カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

今日はホストに潜入

うん、何故俺まで潜入しなきゃならんのだ。

 

俺達はカレコレ屋に来た一人の女性が

ホストにハマってる友人を止めてほしいって事。

 

楽しむ分にはいいが、親から金を盗み、

夜の仕事を始めようとしており、

今は連絡も取れない状態らしい。

 

これは流石にシディだけでよくないですかねぇ

と思ったよ。

だがシディが一緒にやろうってしつこいから

俺までやる羽目になったのだ。

 

まぁ俺はネタ枠か裏方だろう。

そっちの方が気楽でいいしな。

とりあえず語尾はジャストドゥーイットだな。

 

指導してくれる先輩ホストが接客してるのは

依頼人の友人だった。

 

シディが言うには太客らしい。

完全にカモ扱いじゃねぇか。

 

飲み物は大体相場の10倍。

夜の街だから仕方がないと思うし当たり前かもしれない

だが言わせてほしい。

 

ぼったくりじゃねぇか。

 

売上あるのと無いのとで扱いが変わる。

シディは売上2位、俺は最下位から3番目くらい。

俺的には頑張った方じゃな~い?

 

依頼人の友人は外に出て待ってる。

これはいわゆるアフターとやつだ。

 

シディは依頼人の友人の所に行き

俺はバカなふりをしてアフターについて先輩ホストに質問する。

言うなれば時間稼ぎってやつだ。

シディが彼女を説得させることを期待してな。

 

 

α月β日

 

次の日

先輩ホストがシディの胸倉を掴んだ

依頼人の友人が先輩ホストに指名替えしたいと頼んだ。

その事で何か入れ知恵したと見て怒ってる。

 

何故、指名替えしたいのか

その理由は、最近冷たく、夜に仕事をやれ

それで不安になったとの事

 

それを聞いた先輩ホストはキレ散らかす。

あぁ~あ、永久指名だの駒だの金ずるなど

我を忘れて言ってる。いや途中から開き直ってるってとらえた方が正しい。

自分が切り捨てられるのがプライドが許さないんだろう。

 

シディは先輩ホストにやめる事を伝え、依頼人の友人を連れて行った。

追いかけようとする先輩ホストを俺が指二本で鼻フックして

そのまま背負い投げ。

 

すんませ~ん先輩。俺も今日で辞めさせてもらいま~す。

 

依頼人の友人に、依頼の趣旨を伝える。

 

この女性は、彼しかいないとか言っておきながら

シディに指名替えを頼んだ。

結局、依存出来るなら誰でも良かったんだろう。

 

わざわざホストに依存せんでも、心配してくれる友人が居る

それでいいじゃないか。

 

その後、彼女はホスト通いをやめ、依頼人との仲を修復したらしい。

よかったよかった。

 

後は、この依頼はシディだけやったって事にしよう。

俺がホストとか、ただのネタじゃねぇーか。

 

結局、シディがヒサメに話して恥を掻くことになった。

あ?写真?ある訳ねぇだろ!!

 

 

α月β日

 

今日はマッチングアプリをやってみたいが怖くて出来ないから

代りにやって報告レポートを書いてほしいと言う依頼が来た。

 

怖いならやるなよ。

 

相手の熱量が凄くて依頼を受けることにした。

おい、その熱量があるなら自分でやれるだろうが。

 

 

α月β日

 

学校でマッチングアプリを入れて操作してた。

名前がシンデレラの舞踏会か。

 

何でもいいが、マッチングアプリなんて

どうせロクでもないんだろうなぁ~。偏見だけど。

 

普通は18歳未満はやってはダメだが。

俺は20歳だし問題はない。そもそも学校に通ってる事がおかしい。

 

このマッチングアプリには、気になる女性にハート送る機能がある。

選別してるようで気が引けるが、自分も選別されてるって事だしな

お互い様って奴だ。

 

しかし、男だけ課金制ってクソだろ。

メッセージ送るだけで金掛かるとか

アプリとして大丈夫なのか?

 

このメッセージ分の金額は依頼料として追加しておこう。

 

あと、ずっと気になってたが。

ヒサメから黒いオーラ出てて怖いんだけど。

 

あれかな?学校でマッチングアプリやっててTPO弁えてないと

思ったのかねぇ。

 

 

α月β日

 

やっとマッチングしてみれば

写真と違ったり、ドタキャンだったり、ねずみ講の勧誘だったりと

ロクなもんじゃねぇな。

 

結果、女性側は知らんが、独身で非モテ男子はやらない方が吉。

まだ婚活パーティーに参加した方がマシ。

 

レポートを依頼人に渡して依頼完了。

これでやっとアンインストールできた。

二度とマッチングアプリなんかやるもんか。

 

ヒサメがソファの後ろに隠れて

不安顔でマッチングアプリやってる事を聞いてきた。

なので依頼でやってたと言う趣旨を話した。

 

俺が進んでやる訳無いだろ。って言ったら

今度は嬉しそうにして納得した。

 

何だったんだ?

 

 

 

 

ヒサメside

 

カゲがマッチングアプリやってるって聞いて

凄くモヤモヤしてたけど・・・

 

そっかそっか。

依頼だったんだ。

 

そーだよね!

自分から進んでやるような性格してないもんね!

アプリには頼らなくても私が居るんだから・・・

 

って何考えちゃってるの私!?

 

「嬉しそうになったかと思えば、顔赤くして

 お前の情緒どうなってんだよ。」

「う、うるさい!全部カゲのせいなんだから!」

「理不尽!」

 

誤魔化すために今日もカゲの頬を引っ張った。

 

 

 

 

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