カゲチヨ日記   作:yakyo

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α月β日

 

 

俺一人の時に一人の男性がカレコレ屋にやって来た。

 

その依頼人が言うに、最近多発してる児童失踪事件、それに男性の娘が巻き込まれてしまったって事らしい。警察も動いてはいるみたいだが難航してるようだ。

 

男性のスマホに自分の子供であろう娘の写真が登校されたSNSが写っており、いなくなってからもう3日も経ってるらしい。

 

3日か。

犯人の性格によっては、食事を与えてない可能性も出てくる。もしそうなら男性の娘が危ない。

 

 

依頼を引き受け、さっそく他の被害者を洗い出してSNSアカウントを特定した。

数時間確認したことで分かった事は、全員私生活を顔出しで頻繁に投降している。

 

もっと情報が欲しいが、時間も限られてる。

 

だから俺は、自分を囮にすることに決めた。

 

前回3チャンネルシャッフル企画で子供化してチビのカゲチヨ、略してチカゲを出した。

 

俺とチカゲは同じ存在。何処に行っても位置がわかる下手な発信機よりも優秀だ。

 

 

チカゲを街中のベンチに座らせ、SNSで顔つき写真を撮って投降。俺は遠くの建物ぶ隠れていると、一人の綺麗な黒髪の女性がチカゲに近寄る。

 

お?逆ナンか?お?

 

どうやら、チカゲの投降を見ていたようで名前を知ったようだ。

女性はチカゲに

 

 

「君のお母さんが倒れて救急車に運ばれたの。私、その時傍に居て君の事頼まれたの。」

 

 

っと嘘八百並べだす。

 

残念でしたー!俺に母親はいませーん!

 

まぁここで本当の事言うと逃げられるかもしれないから、わざと罠にかかった。

 

 

居もしない母親が入院してる病院に連れていくために、女性の車に乗せられるチカゲの後を、俺はドラゴンの羽を生やして上空で追いかける。

 

すると女性は自分にもチカゲと同じくらいの子供がいると語った。

俺とチカゲはお互い情報を共有し合ってるから相手がどんな会話したとか、簡単に分かる。

 

凛々しく、頭もよく食べちゃいたいくらい可愛かったっとの事らしい。

 

チカゲがその子はどうしてるのか聞くと

 

 

「殺されたわ。ずっと前にね。」

 

 

そう言い、目的地が付いたのか山道の中、車から降ろされた。

 

車が通れないくらいの山道。

やはり病院に連れて行くのは嘘だったようだ。

 

女はチカゲが持っていたスマホを壊し山奥へと腕を掴んで無理矢理連行していった。

今は使ってないスマホでよかったんだけどよぉ~。壊すとかマジふざけんなし。

 

洞窟なような場所に連れてかれた。

その場所には数人の子供が気絶していた。

そこには依頼人の娘さんも居た。息がまだあるようでよかったよ。

 

まぁやっぱり幼児誘拐事件の犯人は女性で、彼女はラミアの様な異宙人だった。

 

どうやらチカゲのこと気に入ったようで、自分の子供にならないか?っと問いかける。

 

何?猗窩座なの?お前も鬼にならないか?的な奴?

残念ながら断る!

 

っという事で、女を血で拘束且つウイルス注入で動きを封じる。

 

ショタコンはとっとと刑務所に入んな。

 

 

後日、子供たちを家族の元へと送り返した。

依頼人の娘さんも依頼人の元へと引き渡した。

 

ちなみにだが、女は恐怖に満ちた子供が大好物というらしい。

愛でて愛でて、恐怖の味を染み込ませてから食らうそうだ。

 

なんともサイコ女郎だ。

 

これにて、事件解決って訳だ。

帰ってラーメン食いに行こー。

 

 

 

 

α月β日

 

 

ヒサメが赤ちゃん返りしてしまった。

 

