カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

 

何故か俺等カレコレ屋とゼクス達にミキとノリコ。アサヲ達とで椅子取りゲームする事になった。

 

経緯を書くと、シディがいつも遊んでる子供達の中の1人から椅子取りゲームの必勝法を教えてほしいって事で俺らで実際にやって見つける事になった。

 

そもそも椅子取りゲームに必勝法なんてあるのかよ。

 

いや、あるかもしれないけど必死過ぎだろ。

 

なに?その子供デスゲームか何かに巻き込まれてるの?

椅子取りデスマッチなの?

 

んで、やるにしても3人だと少なすぎるからミキたちを呼んだって訳。

 

 

「やるからには色々な相手と戦って経験を積まないと意味が無い。狩りと一緒だな。」

 

 

さすがカゲチヨだな。

っと褒めるが、そこまで深い意味無いから。

 

土曜日の日に空きの体育館で集まってする事になった。

 

若干男女比に差はあるがそこはご愛嬌。

 

ルールは通常の椅子取りゲームと一緒。

 

だがそこでまたミキがそれじゃあ面白くないと余計な事言いよった。

ほたみもそれに賛同。

 

こいつら二人そろうとロクな事ないんだよな~。

これだから現代ギャルは。

 

ミキによって追加ルールが設けられた。

 

同時に同じ椅子に座ったらそれ以降、ペアとして行動らしい。

 

おいこら。主旨ずれるだろうが。

これは必勝法を探すためのゲームなんだが?

 

俺がそう反論したらアサヲ達に詰め寄られた。

どんだけ女に飢えてんだよ。

こいつらを呼んだのは失敗だった気がする。反省。

 

曲の再生停止を操作するのはほたみがするらしい。

余計な事するなよ?フリじゃないからな?押すな押すなじゃないからな?

 

そしていきなりやらかす。

曲が流れたと思ったらすぐに止まった。

 

流れて1秒も経たずにすぐに停止とは、俺じゃなきゃ見逃してたね。

 

俺やノリコ達が空きの椅子に座り、ヒサメはアサヲに、ユキノはマチャソに取られそうなところ、何故か譲られる。

 

何やってんだよお前ら・・・。

 

今度はほたみがルールを勝手に追加してきた。

負けた人は罰ゲームとしてクジを引いて書いてある質問に答えると言う物だ。

 

ヒサメとユキノ、ルイとマチャソが座る事が出来、アサヲとチダイが椅子の奪い合いをしてしまいルール違反で罰ゲームを受ける事になった。

 

正直他人の好きなタイプとか興味ないから割愛。

 

ただ言える事は悲しい回答だったって事。

 

引き続きゲームを続けていった俺達。

 

3試合目でノリコが脱落。

4試合目でルイとマチャソ、ゼクスとユキノがペアになり脱落なし。

5試合目でヒサメが脱落。

6試合目でゼクス&ユキノペアが脱落。

 

生き残ってるのは俺とシディ、カンナとミキにルイ&マチャソペアである。

次の試合で、マチャソ&ルイペアに押されてカンナとぶつかってしまい、ペア同士になってしもうた。

 

ルイとマチャソは俺を押し退けたって事で失格。

 

あぁ・・・なんかヒサメから怨めしい視線を感じる。

気のせいだよね?ね?

 

そして、ミキとシディもまたペアになっていた。

これはペア同士の一騎打ちとなったな。

 

あいつもしかして最初っからこれ狙ってたな?

恐ろしい子。

 

これに負けたら好きな子を暴露する事になった。

後出しで追加ルール出すんじゃないよ!

 

椅子は三脚あるが、とっとと終わらせたいから一脚にした。

もう必勝法とか関係なくなっちゃったしな。

 

結論を書くと、俺とカンナの勝利。

 

伊達にあの世は見てないぜ!!

・・・じゃなくて伊達にゲンレイに鍛えられてないから。

 

反射神経には自信がある。

 

 

結果、椅子取りの必勝法は運と反射神経。

以上!

 

 

 

 

α月β日

 

 

今日は蝶々の羽を生やしたホスト風の異宙人がどうしても叶えてほしい依頼があると言ってやって来た。

 

何でも、マラソン大会に優勝させてほしいとの事だ。

深刻な顔してそんな事言うもんだから、きっと只のマラソン大会じゃないだろう。

 

彼曰く、命を懸けたデスゲームとの事らしい。

 

ほんっと俺らってデスゲームにゆかりあるよなぁ。

呪われてるのかね?今度お祓いしておこ。

 

更に話を聞くに、富豪が主催するデスゲームで、怪物に追いかけられて捕まると死ぬらしい。

最後まで生き残りつつ、1位で主催者の元までたどり着ければ優勝ってルールだそうだ。

 

なぜそのゲームに参加したいのか、それはその主催者が自分の父親なのかもしれないと憶測しているみたいだ。

 

優勝したいのはその父親に会うためとのことらしい。

会ってなぜ自分を捨てたいのか聞きたいとの事だ。

 

・・・本当に会って話を聞くだけで済むだろうか?

