カゲチヨside
ゲンレイ宅でゆっくりして来た俺氏ことカゲチヨ君は現在、自宅へ戻り編集作業に取り掛かろうとしていた。
サトウ「お!カゲチヨじゃん!」
スズキ「よう。」
帰宅途中でスズキとサトウに遭遇した。
カゲチヨ「おうお前ら。相変わらず喧嘩三昧か?」
サトウ「まぁーな!俺らんとこ不良校だから毎日喧嘩だわ!」
スズキ「俺は巻き込まれただけだがな。」
カゲチヨ「相変わらず苦労してんだな。」
スズキ「いつか禿げそうだ。」
あ、そーだ。こいつらにも印象調査に協力してもらおう。
カゲチヨ「俺今「陰キャの印象調査」してんだ。インタビューに協力してくんね?」
スズキ「また変な依頼か?」
カゲチヨ「んまぁ~。そんなとこ。」
サイト「なんだそれ。面白そーだな!!俺は良いぜ!!」
スズキ「まぁ、バイトの時間にはまだ余裕があるからな。」
カゲチヨ「助かるわ。」
『陰キャと聞いて何を想像するか?』
『お前じゃね?/だろ。』
カゲチヨ「どいつもこいつも同じ事言いやがって。お前らの周りの陰キャは俺しかいないのか?俺がラスト陰キャか。絶滅危惧種の陰キャ族か。」
サトウ「いや意味分かんねぇよ。」
スズキ「ってか俺らの周りに陰キャとは程遠いい奴らしかいねぇから仕方が無いだろ。」
カゲチヨ「確かにお前らの学校不良校だもんな。陰キャが登校したら完全にパシリ確定だろうな。」
サトウ「喧嘩したい奴にとっては天国だがな!」
カゲチヨ「っと相方がゆーとりますが?」
スズキ「そう思ってるのはこいつだけだ。俺は違う。」
『陰キャのイメージは?』
サトウ「あー・・・暗い奴?」
カゲチヨ「まぁ真っ当な返答だな。」
スズキ「確かにそうだが、お前見てるとそーとも思えないんだけどな。」
カゲチヨ「いやいや俺は暗いよ。見た目が!」
スズキ「それは「暗い」じゃなくて「黒い」の間違いだろ。」
『陰キャの良い所は?』
スズキ「そうだな・・・謙虚な所とかか?」
カゲチヨ「謙虚っていうか、ただ褒められ慣れてないだけだけだと思う。陰キャって人から好感持たれる事少ないから・・・。」
スズキ「遠い目しやがる。」
サトウ「俺は好きな物には一直線ってのは好感持てるぜ!」
スズキ「漫画の知識とかすごいもんな。」
カゲチヨ「まぁたまに厨二っという病気に掛かる事あるけどな。」
『陰キャのダメな所は?』
サトウ「弱ぇ所かな。やっぱ喧嘩は強ぇ奴と戦いてぇーな!」
カゲチヨ「お前の基準は喧嘩かよ。どんだけ殴り合いたいんだよ。もうボクシング始めろよ。「はじめのサトウ」っていうタイトルでスピンオフ作ってもらえよ。」
スズキ「意味分かんねーよ・・・。あー俺ら見てビクつくのは辞めてほしい。そこまで喧嘩っ早くねぇよ。」
カゲチヨ「いやいや。不良やチャラそうな奴は陽キャにとっては恐怖の存在だからビビってしまうのは勘弁してやってくれ。かく言う俺もお前らにビビってる。」
『嘘つけ。』
カゲチヨ「あは、バレた~。」
『陰キャはモテると思う?』
サトウ「さぁ~?人によるんじゃね?」
スズキ「好きでもねぇ女にモテてもウザイだけだろ。」
カゲチヨ「そーいう自分女に困ってますって態度が非モテの反感買うから発言は控えた方がいいぞ。ネットで言うと炎上って奴だ。」
スズキ「こんな事で反感買う奴とは仲良くするつもりねぇし、別に俺の考えを賛同しろなんて考えてねぇよ。周りに気を使って媚びを売る気はねぇ。」
カゲチヨ「おおう。スズキ君イッケメ~ン。」
今アサヲ達が画面の向こうで血の涙を流しながらギシギシ歯ぎしりギシギッシ状態だろう。
『陰キャがモテるにはどうすればいい?』
スズキ「知らねぇーよ。」
カゲチヨ「やっぱクールぶってる方がモテるのかねぇ~。明日からクールぶろうかな。」
スズキ「クールぶるってなんだよオイ。そもそもそんな事しても耐えきれないだろお前。」
カゲチヨ「それもそうだ。開始して1分で飽きるわ。」
スズキ「それは流石に早ぇーよ。」
サトウ「あれだ、喧嘩が強けりゃモテるんじゃねーか?」
カゲチヨ「女より男にモテそうだ。友情的な意味でだぞ?深い意味はないぞ!」
サトウ「誰に言ってんだよ。」
『陰キャを直した方が良い?』
スズキ「今の状況に満足してんならそれでいいだろ。」
サトウ「いちいち外野の目を気にすんのもメンドクセェしな。」
周りに気にせずに自分の満足できる行き方をしろって事だ。
いい言葉を貰った。
カゲチヨ「ん、インタビューはこれで終了だ。協力感謝する。」
サトウ「いいって事よ!今度また修行に付き合ってくれよ!」
スズキ「また飯食いに行こう。」
カゲチヨ「あぁ。また今度な。」