っと言うのも、詳しく経緯を話すと、フードセラピストと言う依頼人がやってきたのが事の発端である。

 

なんでも、そのフードセラピストというのはストレス社会に生きる現代人に食事を通して癒しを提供する人たちの事だと言う。

 

依頼は新しい食品を考案したから試食してくれっとの事だ。

 

んで、その食品が「バブ○○○ス」っと言う版権ギリギリのネーミングの風船ガムである。

食べた人を一時的に幼児退化させて日頃のストレスを発散させる商品らしい。

 

実際にそれでストレス発散したところで、もとに戻った後、恥ずかしさで再度ストレス溜まりそう。

 

やるとしても消去法的にヒサメ位しかやる奴はいない。

 

シデイはストレスとは無縁だし、俺は常に修行で発散してるしな。やっぱ運動は大事だね。

 

決まったことで、ヒサメは躊躇なくガムを食べた。

お前のその躊躇さには尊敬するよ。俺、怖くて食べれねぇーもん。っつか食べたくねぇー。

 

食った瞬間ヒサメは泣き始めた。

まるでエシディシのような泣き叫び方だ。

・・・いやそこまで酷くはなかったな。

 

ガムの効果で、見た目は変わらずも中身は赤子同然の様だ。

 

依頼人が持ってきた粉ミルクやガラガラであやし何とか泣き止ませた。

 

見た目は大人、頭脳は赤ん坊ってか?

 

モニタニングとして部屋にカメラを設置され、依頼人は帰っていった。

こっからが地獄の始まりか・・・。

 

そりゃーもう、暴れ周るが冷蔵庫の中身のケーキを手掴みで食うわ、シディを馬にして遊ぶわで大変だが、もっと大変なのはトイレだ。

 

俺はここでフィーアを召喚!

フィーアの効果でヒサメの尿意をTO☆I☆REに流すぜ!!

 

トイレを済ましたヒサメはぐっすりと寝てしまった。

フィーアは仕事場に戻り、シディはヒサメの横でぐっすりと寝てしまった。

 

まったく。

子育ては大変だぜ。

世の奥様方マジお疲れ様です。

 

 

その後、ヒサメは元に戻ったとさ。

 

 

 

α月β日

 

 

ヒサメが何やらデリケートな依頼を受けた様だ。

聞いてみたら、マルゥとかいう同級生の女子が他の同級生の嫌がらせを偶然目撃して何とか力になれないかと思って引き受けたらしい。

 

それでそのマルゥって奴からメールが来て、スマホと睨めっこしていた。

 

嫌がらせねぇ。

そーいう奴は同じ嫌がらせされないと分からないからな。

俺だったら誰にもバレずに裏で仕返しするけどな。

やられたらやり返す、倍返しだ!!

 

そんなこと考えながらヒサメにホットミルクを差し出した。

悩みすぎると禿げるぞ。

 

 

「禿げないよ!・・・でもありがとうね。」

 

 

べ、別に消費期限前だから出しただけだから、あんたのために出したわけじゃないんだからね!

・・・おぇ。自分で言ってて気持ち悪い。

 

そんな苦い顔をしていたであろう俺を横目に、ヒサメが突然倒れた。

 

ヒサメの方を見たら身体全体に「呪」っという文字が浮き出て、苦しみだす。

持っていたスマホにも「呪」という文字で溢れていた。

 

何がどーなってんだ!

