して少し目を離したらソファやら机やらがボロボロになってごちゃついていた。

 

ヒサメの姿が見えないと思って呼んでみたら、傾いた机とソファの間にぴょこっと出てきた。

 

もしかして巣のつもりかよ。お前は動物か!・・・・あ、今狼だったな。

 

俺が作った肉料理をヒサメに食わせようとするも、何故か食おうとしない。

 

なんだ?陰キャの飯が食えないって?酷い女だよ。

 

 

・・・あ、違う。

 

 

肉を加えて俺の方に差し出してきた。

 

食えって事かな?

 

俺が食ったら食ってくれるな?っと言ったら頷いたから、手で肉を掴み口に含んだ。うむ、シディ程ではないが美味い。流石俺。

 

喜んだのか、肉を食べは始めた。俺はそんなヒサメの頭を撫でた。

 

今はヒサメの意識は無いんだよなぁ~。戻ったら赤面して八つ当たりで俺の頬を引っ張りそう。

 

 

シディが戻って来て、原因が分かったらしく説明してくれた。

 

やっぱり池が原因で、人を狼に変える力があるんだと。池が異宙の影響で変質したんだと。

 

まぁ一日程度で治るって話だ。

 

 

俺も入ったら狼の能力身につくかな?って言ったらシディにやめろと注意された。

 

サーセン。

 

 

だが、狼になってしまうと本能的に行動してしまうらしい。

 

どーりでさっきから暴れてる訳ね。

 

俺らが話してる間、ヒサメは走り回ったり部屋中ボロボロである。

 

 

俺等はヒサメを連れて公園に向かって遊びたおしたのであったとさ。

 

もちろん今日の夜、ヒサメは元に戻った。

 

めでたしめでたし。

 

 

 

 

 

α月β日

 

 

 

今日はカレコレ屋にて、依頼人の女の子から恋人からサイコパス認定されて別れそうになったから何とかしてほしいと相談された。

 

本人曰く、行動も言動も行き過ぎてるとの事だ。

 

この手の相談は苦手だなぁ~、っと思ってるとヒサメはミキとノリコを呼んでくれた。

 

確かにこの2人ならこういう系は得意そうだ。

 

ミキが提案するに、一度恋愛サイコパス診断をやるそうだ。

 

また診断系かよ。SNSのトレンドではそんなのばっかだよ。

 

んで、俺とシディ、そして偶々カレコレ屋に遊びに来たカンナとゼクスとフィーアが巻き込まれる形となってヒサメと依頼人を加えて7人で診断テストする事になった。

 

ちなみにノリコとミキは出題者である。

 

 

第1問

 

『あなたは好きな人にメッセージを送りました。相手から既読が付いているのになかなか返事が出来ません。その時のあなたの気持ちはどれ?』

 

 

A.早く返事くれよ!(-4P)

 

B.怒ってるのかな?(0P)

 

C.キモがられてる?(4P)

 

D.忙しいかも(8P)

 

E.返事がなくても別にいっか(8P)

 

F.気楽に待とうかな(11P)

 

 

依頼人はB

 

シディと俺とフィーアはF

 

ヒサメとカンナはE

 

ゼクスはD

 

 

これはポイントが多ければいい奴なのかな?

 

しかし、ヒサメとカンナは意外な回答だった。

 

てっきりFを選ぶかと思った。

 

ゼクスはユキノ関係だったら何となく想像がつく。

 

俺の場合は急ぎじゃなければじっくり待つよ。

 

 

 

第2問

 

『あなたは好きな人に告白しました。でも何故か相手から爆笑されてしまいます。その時のあなたはどうします?』

 

 

A.キレてしまう(0P)

 

B.泣いてしまう(4P)

 

C.真剣な感じで告白を続ける(6P)

 

D.一旦愛想笑いする(8P)

 

E.普通な感じで告白を続ける。(9P)

 

F.冗談だとごまかす(12P)

 

G.一緒に爆笑する(15P)

 

 

ひでぇ状況だなオイ。

 

俺的には真剣な思いを爆笑されたら縁がなかったという事で諦めるよ。

 

なのでFね。

 

ヒサメはD。

 

シディはG。

 

ゼクスはE。

 

カンナはA。

 

フィーアはC。

 

依頼人はB。

 

 

全員バラバラに答えたな~。

 

シディに関しては、お前どんだけ強メンタルなんだよ。

 

 

 

第3問

 

『あなたは恋人が知らない異性とメッセージのやり取りをしているのを発見しました。どう思いますか?』

 

A.浮気を疑う(0P)

 

B.友達だと思うようにするが凄く気になる(5P)

 

C.友達だとは思うが少し気になる(10P)

 

D.友達だろうと気にしない(17P)

 

E.なにも感じない。(20P)

 

 

俺はDだな。

 

百歩譲って恋人が居たとしてだ。そいつの交友関係を制限するつもりは無いな。浮気してたとしても、俺に魅力が無くなったと思って潔く別れるさ。

 

フィーアも俺と同じでD。

 

ヒサメとカンナはC。

 

依頼人はA

 

シディはE

 

ゼクスはB

 

 

・・・この質問出された時からヒサメとカンナがチラチラこちらを見るのは何なん?