また俺のコナン張りの疑いを持ってしまった。

 

だって、ここに依頼してくる奴らって大体がロクな奴がいないからなぁ~。

 

優勝すれば膨大な賞金が手に入るからそれを俺等に譲ると言い、土下座までしてきたため仕方がなく俺らもデスゲームに参加する事になった。

 

マラソン大会当日

参加者全員、腕時計を付けて、司会者のルールの説明を聞いた。

 

ビル最上階にいる主催者の元に一番細小にたどり着けば優勝らしい。

 

さらに、檻の中にいる恐竜の様な怪物から追われながらゴールしなければいけないらしい。

さもなければ食われるそうだ。

 

マラソンが開始され、ビル内を走る俺達。

正直先に行きたいのは山々だが、依頼人に会わせなければいけない。

 

何これ?体育のマラソンで一緒に走ってる気分だ。

んで一緒にゴールしようって言っておきながら最終的には一番にゴールする。

クソ・・・田中の奴、絶対に許さないからな。

 

そんな下らない事考えてたら

後ろから悲鳴が聞こえた。

恐らく怪物くんに襲われてパックンチョされちゃったみたいだ。

 

・・・パックンチョってお菓子あったなぁ~・・・。

・・・不謹慎だったな。すんません。

 

ハンター試験に参加してる様な気分のまま走ってると給水所が見えて来た。

横から通りすがった男が水を取って、全ての水を「ワザと」落とした。

うわぁ~。古典的な嫌がらせだな。

 

水が気管に入って咳き込んでしまえ。

 

俺らを見下して水を飲んだ男は、何故か倒れ込んでしまった。

水の中に毒が入っている様だとシディは推測する。

おそらく、ランダムで毒入りの水を飲んでいたんだろうとの事だ。

 

本当にそうだろうか?

何か引っかかる。

 

しばらくして走っていたら大広場にたどり着いた。

 

そこに他の参加者が先を進めずにいた。

壁には50万という数字が記載されたモニターが付いて、扉が開かず、行き止まり状態で周囲は困惑していた。

 

止まってる間に怪物がやって来たから血の結界を張って動きを封じた。

 

どうやら、扉を開けるには参加者50万の合計歩数を達成しなければ開けられないって仕掛けになっていた。

 

面倒臭いし壊しちゃおうかな?

あ、駄目っすか。

 

結界でしばらく身動きが取れない怪物を他所に、俺ら含めた参加者は開いた扉の奥へと進んで行った。

 

先には迷路みたいな通路になっており、扉が二つが設置されていた。

恐らく、ここからは分かれ道だろう。

 

俺とヒサメ、シディと依頼人とで二手に分かれて進んで行った。

 

俺とヒサメが入った部屋には、鍵が真ん中に飾っており、取りに行こうとしたら檻が降りて進めなかった。

 

入口の床にスイッチか何かがあって、誰かが立ってないと柵が下がるようになる仕掛けになっていた様だ。

 

俺は一度、入り口前に戻った。

予想通り柵は上がった。

 

ヒサメはどうしようかと不安げに俺を見て来た。

 

突破できる策なんて幾らでもあるだろ。柵だけに。

・・・さぶっ。

 

ファイズアクセルを起動して、ヒサメを抱えて高速で移動。

鍵も取ってドア前までたどり着いた。

 

ヒサメは一瞬の事でめちゃくちゃ困惑してたが無視して部屋から出た。

 

俺等が出た後にしばらくしてシディ達と合流。

シディは柵のトラップをぶっ壊して脱出できたそうだ。

ワーオ脳き~ん。

 

最上階にたどり着いた俺達。

他の参加者は見当たらなかった。

 

数メートル先には、呼吸器を付けた老人がベッドに横たわった。

 

老人を目の前に依頼人は今までの下手な態度から豹変して怒りに満ちていた。

どうやら本当の目的は主催者に復讐する為、嘘をついてまで俺らを利用したようだ。

 

主催者に襲い掛かろうとしたら急に倒れ、トラップに巻き込まれて死んでしまった。

 

背後から怪物がこちらにやって来る物音が聞こえた。

どうやら、怪物は一体ではなかったようだ。

 

どう切り抜けるか考え、俺は2人にゆっくり同時に主催者の方に向かおうと提案。

ヒサメはトラップに引っかかって危ないと反論するが、シディは俺を信じるように諭してくれた。

 

俺の考えが正しければ問題なく主催者の元に行ける。

 

何故ならこのマラソン大会に必要な要素は「協力」だからだ。

 

でなければ、参加者全員の歩数50万達成とか、2人じゃないと出られない部屋とか設置したりしない。

俺等が付けてる腕時計は、騙して出し抜こうとした奴には罰として毒を注入される仕組みになっている。

 

俺等が進んだ後にトラップが作動。

怪我無く主催者の元へ辿り着いた。

 

主催者の目的は、自分を終わらせてくれる存在が欲しかったらしい。

何でも、多くの友人や家族、他人を騙し切り捨て、巨万の富を手に入れた。その代わりに誰も信用できなくなったとの事らしい。

 

だが、いざ死ぬ時を思うと最後くらい信用した誰かに見取ってもらいたかった。清い人間、裏切りとは程遠いい嘘をつかない誠実な心を持った者に弔って欲しいとの事だ。

 

それを聞いた俺達。

一言で言うと・・・・くだらな。

 

そんな事のために人の人生を滅茶苦茶にして、こんな人を犠牲にするような事しておいて自分は楽になりたいとか、怒り通り過ぎて馬鹿馬鹿しく思えて来る。

 

身から出た錆。

一人孤独で死ぬんだな。

 

主催者に背を向けて俺等は帰った。

背後から大声で何か言ってたがどーでもいい。

今の俺は難聴主人公の様に耳が遠いんで。

 

結局、ただ働きだったな。

はぁ~あ胸糞過ぎてやってらんねぇ~。

 

 

 

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