α月β日
ゼクスからなにやら慌ただしい電話が来た。
どうやらカンナとユキノとほたみが攫われてデスゲームに強制的に参加させられたらしい。
詳しく聞くに、そのデスゲームは「美少女デスゲーム」っと題して、生配信してるとの事らしい。
あれ・・・これどっかで見た事あると思えば別世界で行った時の出来事と同じじゃん。
もしこれが同じ場所で開催されてるならすぐに助けに行ける。
っと言う事で、俺とシディとヒサメ。偶然会ったスズキとサトウと一緒にゼクスと合流。
俺が開催されてる場所を案内した所ビンゴ。別世界と同じ無駄にだだっ広い地下室だった。こっちは同じ出来事を経験してるんでね!ドヤァ!!
なんなら参加したことあるし!
ゼクスとシディとスズキとサトウは鬼達とやり合い。俺とヒサメは高みの見物してるだろう主催者の所へ行きとっ捕まえる。
まったくどこの世界にも変な性癖を持つクズが居るもんだな。
主催者は何故場所が分かったのかっと言うが、教えるかブァーカ。
その後、ギッタギタのメッタメタにしてやって警察に突き出した。
ゼクスがユキノを抱きしめた所なんて見てないからね。
カゲチヨはクールに去るぜ。
・・・あ、こらカンナ。おんぶー!っとか言って飛び乗って来るんじゃない!
「だって疲れたんだも~ん!もう立てる元気な~い!」
嘘付け。元気バリバリじゃねぇーか。
そんなカンナにヒサメは頬を引っ張るのであった。
α月β日
今日は迷惑系YouTuberの男性の更生に協力してほしいと言う依頼が来た。
依頼人はコンビニの店長で、その迷惑系YouTuberが店内で迷惑行為したため通報したとの事らしい。
話はそれで終わりでいいはずだが、この店長は人が良いのかなんとやら、その迷惑YouTuberの面倒見てほしいと頼み込んできたのだ。
なぜそこまでするのか、店長が語るに自分も昔は人に迷惑をかけ自分勝手に生きてきたそうだ。捕まった迷惑系YouTuberと一緒で自分も刑務所に入った経験があるらしく「自分は悪くない周りが悪い」と思い込んで罪を償う意思もなく過ごしてきたそうだ。
一見優しそうに見えて、そんな経験して来たんだなぁ~。やっぱ人は見かけによらないって奴だな。
そんな中、捻くれた過去の依頼人にも親切にしてくれた刑務官のおかげで救われたんだと。
だからその迷惑系YouTuberの男にも「自分が変わればいつだってやり直せる」っと知ってもらいたいと考えていたみたいだ。
その心意気に、俺らは依頼を引き受け、刑務所にて俺とヒサメは受刑者、シディは刑務官に扮して潜入。
え?何でお前は刑務官やらないかって?
そりゃあ、やってあげてもいいがシディに受刑者が務まるか?
正直ヒサメも刑務官やってほしいと思ったが、本人は近くで様子を見たいようだ。
それに人に嫌がらせするのは俺の得意分野なんでね。
嫌われ役やヒール役をやれるのは俺以外にやれる奴いる?
いねぇーよなぁ!!