 

シディがオーナーに頼んでスマホを調べた結果、ヒサメが開いたのは「呪いのサイト」と呼ばれているものだった。それを開いて今に至るって事だ。

 

またオカルトかよ。

 

URLを送ったのは、依頼人のマルゥって奴だろうな。

だが、まだ決断するのは早い。

 

ヒサメが直前に連絡取り合ったであろう3人の同級生共にもあってみないとな。

 

 

次の日

放課後の学校の教室にて

俺は事実確認のために、計4人の容疑者を呼び出した。

 

リザードマンのリュード。効率の勉強方法についてヒサメに相談。

金髪のイケメンのナイザ。女子にモテるファッションをヒサメからアドバイスしてもらっている。

ウサギ獣人のイル。好きな人のアプローチする方法をヒサメに相談。

そして暗めの表情したマルゥ。

 

彼女は依頼内容を言いよどんだ。

するとイルという女子が、マルゥを心配したヒサメに対し鬱陶しいと言い、しつこくするなら呪うと言ったそうだ。

 

決まりだな。

 

他3人はマルゥを怪しみ責め立て始めた。

 

まるで自分達が正義面して・・・・。

 

俺はマルゥを連れて廊下に出た。

そう、「出た」だけだ。

 

そしたら3人の気色悪い笑い声が聞こえる聞こえる。

人間ってここまで醜くなれるのか。改めて思い知ったよ。

 

こいつらがマルゥを嫌がらせした主犯格。

ヒサメの会話からすでに知っている。

 

マルゥを脅してメールにURLを送った事に、「ちょっとした悪戯」っと答えた。

ほぉ・・・人を苦しめる事が「ちょっとした悪戯」なんだな?

 

勉強になったよ。

ならこいつらを苦しめても「ちょっとした悪戯」として許してくれるんだよなぁ?

 

さて、3人を痛めつけ・・・げふん。

悪戯してた後、もう1人被害者であり「加害者」であるのマルゥって女。

 

この女は俺にお礼を言いつつ、ヒサメの安否を確認してきた。

あの3人がこの女に送らせようとしたサイトは、本物の「呪いサイト」ではなくブラクラ系「ドッキリサイト」だ。

 

女はヒサメの「安否を心配した。」

つまり、命に関わっている状態だって事を知っている事になる。

 

本当の呪いサイトを送ったのはこの女で間違いないだろう。

 

問いただすと、観念したのか薄笑いして白状した。

 

理由はとっても下らん。

この女は悲劇の主人公になりたかったようだ。

嫌がらせを受けてる可哀想な自分に酔いしれていた様だ。

そんなアイデンティティをマルゥを助けようとしたヒサメに奪われそうだったから呪った。

 

呪いの解き方を教えるつもりはないらしい。

それならば別にいい。

 

オーナーやゲンレイに相談すれば解決策は見つかる。

 

そんなに悲劇の主人公気取りに浸りたいなら浸らせてやるよ。

 

血の矢を複数出して女に目掛けて発射。

わざと当てずに放ったが、女にとっては命の危機だと思ったのか震え出した。

 

おいおい。悲劇の主人公になれるんだ。

笑えよ。マルゥちゃんよぉ。

 

さて、どうやったらもっと可哀想になる?

片目潰すか?爪を一枚づつ剥がすか?脂ぎった性欲に満ちたおっさんの群れに放り込むか?

 

まぁそこまでするのは可哀想だったから立てないくらい全身が激痛になるウイルスを体内に入れるだけで許してやった。

 

俺ってばやっさしぃ~。

 

 

 

α月β日

 

 

 

神谷に・・・じゃなくて小野に呪いの解き方を調べてもらったおかげで、ヒサメは元に戻り元気になった。

 

ヒサメから感謝されたが、俺は何もしてない。

感謝するなら小野と看病してくれたシディに言ってもらいたいもんだ。

 

ヒサメは依頼の事で疑問に思っていたが、俺がもう事は済んだ事と、マルゥが転校する事になったと教えてやった。

 

ヒサメはちょっと落ち込んだが、解決してよかったと笑顔になった。

 

はぁ~・・・ったく。

 

世の中の人間が、ヒサメやシディのような奴らだったらどれだけいいか。

あの4人を見てそう思ったよ。

 

 

この依頼の事実は、俺の中に止めておこう。

あんな醜いモノをヒサメが知る必要はない。

 

あぁ~SNSの猫の動画見て癒すかね。

 

 

 

 

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