カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

 

今日は俺の誕生日である。

 

特に何もなかった一日でした。(あれ?作文?)

 

 

 

END

 

 

 

 

 

 

 

 

っとは行かず、普通に依頼を終えて、帰りにラーメン屋でも寄って行こうかと思ったらヒサメからの帰って来いコールが来た。

 

なんぞや?っと思ってゲンレイ宅に行ったら、ヒサメとシディがクラッカーで出迎えて来た。

 

この時、今日が自分の誕生日だって事を忘れてたため戸惑ってしもーたわ。

 

居間に案内され残りのメンバーと合流。

 

ゲンレイ、ゼクス、カンナ、ほたみ、ユキノはもちろん。

サトウ、スズキ、ミキ、ノリコ、オーナー、フィーア、アサヲ、チダイ、ルイ、マチャソ、意外にも小野(神谷)もわざわざ俺のために来てくれたようだ。

 

食材もケーキもプレゼントも沢山あって、そこまでしなくてもいいのにと思ったよ。

逆に金銭的に大丈夫かと心配になっていたよ。

 

特にカンナとサトウあたりが。

 

今まで世話になったお礼も兼ねた誕生日パーティーっとの事だ。

 

まったく、嬉しい事してくれるんじゃないの。

今日は大いに自分の誕生日を楽しんだ。

 

 

来年もまたみんなで過ごせるといいな。

な~んて。感傷に浸ってみたりして。

 

 

PS.酔った数人の面倒は大変だった。

 

 

 

α月β日

 

 

 

神社前の雪かきの依頼を受けた俺達。

 

いや~ずっと作業してると腰に来るねぇ~。

もう歳かな?

 

作業も終わり、シディは道具を返しに。

俺は依頼人に報告+報酬の受け取り。後で銀行に行って通帳に入れとこ。

 

ヒサメはその間暇だからお参りするらしい。

 

 

カレコレ屋に帰った後、シディが料理を作ってる間、俺は頼まれた調味料を買いに行って、帰ってきたら・・・・

 

 

ヒサメが狸になっていた。

 

 

 

何て日だ!!・・・じゃなくてまたかよ!!

 

お前何度動物化になれば気が済むんじゃ!!

もう呪だよそれ!?今度お祓いしとけよ!!付き添ってあげるから!!

 

ガウガウ言って何言ってるか分からん。

日本語でOK。

 

タヌキは雑食とはいえ人間の食べ物を食べさせるのは良くないとネットに書いてあった。

ネット様様である。・・・たまに嘘記事あるけど。

 

人間の食べ物は糖分と油分が多い。そのため病気になるとの事だ。

 

 

「残念だ・・・。今日は牛のタリアータを作ったんだが・・・。」

 

 

それを聞いてヒサメは膝をついて悔しがるように泣き始めた。

魂からの慟哭だったな。

 

 

そんなヒサメを嘲笑うボティスに対し、ヒサメは涎垂らしながらボティスを見た。

 

エサに見えてんじゃねえぇーか。食われる前に壺にハウスしとけ。

 

ひとまず、ヒサメの飯はフルーツ盛り合わせで手を打った。その間、どーしたもんかと考えた。

 

タヌキ化になった原因はきっとなんかある筈だと思って、今日一日振り返ってみた。

そーいや、神社でお参りとかしてたよーなしてなかったよーな?

まさか神社の呪いでもかかったのか?

 

するとボティスから呪いではなく加護だと教えられた。

ボティスにはヒサメの頭にってる葉っぱが見えているらしく普通の人は見えないらしい・・・。

 

え?これ見えてるものじゃなかったの?

普通に俺見えてたんだけど?

 

俺って霊感あったりするん?