 

あとゼクス、ユキノがどーのこーのとブツブツ言ってるがただの診断テストだからな?

 

 

第4問

 

『あなたは恋人と喧嘩する事はありますか?』

 

A.たくさんする(0P)

 

B.割とする(4P)

 

C.それほどしない(10P)

 

D.恋人が居た事ないので答えられない(12P)

 

E.めったにしない(15P)

 

 

んなのD一択だろ。

 

これは依頼人以外全員Dだ。

 

依頼人自身はB。

 

 

第5問

 

『恋人と喧嘩したら謝るのはどちらが多い?』

 

A.ダントツで自分が謝る(0P)

 

B.ダントツで相手が謝る(1P)

 

C.どちらかと言えば自分が謝る(2P)

 

D.どちらかと言えば相手が謝る(3P)

 

E.あっ、さっき恋人居た事ないって言ってましたよねw(4P)

 

 

おい、最後の選択肢悪意あるだろ。誰だよこんな選択肢考えたや奴、こんなの誰が選ぶってんだ!!

 

まぁ俺だけどな!!

 

 

・・・っと思ったら依頼以外全員Eを選んでました。

 

なんかボケを潰された気分。やってらんねー。

 

ちなみに依頼人はCを選んだ。

 

 

第6問

 

『恋人に振られてしまったらどういう気持ちになる?』

 

A.許せねぇ!(0P)

 

B.もう自分は終わりだー!(4P)

 

C.もっといい人を見つけて見返す!(8P)

 

D.しょうがないか(12P)

 

E.がっくり(15P)

 

 

俺はDだな。

 

振られたのなら仕方がない。俺に恋愛は向かなかったってこったな。

 

俺と依頼人以外はE。

 

依頼人はA。

 

 

第7問

 

『自分の愛情深さを5段階評価するならいくつ?』

 

A.5(0P)

 

B.4(5P)

 

C.3(10P)

 

D.2(15P)

 

E.1(20P)

 

 

やっと最後か。

 

そ~だな~・・・平均的って事でC・・・ってとこかな?

 

シディとフィーアはE

 

ヒサメとゼクスはD

 

カンナと依頼人はB

 

 

最後の質問が終了し、合計ポイントを計算する。

 

シディは97P

 

ヒサメは72P

 

カンナは54P

 

ゼクスは68P

 

フィーアは85P

 

依頼人は15P

 

そして俺は78Pとなった。

 

 

この診断テストは80ポイント以上の人は恋愛サイコパス度0%。恋愛を健全に楽しめるタイプだと。このタイプは恋愛より友達と遊ぶ方が楽しいって人も結構いるそうだ。

 

これで言うとシディとフィーアは恋愛より友達を優先するタイプって事ね。

 

 

60~79ポイントだった人は恋愛サイコパス度25%。たまに「恋煩い」が激化するタイプだと。ミキが言うにこのタイプは注意した方がらしい。恋は人をおかしくするとの事だ。

 

これで言うと俺、ヒサメ、ゼクスである。恋煩いの行き過ぎに注意って事だ。

 

俺もいつか恋煩いになるのかぁ・・・・想像つかんな。

 

 

「カゲチヨは恋するって言うより、恋されるタイプだよねぇ~。でも去る者追わずって感じ。」

 

 

・・・・否定はできないかもしれない・・・・。

 

 

40~59ポイントの人は恋愛サイコパス度50%。平均的だが恋の病の発病には注意。ドン引きの手紙やストーカーなどになってしまう事もあるそうだ。だが相手の気持ちを踏みにじったりするレベルとかじゃないらしい。

 

ストーカーも流石にやばいけどな。

 

これに該当するのはカンナである。気を付けていれば問題ないとの事らしい。

 

 

20~39ポイントの人は恋愛サイコパス度75%。相手に振り向いてほしくて負の感情が出てしまうタイプ。このタイプは容赦なく徹底するタイプ他の事だ。思い通りに行かないとマイナスな感情が出てしまうんだと。

 

要はヤベー奴って事ね。

 

 

最後に19ポイント以下の人は恋愛サイコパス度100%。好き過ぎて暴走するタイプ。愛情が深すぎて突っ走っちゃうみたいだ。

 

これに該当するのは依頼人で、あからさまにへこんでいた。

 

まぁそりゃあサイコパスだと診断されたら誰だってへこむよな。

 

 

だがまぁそこまでへこむ必要は無いだろう。誰だって恋に落ちると普段と違った変な行動をしてしまう事だってある。

 

前世でそう言う奴見て来たからな。

 