2人と別れて、今度こそ自宅へと戻った。
っという訳で。
カゲチヨ「調査し終わったぞ。」
アサヲ「おお!」
ルイ「やっとだね!」
チダイ「待って居ったぞ」
マチャソ「しゃしゃしゃしゃ!!(早速結果を見せるのじゃい!!)」
カゲチヨ「その前に報酬よこせ。」
ルイ「そこはしっかりするんだね。」
カゲチヨ「依頼だからな。」
依頼料を貰った事だし、俺はスマホを取り出して作成した映像をアサヲ達に見せた。
『陰キャと聞いて何を想像するか?』と『陰キャのイメージは?』という質問を見た4人の反応は・・・
アサヲ「他所の家に来た猫・・・。人間ですらないのか俺達は!」
カゲチヨ「いいじゃねぇか猫。要は可愛いって事だろ?」
アサヲ「そ、そうか?そういわれると悪い気がしないな!」
チダイ「悪印象という程でもないな。・・・カゲチヨ以外は。」
カゲチヨ「おっと。仲間からの攻撃が飛んできたぞ。」
ルイ「そうだね!つまりカゲチヨより僕たちの方がいい陰キャって事だね。」
カゲチヨ「自分でいい陰キャって言うか。」
マチャソ「しゃしゃしゃしゃしゃしゃ!(それだけ知れただけでも安心じゃな!)」
カゲチヨ「仲間を見捨てて安心すんじゃないよ。酷い奴らだ。」
っという感じだった。
『陰キャの良い所は?』という質問を見た4人の反応は・・・
ルイ「僕たち凄く褒められてるね。」
チダイ「急に眼から雨が降ってきたな・・・。」
っという感じだった。っていうかお前らこんなことで涙目って大げさな・・・。
アサヲ「陰キャって全然良いイメージじゃないか!」
カゲチヨ「感動してるところ悪いが、悪い所も聞いてるからな。」
『陰キャのダメな所は?』という質問を見た4人の反応は・・・
アサヲ「ま、まぁ今のはカゲチヨの印象っぽかったし!俺はクラス委員長やるぐらい外交的だから陰キャじゃないね!」
チダイ「我はむしろ空気のように自己主張が薄いと言われたぞ。」
っと言い訳なのか自分違うアピールしだした。
それで自我が保てるならいいんだが・・・見苦しいぞ。
もっと俺みたいに陰キャだと受け入れなきゃ!ペルソナに目覚めないぞ!
『陰キャはモテると思う?』
ルイ「こんなことも聞いたんだね!」
チダイ「勇者か貴様は・・・。」
カゲチヨ「お前らが聞きたそうな質問を考えてしただけだ。」
この質問でのヒサメ達の返答映像を見た4人、その結果が・・・
アサヲ「一番気になってた部分だったのに・・・!」
ルイ「死刑宣告を受けた気分だよ・・・。」
マチャソ「しゃしゃしゃしゃ!!(夢も希望もないんじゃい!!)」
めっちゃくちゃへこんでしまった。
そんなにショックなのかよ。
『陰キャがモテるにはどうすればいい?』をそのまま流して見せるが完全に魂抜けた状態である。
ルイ「女子の本音って想像以上にキツイね・・・。」
チダイ「やはり今のままでは女子にはモテぬという事か・・・。」
アサヲ「俺、明日から陽キャになるためにイメチェンしようかなぁ・・・。」
カゲチヨ「待て待て。まだ最後の質問が残ってるからそれ聞いてから考えろよ。」
俺はスマホを操作し、再生ボタンをタップした。
『陰キャを直した方が良い?』という質問を見た4人の反応は・・・
マチャソ「しゃしゃしゃしゃ!!(気持ちが楽になったんじゃい!!)」
アサヲ「そうだよな!!陰キャだって自信を持っていいんだよな!」
ルイ「みんながみんな同じだと逆につまらないよね~。」
チダイ「あぁ、我らは我らのままでいいのだ!」
っという感じで生気を取り戻したようだ。まぁ元気になってくれたようでよかったよ。
無理に陽キャになる必要は無いんだ。変わりたいなら少しず一歩一歩進んで行けばいいさ。
俺も、いつか吸血鬼化になれるように少しずつ進んで行きたいもんだ。
あれから数日後。
女子達のひそひそ話が聞こえてくる。
「最近のキモ5、特にあの4人マジでキモくない?」
「なんかいつもお互い褒め合っててベタベタしてんの!キモっ!」
「あたしなんて昨日掃除当番で頼んでもいないのに勝手にゴミ捨て変わられたんだよ。キモっ!」
「もっとやばいのが、最近あの4人急に猫の鳴き真似したり毛づくろいのポーズしてんの!」
「うっわ、マジでキモッ!」
っという感じで陰口を言われる始末である。
何とも酷い惨状だ。
カゲチヨ「あの映像見て何を学んだんだよあいつら。」
ヒサメ「余計女子に避けられそう・・・。」
ミキ「インタビューがまるで役に立ってないね。」
ノリコ「時間を返してほしいわ。」
全くである。
次の日。ヒサメの言う通り、今まで以上にアサヲ達が女子から避けられるようになったのはまた別の話。