 

なんでも、僅かな神通力の残りカスで加護を受けているらしい。どこぞの力を失った神に祈りでもしたんだと語る。

 

なるほど。じゃあやっぱ原因は依頼で言った神社の時にお参りしたことだったか。

なら話は早い。俺らは再度神社に向かい外へ出た。

 

いつの間にかヒサメは俺の頭に乗って。

重いっちゅーに。

 

神社に戻って来た俺達。

ヒサメの元に戻すようにお祈りして来いと言っておいた。

 

ヒサメは組織に身体をいじられて望んでもない力を押し付けられた。ヒサメの願いは「いつか元の身体に、普通の人間に戻りたい。」そう願ったんだろうな。

 

だから神は、なんにでも化けられる力を与えた。

 

ありがた迷惑もいい所だ。

 

確かに変身能力をコントロールできれば人間に戻れる・・・だがそれ本当に戻れたとは言わない。

 

「普通の人間になれた」だけで何にも変わってないからな。

 

 

自分たちの願いは自分たちで叶える。

中途半端なのは要らない。

 

そして俺らでお祈りしてヒサメは元の姿に戻った。

俺がおんぶする形で。

 

寒さなのか恥ずかしさなのかで顔を伏せて抱きしめる力が強くなった。

 

ちょ、首しまってる。

ギブギブ。

 

 

 

α月β日

 

 

 

俺とヒサメは大喧嘩した。

 

俺が机に置いてあった動画のデータを間違ってヒサメが捨ててしまったっという経緯だ。

 

そっから言い合いが始まり、カレコレ屋を解散するという流れになった。

 

薄々感じてたが、俺とこいつとでは価値観が違う。

最近じゃあこいつの行動一つ一つに苛立ちを覚えてしまう。

 

本気でトッププレデターと戦う気あるのか?って思う程、修行する気無いし。時々、俺を見下す発言してくるし、こいつって人柄がよさそうで無意識に傷つけるし、よく変な厄介事を持ってくるし危機感能力無いしで挙げたらきりがない。

 

解散するんだから、最後の動画を撮影して編集作業。

 

ヒサメはどっかへと出かけたが、もうどーでもいい。

俺の知った事ではない。

 

シディには悪いが、話が合わない奴と一緒に居ても仕方がないんだ。

 

カレコレ屋に留まる必要もないから俺は退学届けを書いた。

もう通ったって意味無いし。

 

ヒサメが帰ってきてぶっきら棒に何してるのか聞いてきたが無視。

もう話すことは無い。二度と会う事もない。

 

今度は俺が外に出て退学届けを小野に提出した。

 

 

「本当にそれでいいのか?」

 

 

別に。遅かれ早かれこうなったよ。

 

提出してから数週間、アパートを解約し、他の家具家電を処分して、最後に2人に別れの挨拶を軽くして俺はカレコレ屋を出た。

 

ヒサメは涙目で何か言いたそうだったが知らん。

 

これで自由にトッププレデターを探せるようになった。

何だか足取りが軽くなったようだ。歌でも歌いたい気分だ。

 

もう・・・終わりなんだな。

 

 

そして、俺らカレコレ屋は解散し、別々の道に進むのであった・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っという見た夢の話を涙目のヒサメから聞かされた俺氏だった。

 

いや、ヒサメの夢なのに何で俺視点なわけ?意味が分からな~い。

 

なんでも、カレコレ屋のソファで昼寝した時に見たらしく、なんか泣いてたからそれを俺がどうしたのか聞いたらこの夢の話である。

本人曰く、涙流した原因は意地張って素直に謝れずに解散してしまった事に悲しんだらしい。

 

 

正直、データ消されたくらいで解散までしないよ。

どんだけ俺短気なわけ?

 

とりあえず安心させるために、あやすように背中を軽く叩いてやった。

 

口には出さないけどお前らの事好きだから簡単に解散なんてさせねぇよ。

 

そーなった時は、円満で全てを解決した後だ。

 

ヒサメをあやしながら、そう恥ずかしい事思ったとさ。

 

 

 

 

α月β日

 

 

 

ゲンレイの偽物が出たらしい。

 

っというのも、ゲーム内の話だ。

 

今日もいつものように激しい修行した後の休憩がてら、雑談話としてゲンレイから聞かされた。

 

ゲンレイは俺が知ってる限りではかなりのゲーマーだ。

ほたみの勧めでたまに動画配信をしているらしく、かなりの有名人らしい。

 

アカウント名は「Toguro」

前々から幽遊白書の幻海に似てるな~っとは思ってたけど・・・まさか名前変えたご本人じゃないよね?