ミキたちも俺の言葉に同意し依頼人を慰めていた。

 

この診断結果あくまでもテストであって、実際にサイコパスとは限らない。

 

依頼人も、愛情が空回ってるだけだと思うな。一度、冷静になって診断結果を参考に相手の気持ちを考えて行動すればいい・・・・って、彼女いない歴年齢の俺が言っても説得力無いわ。

 

 

 

 

その数日後

 

依頼人は無事恋人と復縁できたらしい。

 

いや~よかったよかった。やっぱミキに頼んだのは正解だったな。

 

流石ラブハンター。恐ろしい子。

 

 

 

 

 

 

α月β日

 

 

俺はゲンレイの寺近くにある洞窟にの方に向かっていった。

 

なぜそこに向かってるのか、理由は別世界で覚醒した吸血鬼化だ。

 

どうしてあの時、人の血を飲まずに覚醒したのか。ゲンレイに相談した所、おそろくだが俺の体内にある気功が血を活性化させて吸血鬼化になったと仮設した。

 

・・・気功って何でもありだな~・・・っと遠い目をしつつ、ゲンレイに暴れてもいいように大丈夫な場所は無いかと聞くに寺の近くにある洞窟を教えてくれた。

 

俺はあの時の事を何とか思い出しつつ、気功で血を活性化させることを試みる。

 

 

 

 

 

いつの間にか、俺の身体はボロボロになっていた。

 

何があったし。

 

 

 

 

α月β日

 

 

 

何故俺がボロボロ状態だったのか、ゲンレイから聞くに、大声で叫びながら暴れていたらしい。まるで癇癪を起こした子供の様だったらしい。

 

マジでか。意識なかったがそれほど暴走していたのか・・・。

 

よくよく思い返せば前世の記憶を思い出す前に一度暴走状態になったみたいだ。

 

もしかしたらその状態・・・いや前より酷い様だ。

 

 

だが、これを物にしなきゃ俺は前に進めない気がする。

 

だから今日も、吸血鬼化のコントロールをする特訓に励むのであった。

 

 

 

 

 

・・・・あ、ついでに今日はダメだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

α月β日

 

 

 

 

 

 

吸血鬼化の修行。

 

今回もダメだった

 

 

 

 

 

 

α月β日

 

 

 

 

今日も吸血鬼化の修行

 

また駄目だった。

 

 

 

 

 

 

α月β日

 

 

 

 

 

今日も駄目だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

α月β日

 

 

ゲンレイからストップをかけられた。

 

吸血鬼化の修行してから数週間。コントロールのコの字も無かった。

 

 

ぶっ通しで吸血鬼化になり続けていたから体力や気功が消費して倒れてしまって気絶してしまった。

 

目を開けると、ゲンレイに膝枕されていた。

 

 

起き上がりながら一言謝罪して修行に戻ろうとしたら、頭叩かれて膝の上に戻された。

 

気功纏って叩くとはひどい師匠だよ。

 

 

「何をそんなに焦ってるのか分からないが、お前には時間が沢山あるんだ。焦らずにじっくりとやればいい。たまには一休みするのも修行だよ。」

 

 

・・・確かに。一体何に焦ってたんだか・・・。

 

今までの修行で上手く行ってたのに、何故上手く出来ないんだと無自覚に思ってたんだな。

 

思い上がりも自惚れも良い所。

 

それを気付かせた師匠には感謝だな。

 

まずは少しずつ焦らずに行こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

 

カゲチヨ「あんがとな師匠。初心を忘れてた気がする。」

 

ゲンレイ「そうか。がむしゃらもいいが、反省と改善と効率を考えるもの忘れずにね」

 

カゲチヨ「あぁ・・・んで、いつ膝枕から開放されるんだ?」

 

カンナ「そーですよししょー!!次はあーしがしたい!!」

 

ゲンレイ「えぇいうるさい!お前は今そんなする暇ないだろうが!自分の部屋の掃除しろ!あんな酷い部屋私は初めて見たよ!!」

 

カゲチヨ「お前、そんなに酷いのか?」

 

カンナ「そそ、そこまで酷くないよ?」

 

ゼクス「いや、雑誌やら服やら部屋中散らばって汚かったぞ。」

 

カンナ「乙女の部屋を勝手に見ないでくれるかなゼクス君!?」

 

カゲチヨ「ここは相変わらず騒がしいな。」

 

ゲンレイ「連れて来たアンタのせいだけどね。」

 

カゲチヨ「でも楽しいだろ?」

 

ゲンレイ「・・・・」

 

 

ベシンっと俺の頭を叩く。

 

 

カゲチヨ「あでっ、倒れてる弟子を叩くとは酷い師匠だ。」

 

ゲンレイ「うるさい。」

 

 

 

この後、久々にカレコレ屋に戻ったらヒサメに説教されたでござる。

 

 

 

 

 

 

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