刑務所に潜入して迷惑系YouTuberを観察していたが、反省の色は見せず横暴な態度を取っていた。まるで人を殺してきたような雰囲気を出し、圧を掛けたため他の受刑者が怯え出してしまう始末。
たかが迷惑行為の無銭飲食で捕まっただけなのにね。
調子に乗ったのか、仕事を他の受刑者に押し付けたり、飯を横取りしたりとやりたい放題。
んな嘘ついて踏ん反り返ったら後が怖いぞ・・・って言っても聞かないか。今のこいつには。
シディが男を娯楽室に連れ来たところを俺が絡む。野郎は鬱陶しそな表情して俺に脅しかけるが、そんなんでビビるかよ。
娯楽室のテレビ内のニュースで無銭飲食YouTuber逮捕と流れた。
男は汗ダンラダラになっていた。
ここであんま調子に乗るなよっとONEGAIしておいた。
あれれ~?何かビクビクしだしたぞ~?おっかしいな~。僕は悪い陰キャじゃないよ~?。
就寝時、布団を頭からかぶりすすり泣きしていたそうだ。
シディから聞いた。
馬鹿な事するからだよ。反省せい。
朝食時、そいつの飯をほとんど奪い、全部ヒサメにやった。奴のお椀には米一粒しかない
あ?酷いって?馬鹿だな~。この男もやったことだ。
よく言うだろ?目には目を、歯には歯を。
いじめにはいじめだよ。
奴は抗議するが知らんがな。
お前がやって来た事をやってるだけ。
あ”?って圧を掛けたら引っ込んだ。
昨日作業を押し付けた受刑者から仕事を押し付けられシディに助けを求めるが、聞く耳持たず。
渋々作業する男の後ろで、俺らは集まる。
「本当にこれでいいんだよな?」
あぁ。もしこれで反省しなければ奴はここまでって事だ。
夕食時、他の受刑者たちに飯をたかられ、とうとうキレた野郎は、椅子を持って受刑者に振りかぶろうとしていた。
自暴自棄になった男をシディは抑えつけ懲罰房へと送られた。
なぜ自分がそんな酷い事されなきゃいけないのかと怒鳴り散らすが、人の事言えねぇーじゃねーか。
有名YouTuberに許可なく無理矢理コラボ迫ったり、警察や店の人に迷惑かけたりな。
他人が嫌がれる事を気にせずにやって来たのはこいつ自身だ。
自分自身が身をもって体感して、それで反省できればそれでよし。
そんな事知らないと逆切れすればもう救いようがない。
数日後、野郎は俺らに頭を下げて謝ってきた。
シディの言葉で自分の仕出かした事に気付いたんだろう。
ここで心改めればすぐに釈放されるだろうよ。
まぁ、それで納得できない受刑者たちが居るが、俺らで止める。
これ以上追い詰める必要は無いからな。
依頼人に報告して今回の依頼終了。
「カゲ、何か途中からノリノリじゃなかった?」
ソ、ソンナコトナイヨー。
α月β日
カレコレ屋に一人の少年が幽霊が出る廃墟を調査してほしいと頼み込んできた。
どうやら、その少年の友達が行ったきり帰ってきてないとか。
俺とシディはともかくヒサメは大丈夫か?っと確認取ってみたら・・・
「だだだだ、大、大丈夫だよ?」
そうは見えないんだが?
少年はどうしても「3人」に探してきてほしいと言ってきた。
やたら「3人」って部分が強調されてるのは気になるが、俺らは少年の案内でその友達が入ったと言う廃墟に向かった。
少年に案内され山奥の廃墟に入ると、だだっ広く何もなかったが、廃墟っていうのはしっかりしていた。
ここって本当に廃墟なわけ?また俺ら嵌められたって感じ?
そう思ったのが束の間、剛速球でボールが俺の方へと飛んできたため軽くキャッチしたら、前から少年少女の2組が現れ、依頼人の少年は彼らの方へ向かいこちらに振り向いた。
なるほど。やっぱり嵌められたって訳ね。
そこに研究者っぽい服装の白髪メガネのおっさんがやってきて経緯を説明された。
どうやら俺らが「かつて殺した子供達」の仲間だそうだ。
何の事だ?
ドッジボールで遊んだ子供達なら分かるが殺した記憶はねーぞ。
勘違いじゃない?