・・・あ、違う。違うって!

 

まぁそんな事は置いといて。

数週間前、ゲンレイの名を語ったゲーム配信者が迷惑行為をしていたとの事らしい。

そいつのアカウントは「Toguro100%」らしい。

 

何だよそのアカウント名。

戸愚呂柄のパンツ履いてんのかコラァ!

 

その配信者曰く、サブ垢と語っているらしく、騙された人はゲンレイがサブチャンネルを開設したんだと勘違いしてるらしい。

ほたみが動画を確認してくれたところ、態度は悪く、一緒にチームを組んでくれた相手に罵詈雑言を浴びせ、炎上商法で人気を得ていたそうだ。

 

そんな事したっていつかはボロが出て偽物だってバレるのに。

 

そのせいでゲンレイに風評被害が出ていたらしいが、特にゲンレイは気にしてはいないらしい。さっすが年の甲より亀の甲!!

 

褒めたのに頭殴られたでやんす。

気功纏って殴るなんてサイテー!!

 

さらに聞くに、ファンを利用してゲーム内のアイテムを集めさせて楽してるとの事だ。

アイテム集めは自分でやるから楽しいのであって、それやり始めたらゲームやる意味ねぇーじゃ~ん。

 

まぁ楽に金稼ぎたいそいつにとっては関係ない話か。

 

ゲンレイはわざと野放しにし、偽って配信者に近付いたらしい。そしたら簡単に釣れたとの事だ。

ちなみにアバターは女に設定し、アカウント名はKAGEとしたらしい。

お?俺の名前使用したな!これで貴様との縁ができた!!

 

・・・じゃなくて何でその名前にしたん?って聞いたら顔赤くして太もも抓られた。

何故に!?

 

話を戻すに、そんな事をやり続けたその配信者の動画の再生数も登録者数も減っていったらしい。

そりゃあそんな横暴な事したら減るわ。

 

ここでゲンレイは配信者に話しかけたそうだ。

金を振り込むから強い武器を貰えないか交渉。

 

RMT(リアルマネートレード)を利用するとは考えたな。

 

これはゲーム内アイテムなどを現金で取引できる行為。

基本は多くのオンラインゲームは規約で禁止されてはいるが、今回ばかりはいいんじゃない?

 

ほらよく言うじゃん?ルールは破るものだって。

・・・まぁ時と場合によるし、やり過ぎは良くないけどな。

 

連絡先を交換してその配信者と繋がり、口座に振り込み。

 

それから数日後。

恐らく規約でアカロックされただろうタイミングで配信者に電話したそうだ。

 

女のゲンレイと通話したためデレデレした様子の口調だったが、アカウント凍結されたことを指摘したら言葉を詰まらせたらしく動揺していたそうだ。

 

何故配信者のアカウントが凍結されたのか。

 

それは簡単な事で、ゲンレイ本人が規約違反で通報したから。

 

ゲンレイも自分のファンを利用されたことに相当激おこプンプン丸だったそうだ。

自分がマネた相手に嵌められるなんて滑稽もいい所だ。

 

配信者が巻き上げたアイテム全てファンに返還。

 

 

「今度、同じような事したら・・・アカウントだけでなくお前ごと消す。」

 

 

っと言ったそうだ。おーこわっ。

 

そして、ゲンレイのアカウントも規約でアカウントが凍結してしまったらしいが、本人は気にしてないそうだ。

 

まだまだ他にゲームはあると言って今は別のゲームをプレイしてる様だ。

 

メンタル強強だね~。

まぁ・・・だからゲームでも現実でも強いんだろーよ。

 

俺も負けられねぇーな。

 

今度こそ俺が勝つからな!!

 

 

 

 

・・・・・また負けたよヂグジョー。

 

 

 

 

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