そう言っても聞く気持たず。
しかもこのおっんは個人で、解体された研究所を新たに立ち上げたと語る。
なるほど、それでまた完璧で究極の人工生命体を作ってるってか。このマッドサイエンティストが。
作るんだったら完璧で究極のゲッターを作ってほしいね。
あ、そっちもダメだわ。
この男を捕まえて研究所を壊せばいいと言うシディの言葉を悪い方に捉えさせ子供達に風潮させる。
まるで一部を切り取って批判するネット民だな。
あぁ~もうそー言うの良いから。
ドッジボールでも何でもやろじゃねぇーか。
そっちの方が手っ取り早い。
言葉で分かり合えないなら喧嘩で分かり合えばいい。
ひと昔のヤンキー漫画で読んだ気がする!
どーせやらなきゃ出る事出来ないみたいだしね。
ぶっちゃけ身も蓋もない事言が物理で簡単に脱出できそうだがな。
だが、たまには「子供のお遊び」に付き合ってやるかね。
体育館のようなコートに案内され、ジャンピングドッジボールで対決することになった。
うわっスッゲー。壁も地面もまるでトランポリンじゃん。
こーいう遊びの施設ならぼろ儲けじゃん。
ルールはいたって普通のドッジボールと一緒。当たれな外野。外野への参戦は無し。最終的に内野が全員居なくなった方が負けとなっている。
合図と共に俺の方へとボールが飛んできたのでキャッチ。
少年達は驚いてるみたいだが、そんなんじゃぁ俺の頭どころか腕すら吹き飛ばされねぇーよ。
軽く飛んで、トランポリンの反動で飛び思いっきりボールを投げた。
おっさんの方に。
おっさんの顔擦れ擦れにボールを投げ、壁に減り込んだ。
あ、ごっめ~ん。僕ノーコンだからどこに飛んでいくか分かんないの~。
ワザとじゃないの。テヘペロ!
その後ボールを拾った少女がヒサメに投げるが。ジャンピングキャッチ!!
俺のターン状態でボールを投げたがノーコンでまたおっさんの方へと飛んで行った。
投げられ、キャッチ、ノーコンの繰り返しで試合が繰り広げらた。
ワンパターンだから、ブーメランスネーク。波動球。消える魔球などスポーツ漫画の技をおっさんで試したりしてたらつい顔面に当てちゃった。
カゲチヨはテンション上がるとついやっちゃうんだ。ランランルー!
俺がめちゃくちゃなドッジボールをやっていたため呆れる5人。
おい、2人は見方だろーがよ。
おっさんが倒れて落ち着いたところで、依頼して来た少年は本当はこんな事したくなかったと語りだす。
うん知ってた。そんな雰囲気出してたもんな。
後半なんてノリノリで俺にパスしてたもんね。余程あのおっさんに対しての鬱憤がたまっていたようだ。
依頼人の少年が語るに、このおっさんは少年達に嘘の感情を植え付けて俺らを捕まえようとしたらしい。
なるほどね。捕まえて実験動物にしようってか。
やっぱ研究者に碌な奴がいねぇーな。
本当は俺らが自分の仲間たちを救い住む場所を与えた事は知っていた。本当はこんな事したくなかった。だが、いつでも自分たちを処分できるから、あの研究者のおっさんに従うしかなかったっと暗い顔で語る。
安心しろ。そー言う事なら、俺がサイゴウさんにお前らも一緒に住まわせるように頼んでやるさ。
そう言うと、3人の表情が明るくなる。
そんなハッピーエンドな雰囲気をおっさんがふざけるなと怒鳴り散らして台無しにしてくるので、全員ボール持っておっさんに向けて発射用意。
ドッジって顔面に当たってもセーフだが、痛いのは変わりないんだよねー。
そう言って全員で一斉におっさんに向けて投げた。
クリティカルヒット!!
その後、研究者のおっさんは警察に捕まって刑務所行き。
自由になった少年達は俺の紹介でサイゴウさんの施設に住む事になり、仲間たちと再会して仲良くドッジボールしていた。
俺とサイゴウさんはそれを見ながら茶をすするのであった。
あぁー、あの時の茶と羊羹上手かったなぁー。